VTuberで頂点に!   作:牧葉

2 / 14
ニ話 初配信?!……無理です…………!

一様調べようと思ったけど…………何を調べたらいいんだろう……?取り敢えず他のVTuberさんの初配信を見まくって、ある程度覚えておこうかな?

 

(あれから…2週間経っちゃった)

 

今日の21時から……初配信……!失敗しないようにしなきゃというプレッシャーが凄い。私、1期生最後らしいし。………まあ、今日は学校だし、一回この事は忘れよう。

 

 

(授業に集中出来ない!!)

 

ノートはとってるけど授業に身が入らない。我ながらここまで緊張するとは思わなかった!そのまま放課後になって、帰るために生徒玄関に行くと、ロッカーの中に手紙が入ってた。

 

『屋上に来てください』

 

字的に女子だと思うけど…………まさか……

カツアゲ?いや、何か私に大事な用事かも知れないし。

 

「う~ん。」

 

カツアゲだったら怖いけど……。

 

「行くかぁ。」

 

屋上に行くと、綺麗な茶色の髪をたなびかせて、私を呼び出したであろう女の子がそこに居た。

 

「あ(???)っ!」

 

っ!気付かれた!

 

「えっと…」

 

「あ(???)の!……黒崎夜春さん…ですよね!?」

 

「えっ?そ、そうだけど…」

 

この子誰だっけ?

ここにきてコミュ章陰キャの障害が!ええっと……白………白羽?そうだ!白羽(しらばね)愛花梨(あかり)だ!よくクラスの端っこで、本を呼んでるのを見かける。(私も一緒だけど……。)

 

「えっと…白羽さん…だよね?」

 

「あ(愛花梨)っ!はい!まさか覚えてくれたとは思いませんでした!」

 

もしかしてだけど、クラスメイトの名前も覚えてない薄情な奴だって思われてる?…………まぁ、覚えてなかったけど…。だって話さないんだもん。というか、なんで私呼ばれたんだろ?

 

「わ、私に何か?」

 

「あ(愛花梨)、えっと…………。と、」

 

「と?」

 

「友(愛花梨)達になって下さい!」

 

「………友達!?」

______________________

 

どうしよう……!

 

(今日は用事あって時間ないから明日でもいい?)

 

とか言って返事を先延ばしにして、帰ってきちゃった!

 

「友達……かぁ」

 

友達…。確かに私は友達が欲しかった。でも、急に言われて戸惑ってしまった。……もちろん嬉しいんだけどね!?

 

「…ふぅ……。」

 

今日は初配信だし、この事は配信終わってからまた考えようかな……?

 

今は20時半、夕飯も食べたしお風呂も入った。

私はパソコンに張り付いて、私の前の子の配信を見ていた。もうすぐで配信をするとなると、想像以上に緊張する。マネージャーさんからは、名前・年齢(設定)・キャラの設定等は絶対に言わないといけないと言われた。他の人達を見ていると、趣味やら苦手なことやらを言っている。私もどうしようか考えていたら、遂に私の番が来た。

 

配信開始

 

画面がパッと変わると早速コメントが見えた。

 

チャット:キター!(ただのVヲタ)

チャット:()っ!

 

「初めまして!」

 

チャット:声可(廃人)愛い!

 

「まず自己紹介からしていきます!

私の名前は夜兎(よると) (さき)です!

16歳の兎です!」

 

チャット:妖怪(ドM)

チャット:化け狸(まりと)ならぬ化け兎

チャット:ウサ(天井)ミミ最高!

 

「そう!正解!高校生に化けてる化け兎だよ!」

 

チャット:元気っ(空だー)

チャット:陽キャ(陰キャ)そう

 

「え?陽キャ?何言ってるの陰キャだよ?(がちトーン)」

 

あっ!ヤベ。素がでた!

 

チャット:あっ(こけ)

チャット:あっ(人間)

チャット:地雷踏んだ?(MS)

 

「えっと……次は趣味とか話そうかな~?」

 

チャット:誤魔化す(お釈迦様)なw

チャット:逃げた(ママー)

 

「趣味はね~歌うこととか絵を描くこととかかなー?どっちも下手だけどね。もうちょっと上手くなるまで配信でやることはない思うよ」

 

チャット:期待!(レモン)

チャット:明日やろ(匿名L)

チャット:毎日配信する(人語話すゴリラ)の?

 

「毎日配信はしようと思ってるよ!」

 

そこから、他にも自己紹介とかした後、終わりの時間が来た。

 

「あっ!もう21時半だ!じゃあ今日は終わるね。」

 

チャット:もう終わ(ハッカー)りか

チャット:バイバー(コッコ)

 

「また明日!おつラビー!」

 

配信終了

 

「ふぅー」

 

思ったより上手くいった気がする。やっぱり文字だからかな?結構疲れたけどああやって話すのは楽しかった。ツーと、首もとを何かが通った。どうやら緊張で汗をかいていたっぽい。

 

「もう一回お風呂入ろうかな」

 

ピコンと、スマホの通知がなった。マネージャーさんからだった。

 

「………配信切り忘れ?」

 

急いでパソコンを見ると…………配信を切り忘れている。

 

「……」

 

「あぁぁぁぁぁ!!!」

 

私はすぐに配信を切った。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。