先生が先生をしていないブルーアーカイブ 作:アキ・レーシング
リン「先生、 お待たせしました」
ハン「そんなに待ってないさ」
リン「ここに連邦生徒会長の残したものが保管されています。幸い、 傷一つなく無事です
ね」
リンは机のそばに置いてあったゴツい箱から何かを出した。
リン「受け取ってください、 先生」
リンが差し出してきたのはパッと見た感じ◯padのようなタブレット端末だった。最初見た時はアンド◯イドの端末かとも思ったが、 別にそんな事は無かった。まぁ良いんだけど。
リン「これが連邦生徒会長が先生に残したもの『シッテムの箱』です」
ハン「シッテムの箱、 ねぇ...」
マジで◯padじゃんコレ。電源ボタンや音量ボタンの配置に、 よく見るホームボタン。よく見れば見る程に◯padにしか見えない。
リン「連邦生徒会長はこのシッテムの箱は先生の物で、 先生はこれでタワーの制御権が回
復させられるはずだと言っていました」
ハン「連邦生徒会長が...」
リン「はい。私達では起動すら出来なかった代物ですが」
ハン「起動すら?」
そう言いながら起動ボタンを押す。しばらくすると青白い背景と共にパスコードの入力画面が出てきた。
始めて見たはずなのにドコか既視感がある。俺はスラスラと文字を入れ始めていた。
『我々は望む、 七つの嘆きを。』
『我々は覚えている、 ジェリコの古則を。』
こう打ち終えてから決定を押すと少しロードがかかった後タブレットに文字が表示された。
「シッテムの箱」へようこそ、 先生。生体認証及び認証書作成のため、 メインオペレートシステム『A.R.O.N.A』に変換します。
ハン「変換?」
そう言った時には周りの景色は一変していた。俺とリンがいた暗かったはずの地下室ではなく、 蒼い教室。床には水面が広がっており、 乱雑に置かれた机。そして目の前には椅子に座りながら机に突っ伏して寝ている少女がいた。
ハン「どこだここ?」
そう言えばリンがいない。まぁ俺だけ変換されたってんなら納得は行くんだけど。取り敢えずあの寝ている子に聞けばいっか。
そう考え俺は少女の前に立つ。すると俺が高校生の頃を一瞬だけ思い出した。突っ伏して寝ている俺に対しデコピンやら教科書やらで起こす先生を思い出した。寝てない時なら普通にいい先生なんだけどね。
ハン「さてどう起こしたものか....」
まぁ普通につつけばいっか。ってことで少女の肩をつつく。すると少女は「ん、ふぁ〜」ってあくびしてから眠そうな目でこちらを見てきた。
ハン「んーと、 ここについて教えてもらいたいんだけど?」
アロナ「ん〜ここは〜....」
目の前の少女はしっかりと俺の事を確認すると目を擦り、 また俺のことを見た。そして驚いたような顔でこう言った
アロナ「この空間に入ってきたってことは、 まさか先生ですか!?」
ハン「まぁ、 そうだな」
アロナ「うわ、 うわあ、 おち、 落ち着いて、落ち着いて〜〜〜!」
ハン「いやお前が言うな!?」
アロナ「あ、 えっと....ま、 まずは私の自己紹介から! 私はシッテムの箱に常駐してい
るシステム管理者であり、メインOS、 そしてこれから先生のアシストをさせてい
ただく、 アロナって言います!」
ハン「ハンだ。よろしくな、 アロナ」
アロナ「はい! よろしくお願いします! あ...先生、 生体認証を...」
ハン「ん? そういや言ってたな。どうやるんだ?」
するとアロナが出してきたのは彼女自身の人差し指。なんだE◯か? でも本人は至って真面目だったので俺も自分の左手の人差し指をアロナの指に近づける。アロナはどこか照れているようだった。
アロナ「ふふ、まるで指切りして約束しているみたいですよね!」
ハン「あぁ、 そうだな」
口ではそう言ったが実際に指切りで約束したことあんまりなかった。だがやはり謎の特別感がある。
アロナはジッと俺の指を見て、 俺の指紋を確認している。数秒後「ん〜? まぁ大丈夫でしょう!」と言って確認を完了した。
アロナ「はい! 確認完了しました!」
ハン「おぅ、 ありがとな」
アロナ「はい! あ、 あと先生の車のロックも解除しました!」
ハン「...俺の?」
アロナ「えぇ、 マツダ RX-7 FD3S型。Veilside製フォーチュンキット装備でその他色々カ
スタムされた先生の車です! シャーレのガレージに保管されているので!」
ハン「おっけー、 じゃあ本題に入ろうか」
サンクトゥムタワーの制御権の復活はカットで。
ハン「お前そりゃあないだろう?」
作者「知らんなぁ?」
ハン「また次回〜!」
作者「あッ! 先言われた!」