VTuberで頂点に!   作:牧葉

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六話 初コラボ!1期生初でコラボします!

ついに今日……!!氷見月さんとのコラボ!まだ心の準備が出来てません!学校もあるから余計に疲れそうだよ…。……そろそろ出ないと…。

 

「ハァー」

 

 家を出るとすぐに白羽さんが居た。

 

「あ(愛花梨)っ!黒崎さん!おはようございます!」

 

「あっうん、おはよう」

 

「黒(愛花梨)崎さん…なんか元気ありませんか?」

 

「あ…うん、ちょっとね」

 

「今日夜から用事があって、それが憂鬱で…」

 

「……逆に白羽さんは元気そうだね」

 

「分(愛花梨)かっちゃいますか!」

 

「前(愛花梨)、VTuberが好きって言ったじゃないですか」

 

「言ってたね」

 

「今(愛花梨)日は最近見てるVの初コラボなんです!」

 

「へぇー」

 

白羽さんはスマホを取り出して、そのVTuberのYouTubeアカウントを見せてきた。

 

「あっ」

 

アカウント名は氷見月(ひみつき) (れん)。……今日のコラボ相手だ。取り敢えずは、バレないように……。

 

「も(愛花梨)しかして知ってますか!?」

 

「いや!知らない!」

 

「ど、どんな人なの!?」

 

「知(愛花梨)りたいですか!?」

 

「う、うん」

 

ホントは知ってるんだけど…。っていうか本当にテンション高くないか?

 

「ま(愛花梨)ず!見た目良すぎませんかこれ可愛すぎですよね~!しかも歌もとんでもなく上手いんですよ!透き通った声で出す声全てがほんと綺麗なんです!クールでカッコイイし、女性でカッコいいって二次元の存在でしか見たことないですよ!~─────」

 

そこから学校に着くまで、ずっっと【氷見月さんの布教(その話)】をされた。もうなんなら同期の私より知ってんじゃないかなって思うくらい。白羽さんとはクラスが違うから廊下で別れて教室に入る。

 

「…朝から凄かったな…」

 

 授業が終わって下駄箱に行くと、丁度白羽さんが靴を履き替えていた。

 

「あ(愛花梨)っ!黒崎さん!」

 

「今(愛花梨)日も一緒に帰りませんか!」

 

「うん、いいよ」

 

そうして、また家に帰るまでの間、おすすめのVTuberだったりの話を聞いた。

 

「私は此処だから、バイバイ」

 

「バ(愛花梨)イバイです!」

 

そう言って白羽さんは真逆に帰って行った。え??家こっちじゃなかったの?わざわざ遠回りしてまで布教したかったの…?

 

 家に入り、手を洗って服を着替えた。

 

「……あっ!待ってコラボの事忘れてた!」

 

配信は夜だから焦る必要は無いんだけど……、歌の練習しとこっかな…。何もする事ないし……。スマホのカラオケアプリを開いて、歌う予定の曲を練習した。まだ4時間くらいあるんだけど、最近歌も歌ってなかったし……。………夏休み終わりに宿題してるみたいな感じだな。2時間くらい歌って、後は配信の準備やら色々した。配信30分前になって氷見月さんから通話が掛かってきた。

 

「あ(氷見月 恋)っ、咲ちゃん?」

 

「準(氷見月 恋)備できてる?音源とかマイクとか」

 

「えっ…とダイジョブです」

 

なんか…思ってた感じとは違うな……。声は落ち着いてるというか、冷静というか…そんな感じたけど、話し方がお姉ちゃんとかお母さんみたいな、そんな感じがする。

 

「本(氷見月 恋)当に?」

 

「は、‪ハイ!」

 

「オ(氷見月 恋)ッケー、じゃあ」

 

「ち(氷見月 恋)ょっと話そっか」

 

「…えっ?」

 

……??私今日何かやらかしたか……?いや…何もしてない……よね?

 

「話って……?」

 

「咲(氷見月 恋)ちゃん、今度時間ある?」

 

「?あ、ありますけど……」

 

「…(氷見月 恋)じゃあ今度、リアルで会ってみない?」

 

「………え?リアルで……?」

 

「そ(氷見月 恋)う、オフ会って言うんだっけ?」

 

「ど(氷見月 恋)う?」

 

「えっ……と………スゥー配信が終わってから…でも……良いですか?」

 

「う(氷見月 恋)ん、大丈夫だよ。」

 

それから配信までは話さないまま黙々と作業をした。

 

 配信が始まった。最初は私から挨拶をする。

 

「こんラビー。化けうさぎVTuberの夜兎(よると)(さき)と」

 

「こ(氷見月 恋)んばんは~。氷見月(ひみつき)(れん)だよ。」

 

「みんな知っての通り!今日は歌配信です!」

 

チャット:大丈(ドール)夫?緊張してない?ちゃんと話せる?

チャット:まさ(きっちく)かのコラボ……、夜兎がコラボできるなんて……成長したなぁ

 

「今日私のことバカにしてる人多くない?」

 

チャット:バカ(ウルフ)になんてしてないよ…多分…!

チャット:恋ち(※恋バ仲)ゃんは相変わらずあんまり喋らないね…

恋バ仲間(こいばなかま)=(れん)のリスナーの名前

チャット:コミ(ててて)ュ障だからな……2人とも…

チャット:|歌は何歌うの?

 

「あっうん歌ね」

 

「歌うけど……」

 

少し待ってたらいきなり音楽が流れてきた。

 

チャット:オッキター(りっとう)

チャット:アディ(ボンパッパラ)クティブ!!

チャット:恋ちゃ(恋恋)んが歌うんだ!

 

「♪~(氷見月 恋)君の声が忘れられなくなる」

 

「透き(氷見月 恋)通った声が絡み付いてくる~♪」

 

チャット:(KEENG)

チャット:(BOX)♪♪   

 

暫くして氷見月さんが歌い終わった。

 

「ちょっと待って上手すぎない?」

 

チャット:(きっちく)れは異常

チャット:上手(レだーーー)すぎて泣いた

 

「ま(氷見月 恋)だそんなに上手くないよ」

 

「本当に上手い人はそう言うんだよ……?」

 

「この後に歌えるか?」

 

チャット:オレ(リッパー)は歌えない

チャット:頑張(コラッす)れ!

チャット:オレ(鉄板)は歌いたくないけど夜兎は歌え

チャット:早く(アイス食べたい)早く

 

「……うっ!お腹がっ!」

 

チャット:歌え(スタレコ箱推し)

チャット:逃げ(ベビー)るな

 

「……無理か…はいはい歌いますよ~」

 

リスナーとそんなやり取りをしながら音楽を流す。

 

「フゥー、夢の先へ私はもうこんな世界では~♪」

 

チャット:()?上手くないか?

チャット:(カマキリ)されていた…だと…

 

「仮面を被って~♪毎日同じ顔してる人達と~♪」

 

チャット:(汽車)なくとも2人とも俺より上手い

チャット:(kisaki)♪♪ 

チャット:(メリーさん)♪♪  

 

そうして私は歌い終わった。

 

________________________

歌詞は適当に作ったものです!

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