番外編とか気の利いた季節感あるものは全然ないけど、普通に更新です! ただいま過去最高に筆が乗ってますので!
では、第297話、どうぞ。
「冗談だろ、おい……!!」
ホールケーキアイランド本島、スイートシティ。
その中心部、ホールケーキ城跡地。
そこは、ビッグ・マム海賊団側で、戦場全体に指示を出す、いわゆる作戦本部のようなものが設置されており、モンドールをはじめとした数名の幹部=ビッグ・マムの子供達がそこを仕切っていたが……今現在、そこには、言葉にするのも難しいくらいの絶望が漂っていた。
絞り出すようなモンドールの言葉は、その場にいる全員の心の内を代弁したものだとすら言ってよかった。
それほどまでに……このわずか数分、ないし十数分の間に飛び込んできた報告が、彼らにとって……あまりにも衝撃的で、最悪過ぎた。
“将星”スムージー、防衛ライン付近の海域で敗北。率いていた艦隊は壊滅。
“将星”クラッカー、ホールケーキアイランド本島、『誘惑の森』跡地で敗北。率いていた軍隊は壊滅し、『誘惑の森』はそれそのものが消滅。
“将星”カタクリ、ホールケーキアイランド本島、北の海岸の戦いで敗北。率いていた軍隊は、現在壊走中。追撃は激しく、ほどなく全滅の見込み。
ビッグ・マム海賊団を支えていた4人の大幹部のうち、3人が敗北し、生死不明。
なお、残る1人はあろうことか敵に寝取……寝返っている。
さらに、その3人がいた戦場以外からも、耳をふさぎたくなるような報告が次々と。
その最たるものが、カカオ等付近の海域からの報告だった。
いや、報告と言っていいものか……
「一体そっちはどうなってんだ!? さっさと説明しろブラウニー!」
『どうなってんだはこっちのセリフだよ! 畜生、何でこんなことに……!』
電伝虫の向こうから聞こえる弟……32男・ブラウニーの声は、ほとんど悲鳴だった。聞き間違いでなければ、鼻声で泣きべそも混じっていたように思えた。
指摘しても意味はないし情けないだけなので、モンドール達は誰も何も言わなかったが。
『ヌストルテ兄ちゃん達が潰したはずのジェルマはピンピンしてるし、『麦わら』達と手を組んでこっちを攻撃してきて、トラファルガー達『金獅子』の軍勢も……ダイフク兄ちゃんが連れて来た艦隊も、ペロスペロー兄ちゃん達も、その部下達も……ちくしょう、何で……』
「おい、それで……どうなったんだ!? ま、まさか……」
『滅茶苦茶だよ、もう……全員、全員やられた! ペロスペロー兄ちゃんも、ダイフク兄ちゃんもオーブン兄ちゃんも、スナック兄ちゃんも、ジョコンドもレザンも、マスカルポーネもジョスカルポーネもユーエンも……皆やられた! 艦隊も全滅だ! 無事な船なんか1隻も……俺だって今、壊れた船の中に隠れて通信して……ちくしょう、何でだよ!? なんでこんなことに……俺達は天下のビッグ・マム海賊団だろ!? なんであんな……ぎゃあああぁあ!?』
「!? おい、ブラウニーどうした!? 何が……」
『まだ生き残りがいたようだな』
『隠れてやり過ごそうとしてたのか? ハハッ、いかにも威勢だけの小物がやりそうなこったな……こいつ確かビッグ・マムの息子の1人だろ? 名前なんだった?』
『知らねえよ、興味もねえ。さっさと始末して戻ろうぜ。こんな金にならねえ仕事……』
『て、てめえら、ジェルマ……! ちくしょう、お前ら……よくも、よくも! 俺達を誰だと思ってやがる! 俺達は、ビッグ・マ……あぎゃあぁぁああ!』
『想像以上にみっともねえなコイツ……言いぐさが完全にただのガキ大将だぞ。四皇の海賊団ってこんなんで幹部務まるのか?』
『看板に縋っているだけの小悪党などどこにでもいるということだろう。これ以上は時間の無駄だ』
『こんな連中に見下されて獲物扱いされてたと思うと、苛立ちも増すってもんだな。それで親父、とりあえずこいつは殺っちまっていいんだよな?』
『そうだな……捕虜にしても身代金が取れるわけでもなし、旨味もあるまい。このありさまでは誉にもつながらんだろうが……生かして逃がす道理もない』
『い、嫌だ……嫌だぁぁああ! やめろ、やめ……に、兄ちゃん、兄ちゃん! 助け……』
―――ブツッ
弟の断末魔が聞こえなくなった電伝虫を、苦々しい顔で見つめるモンドール。
ブラウニーの報告が本当なら、ペロスペローをはじめとした、上の兄弟達もその多くが倒れてしまったことになる。
加えて、彼らが率いていた艦隊も壊滅。この本島に増援はよこせない。
防衛ライン付近の戦場も、状況は同じだろう。
自分達は『ビッグ・マム海賊団』。この海に敵などいない、四皇の一味であり、その戦いの先には成功と勝利しかありえない。そう信じて、今まで疑ってこなかった。
……しかし、今までは考えもしなかった……この戦争が始まった当初さえ、率直に言って、本気で思いはしていなかった『最悪』が、刻一刻と近づいてきているのを……そこにいる面々は、否応なしに感じ取っていた。
……そんな中、
『……もしもし、誰か……聞こえる? 返事をして』
連絡用に設置していた電伝虫の1つから、音声が届いた。
聞こえてきた声は、彼ら彼女らにとって、聞き覚えのある声だった。
「! その声……アマンドの姉貴か!? おい、今どこにいるんだ!?」
『ジャム島よ。大きく迂回して、どうにかカカオ島近海の戦場に巻き込まれないようにして、ここに来ることができたわ……ペロスペロー兄さん達を見殺しにしてしまったのは、本当に悔しかったけど……』
「ジャム島? なんでそんなところに……」
『確認と報告のためよ。……これを聞いてもらえれば、わかるわ。モンドール……皆……やっと、やっとよ!』
「…………?」
いまひとつ要領を得ない回答に、モンドールが『どういう意味だ?』と聞き返そうとした……その時だった。
『これこれ~~~! ウエディングケ~~キ~~!!』
その声を聴いて……そこにいた面々は、全てを察した。
そして同時に……歓喜した。
ようやく、この絶望の夜が終わると確信したからだ。
それを知らせてくれたアマンドに感謝するとともに……モンドール達は、もうすでに勝ったかのような大歓声をその場で響かせた。
自分達にとって絶対の『上位者』であり『強者』。そして……『絶対者』。
この戦争を、自分達の勝利で終わらせてくれるであろう、海の皇帝が……とうとう復活する時が来たのだと、彼らは疑うこともなく喜んだ。
そして、凄惨で残酷な結末を迎えるであろう、自分達に仇なした者達の末路を想像してほくそ笑み……彼らの頭には、最早勝利の未来以外は何も見えてはいなかった。
☆☆☆
「じゃあ、『ワノ国』につく前に大嵐に巻き込まれて、錦えもん達とははぐれちゃって……」
「しかも、いつの間にか目的地を見失って迷走しちまって、気が付いたらあろうことか逆走してて……」
「そんで、迷ってたところを……あのエネルに拾われたって!?」
カカオ島周辺海域での戦いが終わった後。
『麦わらの一味』は、久しぶりにサニー号の甲板で全員がそろっていた、ドレスローザ以降、別れたり戻ったりで中々全員そろわなかったが、ゾロ達が想定外に『ワノ国に』行けなかったため、このような形で一足早く集合することになっていたたのだ。
そして、そのゾロ達がどうしてここに来ることになったのかという点について、今まさに話しているところだった。
「ああ……アイツ今『金獅子海賊団』にいるみたいでよ。ゾロが修行中に何回か会ったことがあるってことで、それは知ってたんだが……まさかあいつが助けてくれるとは思わなかったぜ」
「『送っていくことはできないが、お前達の船長である、あのゴム小僧と合流させてやることならできるぞ。すぐそこだからな』と言われたの。そこで私達、いつの間にか『ホールケーキアイランド』の近くまで逆走してしまっていたことに気づけたのよ」
「新世界の海が滅茶苦茶だってことは知ってたが、目的地までまともに航海もできねえとは情けねえ限りだぜ。あらためてうちの航海士の腕の良さとありがたさって奴を痛感したな。……まあ、逆走までしちまったのは、交代で休憩取ったせいでやむなく誰かに舵の番を任せちまったからだとは思うんだが……」
「「「あぁ……うん……」」」
誉められて気分を良くしていたナミを含め、全員の視線がある1人に集中した。
「でもまあよかったじゃねえか! サンジも戻って来たし、今度は皆で一緒に『ワノ国』を目指せばいいだろ。その方が楽しいしな。ししししし!」
「でも、はぐれちゃった錦達は大丈夫かしら? 無事だとは思いたいけど……それに、『ワノ国』にいるカイドウ達との戦いのために、色々と準備が必要だったんでしょ?」
「ああ、そこはいくらか計画に変更が必要になるから、最悪、ぶっつけ本番になるかもしれねえとよ。それは仕方ねえな……ひとまず、錦たちが先にワノ国に行くことができていたら、何かしらの準備は先に進めてくれてるとは思うが」
「その辺も含めて、さっさと行って合流して聞くしかねえな」
と、いった感じで、今後の予定を含めて話し合っていた……その時だった。
「「「……!!」」」
ルフィ、ゾロ、サンジ……それに、一緒にサニー号に乗っていたローとルゥが、それに気づいた。
他の面々は……まだ気づかない。
「しかしまあ、私達まだビッグ・マム海賊団のナワバリの中なんですけど、そこでもう百獣海賊団とどう戦うかを考えているあたり、なんというか随分贅沢なことしてますよね、ヨホホホホ」
「笑ってる場合じゃないんだけどね……ともかく、うまいことサンジ君とも合流できたことだし、さっさとナワバリを出なきゃ。一応この『戦争』には協力している立場だけど、そもそも私達が逃げることになっ……」
……その時だった。
「ム~~ギ~~わ~~ら~~!!」
「「「!!」」」
突如として聞こえてきたその声は……その場にいる面々のほとんどが、今、最も聞きたくない声だった。
ナミをはじめとした数名が、ぎょっとして声がした方を振り向く。
暗くてやや見えづらいが、向こうの海から……すさまじい速さで『何か』がこちらに向かってきているのがわかった。
それが『何か』は、考えなくてもわかる。わかってしまう。
月明かりに照らされながら猛スピードでこちらにむかってくるのは……先ほどまでと違い、目に、狂暴ながらも理性を取り戻した、暴虐の女王。
「うそ……ビッグ・マム!?」
「えええええ~~~~!? 今~~~!?」
「ケーキ食べて復活したってことかよ!? やべえぞ……ってかまっすぐこっち目指してきてるんだが!?」
「ジンベエ! 速く逃げ……」
「逃げられると思ってんじゃねえよ、ガキ共がぁああ!!」
「!? 速ェ、もう来た!」
雷雲に乗り、逃走など許さんと言わんばかりの速さで船の前方に回り込んだビッグ・マムは、手にした『ナポレオン』を大きく振りかぶり……甲板にいるルフィ達目掛けて薙ぎ払う。
ルフィとゾロが同時に前に飛び出し、『武装色』を纏わせた拳で迎撃するものの……それでも少し押し込まれてしまうほどの威力に目を剥く。
「んん~~? 『お茶会』では見なかった奴も混じってるねェ……まあ別にいいか。それよりも……ま~だ夢見てるのかい麦わらァ。おれのナワバリから出られると思ってるんじゃねえよォ!!」
ルフィとゾロの攻撃と同時に打ち合っておきながら、涼しい顔をしてビッグ・マムは言う。
その様子を見て、『お茶会』で一度拳を交えているルフィも含め、そこにいた面々は改めて、この怪物の底知れない強さに戦慄していた。
その上さらに、敵意剥きだして自分達に襲い掛かり、『もう逃がさない』という怒気をひしひしと感じる中、逃げることなどできるのか、と。
この『戦争』の最中、味方をしてくれるローやルゥ、ボニーがいても、当的この先に待っている気がする、最悪の結末から逃れられる気がしなかった。
しかし、そんな中……1人だけ、違う理由で動揺し、震えている者がいた。
それは、ナミの隣でガタガタと震えている……最早力を失って小さくなっていた、小さな雷雲。
「ま、ママ……そ、その子、誰?」
「あぁん? おや、ゼウスお前そんなところにいたのかい?」
聞こえてきた声に、ビッグ・マムは一旦怒気をひっこめて、ナミの隣で震えているゼウスを見た。
そのマムの足元……というか、マムが乗っているのだが、見慣れないホーミーズがそこにいた。ゼウスと同じ、雷雲と思しきホーミーズで……顔つきや口調から、おそらくは女性。
ビッグ・マムは語る。お前があんまりにも役立たずだから、新しくこのホーミーズ……『ヘラ』を作ったのだと。
肝心な時にいない、すぐ食い意地に負ける、敵に利用され、死にたくなくて媚を売り、プロメテウス達にも迷惑をかけて、もう愛想が尽きたと。
プロメテウスもナポレオンもビッグ・マムと同意見。新入りのヘラも。『使えない先輩』だとこちらを見下しており……もうどこにも居場所はないのだと思い知らせてくる。
「麦わらを消したら次はお前だよゼウス。お前にはおれの魂をやってるんだ……持ち逃げされちゃかなわねえ、せめてヘラの餌になって力の一部になりな」
「そ、そんな、ママ……オイラ……オイラ……!」
その姿はまさに、母親に捨てられた子供そのものだった。
何を言っていいのかもわからず、プルプルと震えて泣くゼウス。敵意云々どころか生きる気力すらなくしてしまいそうな、弱弱しい姿に……さすがのナミ達も哀れに思わざるを得なかった。
「ハ~ハハマママ……まあ、どっちにしてもまずはお前達だよ『麦わら』ァ! トラファルガー達も含めて、おれのナワバリで随分好き勝手してくれたみたいじゃないか。アマンドに聞いて驚いたよ……まさか知らねえ間にシキの奴が攻めて来てたなんてねえ……!」
(いや、知らねえ間にっていうか……)
(ここ数時間思いっきり戦争してただろ……)
『食い煩い』になっている間のマムは記憶があいまいであるせいで、傍から見るとやや頓珍漢なことを言っているが……それでも、それをきちんと認識したうえで微塵も動じていないのは、さすがは『四皇』とでもいうべきか。
ルフィ達を処刑した上で、この戦争も自分の手で終わらせてやると言わんばかり。
まずはその手始めにと、再び剣を振りかぶる。
しかし、その構えは……今度は、斬撃ではない。
ルフィはすぐに気づいた。『食い煩い』の時のマムに追われていた時に見た、あの『巨人族の槍』だと。
アレを防ぐのは、自分ではもちろん……ゾロ達と協力しても難しいと。
「おれはこれから忙しいんでねえ……特別に苦しませずに殺してやるよガキ共ォ! ありがたく思いなァ!!」
そして、ルフィ達はもちろん……サニー号ごと全てを粉砕するつもりで、剣を振り抜く……かと思われた瞬間、何かに気づいて上を見上げるマム。
直後、ヘラに指示して急に後ろに飛びのき……その、今の今まで彼女がいたところに、豪雨のような斬撃が降り注いだ。
「そのガキ共相手にムキになってんじゃねえよババー、正気に戻って早々大人げねえ」
「! おや……でやがったねェ、シキィ~~!!」
サニー号の上空高く……そこに、2本の刀と黄金の義足、そして金髪と、頭の舵輪が特徴的な男が……空中にフワフワと浮いていた。
ルフィ達は、ホールケーキアイランドから逃げる時に見たあの男……すなわち、スゥの父親である『金獅子のシキ』だとすぐに気づいた。
そしてその中でも、ナミやチョッパーといった面々がわかりやすく安堵する。
この『戦争』における同盟相手……つまりは味方であると同時に、先の戦いでは、あのビッグ・マムを相手に互角に戦っていた、まぎれもなく超大物であると知っているからだ。
彼が来てくれたのなら、相手があのビッグ・マムであっても、絶望しなくていいかもしれないと、希望を見出した。
それゆえにナミ達は、これからシキがビッグ・マムと戦う……すなわち、総大将同士の大一番が始まるのだろうと思っていたが……
その予想が、一部間違っていたということを……少しして、知ることになる。
「アマンドから話は聞いたよォ、シキ……知らねえ間に好き勝手やってくれたみたいじゃないか。おれのナワバリをさんざっぱら荒らしてくれやがって……覚悟できてんだろうねェ!?」
「先に喧嘩売ってきたのはそっちだろうがよ。まあそうでなくとも……そもそも俺達が仲良しこよしで喧嘩せずにいられるような間柄だったことなんてねえだろう? それこそ40年前からそうだっただろーが、こうなったことに何の不思議や不自然がある?」
「ハ~ハハマママママ、違いねえ、こりゃ一本取られたねえ……でもそれなら、殺し合うのに何も不都合もありゃしないってことだよなあ!!」
戦意をたぎらせて剣を握り直し、空に浮かんで自分を見下ろすシキをにらみつけるビッグ・マム。
並みの海賊なら、その威圧感だけで失神しても不思議ではないそれを受けながらも、涼しい顔で葉巻をふかすシキの姿は、ナミ達からすればそれはそれは頼もしかった。
「キャー! 大親分さーん! 頑張ってー!」
「ビッグ・マムをやっつけろー!!」
「おーう、声援ありがとうよベイビーちゃん! ……と……たぬき? あー、だが、応援してもらってるとこ悪ィんだが……」
悪と軽い感じのノリで返しつつ、ちらりとビッグ・マムの方を見下ろして、さらに続けるシキ。
「今日こいつの相手をするのは……俺じゃねェんだよなあ」
「あのさ……実の父親が、私より年下の女の子に『ベイビーちゃん♪』とか言ってるの、見てて割とキッツイんだけど……」
緊迫した戦場に、なんというか似つかわしくない……呆れたような声。
さっきまでこの場にいなかった、またしても第三者の声。
シキが、ビッグ・マムが、ルフィ達が、その声のした方向に突然目をやる。
シキとはまた別方向の……空の上。
そこに……翼を大きく広げた、天使のような女性が浮いていた。
シキと同じ和装に、白い羽織、白い髪が特徴的で……番傘を開いてさして、月光を背中に背負っているその姿は……1枚の絵画のように様になっていた。
あでやかなその姿や、呆れたような今の声に似合わず……すでに彼女は覚悟を決め、臨戦態勢に入っているのだということを、シキだけが知っている。
「あァ……そりゃあ、シキが敵になったんだ、だったらお前も敵ってことだよねェ……で、何の用だい……『海賊文豪』ォ!?」
「そりゃ、戦争中にこうして会いに来てるんだから、やることなんか1つでしょう―――」
「―――その首、もらいに来たよ……『ビッグ・マム』!」