Side.三人称
世界のほぼ中心にある町……マリンフォード。
世界中の正義の戦力の中心として、長い間不落を貫いてきた海軍の要塞は……今回の『頂上戦争』によって大きく崩れ、見る影もない有様になっていた。
片側半分が崩れてしまい、内部がむき出しになっている……まさしく『半壊』と言っていい有様のそこでは、とても安心して内部で休めるような状態ではないのだが……それでも他に代わりとなる施設もないことから、無事な部屋等を使って負傷者の手当てや、海軍の通常行うべき執務などが行われている。
今は、戦争終結から数日後。
その一室で、海軍元帥・仏のセンゴクは……部下である本部少佐・ブランニューからの報告を受け取っていた。
「そうか……インペルダウンは、それほどまでに……」
「は……。史上初の侵入者たる“麦わらのルフィ”の起こした騒動を発端に、レベル6を除く全フロアの囚人が解放されて未曽有の大暴動に発展……さらに、七武海……いえ、失礼しました。元・七武海“黒ひげ”の陰謀により、レベル6からも脱獄囚が多数出る事態に……。一応、元帥の指示通り、レベル6からの脱獄者はリストアップしましたが……」
「……私からも進言はしたが、政府の回答は変わらん。『レベル6の一件は包み隠せ』……だそうだ。リストも、内々の情報共有のみに用いることになるだろう」
戦争直後、その報告を聞いた当初は『ふざけるなァ!』と激怒したセンゴクだったが……今、その怒りはさすがに収まっている。
代わりに心の内を埋め尽くしているのは……言葉にはしないが、ある種の虚しさと、政府に対する失望だった。
引き続き、ブランニュー少佐からの詳細な報告を聞いていく。
「監獄署長のマゼラン殿ですが……命こそ拾ったものの、依然として予断を許さない状況が続いております。現在もまだ集中治療中で……先頃、一時だけ意識を取り戻したそうですが、ひどく責任を感じている様子で……体が動けば、自殺しかねない精神状態だと……」
「……そんな下らんことは絶対にさせるな。彼はよくやってくれた……相手が悪かった」
「はっ……現場に伝えます。……看守達からの報告によれば、マゼラン殿を倒したのは、“海賊文豪”だそうで……その後、黒ひげ海賊団と遭遇し、追い打ちをかけられる事態になったものと」
(…………ここでも、か)
先の戦争で、他と共闘してとはいえ……海軍の最高戦力たる『三大将』の一角たる“赤犬”を打倒した存在。
こちらの想定をはるかに上回る強さと知略……そして危険度を、あの戦いでセンゴクは。そして多くの海兵達が目の当たりにした。
彼女がどういった経緯で賞金首になり、ひいては海賊になってしまったのかを知っている彼は、一層気が滅入る気分だった。
「“海賊文豪”と戦った後で、さらに“黒ひげ”に遭遇して……か。むしろ、命があっただけで奇跡と言うべきなのかもしれんな……よくとどめを刺されなかったものだ」
「かなり危なかったようで……むしろ、“黒ひげ”らはとどめを刺すつもりで襲っていたようです」
それでも助かることができたのは、マゼランの攻防一体の、最後の捨て身の猛毒によるものだった。
複数種類の毒ガスや毒液などを周囲に無差別にばら撒くことで、周囲一帯に誰も近づけない猛毒の空間を作り出した。先が見通せないほどの、濃霧のような猛毒の結界を前に、黒ひげ達も流石に諦めるしかなかったのである。
一応、時間を置けば霧散してまた肉迫できるようになっていただろう。マゼランはそもそも限界をとうに超えた状態だった。その『毒の結界』も、火事場の馬鹿力なのは間違いない。
しかし、ティーチ達も、彼らは彼らで時間に余裕があるわけではなかったため、やむなく死亡確認もできないままに先に進むことにしたのだった。
「ですが、そのためにこちらの救助や治療も遅れてしまったようで……。さらに、副署長のハンニャバル氏も重体。獄卒長のサディ氏は……行方不明です。……恐らくは……」
「それに加えて、シリュウの裏切りに際して通信設備が全て失われ……暴動で設備や物資が壊滅的な打撃を受けた、か。武器庫の中も空になっていたそうだな?」
「はい……多数の『監獄弾』や、海楼石の手錠などの特殊な物品も……徹底的に持ち去られていました。加えて、非常用の脱出ボートや小型船の類も全て、持ち去られるか破壊されていました。また、周囲を警戒していた軍艦も、その一部を“麦わら”達に奪われた上で残りはすべて破壊されてしまい、一時、インペルダウンは完全に孤立した状態にありました。それもまた……事態の把握が困難だった理由のようです。その……申し上げにくいのですが……」
「言わんでも分かる……今のインペルダウンに、監獄としての機能は最早残されていない……そういうことだな」
「……はい。設備的にも、人員的にも……少なくとも今は。立て直しのめどすら建てられない状況です。現在は、比較的軽傷だった牢番長のサルデス氏と、副看守長のドミノ氏が、どうにか現場をまとめてくれている状態ですが……」
マゼラン署長以下、幹部人員まで含めて……暴動による死者・重傷者多数。
設備は壊され、物資は奪われ、囚人は逃げ出し……悪人達を震え上がらせる『海底の大監獄』とかつて呼ばれた面影は。最早どこにもなくなり、それを取り戻すめども立っていない。
(当面は、各地の監獄や監獄船で代用するしかないな……設備の充実のための予算増額を、政府に進言しなくては)
「インペルダウンについてはわかった。……赤犬については、どうだ?」
「は……こちらも、容体は……率直に申し上げまして、マゼラン殿以上に絶望的と……」
一言一言言葉にするのも苦しそうに、ブランニュー少佐は述べていく。
“白ひげ”や“海賊文豪”との戦闘による、大小多数の傷。
最後の一撃で“火拳のエース”が放った極大の火球による、全身の重度の熱傷。
そして、戦いの中で用いられ、静かに、しかし深く深くその身を蝕んだ……猛毒。
とどめに、マグマの中に沈んでしまったことにより救助が困難となり、マゼラン同様、救出と治療開始が遅れに遅れた。
最終的にどうしたかと言えば、黄猿のレーザーとセンゴクの衝撃波でマグマを全て吹き飛ばして救出した。
『自然系』ゆえに、覇気のこもっていない攻撃なら再生する赤犬の体質を利用して、どうにか救い出すことができた形だった。
「依然として、集中治療室で夜通し処置が行われています。外傷や熱傷はなんとか対処のしようもあるのですが、全身に回っている毒の方が問題でして……どうやら、マゼラン署長の毒を流用したようなのです。インペルダウン勤務の医療班を招いて話を聞いたのですが……複数種類の毒が重複してしまうと、解毒が不可能だと……現在、対症療法で命をつないでいます。幸い、大将赤犬自身の高熱のせいで毒の大部分が失活していたため、なんとかなっていますが……」
「依然として有効な治療法はなく、今後のめども立たない、か」
「……解毒・回復ともに、大将赤犬ご自身の生命力に頼っている現状です。医師団が言うには……何か1つのきっかけで最悪の結果になりかねない状態で……覚悟だけはしておいてほしいと。もし仮に回復したとしても、高い確率で後遺症が、それも複数残る上、非常に長く、厳しいリハビリが必要になると……元通り戦える可能性は……絶望的だそうです」
「……そう、か」
その後、さらにいくつか細かい報告を受け取った後……ブランニュー少佐を退室させ、センゴク元帥は執務机に向かう。
仕事はいくらでもある。しかし……今は何も手につかない。
(喧嘩を売ったのはこちら……覚悟も、勝算も、あったつもりだった……それが、このざまか)
将来の巨悪に成長する可能性を秘めた『有害因子』と、今存在し君臨する伝説の大海賊。
その両方を討ち取り、正義の存在を世界に示すために、手を尽くしたつもりでいたが……そんな意図など軽く無視して、事態は明後日の方向に暴走し……この結果になった。
兄を救出せんとした“麦わらのルフィ”による、インペルダウン侵入からの大暴動・脱獄。
そこで解放された、ジンベエやクロコダイル、“オカマ王”イワンコフ……そして、この戦いのもう1つの台風の目となった“海賊文豪”スゥ。
特に“海賊文豪”には……こちらの想定をことごとく裏切られ、上回られ……いくつもの痛打を与えられた。
『包囲壁』による陣形完成の妨害、“海賊女帝”との一騎打ちに巻き込まれた多数の海兵の犠牲、“麦わらのルフィ”による“火拳のエース”救出の支援……とどめに赤犬の打倒。
「赤犬の言う通り、あの時、『捕獲』ではなく始末しておけば……というより、それを言うなら……そもそも彼女と政府や海軍が敵対することになったきっかけは……いや、どれも今更だな……」
考えても虚しいだけだと理解したセンゴクは、無理やりにでも気分を切り替えて、この先の未来を創るための仕事に着手していく。
この部屋……元帥の執務室に自分が居続けるのも……もう、そう長くはない期間だろうと思いながら。
…………その“海賊文豪”が、そう遠くない未来……さらに自身を、あるいは海軍を驚愕させる事態になるということを……まだ、彼は知る由もない。
☆☆☆
Side.スゥ
と、いうわけで……『頂上戦争』も終わり、私は無事メルヴィユに帰ってきました。
いや~……赤犬に捕まってからこっち、色々あったね……ホントに。疲れた疲れた。
しばらくは何もせずゆっくり休みたい気分だ。私には珍しく、執筆も……もうちょっと後になるまで置いておきたい気分。
『ニューカマーランド』でしこたま書いたから、執筆欲求もそこそこ満たせてたからかな。
というか、そうでなくとも休まないといけないけどね……今、私。
なぜかってそりゃ……イワさんにやってもらった『テンション』の反動が来て、ものすごい疲労その他に襲われてるからですよ。
アレは、アドレナリンだかエンドルフィンだかを過剰に分泌させて、疲労を一時的に感じなくしているけど……疲労が消えたわけじゃない。普通に残って、蓄積していっている。
それを無視してさらに体を酷使するわけなので……そりゃ後々大変なことになるのも当然だ。
イワさん自身、原作で『後で壮絶な後遺症が来る』って言ってたしね。
もちろん、それ覚悟の上でやってもらったんだけど……いやあ、思ったよりきつかった!
まあ、海軍大将相手に戦った疲労なんだし、軽いものであるはずがないってのはわかってたことだけどさ。
『テンション』が切れてからは、体中痛くて重くて、ろくに動けなくなっちゃって……ずでーん! と顔からぶっ倒れちゃったよ。スズ達に超びっくりされた。
そしてそのまま、要介護者みたいに、娘達にお世話される日々だったよ。
剣振ってたから腕も疲労でぷるぷる震えて動かなくて、ご飯すら食べさせてもらう羽目になったし……お風呂入れないから体拭いてもらったり、着替えも手伝ってもらって……
果てはトイレのお世話まで……ちょっと、インペルダウン出たのに一部拷問続いてるんですけど……っ!
まあそれも2~3日で回復できたからよかったけども。
今ではこうしてきちんと、自分のことは自分でやりつつ、気分転換に歩いたり、新聞読みながらお菓子ぱくついたりできるようになった。
激しい運動はまだまだできないから、依然として家の中で療養中だけどね。
それでも娘達はまだまだ私にべったりである。自分の仕事とか修行のノルマをこなす以外は……ずっと一緒にいてくれる。ご飯も一緒に食べるし、本や新聞も一緒に読むし、お風呂も一緒に入るし(これについては入浴事故防止っていう大義名分もある。まだ本調子じゃないし)、のんびり何もせずぼーっとして過ごすときも一緒。
もちろん寝る時も一緒。『小』の字+1。
娘達……特に、レオナとスズは、私とアリスがインペルダウンにいた間、一緒に居れなかったので……なんか、いっそうベタベタしてくる感じがするな。
うっとうしい……なんてことは全然ないです。むしろかわいいし癒される。
むしろもっと一緒にいてくれ、こういう平和な日常大好きだ、私。
あと、一緒にいるのは娘達だけでもなかったり。
「ちわーっす! スゥ、朝飯できたぞ~!」
「ニュース・クーが来て、新聞も届いたのですよ」
とまあ……インペルダウンで一緒だった、そして頂上戦争後に一緒についてきてくれた2人……ビューティとブルーメもです。
2人とも、今後は『金獅子海賊団』に加入して……というか、私の仲間として一緒に色々頑張ってくれるってさ。頼もしい。
ビューティは特技そのまま、この邸宅で料理人みたいなことやってくれてる。
ここ最近私、まーた食欲増えてきたので、彼女の力は頼もしい限りだ。デカ盛りづくりに一家言ある彼女に、厨房のメンバー達も助けられてるそうです。
……というか、また……いや、まだ続いてんのか私の『進化』は。まだまだ食欲が衰えることを知らないんだが……。
それだけギリギリの戦いに追い込まれたってことだと考えれば……すっごい納得できるけどね……。赤犬はもちろん、マゼランとの戦いも相当大変だったし、芝居とはいえハンコックとの戦いも、動き自体はほぼガチだったし。
今後同じようなことが起こったら、必ず乗り越えて見せると言わんばかりの成長ぶりだ。
ブルーメの方は、ちまちまとした家事の手伝いとか雑務とか。
要領いいし、人が欲しいものを察してすぐに、ささっと動いてくれるのも〇。助かる。
そんで、そのブルーメが持ってきてくれた新聞を読みます……と。どれどれ……
あー、今日もやっぱり大きく持ち上げられてるな、『頂上戦争』関連の記事。
依然としてエースも、ルフィも、私も行方不明。海軍は必死で行方を追っているものの、その捜索に充てる人員の余裕すらないため、発見・追撃は絶望的か……とのこと。
ルフィは多分、ハンコックがかくまって『女ヶ島』にいるんだろうけど……エース達はどこいったんだろうな。恐らくは新世界だろうとは思うけど、何せ原作とは大きく外れた部分だから、予想もつかない。
一応……シャンクスと一緒に、白ひげの弔いのため、墓を作りに行ったんだとは思うが……どこに作るのかまでは全然だしね。これ以上を予想するのは無理だな。
……仮に予想できたとしても、まだシャンクスが一緒にいたら、喧嘩売ることになるから海軍……手、出せんよね。
「やっといてなんだけど、踏んだり蹴ったりだねえ……海軍。いい気味」
「ですね。見た感じ、赤犬はまだ寝込んでるようなのです……青キジと黄猿の名前はあったけど、赤犬はどこにも出てこず。容体を知らせる情報すらなし。必死で隠しながら回復を待っている光景が目に浮かぶのです」
「それやったの私達だけどね……マゼランの毒全種類しこたまぶち込んでやったから、死ななくても相当深刻だとは思うんだけど……」
「あれって重複すると解毒不可能になるんだよな? イワさんみたく『ホルモン』で治癒力の強化とかもできないだろうし、なら死ぬんじゃね?」
「わかりませんよ。『海軍大将』となれば生命力も鬼の強さでしょうし……マグマの肉体に毒が正常に作用するかも微妙なのです。熱で消毒されちゃってるかも」
「それでも、戦闘中の反応を見る限りある程度は効いてたみたいだし……何かは起こってるでしょ。本来なら24時間とかで死ぬ毒だし。……そういやそっちのマゼランの方も気になるな……」
「ねじ伏せた後に、現れた黒ひげ海賊団に任せてこっち来たんでしたっけ? どうなったんでしょうね……あの連中に任せて無事で済んでるとはとても思えませんが」
「けど、インペルダウンの中の出来事なんてほぼほぼニュースには乗らねえよ……特に今、ただでさえ海軍のイメージやら実情がガタガタなところに、火に油を注ぐようなもんはな」
結局、どっちも知るすべがない、か……
まあでも、さすがに何週間、何か月もの間、海軍大将なんていうビッグネームの安否に触れずにいることは不可能だろうから……しばらくすれば何かしらの発表はあるでしょ。
配信されてたあの映像のおかげで……大将赤犬の敗北自体は世間に知れてる。そのまま放っておいたら……それはそれで噂が独り歩きして大変なことになりそうだしね。
今でさえこんな風に、泣きっ面に蜂もいいところで、新聞にまで好き放題書かれて……というかこれはアレか。毎度のことながらモルガンズがキレッキレで怖いもの知らずなだけか。
今回の頂上戦争やインペルダウン関連のあれこれ、政府や海軍が『隠そうとして失敗した』ことまで書かれてるもんな……ホントいい度胸してるわあの鳥……。
「その鳥から、『グラン・テゾーロ』を通して取材の申し出があったとステラから連絡が入っていたのですよ。今後の刊行物に関する打ち合わせも合わせてしたいからって」
「……もうなんかいつも通りで聞いてて安心するまである」
「すげえ新聞屋がいたもんだな……。仮にも海賊、それも『金獅子』の娘を相手に何一つ遠慮ってもんがねえ……昔馴染みだって話を差し引いてもよ」
取材は、私的には構わないんだけど……場所どうするかだな……。
まだもうちょっと私、療養していたいんだけど。遠出するのちょっときついし。
恐らく、このレベルの大事件に関する取材、それも、自分で言うけど中心人物である私への取材なら、モルガンズは自分が直接動くだろう。
ビッグニュースのためなら手間も苦労も、それこそ違法行為すらいとわない彼のことだ。呼べばどこへでも来るだろうが……かといって、まさかこの『メルヴィユ』に招くわけにもいかないし。
電話取材……じゃアイツ満足しないよなあ、絶対。そういうのじゃ伝わらないものもあるし。
無難なところで……どっか適当な縄張りの島を選んで、そこで……かな? 後で、どこなら使ってもいいか、パパに相談してみないと。
……そういえば、そのパパも最近よく『メルヴィユ』を留守にしてるんだよな……。
普段はほとんどこの島から出ることなんてないのに、珍しい……どこ行ってるのか知ってる?
「詳しくは知らないのですが……なんか最近忙しく飛び回ってるみたいなのです。……多分、何か企んでるのですよ」
「新参のあたい達でもパッと見てわかるくらいに生き生きして出かけるもんな、親分さん」
「……あ、そう」
あの人、策略大好きだからなあ……今度は何を企んでるのやら……?
これも後で、きちんと詳しく聞かなきゃだな。
Q.あんだけのことになってマゼランも赤犬も生きてんの?
A.はい、本編中では断言せずぼかしてましたが、マゼラン、赤犬は生存してました。なので悪魔の実もどこかに出現したりはしてません。
……もっとも、今はまだ一応、ですが。
感想欄等では死んだと思っていただいてた方も多かったようで……まあ、そう思っても仕方ない書き方しちゃってたんですけどね……。
一応、どっちとも断言せずにはいたんですが……違和感あったらすいません。
Q.ってことはサディちゃんも生きてる?
A.あ、そっちはそのぉ……とあるお母さん大好きっ子が本気出したので……