大文豪に私はなる!   作:破戒僧

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皆さま大変お待たせいたしました。
……待っててくれたことを祈りつつ。

今回からいよいよ『2年後編』となります。

投稿ペースは前に比べて安定しない+ゆっくりかもですが、お暇な時にでもお付き合いいただければ幸いです。
では、どうぞ。


第15章 ROMANCE DAWN 新たなる1ページ
第258話 送迎と極秘任務と性癖


 

 

 時間が経つのは早い。

 楽しい時間、自分にとって価値のある時間は、特に。

 

 月日が経つのは早い。

 ……年取ってくると特に。

 

 ……なんかかっこいいこと言おうとして自爆して精神的にダメージくらってしまった私……ベネルディ・トート・スゥ、36歳になりました。

 四捨五入したら40である。アラフォーだよアラフォー。ほんと月日が経つのは早いね。

 

 ともあれ、『2年前』に34歳だった私が、36歳になったということは、だ。

 

 

 

「世話になったな……スゥ」

 

 2年前とはだいぶ雰囲気が違う感じの……和装に身を包んだゾロが、腰に3本の刀を差しながらそんなことを言う。

 2年前にルフィが宣言した『2年間』の修業期間が、もうすぐ明ける。シャボンディ諸島で集結し、『麦わらの一味』が復活する時が近づいている。

 

 なので、間違っても遅れることのないように、早めにゾロを連れ出すことにしたわけだ。今日はその出港の日である。

 ……『送り出す』ではなく『連れ出す』である。ここ重要。

 

「にしても……別にわざわざ送ってくれなくても、指針と船さえ貸してくれりゃ俺一人でも行けるってのに……最後まで世話かけちまうな」

 

「どの口でそんなこと言ってんだお前」

 

「お主1人で行かせたら2年どころか20年経っても到着せんわ」

 

 呆れた様子でサガとスズに突っ込まれるゾロ。

 

 この2年間の修業期間のうち、結構な割合をこの男の捜索に費やしていた皆からすれば、ゾロが歩けば道に迷うっていうのは、太陽が東から登ってくるのと同じくらい当然のことである。

 なので、目的地がどこであれ、彼を1人で送り出すという選択肢はもう存在しない。しないったらしない。

 

 現に、

 

「まったく、人をガキか何かかと思って……」

 

「ゾロー、そっちは今来た道だぞ」

 

 さっそく逆走しようとしてるこの男に対してのレオナの冷静なツッコミ。

 ……というか、今から船に乗るところで、今もう目の前に船が見えてるからアレに乗るだけってとこまで来てるのに……どうしてこいつは逆方向に進めるんですかね? 目ついてないのか。

 

 ちゃんと前見ろよ……原作と違って、今のゾロは隻眼じゃないんだから。そんな重傷を負うようなことにはならなかったし。

 

 ……まあでも、目も含めて欠損レベルには至らなかったものの……体にはいくつか、消えない傷はできちゃったけどね。最後の方の修行は、どうしてもかなり過酷な感じになったから。

 消そうと思えば消せたんだけど――ママに頼めばそのくらいはできる――ゾロが『別にいい』って言ってたから消さずに残しておいたものも多いけどね。

 

 ゾロの価値観からして、傷跡を勲章とかみたいに考えてるってことはないと思うけど、そもそも『傷を消す』ってこと自体に特段意味があると認識してないんだろうな。

 あるいは、傷がついたこと自体が自分の未熟の証拠であって、それを戒める……とまでは言わなくても、それを消すことは過去の自分の弱さから目を背けるような……あーもう職業病だな、ついそういう感じの表現で例えたくなっちゃう。

 

 何事もなかったかのように180度ターンして、今度こそきちんと船に向かうゾロ。

 ……を、呼び止める。

 

「あ、待ってゾロ。これお願い」

 

「ん? ああ、そうだったな……ルフィ達に届けるっつーか、会ったら渡せばいいのか?」

 

 私がゾロに渡したのは、今言った通り、ルフィ達へのお土産。

 海外旅行にも行けそうなくらいの大きさのスーツケースに詰め込んであるそれらを渡すと、ひょい、と軽々持ち上げて肩に担いだ。

 

「じゃあ、後はよろしくね、アリス。ペローナも」

 

「了っ解! 任せてよ、お母さん!」

 

「まったく、しょーがねえな最後までこいつは……」

 

 さっき言った通り、ゾロ1人でシャボンディ諸島までたどり着ける可能性はゼロを通り越してマイナスなので、うちの3女に送らせることにしました。

 あと、原作でゾロを送り届けていたペローナにもお願いしてる。

 

 これは別に、アリスだけじゃ頼りないと思ってるわけでもなければ、無理に原作準拠にしようと思ってるわけでもない。一応、理由あってのことだ。

 ……というか、アリスを行かせること自体に理由がある。

 

 船に乗り込むゾロを見送りつつ、激励の意味を込めて、私はアリスとハイタッチ―――

 

 

 「じゃ、例の件……くれぐれもよろしくね」

 

 「わかってるって。すぐ連れ帰る(・・・・)から、メルヴィユで()()()待ってて」

 

 

 ―――しつつ、小声でそんな風に言葉を交わし……アリスに言い渡した、とある極秘任務を再確認する。

 よろしい。じゃあ……行ってらっしゃい。

 

 

 ☆☆☆

 

 

 そして、それから数日後。

 

 スゥ達の元を出発したゾロが、無事に『シャボンディ諸島』に到着し……その後、道中もペローナに案内されて、どうにか迷わずにレイリーとシャッキーの待つバーに到着。

 それをきちんと見届けたうえで、『やっと終わった……』と、大仕事を終えた感じになっているペローナが離脱した。

 

『シャボンディ諸島』に到着後も、3秒以上目を放すと別な方向に進んでいく場面が多々あり、その都度ツッコミを入れつつ連れ戻していたため、実際大仕事だったと言って過言ではない、

 これからアリス達と合流し、帰路に就く予定である。

 

 しかし、一緒に来たはずのアリス達がこの間何をしていたのかというと、だ。

 もちろん、ペローナに仕事を押し付けて自分達は遊んでいた……などという理由でいないわけではない。理由があって、2人とは別行動していた。

 

 

 

 ゾロが到着した後、2番目に『ぼったくりバー』にやってきたのは、フランキー。

 船大工である彼は、レイリー達に一言あいさつした後、真っ先に一味の船『サウザンドサニー号』の元へ向かい……そこで、2年間ずっとそれを守り続けていた、バーソロミュー・くまと再会。

 あちこち負傷ないし破損し、機械がむき出しになっていたり、バチバチと火花が散っていたり、剣やら槍やらが刺さったままになっていたりと、痛々しい姿になってしまっていたくまとは対照的に……サニー号には、傷一つなかった。

 

『任務完了』と言い残してその場を去ったくまを見送り、フランキーは船の整備にかかったわけだが……その直後だった。

 フランキーからは見えないくらいの位置にまで歩いたところで……くまは突如、ぴたっと動きを止めた。

 まるでフリーズでもしたかのように、その場でぴくりとも動かなくなった。

 

『はい、止めたわよおおおお! 今のうちにさっさとお願いねえええええ!』

 

「サンキュ、おばーちゃん。じゃ……ルププ、タンタル、運ぶよ」

 

 そんな声が聞こえたかとおもえば……次の瞬間、くまが『消えた』。

 一瞬前までそこに確かに見えていたはずの、見失いようもないくらいに大きくて目立つ巨体が……すっ、と、一瞬にしてどこかに消えてしまった。

 

 

 ……もし、この一部始終を誰かが見ていたとしたら、そんな風に見えたことだろう。

 そんな風にしか見えず……何が起こったのかは、何もわからないままだっただろう。

 

 

 

 

 

 少し……いや、少しと言わず時を戻して解説しよう。

 一体今、何が起こってくまが消えたのかを。

 

 

 ☆☆☆

 

 

 アリスが『シャボンディ諸島』を訪れた目的は、そもそも2つあった。

 

 1つは、ゾロの送迎。

 そしてもう1つは……バーソロミュー・くまの保護という『極秘任務』である。

 

 

 

 王下七武海の1人……バーソロミュー・くま。

 彼は、血縁こそないが、自分達の傘下……というよりは、もう友達ないし仲間といっていいくらいに打ち解けている相手である女海賊……ジュエリー・ボニーの父親である。

 そのことをボニーに聞いていたスゥ達は、その時から……ボニーの必死の懇願もあり、くまを保護し、ボニーと再会させることを重要な目的の一つとして置いていた。

 

 そしてスゥは、そのくまが今どこにいるか、その確実な情報を、スゥの原作知識によって知っていた。

 

 ベガパンクの改造によって、自我の消えたくまは、麦わらの一味が集結する『2年後』までの間、『麦わらの一味の誰かがサニー号に戻ってくるまでそれを死守する』という任務に基づいて、船を守っている。

 ゆえに、この『2年間』であれば、シャボンディ諸島に行けば会うことができる。それを知っていた。

 

 しかし、知っていても……彼を保護、ないし回収することはできない。

 今言ったように、くまは『任務』としてサニー号を守っている。それを妨害しようとする者には容赦なく牙をむく。

 スゥの力量であれば、武力で強引に回収することもできなくはない。極端な話、一時的に機能停止する程度のダメージを与えて、その後持ち帰る、というようなことは可能だろうが……いくらなんでもボニーに悪い。

 その他にも色々問題はある。選びたくない選択肢だった。

 

 ゆえに……武力の代わりに時間をかけることにした。

 

 

 

 遡ること実に……約1年前。

 

 スゥ達は、『2年間』はまだ半分しか終わっていないということをきちんと認識した上で……一足先に『シャボンディ諸島』を訪れた。

 そしてそこではちょうど、はっちゃんやデュバル達が、サニー号を守るための激しい戦いの末にリタイアしてしまい、くまが1人で船を守っていた時期に突入していた。

 

 この時点では、まだくまに接触はしない。

 

 その時、スゥと、同行してきたソゥは……ソゥの『カビカビの実』の能力で生み出した、『特異菌』と呼ばれる特殊なカビの胞子を飛ばし……それをごく微量、くまに吸収させ……寄生させた。

 

 そして、その時は……そのまま帰った。

 

 

 

 そして一気に時は飛び……先ほど、くまが『任務完了』してサニー号から離れた時に戻る。

 

 1年かけて、くまの体内で特殊なカビの寄生は進み……それは、脳の一部に影響を及ぼすまでになっていた。

 

 くま自身の脳機能を含めた健康面に悪影響は何一つない。そうなるようにソゥが改造して作った上で、1年という時間をかけてゆっくりと寄生を進めたからだ。

 

 そのカビに……ソゥが『カビカビの実』の能力を使って外部から干渉し、くまの機能を一時的に停止させた。

 

 人間兵器とはいっても、その『認識』や『理解』、『判断』に関しては、機械ではなくくまの脳が行っている。機械の部分は、あくまでその補助に過ぎない。

 ゆえに、生身の脳に干渉できれば……命令に忠実で融通の利かないサイボーグだろうと、一時的に黙らせることは可能なのだ。

 もしこれが、脳まで完全に電子的なものとした『アンドロイド』であれば無理だっただろうが。

 

 機能停止に追い込んだくまのところに、今度は……隠れ潜んでいたアリスが、2人の部下と共に駆け寄っていった。

 

 1人は、藍色の髪をして、頭の横からは2本の角が生えている。ゴシックな服装にホットパンツ、背中から悪魔の羽根を、腰のあたりから悪魔のしっぽを生やした少女……タンタル。

 もう1人は、ピンク色の髪の毛に、少し気弱そうな表情が特徴的。黒いネコミミフード付きのローブを着て、その特徴的な髪の毛を隠すようにフードを深めにかぶった少女……ルププ。

 

 2人とも、色々な意味で(・・・・・・)アリスとは仲が良く、常に付き従っている、直属の部下……いわば側近である。

 もっとも、その実態は……スゥと側近2人と同じような、上司部下というより普通に友人付き合いをしている者同士、という感じであるが。

 

 ……何せ、ものの見事に3人とも、あっち方面の趣味嗜好が同じ――どっちもイケる――であるからして。

 というか、この他にも……タンタルの姉をはじめとして、アリスが部下として従えている面々は総じてそういう感じの付き合いであり、全体的にオーラがどピンク色の連中なのだが。

 

 やや脱線してしまったものの、その2人……タンタルとルププを伴って、アリスはくまに近づいていった。

 その姿は……他の誰にも()()()()()いない。

 

 見えていないわけではない。あくまで『認識』していない……気づけない、ということだ。

 俗に言う『影が薄い』奴……ずっとそこにいるのに気づかれなかったり、複数人でレストランに行った時に一人だけ水が出てこなかったり、そういう悲しいことが起こる奴のような感じで。

 

 というより……実際に『影が薄い』結果としてこうなっているのだが。

 

 先程紹介した側近の1人……ピンク色の髪の毛に黒フードを深くかぶった少女。ルププ。

 彼女は、イリス達が持ち込んだ『未来産』の悪魔の実のうちの1つ……『カゲカゲの実』を食べて、ゲッコー・モリアと同じ『影人間』となった。

 

 しかし、その彼女が発現させた能力は……奇怪なことに、モリアのそれとは全く違うものだったのである。

 

 元“王下七武海”ゲッコー・モリア。その能力は、他人の『影』を切り取り、死体に入れることでゾンビにして動かし、操ったり……自分でそれをとりこむことで自分を強化したりする。

 また、自分の影を操ることで、分身体『影法師(ドッペルマン)』として動かしたり、変幻自在に形を変えて攻撃や防御に使ったりできる。

 

 ルププにもそれらの能力は使えたのだが、彼女の場合、それだけではなかった。

 恐らく、彼女の性格……もっと言えば『性癖』によるものだったのだろうが……

 

 機能停止したくまに駆け寄った3人。なぜか3人とも、ルププに両肩にそれぞれ手を置いて密着している状態で走ってきた。

 

 そして、ルププがくまに触れると……その手から彼女の能力が作用し……すぅっ、と、くまの()()()()なった。

 比喩表現ではなく、本当に……くまの、地面に落ちている『影』が、物理的に薄くなって……消えてしまい、見えなくなった。

 そしてそれと同時に、くまの姿は誰にも認識できなくなった。比喩表現的な意味でも『影が薄く』なってしまったために。

 

 なお、ルププ自身の影も、アリスとタンタルの影もない。ゆえに、認識できない。

 見えていないわけではない。が、気づけない。

 

 これが、モリアにはない、彼女だけの『カゲカゲの実』の能力。

 自分の()()()()することで、近づいても、触れても、誰も彼女に気づけない……『スケスケの実』以上の脅威の隠密能力。

 

 しかも彼女の能力は、たった1年未満の習熟期間にも関わらず『覚醒』しており、自分以外にも、触れているもの(人間含む)にもそれを伝播させられる。

 

 ゆえにこうして、自分達3人とくまの姿を隠したうえで回収するという隠密行動が可能になっているのだ。

 

 後は、アリスが『リバリバの実』の能力で重力を反転させ、自分達ごとふわりとくまの体を浮かべ、『風貝』の推進力で空を飛んでその場を離脱。

 上空で雲の中に隠れて待機していた船に戻り、そこで待っていたソゥ達と合流。

 

 そこでソゥが、くまの体内の特異菌(カビ)に働きかけてより強固に縛りをかければ、完了。

 これでひとまず、暴れ出すことはない……はず。

 

 こうして、アリス達の極秘任務……『バーソロミュー・くまの保護』は無事に達成された。

 後は『メルヴィユ』に帰還するだけ、なのだが……

 

「早く帰ってボニーに会わせてあげたいところだけど、一応ルフィ達の出港を見届けてからの予定だしね……まあ、数日以内には集まるだろうけど……それまでは待機かな?」

 

「なら、シャボンディ諸島で遊んできてもいいかな? 観光地としても有名だし、名物もいっぱいあるし」

 

 目を輝かせて聞いたタンタルが言う通り、シャボンディ諸島は、観光して楽しむのに適したスポットがいくつもある。

 もちろんそれなりに無法地帯ではあるが。海賊や人攫い屋が普通にいるし、時には『天竜人』も出没するため、注意は必要だ。

 

『職業安定所』……すなわち『奴隷商』も、今ももちろんある。

 2年前の騒ぎで、当時一番の大店だった店こそ潰れたが、こういう闇商売は、潰しても潰してもしぶとく復活するものなのだ。奴隷という商品を求める者がいて、それが金になる限りは。

 

 まあ、アリスはもちろん、タンタルやルププも相応の実力者であるので、『天竜人』以外は問題にならないだろうが。

 

「それにさあアリス、ほら、ルププが遊びに行きたそうな顔してるし……もうなんかもじもじしてるし。『覚醒』技使うといっつもこうだよね」

 

「はうっ? ば、ばれてた……あぅ……」

 

 図星を突かれたように恥ずかしがって縮こまるルププ。

 しかし、その姿をかわいいと見て調子に乗ったのか、アリスも加わってタンタルと一緒に追撃でからかい続ける。

 

「こらこら、何恥ずかしがってんのールププ? 人前で恥ずかしいことするのが大好きなくせに……かわいーなーもー」

 

「そうそう。『カゲカゲの実』の能力で、気づかれないのをいいことに、人前どころか天下の往来であんなことやこんなことまで……」

 

「しかもヒートアップしちゃったときなんか、『気づけない』からってあんなに近づいたりこすりつけたりぶちまけたり……」

 

「異臭騒ぎになった上にレオナお嬢様が『なんかクリの華みたいな匂いがする』って言って不思議な顔して、それ聞いたスズお嬢様がさすがに凍り付いてたよね」

 

「メルヴィユだけじゃなくて、仕事で行った先でもあちこちでやるから、時々変な噂話が勃つ……じゃなくて、立つんだよね。人の気配はするのに振り返っても誰もいないとか、誰もいない場所で苦しそうなうめき声がしたとか、怪談話的なのが」

 

「うめき声じゃなくて喘ぎ声で、怪談じゃなくて猥談なんだけどね。まだルププが能力の制御が不十分だった頃に、影を『薄く』しきれなくて聞かれちゃってたんだっけ。毎日毎晩どこに行っても練習……もとい一人プレイするから、能力の使い過ぎで数か月で『覚醒』までしちゃって……」

 

「挙句、寝てるボクやタンタルの寝床に忍び込んできてそのまま……下手な『見聞色』すらかいくぐる隠密で夜這い、しかもボクらに対してとか、ぶっ飛んでるよねやることが」

 

「夜、知らない間に『開発』されてたと知った時はさすがのボクもびっくりしたよ……まあその後、アリスと一緒に2人がかりでお仕置きしてあげたわけだけど」

 

「も、もう許してくださいぃ……が、我慢できなくなっちゃうから……」

 

「そしてこうしてる間にもどんどん発情し続けてるっていうね……」

 

「もうシャボンディ諸島に戻るまでもたないんじゃない? 今日のところは大人しく、ボクら2人相手で我慢しておけば? 我慢どころか、きちんと満足させてあげるからさ?」

 

「時間ならまだ数日くらいはありそうだもんね。『お外で』『一人で』楽しむ機会だっていくらでもあるだろうし……というか、ねえ? タンタル?」

 

「うん。こんなこと話してたら……ボク達だって……昂ってきちゃうよねぇ……♪」

 

「えっ? あっ、やっ、ちょ……そ、そんなところ……あ、あっ、だめ、こんなところで、い、今もう敏感になって……そんなっ、2人で……ま、前も後ろも!? はわあぁぁああ!」

 

 

 

 ―――これ以上は年齢制限がかかるため、本日はこのへんで。

 

 

 

 

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