大文豪に私はなる!   作:破戒僧

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第134話 スゥとレオナの過去

 

 

Side.三人称

 

 『神の島』より離れた位置にある、沖合の離島。

 その小さな島は、エネルの『心網』もギリギリ届かない位置にある。

 

 そのため、今こうして『シャンディア』の一団が、日中に起こした戦いの疲れと傷を癒すため、一時の宿を構えているところだった。

 

 そしてそこで、シャンディアのリーダーであるワイパーが、今しがた戻ってきたラキからの報告を、主力の仲間達と共に聞いていた。

 

「……そうか。レオナは青海人達と共に」

 

「ああ……でも、虐げられてるとかはなかった。むしろ、大事にされてる風だったよ……どうやらあの子の、青海にいた時の親代わりだったみたいで。……詳しく聞いたわけじゃないんだけど」

 

「戻る気がないのならどうでもいい……戦士としての覚悟を持たない者など、どの道不要だ」

 

「…………」

 

 昼間の戦いの最中、ワイパー達の元に入ってきた『ラキが捕まった』という凶報。

 ただしそれは、今まさに戦っている敵である神官達に、ではなく……島にいた第三勢力である青海人の一団に、だというもの。

 

 それでも貴重な戦力が1人欠けてしまったことに変わりはない。それも、特に頼れる主力級の1人が、だ。

 じきに夜になるタイミングでその報告を聞いたワイパーは、これ以上傷口を広げないためにも……一旦撤退することを決める。神官の1人が欠けているという、この千載一遇のチャンスをふいにしないためにも、明日に望みをつないだ。

 

 神官ではなく青海人とはいえ、得体のしれない相手に捕まってしまったのは事実。しかも、位置がわからないのでは救出のしようもない。

 

 最悪の場合、ラキはもう戻らないかもしれないと思っていた矢先に、しかし彼女は無事に帰還した。青海人と……ワイパーも出会った、レオナの情報も持って。

 

「……つまり、青海人達は……こちらが何もしてこなきゃ、別に手を出したりする気はねえと」

 

「そうみたい。あいつらの目的は、あくまで黄金と……珍しい『貝』だって言ってた。青海には『貝』は存在しないらしいから。だから、あいつらと戦う必要はないみたいなんだ。何も……」

 

「それが本当である保証がどこにある。誰の目的が何だろうと……俺達の奪還すべき故郷に土足で踏み込んできているのなら……排除すべき敵だ。甘さや迷いは捨てろと言ったはずだぞ、ラキ!」

 

「でも! 神官達と戦おうって時に、そんな余裕は私達にだって……負けた言い訳をするわけじゃないけど、あいつら並じゃないくらいに強いよ! それに、向こうにはレオナだって……」

 

「……レオナ、か。あの暴走娘、生きてたんだな」

 

 そこで横から、仲間の1人……カマキリが、ふと思いついたように言った。

 それに続く形で、ブラハムやゲンボウといった面々も、

 

「村の年寄り達の話じゃ、仲間のために自分から囮になったとか、戦士として名誉ある最期を遂げた、とかいう話だったが……」

 

「違ったようだな。……まあ、薄々そうじゃないかとは思っていたが……」

 

「昔のことだ、今更蒸し返すな。……本人も別に、こちらに戻るつもりがないんであれば……同じことだ。ラキも、もうその話はするな。家出娘の存在1つで、俺達のやることは変わらない」

 

「ワイパー! でもレオナは……村にいるアイサだって……!」

 

「今は千載一遇の好機だ! サトリがいない分の手ごたえは確かにあった……この機を逃せば次はいつこんなチャンスが巡ってくるかはわからん……」

 

 ラキの言葉を遮って、ワイパーは一団のリーダーとしてはっきりと言う。

 

「全員、今日はもう休め。明日だ。明日、この400年にわたる戦いの全てにケリをつける……! その邪魔をするのなら、誰が相手だろうと……消す!」

 

 敵味方にその名を知られ、恐れられる『戦鬼』は、その『明日』すら待つのがもどかしいと言わんばかりの戦意をたぎらせたまま……自らのテントに戻っていった。

 他の仲間達もそれに続く。

 

 最後に1人残されたラキは、手に持っていた『大地』の入ったバッグを握りしめて……

 

(レオナ……アイサ……! 私は……)

 

 

 ☆☆☆

 

 

Side.スゥ

 

 キャンプファイヤーまでしっかりやって大騒ぎして、敵地でキャンプしてるとは思えないような楽しくて騒がしい夜を過ごした私達。

 けれど、さすがに明日は色々やることもいっぱいあるってことで、夜通し遊ぶようなことは避けて……キリのいいところで片付けて、各自就寝した。

 

 そんで寝る時、久しぶりにレオナと一緒に、同じ布団で寝ることにしたんだけども。

 

 普段は横に並ぶ程度にとどめているレオナなんだが……なんだか今日は甘えんぼさんだな。

 ぎゅっと抱き着いて、くっついてきてる。ちょっと動きづらいくらいだ。

 

 まあ、全然私は構わないんだけど――アリスあたりは一緒に寝るってなると割といつもこうだし――ただ単に甘えてるんじゃなくて、ちょっと不安だからそうしてるっぽいのが少し気になった。

 

 ……無意識に頭を私の胸にくっつけて、心臓の音が聞こえそうな感じにしてるっぽいのは……前の、暴走気味だったころのレオナを思い出してしまう。やっぱ、何か不安なのかな?

 

 やっぱり、記憶が戻って……自分が『シャンディア』だってことを思い出したことが関係してるんだろうか。

 さっきのラキの口ぶりだと、なんかあまりよくない思い出がありそうな雰囲気だったもんな。

 

 それならまずは、何も言わずにこうして抱きしめて、きちんと甘えさせてあげようか……と、私は思っていたんだけども、

 

「……母ちゃん」

 

「うん?」

 

「ちょっと、昔の話とか……付き合ってもらっていい? あたしが『シャンディア』にいた頃の……母ちゃんと出会う前の話」

 

「……私は別にいいけど……レオナは大丈夫なの? なんか、つらい思い出とかありそうな感じだったけど……無理に思い出したり、話したりしなくていいよ」

 

「うん、ありがと……でもなんか、逆にあたし的には、誰かに聞いてほしい気分だから。今まで、ずっと自分のこと、知りたくても、話したくても、それができなかった……ってのもあるしさ」

 

 レオナが自分の意思でそういうなら、私には何も不都合はない。

 実際、何かつらい過去があったとして……人に話すことで気が楽になる、ってこともあるしね。

 

 あえて不安なところを挙げるとすれば……もしレオナの過去に、ちょっと看過しかねるくらいの胸糞要素があった場合、本能的に私がシャンディアを敵として認定してしまい、明日の冒険の最中、『見敵必殺(サーチアンドデストロイ)』の心構えになっちゃうかもしれないこと、くらいか。

 ラキの口ぶりだと、あんまりレオナと『シャンディア』とは、いい関係性……という風には聞こえなかったからな……。

 

「だ、大丈夫だからそれはやめてくれ母ちゃん……一応あたしの古巣だし、その……ワイパーとかラキもそうだけど、知ってる奴もいっぱいいるから」

 

「まあ、聞いてから判断するよ。さ、話してみ、わが娘よ」

 

「……娘……か。うん、わかった」

 

 なぜかちょっと考え込むようにした後、レオナはぽつりぽつりと話し始めた。

 

 

 ☆☆☆

 

 

Side.三人称

 

 空に生きる部族『シャンディア』。

 別名を『ゲリラ』あるいは『シャンドラの戦士』として呼ばれる彼らは、元々は青海の『ジャヤ』という島に住んでいた民族だった。

 

 しかし、ある時『突き上げる海流』という名の自然災害により、彼らが守っていた都市『シャンドラ』を含む島そのものが空に打ち上げられてしまう。

 意図せずして空島『スカイピア』に来ることとなった彼らは、その『大地』をわがものとしようとした当時の『神』の軍勢との戦いに敗れ、故郷を追われてしまう。

 

 それが、いまから400年前のこと。

 以来シャンディアは、ひたすらに故郷の奪還を望み、『空の者達』との戦いを続けている。

 

 そのシャンディアに生まれたレオナは、戦士の家系の生まれだった。

 際立って体格的に恵まれているというようなことこそなかったものの、頑丈な肉体に天性の戦闘センスを備え、しなやかに鍛え上げられたその肉体は、まだ10歳にもなっていない頃から、一端の戦士として力を発揮できるまでのものだった。

 

 あえて問題を一つあげるとすれば、彼女自身はそこまで戦いが好きというわけでもなく、ワイパーやその仲間達のように、故郷奪還に対する高い戦意を持っていたわけではなかったことか。

 『どれだけの戦いになっても、どれだけ傷ついても、絶対に故郷を奪還する』というような強い意志までは持っておらず、そもそも戦い自体好きというわけでもなかった。

 

 それゆえに、ワイパー達のような血の気の多い者達からは残念がられていた。戦意さえ伴えば、将来はワイパーと同等かそれ以上の戦士になるだろうに、と。

 

 それでも、将来はさぞかし強い戦士になるだろうと、戦士もそうでない者も、村中の大人が期待を寄せていたほどであり……彼女自身もまた、自分はそうなるだろうと思っていた。

 

 しかし、そんなレオナに2つの悲劇が訪れる。

 

 1つは、両親との死別。

 父親は戦士として戦いの中で、母親は病で、あまりにも突然……レオナの元を去ってしまった。

 

 身寄りのなくなったレオナは、母親の妹……つまりは叔母の家で暮らすことになった。

 その際、少し年の離れた従妹であるアイサという少女と、姉妹のように仲良くなれたこともあり……そこまで孤独は感じなかったことが、救いと言えば救いだった。

 

 そしてもう1つの悲劇は……『悪魔の実』を食べてしまったこと。

 

 シャンディアの『雲隠れの村』に限らず、『スカイピア』には時折、『突き上げる海流』に乗って様々な物資が地上や青海から飛ばされてきて、海岸に流れ着く。

 

 その中には、哀れにも『突き上げる海流』によって粉砕されてしまった商船や海賊船の残骸や、それに積まれていた財宝などもある。

 

 その中にあった、1つの宝箱を、ある日レオナは見つけた。

 それを開けて、中に入っていた奇妙な果物を口にしてしまい……意図せずして『悪魔の実』の力を手にすることになった。

 

 それだけなら、カナヅチにはなってしまうが、強力な戦闘能力にもなることであるし、戦士として歓迎できる事態、と言えなくもなかっただろう。

 

 しかし、その力……幻獣種『ネメアの獅子』の力は、まだ心身ともに子供であったレオナには……あまりにも強力過ぎた。

 

 これは青海の一部で語られている知識だが……動物(ゾオン)系の悪魔の実には、そのモデルとなった動物の『意思』が宿る。

 一説には、無生物に悪魔の実を食べさせた時に、動物となって動き出すのは、その『意思』が表に出てきているためだとされる。

 

 その『意思』は能力者本人にも少なからず影響を及ぼしており……例としては、肉食獣の能力を持つ者は、変身すると狂暴性が増す、とされている。

 そして、能力が『覚醒』に至った時、それに耐えうる力と意思を持っていなければ……能力者はその実の『意思』に飲み込まれてしまい、自我を喪失し……まるで、獣よりも多少マシな知能を持っただけの、ただの怪物とでも呼ぶべき存在になり果ててしまう。

 

 動物系の中でも強力な『幻獣種』の力は、そして『意思』は、まだ心身ともに子供だった彼女には強すぎて……制御できるものではなかった。『覚醒』に至る前でさえ、だ。

 一旦能力を使うと、加減がきかずに訓練で怪我人を続出させ、さらに理性が飛んで、誰彼構わず暴れまわる。

 

 戦場であれば敵にも被害が出る分よかったが、味方にも少なからず被害を出し、訓練すらまともにできない。

 

 最初は、それでも有望な戦士であるのなら、と大人たちも理解を見せていた。

 ベテランの戦士が監督して、少しずつでも力を制御する術を身に着けていければ、と。

 

 しかし、数か月経っても、1年以上が過ぎても一向に改善せず、味方の被害が増えるばかり。

 次第に大人達のレオナを見る目は、疎ましいものを見るような目に変わっていった。住んで共に暮らす、叔母をはじめとした家族達すらも。

 そのことを、レオナ自身も感じ取っていたが……彼女自身、訓練や戦闘のたびに意図せず味方を巻き込み、不要な怪我人を出す自分がいかに面倒で危険な存在かは理解していたため、何も言えず耐えていた。

 

 いつかこの状況を改善するのだと、悔しさや悲しさ、孤独を力に変えて訓練に打ち込み……しかし次第に、その訓練にすら『来るな』と言われるようになった。

 いつしか、彼女に関わろうとする者自体、ほとんどいなくなった。

 

 そんな中で、突如として神・エネルが兵を率いて襲来し、神ガン・フォールに代わって『神の島』に君臨した。

 シャンディアとしてはやることは変わらないにせよ、より強く、より危険な敵が現れたことで、一戦一戦により余裕がなくなったシャンディアは……ここに至って、身内の足手まといを切り捨てる決断をする。

 

 決断したのは、シャンディアの中でも年長の者達。まだ非情になり切れない若い者達には知らせることなく、それを決めた。

 

 レオナに言い渡されたのは、特攻も同然の任務だった。

 味方の攻撃を成功させるための陽動作戦、と言えば聞こえはいいが、そこにあたるのはレオナ1人であり……救援も回されることはなかった。

 

 帰りを待っていた家族には、レオナが自分から殿(しんがり)として残り、そのまま行方不明になった……と伝えられた。

 それを聞いて、泣いたのはアイサだけ。大人達は、薄々その真実を悟っていた。

 

 暴走状態となって戦い、神の手勢である『神兵』数人を打ちのめしたレオナだったが、幹部格である『神官』にはかなわず敗北。

 幸か不幸かその場では殺されず、気絶したところを『雲流し』にされた。

 

 逃げ場のない大きさの『島雲』に乗せられ、ウェイバーはもちろん、服以外のあらゆる装備を取り上げられて放逐されたレオナは、飢えと渇きに耐えながら、もうろうとする意識の中、『島雲』の寝心地だけはいいベッドに揺られ続けた。

 風に流されるまま、『スカイピア』を離れ、『積帝雲』の外に出て、高高度をあてもなく漂い続けた。

 

 そしてある時、何かの拍子に島雲から落ちたレオナは、『ああ、これでもう終わりだな』と……妙に落ち着いた心で自分の死を悟り、受け入れていた。

 1万mの高さから地面に落ちれば、頑丈な自分の体でもおそらくさすがに死ぬだろう。海に落ちれば、能力者である自分は何もできずに溺死するだろう。

 そう思い、目を閉じた。

 

 

 

 

 

 彼女にとって誤算だったことは、3つ。

 

 1つ目は、『スカイピア』の気候を離れたことで、島雲が徐々に高度を下げていたこと。

 それゆえに、落下時の衝撃も彼女が想定していたほどではなかった。……もちろん、それでも常人であれば確実に死ぬ高さであることは言うまでもないが。

 

 2つ目は、彼女の体が、その想像を超えて頑丈だったこと。

 動物(ゾオン)系の中でも、能力そのものの防御力においては最強クラスと言われる『ネメアの獅子』のタフネスは、その華奢な外見からは想像もつかない堅牢さを与えていた。

 

 そして、3つ目は……

 

 

 

「え……っと? 誰だ、っていうか、何だこの子……?」

 

 

 

 死んだと思ったその後に……運命としか言いようがない出会いが待っていたことだ。

 

 

 

 ☆☆☆

 

 

Side.スゥ

 

 途中ですでにこっくりこっくり舟を漕いで、意識が怪しくなりながらも……最後まできちんと過去話を終わらせたレオナ。

 終わったと同時に陥落して、私の胸の中で寝息を立て始めた。よしよし、よく頑張った。えらいぞ我が娘よ。

 

 ……さっき声に出して『我が娘』って言った時に、一瞬だけちょっと微妙そうな顔になったのは……その複雑な家庭環境のせいだったのかもな。

 産みの両親は戦いで亡くして、育ての親とは疎遠になっちゃって……唯一心を許せたのは、義理の妹的な立ち位置のアイサって子だけ……か。

 

 ……その子も原作キャラだよね、確か。

 あの、生まれつき『心網』……もとい、『見聞色』が使える小さい子じゃん。思い出した。あの子の血縁だったのか、レオナって。

 

 予想通り割とヘビーな過去だったけど、レオナを一方的に迫害とかしてた、ってわけでもなかったのは、よかった……とは言えないか。

 原因がレオナ(の能力)にあるとはいえ、つらい目には結局あってるし、最後には捨てられたも同然の形で故郷を追われることになって……しかも、家族達はアイサ以外それを受け入れてる。

 

 こういう言い方はあれだけど……レオナが夜の話し合いの時、『シャンディアには戻らない』って言ってたのは、正解だと思う。……多分、居場所ないと思うし。

 もしかしたら罪悪感とか感じてる人もいるかもしれないし、それを理由にまた受け入れられるかもしれない。けど……ギスギスはするだろうしな。

 

 強いて言うなら、唯一最後まで仲がよかったっていうアイサに会うくらいなら……あーでも、アイサって原作通りならこの島来るよね、明日。その時、運が良ければ会えるだろ。

 

 とりあえず、情状酌量の余地ありってことで……シャンディアとは敵対はしないでおくか。

 

 襲ってきたら反撃はするけど、まあそれは仕方ないってことで。

 迷惑料に『貝』もらって、きちんと命は奪わないでおくから、そこは許してね。

 

 さー……私も寝よう。明日は忙しくなるぞー。

 

 

 

 

 

 ―――ぎゃあぁぁああ……

 

 

 

 

 

 ……あれ? ウソップの声……

 でも、切羽詰まった感じじゃないな。ギャグの匂いを感じる。

 

 それに、『見聞色』でも変な気配も特にしない。敵襲じゃない、と思う。

 

 ……あ、そっか! 『神の島』に来てキャンプしたの夜……メリー号に『クラバウターマン』が出るんだっけ! 忘れてた……そうか、今日じゃんね。

 ウソップそれ見て、お化けか何かだと思って気絶したのね……。

 

 正直、見に行くかどうか、悩んだ。

 何せ、個人的にワンピース世界で1、2を争うくらいに好きな神秘だ。取材したい! できることならインタビューでもなんでもしたい!

 

 けど同時に、原作ファンとしてこの時間を邪魔したくない!

 

 ……やめとこ。

 ウソップの……自分が大好きなクルーの前だからこそ、『クラバウターマン』も隠れることもなく姿を見せたのかもしれないし……そんな時間を邪魔するのも無粋ってもんだろう。

 

 それに、レオナがぎゅっと抱き着いたまま寝てるから動けないしね。

 

 仕方ない、あとでウソップ本人を取材するくらいで我慢しとくか。

 ……あるいは、ウソップに『ヘブンズ・ドアー』を使って記憶を直接読むか……

 

 ……あ、考え事してたらちょうど眠くなってきた。

 いいや、このまま寝ちゃえ…………

 

 …………zzz……

 

 

 

 

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