VTuberで頂点に!   作:牧葉

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五話 コラボの前の日常

コラボが決まった2日後、パソコンで動画を見ていたら……目に入ってしまった。

『2回目の配信でもやらかす夜兎 咲』

と書かれて私の立ち絵があるサムネの切り抜きが!予想はしてたけどやっぱり切り抜かれてた。そりゃ初配信でもやらかして2回目の配信でもやらかしてたら仕方ない感はある。

 まぁそれは自業自得だし、もういいや。私は今、もっと気にしないといけないことがある!そう!コラボ!そもそもの話、2回目の配信でコラボ決定って普通あるの!?とか文句言ってももう取り消せないわけで…。……ちょっと頭痛くなってきたかも。

 

「ハア~~」

 

やば。結構大きめの溜め息出た!後でまた、氷見月さんに通話かけよっかな?コラボ3日後だから早く決めたいけど……通話出来るかな~。今はまだ9時半だし、昼くらいに一回通話かけてみるか……。

 

「え~と…何しよ。」

 

 今日、日曜日で朝から何もすることないんだよね。あっ!そうだ!誰かの配信とか見たら時間潰せるかな?個人勢の人とかの配信見てみよ。

 

「ん~でも、個人勢の人ってあんまり見たことないんだよね~。」

 

YouTubeで適当に調べて見よっかな。

 

 

見始めて直ぐに推しが出来た…!この星水(ほしみず)リンリって子、声良いし歌も上手い。喋りも上手くてコミュ力もあって……!しかも可愛い!まだ配信は今してるやつしか見れてないけど、今やってる色々なことが終わったら他の配信も全部見よう!うん、そうしよう!……これでコラボに対してもモチベが上がるはず!…たぶん。

 配信が終わってまた暇になった。

 

「あー!暇だー!!」

 

暇すぎる。ゲームでもしよっかな?

 

「んー」

 

ゲームやるって言っても何しよ。……そうだ、『strongest』(ストロンゲスト)やろ。

ちなみに『ストロンゲスト』、略してストストは最近人気のFPSゲームで、色々なVTuberの人達や実況者の人達がプレイしてる配信や動画をよく見る。私は別に上手い訳じゃないけど、普通にやってて楽しいんだよねー。

 

「あっ」

 

まぁ……うん。開始数分で直ぐに死んだ。うーん、弱すぎる!圧倒的雑魚!!

 

で、まぁそのまま時間が経って…気付いたら14時になっていた。思ったよりゲームしすぎた……。そろそろ電話しないと…!

 スマホを開いて、Discordから『氷見月 恋』の名前を探して通話をかける。が、3コール程鳴っても繋がらなかったので、私は通話を切った。それから5分程経つと

 

『ごめんね。今仕事中だから20時頃にまたかけてもらってもいい?』

 

というメッセージが来ていた。咄嗟に、

 

『大丈夫です!』

 

とメッセージを打ち、それを送信する。考えてみれば、多分、私以外の1期生の人達は、仕事をしてる人の方が多いだろうから、私が休みでも他の人が休みとは限らないのか。

……課題も終わったし、ホントに何もすることないなー。寝転んでスマホを触ってても別にしたいことがある訳じゃないし。パーっと部屋を見渡した。直ぐに目に入ったのはパソコンで…。んー、配信をしようかな?

 

 

 

 

案外、「やるぞ!」と決めてからの動きは早かった。skatter(スカッター)というSNSアプリで告知をしてから、パソコンを開いて配信をし始める。

 

 

2時間程配信をした後、眠くなったので配信を閉じた。配信を閉じた後、ベッドに寝っ転がった。直ぐに睡魔が襲ってきて、瞬間、意識が落ちた。

時計を見てみると19時過ぎだった。まだ通話かけなくてよさそうだし、お風呂入ってこようかな。

お風呂を沸かした後、洗面所で服を脱いで、お風呂場でシャワーを浴びる。頭を洗って、身体を洗って、湯船に浸かる。5分程経って湯船から上がる。タオルで身体を拭いて部屋着を着て、自室に戻る。今の時間は丁度19時半で、20時までまだ30分時間がある。何をしようか考えてると、「ぐぅ~」とお腹が鳴った。何か作るのもめんどくさかったので、家にあったカップ麺を食べた。

食べ終わると時間は20時を過ぎていて、スマホを開いてDiscordを見ると、氷見月さんからメッセージが届いていた。

 

『仕事終わ(氷見月 恋 2分前)ったから大丈夫だよ』

 

深呼吸をしてから、通話をかける。

2コールほど鳴った後声が聞こえた。

 

「何かあった?(氷見月 恋)

 

「あ…えっと……コラボ配信のことで……」

 

「うん。(氷見月 恋)

 

「歌う歌を先に決めときたいな…と思って……」

 

「じゃあ、何か歌いたい歌はある?(氷見月恋 )

 

あ、聞く前にきかれた…!どうしよう…!!!

 

「えっと…―――…とか、大丈夫ですか…?」

 

「うん。(氷見月恋 )大丈夫だよ」

 

スゥーと空気を吸い込んで

 

「氷見月さんは何か歌いたい曲、ありますか?」

 

「んー、―――(氷見月恋)とかいける?」

 

「あっハイ、大丈夫です……!」

 

そこから少し話して、コラボの内容を細かくした。通話が終わると、「フゥーー」と息を吐いた。この通話が、今日の何よりも疲れた。正直、朝から通話しようと思っ手はいたけど、何か作業をしてないときはずっと緊張しっぱなしだった。コラボは初めて、というかそもそも、配信だって1週間もしてないんだ。だというのに直ぐにコラボが決まって……。緊張で胸が破裂しそうだ。

明日はまた学校あるし、する事もないし……もう寝るかー。

 

「…コラボ、……頑張んないとなぁ」

________________________

 

【挿絵表示】

↑星水リンリ

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