〜キヴォトスに降臨した転生人・第一期〜   作:アルティ2 SS投稿速報から転生

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遅くなって申し訳ありません!
お待たせしました!第3話、公開です!
今回は一気に急展開に持ち込んでおります
これからも更新する時は急展開が多くなるのでご了承ください
















ミレニアム編第3話「大乱戦の開幕!勝利を掴め、ゲーム開発部!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

19時39分

 

 

 

 

 

 

 

〜ゲーム開発部部室〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モモイ「もうこんな時間になってたら流石にどこの部室もしまってるよねぇ…」

 

 

 

 

リセイとモモイたちはミレニアムサイエンススクールに帰ってすぐ、ヴェリタスの部室に向かったが、すでに閉まっている後であり、仕方なく皆でゲーム開発部の部室へと戻っていた

 

 

 

リセイ「仕方ないさ。どのみち明日ヴェリタスにまた行く予定だったんだから、明日の朝からでいいだろう。それに今日一日動きっぱなしだったから、よく休息を取った方がいいかもな。」

 

ミドリ「それもそうですね…G.Bible自体はもう手に入ったし…後は明日になるまで…あ!その前にユウカが来るんだった!」

 

アリス「?」

 

ユズ「アリスちゃんの事について聞かれたらどうしよう…」

 

リセイ「そもそもユウカが来る用件は人員不足の事で廃部案件を捲し立ててくるんだろうが…仮にアリスのゲーム開発部の部員ととして認められても、廃墟に向かう前に言ったあの件が本命だろうな。」

 

モモイ「そう!それが一番問題だよね!まだ時間はある…!アリス!今から明日、ユウカに怪しまれないように自己紹介の特訓だよ!」

 

アリス「自己紹介…?そのユウカと言う人に怪しまれなければ良いのですね?わかりました!アリス、しっかりと覚えます!」

 

ミドリ「先生が聞いてきてくれなかったらきっともっとあたふたしてたかも知れないですね…心に余裕ができます!」

 

ユズ「先生…?G.Bibleのタブレットはどうしましょう…」

 

リセイ「とりあえず君たちに預けておくよ。テレビの前に置いておけば嫌でも忘れないだろう。今日はもう遅いし、いったん俺はシャーレに戻って調べることがあるから、また明日会おう。ユウカが来るまでには戻ってくるから。」

 

ユズ「は、はい!ありがとうございます!明日もよろしくお願いします!」

 

リセイ「おう。君たちもモモイと一緒にアリスの特訓に付き合ってやれ。それじゃあな。」

 

ミドリ「はい!また明日!」

 

 

 

 

 

ガチャ、バタン

 

 

 

 

ユズ「先生のおかげで…私たち、セミナーよりも一歩先んじて行動できてる…このチャンスを無駄にはしない…」

 

ミドリ「そうだね…早く明日にならないかな…ユウカの試練を乗り越えてからが本番だから…」

 

ユズ「……うん…」

 

モモイ「おおお!いい感じ!あとはもう少しセリフを改良しなきゃかな…」

 

アリス「アリスはプログラマーと名乗れば良いのですね?ゲーム制作に欠かせない重要な役割を担えるなんて嬉しいです!」

 

ミドリ「……いろいろズレてる気がするけど…大丈夫かな…」

 

ユズ「………」

 

 

 

 

 

ゲーム開発部の四人は明日のユウカ対策に向けてアリスの会話の特訓に勤しむのであった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜次元空間〜

 

 

 

 

 

 

 

 

ブォン!!

 

スタッ

 

 

 

 

???「ふぅ…やっと帰ってきた…リセイー?ただいま…って居ない………ずっとここに居るはずなのにどこに行ったんだか…ん?何これ…」

 

 

 

 

 

リセイの作った次元空間に、フードを被った色白い少女が次元を渡って降臨した。到底人間に似つかわしく無い、口が存在している尻尾を携えている。彼女の名は…

 

 

 

レ級「……へぇ…リセイ…新しい世界の住処を見つけたんだ…しかも今度は教師って…あんたに務まるの?いや…提督やってたんだからそれくらい簡単か…って言うかリンネさんマジで性格悪いな…リセイの考え無視してこの記憶の玉をほったらかしてるでしょ…」

 

 

 

 

リンネが作った記憶玉を拝見して、同情するかのようなセリフを漏らすレ級

 

 

 

レ級「……けど…悪雨が居るじゃん…ケケッ…面白そう…あたしもちょっと遊びに行こうかな…待ってなよリセイ…あんたらだけ面白いことしてんのはずるいってもんさ…!」

 

 

 

 

 

ブォン!!

 

 

 

 

 

レ級は不敵な笑みを浮かべながら、次元の扉を開いた

 

次なる異次元の降臨者がキヴォトスに舞い降りようとしていた…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜シャーレビル入り口前〜

 

 

 

 

 

 

 

リセイ「っ!?また次元が開いたのか…?悪雨はすでにこの世界のどこかをほっつき歩いてるはず…チッ…俺たちの中の誰かか…頼むから問題は起こさないでくれよ…アレクだったりしたら最悪だな………いや、とにかく今はミレニアムに関することだ…さっさと調べ物を済ませるか…」

 

 

 

 

リセイはキヴォトスのどこかで生じた次元の歪みを感じ取ったが、優先順位をミレニアムの件にし、シャーレ内部へと入ろうとした。そこへ…

 

 

 

 

ハスミ「あら?リセイ先生!こんばんは。今の時間からまたお仕事をされるのですか…?」

 

リセイ「…!ハスミ!ツルギにマシロにイチカもいるな!こんな夜にどうしたんだ?」

 

ツルギ「こ、こんばんは先生…!///」

 

マシロ「こんばんは先生!先生に会えて嬉しそうですねツルギ先輩。」

 

イチカ「私たちは夜の見回りに出てるんすよ。先生が朝から晩までキヴォトスのあちこちで活躍してくれているおかげで、悪いことする人達が夜中に現れることが多いんすよね。」

 

リセイ「それで夜の見回りか…なんだか悪い気がする…俺が仕事をやりすぎてるせいで逆に君たちに負担がかかってたら…」

 

ツルギ「い、いえ…そんなことは………むしろ…夜に動いて偵察する方が…フッ…ンフフフハハハァ……!」

 

リセイ「怖ぇよ落ち着け…にしても、工場爆破事件以来だな。みんなに会うのは。」

 

ハスミ「そうですね…先生がシャーレに就いてから1週間ぐらい経った時に、私たちと合同で敵の鎮圧に向かったときですね。」

 

マシロ「あの時は先生の指揮能力には驚かされました…ツルギ先輩の対策に想定以上の爆薬が持ち込まれていたのに、先生の機転で爆破を一度もさせずに終わらせることができましたね。」

 

イチカ「まぁ正義実現委員会を誘き出して排除しようとする犯罪組織の嘘事件だったし…それに…超次元の力…だったすか?噂には聞いていた程度だったのにまさか全部事実だったなんて思いもしなかったっす!」

 

リセイ(正義実現委員会とは俺がシャーレに来たばかりの時に犯罪組織の排除する時に向かう道中に知り合った、トリニティの生徒達だ。本当はこいつらを殲滅するための偽情報だったのを俺がたまたま目をつけて、たまたま救った形になってるが…どこで偶然が起きるかわからん。)

 

「あの時は俺も色々予想外だったよ。工場を爆破すると言う隠蔽された情報がまさか囮で君たちを誘い出すための罠だったとは…けど、相手にとっても予想外だったのは、俺そのものの存在を認識してなかった事だな。俺は普通じゃないから。」

 

ハスミ「…ええ。初めてお会いした時から存じております。特別なあの力を肌で感じることができるほどに…そしてツルギにもそれを教えるなんて…」

 

ツルギ「………………」

 

リセイ「キヴォトスの伝わり方が酷いもんだが、ツルギはトリニティの秘密兵器と呼ばれるぐらいの強さを誇ると聞いてな。案の定、超次元適正がずば抜けて高かったから、すぐに教えることができた。君たち3人ももうある程度は使えるだろう?」

 

ツルギ「わ、私が修行に付き合いました……///先生が仰ってくれたので、超次元の伝導を利用して、ハスミ達の能力を上げてあげたくて…」

 

リセイ「マジでか!?人に教えれるくらいにまで超次元が強くなってんのかよツルギ!ハハハッ!凄いじゃないか!」ナデナデ

 

ツルギ「ふぉぉん!?あわわわわ…///」

 

マシロ「ふふっ!良かったですねツルギ先輩!」

 

イチカ「…ツルギ先輩がこんなに嬉しそうなのは全く見ないすねぇ…あ、そう言えばちょっと気になったんすけど…先生はこれからどんなお仕事を…?こんな夜になってたら先生ほどの人なら大してやることも無いと思うんすけど…」

 

リセイ「…実は今重大な事件に直面していてな。できれば君たちにも知ってもらっておきたいんだ。ミレニアムに関する事なんだが…」

 

ツルギ・ハスミ・マシロ・イチカ「!?」

 

リセイ「だが…話すと長くなるし、正義実現委員会にとって関係のない事になる…それに君たちは夜の見回りをしていたと言ってたな。邪魔をしちゃ悪いよ。」

 

マシロ「そんな事ありません!と言うより、逆ですよ。その先生の活躍のおかげで、私たちもやる事がなくて夜の見回り程度に活動が抑えられているんです。」

 

ハスミ「そう言う事です。私たちにできることがあれば、手伝わせてください。いかに別の学校の事でも、先生の力になりたいのです。あの時私たちの指揮を執っていただけなければ、今ごろは活動なんてできるような状態では無かったはずです。」

 

イチカ「そうっすよ!その恩を返すってわけじゃ無いすよ?むしろなんでも良いから付き合わせて欲しいくらいっす!あの時から私達もシャーレの所属にもなったし…それに、夜の見回りって言っても悪事を働く人は少なくなってきているし…先生となら何かあってもきっと平和に終わるっす!」

 

リセイ「……(コク)わかった。じゃあ、一旦シャーレの部室に入ろうか。ミレニアムの生徒じゃない君たちになら、俺の知っている情報を共有できるし、秘密を口に出さないことも信用できるから。」

 

ツルギ「あ、ありがとうございます!敵…敵が現れればすぐにねじ伏せるので!!ウヒャハハハ!!」

 

リセイ「ぷっ…落ち着けっての!さぁ、行こうか。」

 

ハスミ「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

21時30分

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜シャーレ部室〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜の月明かりと一つのランプに照らされた部室内は暗くなっていた

 

どこで見られたりしているかわからないため、わざと暗くしているリセイの対策である

 

そして、波動を使って人を近づけさせないようにしているため、なおさらシャーレ周辺は静まり返っていた

 

 

 

 

 

 

 

ツルギ「……?ミレニアムのセミナーの生徒会長と…」

 

マシロ「ヴェリタスの部長が今回の件の黒幕…?」

 

リセイ「ああ。ってか、ご丁寧に俺のことをミレニアムサイエンススクールに来た瞬間からずっと監視してやがんだよ。どこから見てるかどうかまでは特定しても良いんだけど、それはまだ泳がせておきたい。調月リオ、明星ヒマリ。この二人が今回のラスボスだ。と言っても、そのアリスの監視のついでに俺のことも観察してるだけだから、別段悪いことをしてるわけじゃ無い。」

 

ハスミ「ですが…それなら何故その二人がアリスさんにそこまで…」

 

リセイ「………アリスにはもう一つ呼び名がある。君たちも、『無名の司祭』についてはチラッと聞いたことがあるはずだ。アリスの正体はキヴォトスを破滅に導く人間型アンドロイド。人並外れた力、知識、理解力、適応の速さ。無名の司祭達がそれを作り出した。その名は、『名もなき神々の王女AL-1S…』」

 

イチカ「……凄いことを聞いちゃったっすね…い、良いんすか?そんな重要なことを私たちに言って…」

 

リセイ「君たちだからだよ。正義実現委員会は俺も信用できる。だからここに招いて、協力をお願いしてるのさ。それに、アリス自身には罪はない。アリスの中に宿っていた別の存在、わかりやすく言うなら、殲滅用のプログラム機能かな。だが、たとえアンドロイドでも、人間とほぼ変わらない存在なんだ。救ってやりたいと思わないか?」

 

マシロ「もちろんその通りです!私たちもそこまで聞いて帰るなんて出来ませんし…」

 

ハスミ「……先生のその情報収集力にも驚かされますね…それに…アリスさんのことをリオさんとヒマリさんはそこまで知っていると言うのに、何故アリスさんを観察するだけにしているのでしょう?何かお考えなのでしょうか?」

 

リセイ「……ヒマリ自体はどうか知らんが、リオはやばいな。アリスのことを完全に排除する対象としてみている。アリスそのものに敵意を向けてはいないが、さっき俺が言った殲滅プログラム…『アトラ・ハシース』とやらだったかな…それにえらく警戒しているようだ。その危険な物を消すにはアリス自体を消滅させなきゃならないと考えたようだ。」

 

ツルギ「…………」

 

イチカ「いやそんなのって…アリスちゃんの気持ちはどうなるんすか…ミレニアムの経験や知識ならそのプログラムだけを分離させる事だって簡単なんじゃ…」

 

ツルギ「……あくまで予想だが…アリスの存在自体も危険になり得る可能性を考えて、アリスも纏めて消そうと言う魂胆かもしれない。」

 

リセイ「良い答えだツルギ、半分正解だ。答えはアリスに内蔵されたプログラムを除いたとしても、アリスの力そのものがキヴォトスに影響を与えると考えたんだろう。」

 

マシロ「……なんて自分勝手な…」

 

ツルギ「……せ、先生…このことを知ってるのは私たちだけなのですか…?」

 

リセイ「強いて言うなら後はリオとヒマリだけだ。この件についてはまた後でいい。リオとヒマリを泳がせて置いて、俺はゲーム開発部を存続に導くことを優先したい。何より、アリスにも学園生活を満喫して欲しい。あいつにだって、みんなと一緒に過ごしたい想いがある。俺はその気持ちを汲んでやりたい。」

 

ハスミ「……改めて尊敬に値します。先生がアリスさんの事を大事にしてくれる方で良かったです。いえ、アリスさんだけではなく、私たち生徒全員を…リオさんやヒマリさんまでも…」

 

リセイ「教師としてこれが普通さ。各学園のしがらみとか内情とか、そんなものは二の次だ。確かにそれは重要な事だが、もっと大事なのは生徒たちが笑って過ごして暮らせるようにしたい。俺はそれが一番だと思う。んで、君たちは俺自身のことは大体はわかってるんだろ?」

 

マシロ「…はい!先生はキヴォトスの外から来た人で、シャーレに属すことの出来る人望とシッテムの箱の所有権限も持っている程度には…」

 

イチカ「あとは…普通の人間には程遠い大胆さと身体の丈夫さや身体能力などなど…いろんな噂が出回ってるっすね!私たちもこの目で見るまでは信用ならなかったんすけど…いざ超次元の力を実感すると異世界に来たような気分になるっす…ほんとに凄い人っすよ。一体何者なんすか先生…」

 

リセイ(お前たちがその異世界の住人なんだがな…俺からしたら…

と言うか、ホシノ達やゲヘナの生徒達は俺の正体については口外してないようだな…ふっ…動きやすくて助かる。今度甘い差し入れでもくれてやるか…)

 

「ありがとう。そう言ってくれるだけで俺も人助けをしてきた甲斐があったってもんさ。さて、ここからが本題兼、おさらい…ゲーム開発部と俺はとあるデータを見つけたんだが…」

 

ハスミ「ええ、先ほど仰っていたG.Bibleと言うデータについてですね?

 

リセイ「うん。だが、G.Bibleにはパスワードが仕掛けられていてな。それを読み解くためにヴェリタスの力が必要だったんだが、あいにくもう閉まっていた後だった。」

 

マシロ「それで、明日の朝からセミナーのユウカさんがアリスさんの部員チェックにゲーム開発部室に来訪…それを彼女たちが乗り切ったあと、ヴェリタスに向かって事情を説明し、セミナーに取り上げられたヒマリ先輩の作り上げた『鏡』とやらを取り返しに行くのですね?」

 

イチカ「……少し謎っすね…ヒマリ先輩は今回敵なんじゃ…」

 

リセイ「ヴェリタスのメンバーには伝わってないようだ。ヒマリ個人でリオと手を組んで、アリスの観察をしているんだろう。つまり、アリスの力を見てみたいと言う実験みたいなもんだな。そして、多分俺たちが明日の夜に突入することも読んでいるだろうな。何故なら…」

 

ツルギ「…………まさか………」

 

リセイ「そのまさか…だな。ヒマリが鏡を取り返しにくる事をセミナーやあの戦闘メイドクラブ、「C&C」に伝えてあるはずだ。リオは全てにおいてアリスに関することやヒマリのやってることを観察しているのかもな。セミナーの生徒会長はこんな入り組んだことは得意でも、実行に移そうとはしない。リオはおそらく、ヒマリでさえも裏切る予想をして、警戒していると思う。全ては、アリスを排除するために…」

 

マシロ「………アリスさんのことをどう思ってるんですかね…ヒマリ先輩は…」

 

イチカ「…リオさんは…なんだか意地を感じるくらいっすね…アリスちゃんを消そうとする執念とでも言うんすか…」

 

リセイ「……リオにはリオの考えがあるんだろう。だけどあいつにだって人の心が無いわけじゃない。アリスを消すのにも遠からず抵抗はあるだろう。だがそれ以上に…キヴォトスを平和にしたい…誰にも汚させない…そんな想いが優先されてるんだろうよ。アリスの事も、リオの考えのことも…どっちもどっちだな…」

 

ハスミ「…ですが先生なら…そのどちらも救おうと言うのでしょう?」

 

リセイ「当然!俺は教師だぞ。生徒の考えだけで学園を崩壊させるようなことをさせてたまるか。全員、誰一人欠けずに、事件解決。それができないなら先生失格だっつーの。」

 

ツルギ「…先生…私達はどうしたら…さっきの話なら、もしかして私たちがC&Cを相手にするのでしょうか?」

 

リセイ「何から何まで正解だなツルギ!そう、君達には警備として配置されるC&Cの相手をしてあげて欲しいんだ。ゲーム開発部は俺と一緒に鏡が保管されてある押収品を取り返しに行ってさっさと離脱する。その際、君たちにも俺たちに合流する小型装置を渡しておくから、ゲーム開発部室へ逃げるんだ。」

 

ハスミ「小型装置…?それは一体どのような…」

 

リセイ「これだ。モモイとミドリにすでに渡してあるバッジだ。あれにはワープ機能も備えてある。言っとくがこれはエンジニア部の作品では無いぞ。俺が自分で作った。」

 

 

 

リセイはツルギ達にバッジ型ライトを一個ずつ手渡した

 

 

 

イチカ「そうなんすか!?先生って手先も器用なんすね!万能すぎっす…と言うか原理とかどうなってんすか…」

 

リセイ「説明するとクソ長くなるからまた今度な。とりあえずそれは君たちが持っててくれ。無線か何かで合図を出すから、その時にバッジについてるボタンを押してくれ。押した側が押さなかった側のバッジの所有者の元へ行くようになってる。それはモモイとミドリのバッジにリンクしているから、いつでも二人の元へワープ可能だ。」

 

マシロ「凄い…ミレニアムのエンジニア部がこう言うのを作るなら納得しますが…先生はこれを一人で作り上げたんですか…?」

 

リセイ「厳密にはそう。理論的には…いや、これも長くなるからパス。」

 

ハスミ「ふふっ…ありがとうございます。大事に使わせていただきますね。…作戦についてのおさらいはこんなものでしょうか?」

 

リセイ「そうだな。やるべきことは大体は決まった。まずはモモイ達とアリスのユウカの試練を乗り越えるところからだ。」

 

ツルギ「………先生…そう言えば…調べ物があると言ってましたが…それについては…?」

 

リセイ「実を言うとそれは100%口実で抜け出してきた。少し休憩したくてな。頭を使うのは苦手なんだよ。」

 

ツルギ・ハスミ・マシロ・イチカ(そんなに秀でた策を練ることができるのに頭を使うのは苦手…?)

 

リセイ「ははっ!まぁ本音っちゃ本音だ。少し疲れたから休むのはおかしい事じゃ無いだろ?それに、ちょうど良いと思うよ。アリスにとっても、ゲーム開発部にとってもな。」

 

ツルギ「モモイ達とアリスの交流のため…ですか?」

 

リセイ「そうだ。出会ってまだ1日しか経ってないんだ。お互いのコミュニケーション力を高めるのも大事さ。作戦の為にもなるはずだ。」

 

ハスミ「……先生…わかりました。では私達も明日、シャーレへまた伺います。先生と一緒に向かう方がいいかもしれません。」

 

リセイ「そうした方がいいな。っと、帰る前に君たちに今回の作戦協力の前払いみたいもんだ。ほら、こいつを食ってけよ。」ぱか…トン…

 

 

 

 

リセイは冷蔵庫を開けて有名スイーツ店の限定ケーキを差し出した

 

 

ツルギ・イチカ「!?」

 

ハスミ「!!!!」

 

マシロ「え!?で、でもそんな…私たちにだけなんて…」

 

リセイ「受け取りにくいか?ならこう言うとしよう。俺と君たちだけの秘密だ。遠慮なく食っておきな。これだけボリュームありそうなのにカロリーも低めで味も甘々しぃ物で超人気なものらしい。気まぐれに並んで買ってみたが大行列だったな。」

 

ハスミ「で、ですが…先生の分は…」じゅる…

 

リセイ「俺はもう食ったよ。買えたのは五個までだったからあと四個。君たちは四人なら、ちょうど良いと思ってな。いいから遠慮しないで食べてくれ!」

 

ツルギ「せ、先生がそう言うなら、それでは…どうもありがとうございます!〜〜!美味しい…なぁ…ウファ…フヘヘ…フヒ…」はむっ

 

ハスミ「限定スイーツ…こんな珍しいものを食べさせていただけるなんて…お…美味しい!」パク

 

マシロ「私達も…ありがとうございます先生!このご厚意は忘れませんよ。」

 

イチカ「先生ったら私たちにまで気を遣ってくれるなんて…じゃあ私も…ありがとうございますっす!」

 

リセイ「うん。明日はよろしく頼むよ。…それから、C&Cについてだが…実はあの子達とも別の案件で関わったことが少しあってな。君達とは違う感じで知り合ったが、シャーレに就いたばかりのころにとある事件を、C&Cと協力して解決したんだ。そして、その時に超次元の力をあいつらにも教えたよ。」

 

ツルギ「…!(ごくん)C&Cも私たちと同じ力を使うかもしれないと言うことでしょうか…?」

 

イチカ「やっぱりそうっすよね?先生は顔が広いなんてもんじゃ無いし…他の生徒さん達が先生と知り合ってたり超次元の力を得ていることは想定してるっす。」

 

リセイ「まぁな…で…もしもの場合は超次元同士の戦闘になりかねないから、四人とも決して油断はしないでくれ。相手はミレニアムで最強と呼ばれるエージェントまでいるんだからな。俺も作戦が始まる前にミレニアム全体に強度マシマシの結界を張っておくから、思いっきり暴れてやれ。向こうもそのつもりで来るはずさ。何せ、リオが遣わしてんだからな…」

 

マシロ「はい…!万全の準備で臨みます!」

 

イチカ(……いや結界ってなに…先生はそんなこともできるって…常識はずれにも程があるっす…)

 

ハスミ「んっ…(ごくん)先生、ごちそうさまでした。本当にありがとうございます!私も全力で協力しますので、よろしくお願いします。」

 

リセイ「ああ。さて、せっかくだから送っていこうか。トリニティまではそう遠く無いからな。」

 

ハスミ「ふふ…ありがとうございます。それでは、私たちも先生をお守りしながら今日は帰るとしましょう?ツルギ…」

 

ツルギ「………ああ…そうしよう…せ、先生…!どうも有難うございます…///」

 

イチカ「私たちを送ってくれるのは嬉しいっすけど…帰りは大丈夫っすか?やっぱり私たちだけで…」

 

リセイ「心配するな。自分の身は自分で守れる。君達なら嫌でも俺の噂について耳に入ってるはずだが?」

 

マシロ「あ…察せました…わ、わかりました。それでは、道中お願いします!それから…ありがとうございます!」

 

リセイ「ああ、それじゃ行こうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20分くらいした後トリニティ学園へツルギ達を送り届けたあと、リセイはシャーレへ瞬間移動して、部室内へともどっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイ「我ながら少々信用しすぎたかな…?いや、仮に裏切られてもどうでも良いや。なるようになるだろ。それにしても…C&Cまで関わってくるとはな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイはC&Cとの出会いを思い出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜とある取引現場〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイがシャーレに就いたばかりの頃、様々な事件を解決していくうち、とある違法取引の現場を取り押さえるために、リセイは1人で大勢いた屈強な男たちをいとも簡単にちぎっては投げをくりかえしていた

 

 

 

 

 

チンピラ1「ち…ちくしょう!このガキンチョバケモンだ!」

 

チンピラ2「俺たちが束になってもかすり傷ひとつつけらんねぇ!どうなってやがる!?」

 

リセイ「無駄だ。もう諦めてお縄についとけ?これ以上罪を重ねんなよ。」

 

チンピラ3「や、やっかましい!ここで捕まって牢獄送りになるくれぇねら死んだ方がマシだ!!うおおおおお!」ダッ!

 

リセイ「聞き分けの悪い奴らだ…学園都市の汚点にさせたくなくてわざわざ優しく止めに来てやったのによ…一旦眠っとけ!」スッ…ガッ!

 

チンピラ3「があっ!?」ガクン…

 

 

 

 

 

リセイは男の後ろに一瞬で回り込んで、首に手刀で殴って気絶させた!

 

 

 

 

 

チンピラ4「あ…ありえねぇ…俺たちは50人超えの筋肉だるま組織なのに…なんであんなガキ一人に指一本触れられねぇんだよ…」

 

リセイ「ざけんなよ?どうせ信じやしないだろうが、俺はお前たちの何千倍も長く生きてんだ。年長者は敬え!」

 

チンピラ5「てめぇがふざけんな!!俺たちを殺すならとっとと殺せ!」

 

リセイ「ただ違法取引してるところを取り押さえようとしただけで命を投げ捨てる事ねぇだろうが…罪を償えば後が楽になるんだから言う通りにしとけって…さもないと…お前らにとって招かれざる客が…あ…もう遅いか…」

 

チンピラ6「あぁ!?何言って…」

 

 

 

 

 

 

        ドゴォン!!

 

 

 

リセイ「!」

 

チンピラs「!?」

 

 

 

リセイ(……ミレニアムのC&C…こいつらは悪いやつには手加減しないエージェント部隊…こんな夜遅くにご苦労な事だ…任務で、こいつらを処理しにきたのか…あーあ…俺より痛え思いするぞ…だからもうやめとけって言ったのに…)

 

ネル「見つけたぜ違法取引野郎どもが…あたしらC&Cが来たからにはもう逃げられると思うなよ?って…あん?あんたは確か…」

 

リセイ「ミレニアムサイエンススクールのメイドのエージェント部隊、C&Cだな?初めまして、俺の名はリセイ。シャーレの教師を務めている者だ。」

 

ネル(…こいつがシャーレの先生…最近就いたばっからしい話はチラッと聞いたが…)

 

カリン「貴方がシャーレの先生か。連邦生徒会からキヴォトスの学園全てに通達が入っている。私はC&C、コールサインゼロツー。角楯カリン。よろしく。」

 

アスナ「へぇ〜!貴方がシャーレの先生なんだ!今度私もシャーレに行こうと思ってたけどまさかこんなところで会うなんて!私はC&C、コールサインゼロワン!一之瀬アスナ!よろしくねご主人様!」

 

アカネ「私は室笠アカネ、コールサインゼロスリー。私もいずれシャーレに向かって、ご主人様に挨拶をしに行こうと思っていたのですが…こんな夜遅くになぜご主人様が…?それにここは違法取引が行われていると言う情報があって、私たちが殲滅するために任務として赴いたのですが…」

 

リセイ「なんだそのご主人様って。別に俺のことは名前か先生って呼んだら良いのに。」

 

アスナ「えー?ご主人様の方がわかりやすいし私は言いやすいからこれで良いよ!」

 

ネル「話の腰折ってんじゃねぇよ!先生…あたしは美甘ネル。コールサインダブルオー、C&Cのリーダーだ。早速聞きてぇんだが…なんであんたがここにいる?んで、なんで違法取引してた奴らが多数寝てんだ?」

 

リセイ(こいつが美甘ネル…キヴォトスの中でも選りすぐりの強者の1人と言われているらしいが…そして、約束された勝利の象徴とまで言われるほどの実力の持ち主…こんなところで会うのは良くねぇかもな…誤解されるかもしれねぇ…)

 

「俺も違法取引される情報を聞いてな。自分の仕事はシャーレで終わらせたから、暇だったから無償で即時解決して欲しい依頼も受けてるんだよ。それが今回の依頼だったわけだ。」

 

カリン「…!?ちょっと待て…シャーレはただでさえ忙しく人が足りないようなぐらい多忙なところだと聞いたが…それに、こんなに大勢の肉体派の男達をたった一人で沈めたっていうのか?」

 

リセイ「状況証拠ってやつだ。悪いことしてた奴が素直に認めて自分を痛めつけたりすると思うか?そりゃ頭おかしい奴のやることだろ?俺でなきゃ誰が静かにさせたと思う?」

 

アスナ「そうなんだ…ご主人様って腕っぷしも強いんだね?一人で乗り込んで倒しちゃうなんて!」

 

アカネ「そんなすぐに納得してしまうのは…しかし、いかに本当のことでも一人で乗り込むのは危険すぎます!なぜたった一人で…?」

 

リセイ「こう言うことに他の人を巻き込みたくなかったんだよ。俺にとって君たちも例外じゃ無い。いかにエージェントでも君たちだって学生だ。大人の汚いやり方をする奴らを見て欲しく無い。」

 

カリン(自分のことよりも生徒のことを優先している………全て本当のことなのか…もしそうだとしたら…先生はどれほど腕が立つんだ?もしかしてリーダーとほぼ同じ…いや、それは無いか…先生はどこから見ても人間だから…私たちには力では敵わないはず…)

 

ネル「へぇ…大人って確かにこう言うアホらしい取引してる奴らしか居ねぇと思ってたがよ…あんたみたいな人も居るんだな!だが、形から見たら先生、てめぇはあたしらの依頼を横取りしたってことになるが、それはどうやって落とし前つけてくれんだ?」

 

アスナ「もーリーダーったら!別に先生が私たちの仕事を片付けてくれたんだから細かいこと気にしないで良いのに!」

 

ネル「あたしらはC&Cだ!頼まれた依頼は完遂しなきゃこの名に泥を塗るようもんなんだよ!そこらの部活動みてぇに遊んでんじゃねぇんだよ!」

 

アカネ「……それもそうですが…」

 

リセイ「言っただろ?俺は無償でって。それに正式に依頼を受けてるわけじゃ無いしな。つまり、俺は別に手柄が欲しくて引き受けたわけじゃ無い。公に出る依頼とそうじゃ無い依頼ぐらいは区別がつくさ。だから、処理は君たちに任せるよ。手柄は君たちのもんだ。」

 

ネル「チッ…それじゃ納得いかねぇんだよ…って言いてえが…どうもあんたの言うことは信用できそうだな…その目を見てりゃわかる。嘘や冗談で誤魔化してるわけじゃねぇ誠意は見てとれるな。」

 

カリン「リーダー…そこまで言うことは初めてだな…先生…貴方は一体…」

 

リセイ「知りたいか?俺がどう言う人間なのか…もちろん教えられるものならそうしたいが…あいにく俺は自分の過去をあまり語りたく無い奴なんでね。その時が来たら改めて俺の方から言わせてもらうさ。」

 

ネル「……まぁいいや。さっきまでは悪かったな。あたし達の仕事を代わりにやってくれてありがとうよ。」

 

アカネ「あら…部長がここまで素直になるのも初めてですね…もしかして…」

 

ネル「ばっ!?違っ!!そんなんじゃねえって!!///面白ぇ奴だって思っただけだ!!」

 

アスナ「照れない照れない!わかるよー!初めて顔を見たけどすっごくかっこいいしね!リーダーでも惚れちゃうのわかるよー!」

 

ネル「ちげぇってんだろ!!張っ倒すぞ!?///」

 

カリン「……先生は見かけだけの人では無いんだな。リーダーやみんながすぐに打ち解けられるほど優しい性格なのがわかったよ。もちろん私もだ。今度またどこかで会えばきちんとした挨拶をさせてもらいたい。」

 

リセイ「ふっ…ありがとう!自分の容姿には自信がないんだが、お世辞でもそう褒められると嬉しいよ。」

 

 

チャキッ!

 

 

リセイ(!後ろのチンピラ…ピストルを構えた!狙いは俺じゃ無い…ネル達か!)

 

チンピラ7(くたばりやがれ!!)

 

 

パァン!!!

 

 

 

 

ズビィ!!

 

 

 

パシッ!

 

 

 

 

 

ネル・アスナ・カリン・アカネ「!?」

 

チンピラ7「あ…?」

 

リセイ「………てめぇ…いかにヘイローを持つ者とはいえ、女子高生相手にピストルぶっ放して良いと思ってんのか?」

 

アスナ「あ…あれ?ご主人様…?いつの間に私たちの前に…」

 

ネル「銃声が聞こえたと思ったら先生が目の前に…?何してんだ?」

 

リセイ「……」すっ

 

 

 

リセイはネル達に自分が受け止めた銃弾を手のひらで見せた

 

 

 

カリン「小型ピストルの弾丸…?まさか…受け止めたのか!?しかもあの速度で…一体どうやって…」

 

アカネ「…握力、速度、判断力など…言い出せばキリがありませんが…なんという…すみません…言葉が見つかりませんね…」

 

ネル(………訳…わかんねぇ…並の人間の身のこなしじゃねぇ上に、銃の鉛玉を受け止める力…こいつ一体何もんだ…!)

 

チンピラ7「くっクソが!バケモンめ!!死ね!死ねぇ!」

 

 

 

パァンパァン!

 

 

 

リセイ「懲りねぇな…」パシパシッ

 

 

 

ビシィ!!

 

 

 

グシャア!!ガスン!!

 

 

チンピラ7「どわぁ!?」どさっ

 

 

 

 

 

 

リセイは受け止めた2発の弾丸を親指で弾いて飛ばし、チンピラの持っていたピストルを破壊し、そして額に弾丸を打ち当てた!

 

 

 

 

アスナ「……すご…銃を壊しちゃった…って!?あんな威力のある弾を当てたら死んじゃってない!?大丈夫なの!?相手は一応人間なんだけど…!」

 

カリン「それに…人間の力で出せるような域を超えた威力を放っていた…しかもあんな正確に…な…なぜあんな力を宿していられるんだ…」

 

リセイ「心配するな。あのアホに当てた方は手加減しておいた。ほら。」クイ

 

 

 

 

 

リセイはネル達の方へ向き直り、親指を立ててチンピラを見るように促した

 

 

 

 

 

チンピラ7「」ぴくぴく

 

 

 

アカネ「あ…辛うじて生きているようですね…よく見るとたんこぶが出来上がってます…」

 

ネル「どう言うこった…あんた一体何もんなんだって!ちゃんと説明しろよ!」

 

リセイ「すまないな…それこそ俺の過去に繋がることを話さなきゃならない。だから、まだお預けと言う事で我慢してくれないか。いずれちゃんと話すよ。約束する。」

 

ネル「…………」

 

リセイ「…………」

 

ネル「……はぁ…わーったよ…一応信用してやる…」

 

リセイ「サンキューな。…!」

 

 

 

ジャキン!!

 

 

 

チンピラ8「ハハハァッ!みんな吹っ飛んじまえ!!」

 

 

カリン「っ!?2階の方から大砲を構えてる奴がいる!」

 

ネル(ちっ!しまった…!先生と話してるうちに周りの警戒を怠っちまった!!)

 

リセイ「まだ動けるやつが居たのか…あれは人間でも撃てる上に高火力のバズーカ砲…自分や仲間諸共全部消しちまおうってことかよ…それにどこから流通してんだか…」

 

 

チンピラ8「全員しねぇ!!!!」

 

 

 

ズボォン!!!

 

 

 

アカネ「っ!!避けきれません!!」

 

アスナ「あああっ!?やばいよ!?どうしよ!?」

 

リセイ「……手間かけさせやがって…」スゥゥウウ…

 

ネル・アスナ・カリン・アカネ「!?」

 

 

 

 

 

 

 

        パァンッ!!!

 

 

 

 

 

  『ムゲン・ザ・ハンドォォッ!!!』

 

 

リセイ「どあぁあっ!」

 

 

 

ブオオオオオオッ!!!

 

 

 

     ムゲン・ザ・ハンドG3

 

 

 

 

ガシッ!ガッ!ガッ!ガシィッ!!!

 

 

ズザザザッキキィ!!!

 

 

 

 

 

リセイ「……ふぅ…」

(キヴォトスは恐ろしいな…あんな小さい銃火器でこの威力…手加減したとはいえ、超次元の力使ってもギリギリ止められる程度…キヴォトスに対してもう少し詳しく調べてみるか…)

 

チンピラ8「!?」

 

ネル「なっ!?なんだそりゃあぁあ!?」

 

アスナ「…す…凄い凄い!ええーっ!?ご主人様今のどうやってやったの!?」

 

 

 

 

リセイは頭上で手拍子をして念じ、自分の身体から複数の巨大な手を創り出して、迫ってくるバズーカ弾を受け止めた!!!

 

 

 

チンピラ8「ば…バケモンじゃねぇか…やっぱ…」どさっ

 

 

 

 

チンピラは体力の限界が来てそのまま倒れ込んで気絶した

 

 

 

 

リセイ「今のは超次元と呼ばれる力のことだ。ヘイローを持つ君たちなら容易く使いこなせるだろうと思うよ。おっと…先にこいつらの処理を頼めるか?君たちは依頼で来ているんだから、まずはやるべきことを終わらせよう。俺も手伝うから。」

 

カリン「……わかった…リーダーもそれでいいよね?」

 

ネル「……おう…先生の言うとおり、まずはこのアホどもを縛り上げて依頼主が来るまで放置しとけ。」

 

リセイ「……」

 

 

 

 

 

 

リセイとC&Cの4人は悪人たちを縛って集め、その場を後にし、取引現場の近くのビル屋上へと足を進めていた

 

 

 

 

 

 

 

〜ミレニアム地域ビル屋上〜

 

 

 

 

 

 

 

アカネ「それではご主人様…まず聞きたいことは、その超次元という力についてなのですが…詳細を教えてはくれますでしょうか?」

 

リセイ「もちろん良い。君たちも使ってみたいんだろ?」

 

ネル「そりゃあな。さっきあんたはヘイローを持つ君たちなら簡単に使えるって言ってたからな…あたしたちが使えると知れりゃあやってみてぇ気もある。だがそのまえに、大事なことを一つ聞いときてぇ。」

 

カリン「大事なこと…?」

 

ネル「あんたはなんで教師をやっててそんな力を持ってんだ?…つーかこれも過去に関することになるから言えねぇってか?何もかもが謎すぎんだよ…何か一つくれぇ教えてくれても良いんじゃねぇのか?」

 

リセイ「……一つだけ教えても良いことがある。」

 

アスナ「え?どんなこと?」

 

リセイ「………俺は…死にたくたって死ねない人間なんだよ。もう…何度も殺してくれと願ったこともあったし、自分で自分を殺そうともした。でも、何をしても死ぬことができずに…」

 

ネル「まて…!もういい…それなりの事情があってそこまで強くなったんならそれで良い。あたしもこれ以上あんたのことは追求しねぇ。さっき取引現場で言った通り、あんたのその目は嘘をつけるようなもんじゃねぇ正直者の目だ。どんな存在でも、先生は悪い奴じゃねぇ。それは認識してやるよ。」

 

アカネ「部長…」

 

リセイ「……感謝する。超次元について説明しようか…」

 

カリン「…うん…よろしく頼む。」

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイの過去の片鱗に触れたネル達は、リセイの真剣な表情を見て、これ以上は聞かないことにし、リセイから超次元の技を教えてもらっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズダァン!!

 

 

 

 

ネル「はあっ…っちぃ…!!こんなに体力減らすもんなのか!?超次元の技一つ覚えんのには…」

 

リセイ「今の地点で超次元適正が高いのはネルとアスナだ。アカネとカリンはもう少し鍛えれば100%使えるようになるだろう。特にネル、君は凄まじいぐらいに適性がある。さすがは『約束された勝利の象徴』と呼ばれるだけはある。」

 

ネル「へっ!あたしにかかればこんなもんだ。…アスナはともかく、カリンとアカネはまだ習得できそうにねぇか?」

 

カリン「すまないリーダー…やり方はわかったが…湧き出る力をうまくコントロールできないんだ…」

 

アカネ「適正や発動条件を満たしても簡単には具現化できない…と言うことですね…」

 

アスナ「はぁ…はぁ…動けない…あっはは!仮に発動できても慣れるまで体力がすんごい削られるね〜…」

 

リセイ「少ししか息を切らしてないネルを見れば一目瞭然だ。ネルの場合体力云々ではなく、適性が強すぎるんだろう。凄いもんだよ…」

 

ネル「そ、そうか…?んまぁ…そこまで褒められると悪い気はしねぇな…///」

 

アスナ「あーっ!リーダーが照れてる!可愛いー!」

 

カリン「ふふっ…そうだな。」

 

アカネ「部長ったら…先生の前ではそんなに穏やかになれるのですね?」

 

ネル「てめぇらいい加減にしろやぁ!!///」

 

リセイ「まぁまぁ落ち着け。とりあえずは俺に向かって放ってみろ。」

 

ネル・アスナ・カリン・アカネ「!?」

 

アカネ「お待ちくださいご主人様!いかに貴方が普通の人間でなくても、まともに超次元の力をその身に当てればどうなるか…」

 

リセイ「どれだけ危険か、それは俺が1番よくしってる。心配はいらないよ。防ぐ方法もあるしな。ネルは攻撃技、アスナは突破技を使えるから、それぞれパターンを変えて俺も対策する。わかったらかかってきな。手加減なんてしたら怒るぞ?」

 

ネル「わーかったよ!ただし、本当に良いんだな?あたしとアスナは今覚えたとはいえ、結構危ねえと思うぜ?」

 

リセイ「構わない。守れる方法があるから言ってるんだ。さぁ、まずはネルからだ!」

 

カリン「先生…」

 

ネル「よーし…んじゃまぁ…アカネ、爆薬切れた空の樽があんだろ。そいつでいく。」

 

アカネ「わかりました!ですが…」

 

ネル「先生が言ってただろうが。手加減するなってよ。あたし自身のことなら心配いらねぇよ。練習みたいなもんだからな。」

 

アスナ「リーダー!先生!頑張って!」

 

ネル「オラァ!!」ドカン!!

 

 

 

 

 

      『キョウボウッ!!』

 

 

 

 

        グググググ…!

 

 

 

     『ヘッッッドォォ!!!』

 

          ブォン!

 

 

      バッコォオオオン!!!

 

 

 

 

 

      キョウボウヘッド

 

 

 

ズザザザ!!!

 

 

ネルはスカジャンに両手を突っ込んだまま、自ら蹴り上げた空の火薬樽を、力一杯反動をつけてリセイに向けてヘッドバットした!!!

 

 

カリン「っ!普通の頭突きでこれほどの威力が出せるものなのか…これが…超次元の具現化…!」

 

リセイ(……素晴らしいな…)

 

 

 

 

 

       『ゴッドハンド!』

 

 

 

 

         ギュォン!!

 

 

 

 

 

        ゴッドハンド

 

 

 

         ゴォオッ!

 

 

        ドッゴォォン!!

 

シュウウウ…

 

ストン

 

 

 

リセイはネルの強さに感心しながら、自分も巨大な手を作り出して、ネルのキョウボウヘッドを簡単に受け止めた後、自身の左側の地面に火薬樽をそっと置いた!

 

 

 

 

ネル「ちっ!止めやがったか…それにさっきみてぇに手がたくさん出てくる奴じゃねぇのか…あたしらに言ったくせにあんたが手加減してどうすんだよ?」

 

リセイ「君たちは強い…だけど俺に取っては君たちは普通の女子高生と変わらないんだ。教師として、授業を始めてる感覚でやらせてもらうぞ。」

 

ネル「……ふん…余裕ぶっこきやがってなぁ…まぁ…あんただからこそそれも我慢してやれるんだが…」

 

アスナ「どっちも凄いよ!今度は私の番だね!」

 

カリン「アスナ先輩、気をつけて。」

 

アカネ「どこまでも奥が深いですね…超次元というのは…」

 

ネル「こうなったら思いっきり驚かせてやれアスナ!お前のスピード自慢を見せる時だぞ!」

 

アスナ「任せてリーダー!みんな!」

 

リセイ「それじゃアスナ、俺は今から君に向かって走るから、覚えた技を俺に使って抜いてみろ!」

 

アスナ「うん!行くよご主人様!」

 

リセイ「…ふっ!!」ドンッ!

 

アカネ「は、速い…!?」

 

カリン(…あれは…そもそも地に足をつけて走っているのか!?)

 

ネル「へぇ…普通じゃないとは思ってたけど…超次元だけじゃなくていろんな力も持ってんのな先生…面白えじゃねーか!」

 

アスナ「うわぁっ!?ご主人様凄い!私も負けないよー!それっ!」

 

 

 

 

 

 

      『疾風ダッシュ!!』

 

 

 

 

 

         シュバッ!!

 

 

 

 

        疾風ダッシュ

 

 

 

 

 

ビュオン!

 

 

 

 

アスナはリセイを抜き去り、反動で少し宙に浮き、そのまま着地姿勢に入った!

 

 

 

リセイ「!」

 

ネル「ほー…見極められなかったわけじゃねぇが…先生を瞬時に抜きやがった…いつものアスナのスピードの何倍もあるな…」

 

アカネ「どちらもとてつもない速度ですね…ってアスナ先輩!?」

 

アスナ「うわぁっ!?」

 

 

 

 

ドンガラガッシャーン!

 

 

 

 

しかしアスナは勢い余って仮置きされていた廃材の溜まり場に突っ込んでしまった

 

 

 

 

カリン「アスナ先輩!大丈夫!?」

 

リセイ(……発動はできたが…まだコントロールがうまく出来ないのか…そのうち慣れるだろうと思うが…)

 

アスナ「あははは!ちょっと張り切りすぎちゃった!大丈夫大丈夫ー!」

 

ネル「ったく…情けねぇな…って言いたいが、初めてにしちゃ上出来じゃねぇのか先生?」

 

リセイ「そうだな。ネルは適正が特に強いからいいとして、アスナもすぐに使えるようになるとは、さすがはC&Cの先陣を切るエージェントだ。才能も申し分ない。」

 

アスナ「えへへ!ありがとうご主人様!」

 

リセイ「……そろそろいいだろう。夜も遅くなってきたし、俺はそろそろ帰るとする。君たちも依頼が終わったなら、とっとと帰った方がいいぞ。俺はまだキヴォトスに来たばかりだが、訳のわからん事件が絶えないからな。君たちがいくら強いといえ、面倒なことに巻き込まれてるのは俺も嫌だから…」

 

ネル「……おう。どっちにしろあんたの実践授業のおかげでちょっと疲労が溜まっちまったしな…今度会う時は公共のちゃんとしたところでな。」

 

アカネ「ふふ…私も次にご主人様に会うときまでに、超次元を具現化出来るようにしておきますね。」

 

カリン「私もだ。必ずものにしてみせる。」

 

リセイ「ふっ…楽しみだな。んじゃあな。また会おう。」スタッ

 

アスナ「ん?ご主人様?何してるの?そんなところに立ったら危ないよ?」

 

 

リセイは落下防止の柵を登って上に立った

 

 

ネル「お、おいまさか…!?」

 

 

 

リセイ「そいっ」

 

 

 

タンッ!

 

 

 

ネル・アスナ・カリン・アカネ「!?」

 

 

 

カリン「先生!!!」

 

 

 

なんとリセイはそのまま10階の高さはある屋上から飛び降りてしまった!

 

 

 

 

ヒュウウウウ!!

 

 

 

ズダァァン!!!

 

 

 

ボゴォン!!

 

 

ビシッ!パキパキッ…

 

 

 

 

リセイ「うっし…さっさと帰って風呂入って寝るか…」

 

 

 

スクッ

 

スタスタスタ…

 

 

 

 

 

 

ネル・アスナ・カリン・アカネ「…………」

 

 

 

リセイがアスファルトの地面に豪快に着地し、何事も無かったかのように立ち上がるまでの一部始終を見ていたネル達は開いた口が塞がらなかった

 

 

 

 

ネル「………何が…どういう…あいつ一体なんだってんだ…?ますます訳わかんねぇな…いくら先生がいろんな力を持ってるからって、この高さから飛び降りて無事なはずはねぇのに…先生は平然と歩いて帰りやがった…」

 

アスナ「ご…ご主人様は無事…なんだよね?私ちょっと見てくる!」

 

アカネ「私も行きます!お二人も早く!」

 

カリン「あ、ああ!ネル先輩!行こう!」

 

ネル「お、おい!ひっぱんじゃねぇ!わかったから離せ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルの内部をエレベーターで下ってきたネル達は、また口を開けて呆然としていた…

 

 

 

 

ネルたちが見た光景は、リセイが着地した部分が粉々に砕け散り、周りのアスファルトにヒビが入りまくっているものであった

 

辺りはその時の派手な音で騒然となり、その現場に人だかりが集まっていた

 

 

 

 

ガヤガヤ…ガヤガヤ…

 

 

 

 

ネル「……どうやらあたしらは…とんでもねぇ奴と関わっちまったようだな…人間…ではあるようだが…どうも正体不明すぎる…とはいえやっぱ悪いやつには思えねぇ…あーーーっくそっ!!スッキリしねぇな!やっぱり気になる…!!先生が自分の事を語るまで待てる気がしねぇな…」

 

アスナ「私も同感…でも…ご主人様はキヴォトスに害を及ぼすようなことはしなさそうだから大丈夫なんじゃない?」

 

ネル「………まぁいい…今日はとっとと帰るぞ。明日も早えんだ…次の依頼に向けて準備しとけ。」

 

アカネ「…了解しました部長。」

 

カリン(…………先生…次に貴方に会う時はどんなふうに話せばいいのだろうね…)

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイの謎の力に驚きを隠せないまま、ネル達はミレニアムサイエンススクールへと戻って行ったのであった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在…シャーレの部室にて…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイ「なーんてこともあったな…明日にはあいつらにも会うことになるか…その前にユウカの部員調査、その次にヴェリタスに事情を説明してヒマリの作品である『鏡』を取り戻し…それから…リオとヒマリのところへ乗り込むか。まぁ最後は別にやってもやらなくてもどっちでもいいんだが…そうと決まりゃさっさと風呂入って寝るか…」

 

スタスタスタ、パタン…

 

 

 

 

 

 

リセイはそんな独り言を言ってシャーレの部室を後にした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7時10分

 

 

 

 

 

ジリリリリリ!!カチン!

 

 

リセイ「……んぁ…そろそろ起きるか…」

 

 

 

 

 

鳴り響く目覚まし時計を止めつつ、ソファから身体を起こしたリセイ

 

歯磨きと洗顔を済ませて、シャーレの出入り口へと足を進めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜シャーレビル出入り口周辺〜

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイ「お、先にもう着いていたとはな。おはよう、正義実現委員会。」

 

ハスミ「先生!おはようございます。私たちも先生のお力になると決めたのですから、どのような時間でも私たちはいつでも準備は出来ております。」

 

リセイ「頼もしすぎて逆に不安になるわ。休める時はしっかり休むんだぞ?君達は立場はどうあれ学生なんだから。」

 

ツルギ「こ、心に留めておきます!ありがとうございます…!」

 

リセイ「ん…にしても、君たち四人だけ呼び出すようなことして、他の正義実現委員会にも内緒にしてもらってごめんな…」

 

ハスミ「ご心配なく。今回の件に関しては、私たち四人の扱いは雇われ兵と変わりありません。ましてや、先生のお願いとあれば、喜んでお手伝いさせていただきます。」

 

イチカ「今更遠慮なんてされたら調子狂っちゃうかもしれないっすし…それに先生には、私たち正義実現委員会の命を救っていただいたようなものっすから!これくらいは協力させてくださいっす!」

 

リセイ「……感謝する。んじゃ、行こうか。君たちはミレニアムの学園内に入った時から、俺が合図を出すから、その時に渡したバッジの右のボタンを押してくれ。そうすればステルス機能が発動する。ミレニアムの高度なセキュリティや赤外線センサーなどの探知系のものはまるで無視できるぞ。それを起動させれば君たちの姿は俺にしか見えてないことになる。」

 

マシロ「おお…!何から何まですごい機能ですね!心強いです!」

 

ツルギ(先生は…並外れた力を携えている…この人に弱点は無いのだろうか…)

 

リセイ「君たちの出番はC&Cの足止め…ミレニアムに着いたらゲーム開発部へ向かおう。そこで一度ステルス機能は解除してもいい。君たちの事をモモイ達にも話しておきたいしな。」

 

ツルギ「…了解致しました!ツルギ、全力で任務に取り組みます!」

 

リセイ「よし、それじゃ出発!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ミレニアムサイエンススクール校門前〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイ「着いた!バッジのスイッチを付けようか。ここから先はゲーム開発部の部室に着くまでは極力口は開かないから、そのつもりでな。」

 

ハスミ「わかりました。それでは、私たちも会話などは控えた方が良いでしょうね。」ポチッ シュン!

 

リセイ「そうだな。とりあえずはそうしておくとしよう…どこで音声を拾われてるかわからんし…セキュリティはキヴォトスで最高クラスだからな。」

 

イチカ「そのセキュリティに対抗できる小型装置を作れる先生も凄いっすね…」ポチッ シュン!

 

ツルギ「……」ポチッ シュン!

 

マシロ「では、ポチッと…」ポチッ シュン!

 

 

 

 

リセイの合図でツルギ達はバッジのスイッチを押して、各々の身体を透明化させた

 

 

 

イチカ「おお!ほんとに透明になったっす!」

 

ツルギ「…落ち着け…ここから先は声を出すな…」

 

イチカ「おっと…!失礼しましたっす…」

 

リセイ「ふっ…驚くのも無理はない。んじゃ行くか…」

 

 

 

スタスタスタ…

 

 

 

リセイとツルギ達はゲーム開発部へと足を進めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ゲーム開発部部室〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モモイ「……うーん…ふぁ…?あれ?いま何時?」

 

ミドリ「あ、おはよお姉ちゃん…私も今起きたとこ…まだ7時半だよ…ユウカが来るのはいつか知らないけど…早めに起きとかないと…」

 

アリス「zzzz」

 

ユズ「zzz…」

 

モモイ「あ…私たち昨日いつ寝たっけ!?アリスの自己紹介訓練はちゃんといい感じになったかな!?」

 

 

 

 

 

ゲーム開発部のメンバーは廃墟探索の疲れが溜まっており、リセイが一度去った後にすぐに寝落ちしていた

 

 

 

 

ミドリ「落ち着いてよ…少なくとも最低限の受け答えはできるように練習したのは覚えてるから…あとは先生が来るのを待って…それから…」

 

 

 

 

コンコン

 

 

リセイ「俺だ。入っていいか?」

 

モモイ「あ!噂をすれば来てくれたよ…ホッとしたぁ…み、身支度…服はよし…!いいよ先生!入ってきて!」

 

ミドリ「ユズちゃん!アリスちゃん!先生が来たから起きて!わ…私も前髪大丈夫かな…」

 

アリス「はっ!?はい!アリス起きます!休眠は十分に取れました!」

 

ユズ「う…うう…まだすこし…眠い…」

 

 

 

ガチャ

 

 

 

 

リセイ「おはようさん、昨日ぶりだな。って…大丈夫か君たち…髪ボッサボサじゃないか…まずは顔を洗ってきな。」

 

ユズ「ふぇ…?っ!?!?///せ、先生!?あわわわわ!こんな姿を見られるなんて…恥ずかしい…!///」

 

アリス「先生!おはようございます!アリス、来るべき入部審査の予行練習は完遂済みです!」

 

リセイ「お、そいつは結構なことだ。でもその前にまず、身なりを整えておいで。君たちに紹介したい子達もいるから。」

 

ミドリ「え?それってどう言う…いえ、わかりました!ほらみんな行くよ!」

 

ユズ「う、うん!///」

 

モモイ「ドライヤーってあったっけ?」

 

アリス「洗面所の下の棚にしまってあります!アリスはすでにこの部屋の内部のアイテムを全て把握済みです!」

 

ミドリ「いやいつのまに…」

 

 

 

スタスタ

 

 

 

リセイ「……ツルギ達、入っていいぞ。バッジも一旦解除していい。」

 

 

 

 

スタスタスタ…

 

 

 

 

 

バタン

 

 

 

 

ポチッ  パッ!

 

 

 

 

 

 

 

リセイが部室内にツルギ達を招いて、透明化を解除させた

 

 

 

 

ツルギ「…………」

 

イチカ「ほほー…これがあのゲーム開発部の部室内なんすね…ちょっと散らかってるのはなんでなんすかね?」

 

ハスミ「そこはあまり追求してあげない方がいいでしょう。先生、本当にバッジのステルス機能を解除しても…?」

 

リセイ「ユウカが来たらまたそのバッジのステルスをオンにしてくれ。流石に部室内にまでカメラがあったら何にもできんしな。ここは安全地帯ってわけだ。」

 

マシロ「なるほど…私たちはもしかして当分ここで待機をするんですか?」

 

リセイ「まぁ、それでもいいし、作戦が開始されるまでバッジの機能をオンにしたまま自由行動でもいい。その辺はゲーム開発部のメンバーと相談だな。」

 

ツルギ「…私はいつでも、出動可能です…何かあればすぐに…」

 

リセイ「君だけでも心強いのに、ハスミもマシロもイチカも居てくれるなんて、もはや安心感すら感じるよ。俺の方からみんなに説明するから、気を楽にしてくれ。」

 

ツルギ「は…はい///」

 

 

 

スタスタ

 

 

 

モモイ「はいはいのはいー!先生おはよー!って…えええええ!?」

 

ミドリ「もー…朝から大声出さないでよお姉ちゃん…って…ええええええ!?」

 

リセイ(双子だなやっぱ…驚き方とそのタイミングほぼ一緒だ…)

 

ユズ「二人ともどうしたの…?っ!?そ、その人たちはまさか…トリニティの正義実現委員会!?ひぃっ!」ダダッ!バタン!

 

アリス「…?モモイにミドリ…ユズもどうしたんですか?先生…この人達は…」

 

ツルギ(怖がられているのか…)シュン…

 

イチカ(あ、ツルギ先輩落ち込んじゃった…)

 

ハスミ(この子がアリスさん…なるほど…確かに、どこか神秘的なものを感じます…先生の説明がなければそれに気づくこともなかったでしょうね…)

 

マシロ「こ、こんにちは!そう警戒しないでください。詳しいことは今から先生が説明していただけますよ!」

 

リセイ「おう…実はな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

説明中…

 

 

 

 

 

 

 

 

モモイ「………内容が凄すぎてあんまり頭に入ってこないけど…つまり、先生の人望ってやつで正義実現委員会の人達が、私たちの力になってくれるってことでいいよね?」

 

ツルギ「……話は先生から聞いた…ミレニアムの内部で何やら不穏な動きが見られるとのことで、先生の護衛をするとともにお前たちの力になろう…」

 

ハスミ「貴女達の戦闘の支援をさせてもらうのが、今回の私達の要件です。今ここにいる正義実現委員会は4人とも、それぞれ個人での参戦という認識でお願いしますね。」

 

ミドリ「す…凄すぎてなんて言ったらいいか…こんなにすごい人たちを簡単に従えて味方につけるなんて…先生…一体何をしたんですか…」

 

リセイ「正義実現委員会とは俺がキヴォトスに来た頃にちょうど一悶着あってな。その成り行きみたいなものだよ。さっき話した通り、ユウカの審査を突破した後、ヴェリタスの部室に向かって事情を説明し、今夜ミレニアムの押収管理部屋に乗り込む。この四人はその時の君たちのサポーターだ。」

 

アリス「…?どうして押収管理部屋に?この学校にゲーム開発部のキーアイテムがあるのでしょうか?」

 

リセイ「その話はヴェリタスのところで話そう。俺が先んじて集めた情報だからあんまり言い過ぎると覚えられないだろ?」

 

モモイ「う、うん…そうだね…それにユウカももうすぐ来そうな感じがするし…」

 

リセイ「……ユズ…出ておいで。ツルギ達は良い子たちだぞ。みんな見た目で判断しがちだが、トリニティの中でも選りすぐりの筋の通った奴らさ。」

 

ツルギ「………///」

 

イチカ「そこまで言われると照れますって…恐縮っす先生…///」

 

ユズ「………」ガチャ ヒョコ

 

マシロ「私達に戦闘は任せて、あなた達は前だけ見て進んでください!先生と一緒に頑張りましょう!」

 

ハスミ「正義実現委員会の名に恥じぬよう、全力で助力しますね。だから、安心してください。」

 

ユズ「……は、はい!ありがとう…ございます!は私は、花岡ユズです…!」

 

イチカ「うん!よろしくっす!ユズさん!」

 

ミドリ「ユズちゃんがこんなに人前で話せるようになってるなんて…先生…本当に凄いですね…」

 

リセイ「俺は何もしちゃいないよ。ユズの勇気がそうさせているだけさ。ユズだけじゃない…本当はみんな強かったはずなのに、何かしらが心を弱くさせていただけ…心を強くするにはまず、相手の立場になって考えなきゃならない。ユズは俺と話そうとしたことで、自分を乗り越え、自分に向き合うことができた。だったら自分だけじゃなくて、他の誰にだって負けはしない。全人類が当てはまることなんだよ。」

 

ユズ「先生…///」

 

アリス「はい!ユズはまた一つレベルアップしたのですね?そして今回のレベルアップで大幅に能力が上昇したと言う事ですか!パンパカパーン!ユズが新しい自分にランクアップしました!」

 

ツルギ(……ところどころ言葉がおかしいところがある…だがこれでも覚えた方らしい…アンドロイド…先生の話を聞いていなければとても信じられないけど……可愛らしい…害をもたらすような存在じゃない…)

 

リセイ「…良かったなユズ。…ん!」

 

モモイ「ん?先生?どしたの?」

 

リセイ「ユウカが来る。足音や歩く速度がそれだ。ツルギ達!バッジオンだ!」

 

ツルギ・ハスミ・マシロ・イチカ「はい!」ポチッ! シュン!

 

モモイ・ミドリ・ユズ・アリス「!?」

 

ユズ「消え…た…?」

 

アリス「いいえ!生命反応を同じ場所に感じます!おそらくステルス機能のようなものが…」

 

リセイ「さすがにアリスにはわかってしまうか。俺が作ったバッジの効力だ。モモイとミドリに渡した奴だよ。後で君たちも試してみると良い。っと…そろそろ来る!話は後にして準備だ…!」

 

モモイ「うん…!」

 

 

 

 

 

コンコン

 

 

 

 

 

 

ユウカ「おはよー。もう起きてる?昨日言ってたゲーム開発部の部員について聞きに来たんだけど?入るわよ!」

 

 

 

 

ガチャ

 

 

 

 

 

 

モモイ「あ!ちょっと!まだ入って良いなんて言ってないんだけど!?」

 

ユウカ「何よ、見られて困るものでもあるのかしら?別に減るものもないんだしいいでしょ?特に貴女達はね…あ、先生もおはようございます!お早いですね…」

 

リセイ「ああ。君こそこんな朝早くにご苦労なことだよ。」

 

ハスミ(………ユウカさん…会うのは久しぶりですね…もっともこちらの姿は見えていないでしょうが…)

 

ユウカ「うん?この子がアリスちゃんね…へぇ〜…ミレニアムにこんな可愛い子が居たなんて知らなかったわ…」

 

アリス「……よ、妖怪が出現しました!」

 

ユウカ「よっ!?この子今私のこと妖怪って言った!?」

 

ユズ「ア、アリスちゃん…!」

 

リセイ・ツルギ・ハスミ・マシロ・イチカ(ぷっ…)

 

ユウカ「こんの…出会い頭にいい度胸してるじゃない…!けど今は聞かなかったことにしてあげるわ…私もやることがたくさんあるし…さ、アリスちゃん…貴女に幾つか質問するわ。」

 

アリス「!」

 

モモイ(き、来た!)

 

ユウカ「まず一つめ…アリスちゃんがゲーム開発部に来たきっかけはなにかしら?」

 

ミドリ(…やっぱりその辺の質問になるよね…)

 

アリス「アリスは「魔王城ドラキュラ」をやりたくなって…それでこのゲーム開発部の存在を知りました!」

 

ユウカ「そうなの…ふーん…じゃあ、二つ目の質問ね…この部はレトロゲームだけじゃないから、当然ゲームを作ることになるけど、アリスちゃんは何を担当するの?」

 

アリス「はい!アリスはプログラマーになります!ゲームのシステムを作るのって新鮮でたのしみです!それに、いろんなゲームを重ねていくにつれてRPG系のものがアリスは一番好きです!アリスはプログラマーだけではなく、タンク兼光属性アタッカーになりたいです!」

 

リセイ(……波動がよく効いてるようで何よりだ…通常よりも言語の理解や言い回しが上手くなっている。いかに波動の力もあるといえど、さすがはアンドロイド…素晴らしい学習能力だ…もっとも…アリスは自分が世界を破壊するために生み出された存在だとは思わないだろうが…かわいそうにな…無名の司祭と言ったか…どんな奴らか知らないが…生き物を生み出す責任ってのがわかってんのか?)

 

イチカ(……とても世界を破壊する為に作られたアンドロイドには見えないっすね…こんな良い子なのに…)

 

ツルギ(………)

 

モモイ(よしよし!いいよアリス!その調子…!)

 

ユウカ(…光属性アタッカー?まぁその辺は置いとくとして…どうやら本当に自分の意思でここに居るようね…)

 

「うん、短い質問だったけれど、おおよそのことは理解出来たわ。」

 

アリス「!?」

 

モモイ・ミドリ「!」

 

リセイ「さすがはユウカだ。二つの質問だけで把握してくれるとは…で、君の審査結果を聞こうか。」

 

ユウカ「そうですね…正体そのものは怪しいとして…言動から聞いて取れることからは特に異常は……アリスちゃんが自ら望んでゲーム開発部に居るって言うなら…」

 

ユズ「それじゃあ…」

 

ユウカ「ゲーム開発部の部員を規定人数に満たしているとみなし、存続を承認します。」

 

モモイ「やったぁ!!」

 

ミドリ「よ…よかったぁ…」

 

リセイ(……ユウカの得意げな顔がまだ出ているままだ…例の件だな…)

 

アリス「やりました!これでアリスもゲーム開発部で、皆さんで一緒にいる事ができますね!」

 

ユウカ「ただし、今学期までね…」

 

モモイ「わーい………え?」

 

リセイ「君たちの部長会議の件で決まった猶予付きの期間だろ?それならもう知ってるよ。ゲーム開発部はな。」

 

ユウカ「あ、知ってたんですね?ユズのみが欠席でしたのでてっきり知らないものだと思ってましたが…先生…もしかして何かしました?」

 

リセイ「さぁーなんのことやら〜(棒)まぁ、俺は知ってる情報をモモイ達に教えただけだから、あとはゲーム開発部次第さ。」

 

ミドリ「先生…」

 

ユウカ(……一体どこでどう言うふうにそんな情報を得てるんですか…)

 

マシロ(うん…!さすがは先生です!)

 

モモイ「ふふん!私たちだっていつも遅れを取ってるわけじゃないんだから!いくら猶予期間が今学期までだからって、ミレニアムプライスまでには最高のゲームを作ってやるんだから!」

 

ミドリ「お姉ちゃん!そもそもユズちゃんが出られなかった代わりにお姉ちゃんが出るはずだったのに威張らないの!」

 

モモイ「あ!ご、ごめん!」

 

ユズ「も、もういいよ二人とも…今こうして、猶予を与えてくれたんだから…」

 

ユウカ「はぁ…もしかしなくても、モモイの言ってた一大計画ってミレニアムプライスのことね?てっきりアリスちゃんの事かと思ってたんだけどね…まぁ良いけど…成果の得られていない部活動を廃部にする件を知ってるなら話は早いわ。そう言うわけだから、私から言えるのはこの短い期間で作れるもんなら作ってみなさいってわけよ。どんなことを考えてるかは知らないけどね…」

 

モモイ「ふんだ!もうユウカの挑発には乗らないからね!さぁ!これで良いでしょ!私たちにだって時間が無いんだから!そっちもやることあるなら早く行きなよ!」

 

ユウカ「言われなくても今からそうするわよ…まったく…諦めの悪いこと…先生、私はこれで失礼しますけど、貴方も無理だけはしないようにしてくださいね。それじゃああんた達、期待しないで待ってるわ〜…ホホホホ〜」

 

 

 

ガチャ…バタン…

 

 

モモイ「ムッカァアー!なんでいつも出て行く時に嫌味こぼして行くの!?」

 

ハスミ(……ユウカさん…なんだか感じが変わりましたね…悪いと言うより、モモイさんたちを揶揄っているようにも見えましたが…)

 

リセイ「……ツルギ達、スイッチオフ。しばらくは大丈夫だろう。」

 

 

 

カチッ!! ブオン!

 

 

 

ツルギ「…………本当に…便利ですね…これは…」

 

モモイ「あ…!ユウカの審査を乗り切ったの嬉しすぎて忘れてた…えーっと…」

 

ツルギ「……ツルギで良い。」

 

モモイ「は、はひ!!ツルギ先輩!」

 

ミドリ(いまだに信じがたいよ…こんな凄い人たち…本当に私たちの味方になってくれるなんて…)

 

リセイ「ふっ…とりあえずは第一目標は突破だが、ゲーム開発部のみんなに一つ聞きたいことがあるんだ。」

 

アリス「?どんな事ですか?」

 

リセイ「今から俺たちはヴェリタスに向かって、アリスの紹介と、今夜ミレニアムの押収保管庫に忍び込むことについてだが、突入するとき、それまで正義実現委員会はここで待機していてもいいのかなってさ。」

 

ユズ「わ、私は大丈夫です…」

 

モモイ・ミドリ「私たちも!」

 

ミドリ「それに、こんな実力者揃いの人たちがわざわざこの部室を荒らしに来たりなんてしないでしょうし…私、心強いんです!」

 

アリス「おお!つまり、最強の物理的セキュリティが発動すると言うことですね!ツルギ先輩たちがここで待っていただければ、アリス達も不安無く行動できます!」

 

ハスミ「……ふふ…信頼を寄せてもらってありがとうございます。ここで待機することができれば、不用意に私語を慎まないことはないでしょう。」

 

イチカ「でも…そんな簡単に他校の生徒をここで放置してもいいんですか?もしかしたら…ってことも万が一あるかもしれないっすよ?」

 

モモイ「だって先生が信用して連れてきたんだもん!私たちも信用できるよ!G.Bibleを取って無事に戻って来れたのも先生が居たからだし!」

 

ユズ「……だから…少しの間…この部室をお願いします…!」

 

ツルギ「…了解した。モモイ達はするべきことをこなして来い。私たちの役目はお前たちの邪魔を邪魔することだ……!ヒヒヒヒッ…」

 

モモイ(こ…怖い怖い!でも、ほんとに頼もしい!)

 

マシロ「先生!ここは任せて、ヴェリタスの元へ早く!夜まで時間はあるとはいえ、油断はできません!」

 

リセイ「ああ。それじゃ、行ってくるよ。モモイ、ミドリ、ユズ、アリス…行くぞ。ユズはタブレットを持っててくれ。」

 

モモイ・ミドリ・ユズ・アリス「はい!」

 

 

 

 

 

ガチャ、バタン

 

 

 

リセイはユズに、テレビの前に置いていたG.Bibleのデータが入ったタブレットを手渡し、ゲーム開発部のメンバーと共にヴェリタスの部室へと向かった

 

 

 

ハスミ「…さて、私たちは待機するとはいえ、先生達が帰ってくるまでどうしましょうか…」

 

ツルギ「……ここ最近のキヴォトスの治安についてでも語るか…?」

 

イチカ「それは良いすね!って言っても治安について話すことなんてあるっすかね…先生のおかげで悪い噂が著しく減ってるくらいなのに…」

 

マシロ「…それに、ゲーム開発部のあの信頼度…素晴らしいくらいの人徳ですね…先生は一体何者なんでしょうか…」

 

ハスミ「かく言う私たちも先生の魅力に染まってしまっているんですがね…もちろん、嫌なわけありませんが…時々恐ろしく感じる事もあります…先生の噂が新しく出回る度、どこまで名を馳せるのだろうと…」

 

ツルギ「………先生を信じろ…私だけじゃなく、お前たちも、他の正義実現委員を助けた上、自らを顧みずに前衛を請け負うあの姿勢…並大抵の覚悟でできるものじゃない…だから私は先生を守り抜く…」

 

ハスミ「ツルギ……心配はいりません…私もツルギと同じ思いです。マシロとイチカも一緒ですよ…」

 

マシロ・イチカ「うんうん!」コクコク!

 

 

 

 

 

マシロとイチカはシンクロしながら頷いた

 

 

 

 

ツルギ「………」ニヤァ…

 

 

 

ツルギもそれに応えるかの如く、怪しげな笑みを浮かべながらも、その目はリセイを支え抜く、決意の目であった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ヴェリタス部室〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハレ「…ふむふむ…大変なことになってたんだね…」

 

マキ「それにしてもG.Bibleが自動消去される前によくそのタブレットに保存できたね?凄い判断力だよ!ヒマリ先輩が居たらちょっと驚いたりして…」

 

チヒロ「それはともかく…事情はだいたい分かった。それとこの子がアリスね…君の背中に背負ってるその大きすぎる銃はエンジニア部の作品なんだよね。そんなもの作れるのエンジニア部ぐらいだろうし…」

 

アリス「はい!これは光の剣・スーパーノヴァです!アリスの冒険に出かけるための最高の武器です!」

 

コタマ「名前まであるんですね…そういえば先生…G.Bibleのパスワード解析についてなんですが…」

 

リセイ「いや大丈夫、君たちが昨日言ってたヒマリの作品である、『鏡』が必要なんだろ?」

 

チヒロ・コタマ・ハレ・マキ「!?」

 

ミドリ(もしかして先生は最初から全部分かってて…)

 

ハレ「……もうどうやって私たちの言いたいことを当ててるかは聞かないことにしておくとして…そう、ヒマリ部長の鏡が必要なんだよ。でもそのためには…」

 

モモイ「あ〜なるほど!だから夜に忍び込むんだ!ミレニアムの押収保管庫に!」

 

チヒロ「…実は私たちも同じことを考えてた。いくら部長会議で決まった事とはいえ、不要な押収作業が多すぎるし、何より何かがおかしい気がする…あまり言いなりにならない方がいいのかもしれないし…とはいえ実行するにしても非現実的過ぎる…何故なら…」

 

マキ「そー…ミレニアムにはメイドのエージェント部隊、C&Cが居るからね…中でもそのリーダーであるネル先輩…あれは敵に回したくないねぇ〜…」

 

ユズ「あ…あの…その事なら多分大丈夫だと…思います…」

 

コタマ「え?なぜですか?」

 

ユズ「あ…!えっと…その…実は私たちに協力してくれる人達がいて…それで…」

 

リセイ「……正義実現委員会。」

 

チヒロ・コタマ・ハレ・マキ「!」

 

リセイ「トリニティの正義実現委員会である、ツルギ、ハスミ、マシロ、イチカ…この四人がゲーム開発部の手助けをしてくれるんだそうだ。」

 

マキ「…トリニティの正義実現委員会って…うっそぉ…何から何まで…これも先生の人徳ってやつ?」

 

ミドリ「実際私たちも驚きました…まさか先生がその人たちを連れてくるなんて考えもしませんし…」

 

リセイ「いまあいつらはゲーム開発部の部室で待機してもらってる。あの四人をすぐに呼び戻せる方法があるから、離れていても大丈夫ってわけだ。」

 

コタマ「つまり、突入時にC&Cとの戦闘は免れないのを、正義実現委員会の4人に任せると言うことですね?」

 

リセイ「ツルギ達自らそれを望んで引き受けてくれたうえ、適任はあいつらしかいないしな。おそらく超次元同士の戦いなるだろう。」

 

チヒロ「…?超次元ってなに?」

 

リセイ「おっと…そう言えば君たちヴェリタスはまだ見たことがなかったんだな。記憶を見せよう。」パチンッ

 

チヒロ・コタマ・ハレ・マキ「!?」

 

モモイ・ミドリ・ユズ・アリス「!?」

 

 

 

 

 

リセイは指を鳴らし、超次元についての記憶をその場の全員に見せた

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コタマ「……せ、先生…今何が…」

 

アリス「じょ、状況把握が困難です…!先生がゴッドハンドXを繰り出したあの光景がなぜまた…」

 

ハレ「アリスが暴発させたそのレールガンを先生が受け止めたあの光景…あれが…超次元…」

 

チヒロ「確かにそこも問題だけど…今どうやってそれを私たちの脳内に送り込んだかだよ…」

 

ユズ「あわわ…す、凄い…あんなことがあったなんて…聞いてたより怖い状況だったんだね…みんな…」

 

リセイ「まぁそう言う反応になるわな。アビドス対策委員会とゲヘナ風紀委員会、そして便利屋68の連中には見せたことがあるが、どうやってやってるかなんて聞かないでくれよ?説明する気も失せるくらい長くなる。」

 

全員「………………」唖然

 

リセイ「さて、これで超次元についての疑問は大体晴れたな。あとは突入するだけだが…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイ達がヴェリタスの部室で作戦会議をしている一方…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ミレニアムタワー屋上〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アカネ「…なるほど…ゲーム開発部が今夜、ミレニアムの押収保管庫へ突入してくると言うことですね…」

 

ユウカ「ええ。今夜必ず、あの子達がミレニアムのシークレットゾーンに入り込もうとするわ。貴女達C&Cはゲーム開発部を遠慮なく確保してほしい。何者であれ、セミナーである私たち生徒会の最重要書類や情報が隠されてるところへ侵入させるわけにいかないからね。」

 

アカネ「かしこまりました。C&Cの名に恥じぬよう、全力で任務を遂行いたしますね。それに今回は私たちの部長も待機中ですので、この任務にも参戦していただけるでしょう。」

 

ユウカ「いつもはネル先輩とは別行動なの?C&Cのリーダーなのにそれでいいのかしら…」

 

アカネ「セミナーの生徒会長からいつも依頼を受けてくださるのが部長でして…今回は特に指示もなく、先程の通り待機しております。それはそうと…一体どうして今夜にゲーム開発部が突入してくると…?」

 

ユウカ「簡単なことよ…私たちセミナーにそうなるように教えてくれたのは…」

 

 

 

 

 

 

 

「ヴェリタスの部長、ヒマリだもの…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ヴェリタス部室〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マキ「大丈夫かなぁ〜…今夜作戦決行するって言っても…最大の難関がそのC&Cなんだよね…」

 

ハレ「セキュリティや自動ロックに関してはこっちも対策はできるとして…戦闘に関してはモモイ達自身に何とかしてもらうしかないけど…」

 

ミドリ「大丈夫…!こっちには正義実現委員会と先生がいるんだから…!」

 

モモイ「ふふん!負ける気がしないねぇ!」

 

リセイ「自信を持つのは結構なことだが…今回の目的はあくまでヒマリの作った『鏡』だ。それを手に入れたらどんな状況でも撤退。後はヴェリタスのみんなにG.Bibleのパスワードを解いてもらって作戦は終了。俺も真剣に取り組ませてもらうぞ。最後まで付き合うさ。」

 

チヒロ(……もしかしてもうヒマリの思惑に気づいてる…?先生…もう全部知ってたりしてね…)

 

リセイ「とりあえず、今の時刻は17時…2時間ほどで作戦開始と行こうか!ゲーム開発部は19時になったらミレニアムのシークレットゾーン前に集合。ヴェリタスのみんなはここでセキュリティ勝負に備えて待機してくれ。」

 

コタマ「了解しました!」

 

アリス「いよいよ作戦開始ですね!アリス、燃えてきました!」

 

リセイ「ふっ…その興奮は本当にその時が来たら解放しような。」

 

アリス「はい!アリス、待機します!仲間と一緒にクエストクリアに向けて、全力で臨みます!」

 

ユズ「いよいよ…始まる…!ドキドキする…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2時間後…ミレニアムシークレットゾーン周辺…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドカァアン!!!

 

 

 

 

 

 

 

ユウカ「!来たわね!って言うかまさか正面突破してくるなんてね…アリスちゃん?」

 

アリス「…!ユウカとセミナーの人達がたくさん居ます!」

 

セミナー部員1「ゲーム開発部の部員が1人…!?残りの3人は!?」

 

アリス「そ、それは教えられません!作戦の一つです!」

 

ユウカ「……そ…何だっていいけど、堂々と1人で乗り込む勇気だけは褒めてあげるわ。というわけで貴女たち、アリスちゃんを確保しなさい!反省部屋に隔離よ!」

 

セミナー部員2「はい!」

 

セミナー部員3「さぁ…大人しくしてもらうわよ!」

 

アリス「う、うう…アリス捕まってしまいました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ミレニアム内部押収保管庫周辺廊下〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モモイ「うわわわ!アリスが捕まっちゃった!!」

 

ユズ「落ち着いてモモイ…作戦通りだよ!先生!私たちはこのまま…」

 

リセイ「ああ、アリスがユウカ達の注意を引き付けている間に、俺たちはさっさと押収保管庫へ直行だ。けどその前にセキュリティトラップが邪魔してくるはず…そこにはきっとC&Cの誰かも居るだろうな。」

 

アカネ「さすがはご主人様。すべて読み通りの推理ですね。」

 

リセイ「!」

 

モモイ・ミドリ・ユズ「!?」

 

アカネ「お久しぶりですご主人様。まさか貴方がゲーム開発部を指揮しておられるとは…」

 

リセイ「アカネ…悪いが今は話している余裕はないんだ。そこを退いてくれないか?」

 

アカネ「いくらシャーレの先生である貴方のお願いでもそれは聞けませんね…ここから先はどのようなお方も許可がなければ立ち入ることは禁じられておりますので…私はここを通さないように命じられたので、任務を遂行させていただきます!」

 

ミドリ「じゃあ…無理矢理にでも突破するしかないよね!先生!」

 

リセイ「おう!行け!3人とも!」

 

アカネ「!?」

 

 

 

 

ボンッ!

 

 

ダダダダダダ!!!

 

 

 

 

リセイは煙幕弾を地面に叩きつけ、モモイ達と共にアカネを振り切った!

 

 

 

 

アカネ「くっ!こんな濃度の高い煙幕弾をいつの間に作って…ですが…これより先はミレニアム屈指のセキュリティゾーンです…一度閉じ込められたらセミナーの認証が無ければ通れませんよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガシャン!ガシャン!

 

 

 

 

 

 

 

 

アカネ「ほら…言ったそばからもう引っかかって…いくら先生が居てもこのセキュリティの突破は容易では…」

 

 

ピピー

 

ガシャン!

 

 

アカネ「!?」

 

 

チヒロ『ドアロック解除…その先の全てのセキュリティも無効化しておいたよ…』

 

コタマ『ついでに防衛装置の無力化にも成功しました!30分は復旧に時間が必要なはずです!』

 

リセイ「サンキューな。あとは俺たちに任せろ!」

 

ハレ『わかった。でも、そっちも油断は禁物だよ!』

 

マキ『セミナーのセキュリティって結構しつこいからね!もしかしたらもっと早く復旧されるかもしれないから急いだ方が良いかも!』

 

ユズ「はい!ありがとうございます!」

 

リセイ「よし、行くか!」

 

アカネ「行かせません!ここから先は…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギュイイイイン!!

 

 

ドッカァアン!!

 

 

 

アカネ「うっ!?」

 

 

 

アカネは咄嗟にリセイ達の前に立ちはだかったが、突如巨大な光線がアカネを襲った!

 

 

 

ミドリ「あ!アリスちゃん!」

 

モモイ「よかった!捕まったかと思ったよ!」

 

アリス「アリスは大丈夫です!ユウカやセミナーの人達に捕まるふりをして、連れて行かれる寸前で力を解放して逃げ出してきました!」

 

ユズ「ほっ…」

 

リセイ「上出来だアリス。ここまでは作戦通りだ。アカネは瓦礫に埋もれただけで無傷だから心配は要らないだろう。ったく…さすがはミレニアムのエージェントだ…こう言う危険な攻撃を咄嗟に躱してことなきを得るとはな…まぁいい、今は先を急ごう!」

 

モモイ・ミドリ・ユズ・アリス「はい!」

 

 

 

タッタッタッタッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ミレニアム押収保管庫前〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイ「どうやらついたようだな…ここが押収保管庫だ。」

 

ユズ「ここにヒマリ先輩の『鏡』が…」

 

ネル「おっと…そこまでだ…!」

 

リセイ「!」

 

モモイ・ミドリ・ユズ・アリス「!?」

 

ネル「それ以上動くんじゃねぇ…先生…」ジャキ!

 

カリン「君達は完全に包囲されてる…無駄な抵抗はやめた方がいい…」カチャ

 

アスナ「アカネを突破してくるなんてやるじゃんゲーム開発部!って言ってももう戻ってきたけど…」

 

アカネ「はぁ…はぁ…してやられました…!想定していたよりも凄まじい子ですねアリスさんは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつの間にかリセイ達の周りにはC&Cが包囲して、アカネも合流してきていた!

 

 

 

 

ネル「……久しぶりだな…けどこんな形で再会するったぁ思わなかったけどよ…」

 

リセイ「俺もだネル…まさか今回は君たちが敵に回るなんてな…俺も予想外だったぜ。」

 

モモイ「か、囲まれちゃった…!?どうしよう先生!」

 

カリン「大人しくしていた方が身のためだ。ここまで入り込んだからには、セミナーの反省部屋は免れないぞ。」

 

ネル「お仕置きだのなんだのあたしは興味ねぇがよ…任務は任務…何を考えてこんなことしてんのかは後で聞くとして…どっちにしたっててめぇらは確保対象だ。抵抗すんなら覚悟しろよ…?」

 

リセイ「………悪いが…俺たちを捕まえる事はできないぞ。なぜなら今から君たちがする相手は俺たちじゃない。」

 

ネル「あ?」

 

アスナ「え?どういうこと?」

 

リセイ「ふっ…今だ!正義実現委員会!」

 

 

 

 

 

 

 

カチッ!

 

 

 

 

ブォン!!

 

 

 

 

 

 

シュタタタタッ!!!

 

 

 

リセイの呼びかけで正義実現委員会がバッジのボタンを押して瞬間移動して登場した!

 

 

 

 

ネル・アスナ・カリン・アカネ「!?」

 

 

ツルギ「きへへへへ!!!さぁ…!!暴れる時間だぁぁ!!!」

 

ハスミ「ほどほどにお願いしますねツルギ…」

 

マシロ「C&Cのメンバー4人を確認しました!戦闘準備に移行します!」

 

イチカ「まったく待ちくたびれたっすよ〜!先生!ここは任せてくださいっす!」

 

リセイ「ああ!モモイ達行くぞ!」

 

モモイ・ミドリ・ユズ・アリス「はい!」

 

 

 

 

 

タッタッタッタ!

 

 

 

 

 

 

ネル「なっ!?ちぃ!待ちやがれ!!まだ聞きてえことが…!!!」

 

ツルギ「……お前たちの相手は私たちだ…ここからは通さんぞ…」すっ…

 

カリン「噂に名高いトリニティの正義実現委員会!!しかも一体どうやってここまで!?センサーに反応しなかったのか…!?」

 

イチカ「まぁこっちも色々あるんすよ!今回は私たち、先生のお手伝いって名目でここに参上した次第っす!C&Cの足止め…それが今回の私達の任務っす!」

 

ネル「……なるほどな…だったらもう言葉なんざ要らねえよな?あたしらを止めれるもんなら止めてみやがれ!どうやっててめぇらがここに現れたとか、何の目的があるとかそんなもんもうどうだっていい!戦ってりゃそのうちわかんだろうが!!」

 

アカネ「どちらにせよ、私たちは早く彼女たちを追いかけないと!全力で突破させていただきます!」

 

マシロ「望むところです!絶対に通しません!」

 

アスナ「あっははは!!なんだかよくわかんないけど、こう言うわちゃわちゃしたの私大好きだよ!」

 

ネル「喜んでんじゃねぇ!さっさと攻撃しろ!!」

 

アスナ「おっけー!リーダー!」

 

アカネ「はい!」

 

カリン「了解!!」

 

ハスミ「それでは…参ります!」

 

 

 

 

 

 

 

戦闘BGM:SDガンダムGジェネレーション・クロスドライブ

サウンドトラック50番

 

https://youtu.be/0EU9pKQb9wo

 

 

 

 

 

ツルギ(先生は既に私たちが来た瞬間に、何かしらの結界を貼ってくれている…なら…)

 

「全力で蹴散らすかぁああ!!!!」

 

ネル「へっ!面白え!見せてもらおうじゃねぇか!!その実力!!行くゼェ!!」

 

カリン「リーダー!早速使うのか!?いくら相手がトリニティの最終兵器とはいえ…!」

 

ハスミ「よそ見をされるとは、私たちも甘く見られたものですね…敵の心配をしている場合ではないでしょう?」ジャキン!

 

マシロ「後方支援は任せてください!」ジャキン!

 

アスナ「貴女の相手は私だよ!リーダーの邪魔はさせないんだから!」

 

アカネ「そちらこそ、ミレニアムのエージェント部隊を軽い気持ちで相手をしないでもらいたいですね!」

 

イチカ「お互いさまっすよ!!」

 

ネル「アカネ!!爆薬樽を寄越せ!ふんっ!!」ドォオン!!

 

アカネ「はい!!失礼します!!」ブォン!!

 

ネル「ふんぬぁあああ!!!」ギリィィイ!!

 

 

 

 

 

 

ネルはアカネにそう言い、両脚に力を込めて踏ん張り、両手にマシンガンを持ったまま後ろに身体を振りかぶり、そのまま頭突きを繰り出した!!

 

 

 

 

    『キョウボウヘッド改!!!』

 

 

 

 

      キョウボウヘッド改

 

 

 

 

 

ドオオオオオオオン!!!

 

 

 

 

 

カリン(先生に教えてもらった時よりも強化されたリーダーの超次元の技だ!避けるだけでもかなりの素早さが求められる!確実にもらったな…!)

 

 

 

 

 

ハスミ「ツルギ!」

 

ツルギ「任せろぉ!!!キェアアアア!!!」ズダァン!!

 

ギュルン!

 

 

     『真・空・魔ぁぁぁあ!!』

 

 

 

        『V2!!!』

 

 

 

 

 

 

 

         真空魔V2

 

 

 

 

ブオオオオン!!

 

 

 

 

 

ネル「あぁ!?」

 

アスナ・カリン・アカネ「!?」

 

 

 

 

 

 

ハスミがツルギ呼び、呼ばれる前に飛び出していたツルギは、勢いよく飛び上がって右脚を大振りに薙ぎ払って、目の前の空間に強烈な突風を巻き起こした!!

 

 

 

ギュオオオ……ドスン!

 

 

 

推進力を失った火薬樽はその場に急降下した!

 

 

 

ネル「…へっ…まさかとは言わねえよ!テメェらも超次元の技を使える奴らだったか!これで合点がいったぜ…先生がテメェらを味方にしてあたしらにぶつけた訳がわかったな…」

 

イチカ「ツルギ先輩の進化した真空魔を食らった物体が真下に落ちるだけなんて…さすがはミレニアムの最強エージェントっすね…」

 

アスナ(ふーん…私達と同じように正義実現委員会も超次元を使えるようになってだいぶ経ってるってことかな…)

 

マシロ「隙あり!」ドドドォオン!!

 

カリン「っ!後方射撃!来る!」

チュイン!

 

アカネ「回避行動をとります!」

チュンチュン!

 

 

 

 

マシロは油断していたカリン達に向けてスナイパーライフルを乱射した!

 

 

 

アスナ「私も行くよ!それっ!」シュパッ!

 

ハスミ「!速い!」ジャキン!

 

アスナ「もう遅いよー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      『疾風ダッシュ改!!』

 

 

 

 

       疾風ダッシュ改

 

 

 

 

イチカ「おっと!ハスミ先輩に近づかせないっすよ!!はあっ!」

 

ハスミ「イチカ!」

 

 

 

 

  『ハンターズ!!ネットォォオ!!』

 

 

 

 

 

シュイン!シャッ!!

 

 

 

 

 

 

      ハンターズネット

 

 

 

 

 

 

アスナ「うわっ!?くっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ドッ!グイイイイン!

 

 

 

 

ビンヨヨヨーン!

 

 

 

 

ギュルルル!

 

バッ!

 

スタッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アスナは瞬速でハスミに近づき、取り押さえようと突進するように突き進んだが、イチカの反応が追いつき、超次元の網を作り出して、向かってきたアスナを弾き飛ばした!

 

 

 

 

カリン「大丈夫!?アスナ先輩!」

 

アスナ「平気平気!うまく受け身取れたから!」

 

 

 

 

しかしアスナもハンターズネットに触れる前に、両腕で身体をガードし、ぶつかった時の反動を利用して宙返りしながら着地した!

 

 

 

 

 

 

 

ハスミ「ありがとうございますイチカ。いい判断でしたよ!」

 

イチカ「いや〜それほどでも…あるっす!」

 

マシロ「自分で褒めるんですか…」

 

アカネ「こちらも遠慮なく行かせていただきます!ふっ!」

 

ツルギ「来る…全員援護しろぉ!!」

 

ハスミ・マシロ・イチカ「了解!!」

 

ネル「アスナ!カリン!てめぇらはアカネと一緒に対抗しろ!あの正義実現委員会のリーダーはあたしがやる!!」

 

カリン「了解した!」

 

アスナ「任せてリーダー!」

 

 

 

 

 

 

 

ズガガガガガ!!

 

チュインチュイン!

 

ドンドンドンドン!!

 

ドゴーン!!ボガァン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ミレニアム押収保管庫〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイ「なはははっ!やってるやってる…お互い白熱してんなぁ…」

 

アリス「ツルギ先輩達は大丈夫でしょうか…」

 

リセイ「あいつらとC&Cは実力はほぼ互角だ。どっちが死ぬとかどっちが負けるとかは関係ないよ。正義実現委員会が時間を稼いでくれている間に、『鏡』を探そう。」

 

モモイ「そ、そうだね!でもこんないっぱい取り上げられたものがあるなんてユウカは…いや…セミナーは何考えてんのかな…」

 

ユズ「さ、さぁ…?」

 

ミドリ「とにかく早く『鏡』を見つけよう!ツルギ先輩達にだって限界はあるはず!」

 

リセイ「……これほど多くあると探すのが苦労しそうだな…波動探知するか。」

 

モモイ・ミドリ・ユズ・アリス「え?」

 

 

 

 

リセイは瞑想しながら波動を全身から放出させた

 

 

 

 

リセイ「………アリス、その資材の一番上に積み上げられた段ボールがあるだろ?それのてっぺんの中身に『鏡』がある。」

 

アリス「は、はい!見てみます!」

 

ユズ「波動探知…これが…」

 

ミドリ「なんだか涼しい風が吹いてるような…」

 

リセイ「ことが終われば詳しいことを説明させてもらうよ。今はまず『鏡』を奪取してここを離れることが先だ。」

 

アリス「あ!これがそうでしょうか?『鏡』を手に入れました!」ヒョイッ

 

リセイ「よし、それが『鏡』だ。そのツールがあれば、あとはヴェリタスのみんなに任せよう。」

 

モモイ「そう言えば『鏡』がなんなのか聞いておくの忘れてたよ…データの入ったUSBだったんだ!」

 

リセイ「話は後だ!先にヴェリタスの部室へ戻ってろ!俺はツルギ達を迎えにいく!モモイ、ミドリ!君たちに渡したバッジはあるな?それを使って部室へ戻れ!ユズとアリスは2人に捕まって一緒に行くんだ。」

 

ミドリ「これってワープ機能もあるんですね…!」

 

モモイ「エンジニア部顔負けの性能だね…!わかった!ユズは私に捕まって!」カチッ

 

ユズ「う、うん!」ぎゅ

 

ミドリ「アリスちゃん!行こう!」カチッ

 

アリス「はい!アリス、モモイ達と一緒に拠点に戻ります!先生、どうかご無事で!」ぎゅ

 

 

 

 

 

ギュオン!!シュゥゥウ!

 

 

 

 

 

ユズはモモイの手を、アリスはミドリの手を握って、モモイとミドリと共に、バッジのワープ効果を使って、ひと足先にヴェリタスの部室へ避難した!

 

 

 

 

 

リセイ「………さて…ツルギ達とネル達を止めに行かなきゃな…まだお互い暴れてやがる…ユウカ達に倒れられても面倒だしな…」

 

 

 

ウィーン

 

 

タッタッタ!

 

 

 

 

 

 

 

リセイは廊下に出てツルギ達を迎えに行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜正義実現委員会VSC&C サイド〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘BGM:サムライチャンプルー「snake chamber」

 

https://youtu.be/nynHuZZupMI

 

 

 

 

 

 

 

 

ハスミ「はあっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

     『リフレクトバスター!』

 

 

 

        『V2!!!』

 

 

 

     リフレクトバスターV2

 

 

 

 

ダァン!!チュインチュイン!ダダダダダ!!!

 

 

 

 

 

 

 

ハスミはライフルを前方に向けて発射し、壁や天井をなんども反射させて攻撃した!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アカネ「止めます!」タンッ!

 

 

   『スピニングカット!V2!!』

 

 

 

ギュオン!

 

 

 

ズバッ!!

 

 

 

     スピニングカットV 2

 

 

 

 

 

 

 

 

ドバァン!

 

 

 

 

アカネはそれに負けじと、飛び上がって右脚を鎌のように薙ぎ払って衝撃波を銃弾に浴びせ、相殺させた!

 

 

 

 

 

マシロ「ハスミ先輩の強化された鎮圧弾を抑え込むなんて…」

 

アスナ「今の銃弾凄ーい!あんなに反射するものなのかな…これも超次元の力なんだね!」

 

 

 

 

 

カリン「貰った!」ダダダッ!

 

 

 

     『アストロブレイク!!』

 

 

ギュイイイン!!

 

 

ドカァアン!!!

 

 

 

      アストロブレイク

 

 

 

 

カリンは転がっていた火薬樽を、右脚に念じを込めて、全力でマシロに蹴り飛ばした!!

 

 

 

ツルギ「…!マシロ!止めろ!」

 

マシロ「はい!!」

 

 

 

 

 

ズザァッ!

 

 

 

 

マシロ「はあぁぁあ!!!」

 

 

ダァン!!

 

 

 

 

      『正義の鉄拳!!!』

 

 

 

 

 

        正義の鉄拳

 

 

マシロ「ったぁぁあ!!!」

 

 

 

 

グオオッドッゴォオオオン!

 

 

ボカァァン!!

 

 

 

マシロは左脚を高く上げ、勢いよく地面に叩きつけた直後、カリンの放ったアストロブレイクを右腕で殴り飛ばした!

 

 

 

 

 

 

 

ネル「チッ…!流石に一筋縄ではねぇな!なかなかやるじゃねぇかお前ら!」

 

 

 

 

殴り飛ばされた火薬樽は廊下や壁を破壊しながら爆発した!!

 

 

 

 

ツルギ「足元に気をつけるんだなぁあ!?」ドガァン!!ドガァン!!

 

ネル「はっ!当たらねぇんだよ!!」シュバッ!

 

 

 

 

 

ツルギはネルの隙を突き、両脚目掛けてショットガンを乱射したが、ネルは瞬時に反応し、前方に飛び上がって回避した!

 

 

 

ギュルルルン!

 

 

 

ネル「おらよっ!!」ズガァン!!

 

ツルギ「キヒッ!」ガシィッ!!ブォォン!

 

ネル「ふっ!」

 

 

 

ネルは飛び上がった反動を使って回転しながら踵落としを繰り出した!

 

しかしツルギは素早く、頭上で腕をクロスさせながらガードし、勢いよく振り払った!

 

 

 

 

 

ネル「剣先ツルギだったか?テメェのその暴れっぷりはあたしも面食らう程だ…だが…あたしの間合いについて来れるやつはこのキヴォトスのどこを探しても存在しねぇんだよ!そろそろ諦めることも考えた方がいいぜ?」

 

ツルギ「…んはははぁ!!それは…お互い様だぁ…!!」

 

アカネ「…2人の独壇場になりつつありますね…!」

 

ハスミ「くっ…!あれでは私達まで巻き添えを喰らいそうです!」

 

ネル「はははっ!悪いが勝たせてもらうぜ!!アカネ!カリン!ドリャァッ!」ズダァン!

 

アカネ「はい!」

 

カリン「もう一度火薬樽だな!いくよリーダー!」

 

ツルギ「!」

 

イチカ「うわっ!?なんて跳躍力っすか!?穴が空いた天井をすり抜けて…!」

 

アスナ「あ!もしかしてあれやる気!?」

 

 

 

ビュン!

 

 

ドギュルルルル!!!

 

 

 

 

       『爆熱ッ!!!』

 

 

     『ストォオオオム!!!』

 

 

 

 

ドッゴオオオオオン!!!

 

 

 

 

 

 

       爆熱ストームG3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネルはカリンとアカネに火薬樽を投げさせ、全身に力を込めて飛び上がり、激しく空中回転しながら炎の爆炎をツルギに向けて蹴っ飛ばした!!

 

 

 

 

 

 

マシロ「超次元の技が二つも使えるんですか!?でも…それはツルギ先輩も…!」

 

 

 

ツルギ「ぐふ…ふふふふふっ!ギャーハッハハハハ!!」ドバァン!!

 

 

ハスミ「っ!?まさかツルギ…!あれはまだ練習段階では…!?」

 

 

イチカ「いや、ツルギ先輩ならもう完成させててもおかしくないっすよ!!」

 

 

 

 

グイイイイン!!

 

 

 

 

 

 

     『真っ!!ニードルッ!!』

 

 

 

     『ハンマーァァァァ!!!』

 

 

 

 

      真ニードルハンマー

 

 

 

 

 

バゴォン!ズダダダダダダッ!!

 

 

バチィッ!!

 

 

シュウウウウ…

 

 

 

 

 

 

ハスミ「に、二段階も進化した!?さすがはツルギです…!」

 

カリン「バカな…リーダーの今の全力がかき消された!?」

 

ネル「っちぃ…!」スタッ!

 

ツルギ「くうっ…!」ズダンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツルギは実戦で初めて使うニードルハンマーを2段階進化させ、ネルの強烈な炎の一撃を受け止め、弾き飛ばした!!

そして火薬樽は爆発することなくバラバラに砕け散った!

 

 

 

 

ネルとツルギは同時に地面に着地し、お互いを睨み合っていた

 

 

 

 

 

 

 

アスナ「どっちも凄すぎ…!廊下が全壊しちゃったよ…」

 

イチカ「これほど激しい戦闘になるなんて…ちょっと予定外っす!」

 

ネル「まだだ!!まだ決着ついてねぇぞ!!」ビュンッ!

 

ツルギ「望むところダァッ!!!」ダァン!

 

アカネ「部長!」

 

マシロ「ツルギ先輩!」

 

 

 

 

 

 

ネルとツルギは同時に走り、そして…

 

 

 

 

 

ツルギ「ぎぃええああ!!!」ブォン!!

 

ネル「うおぉらぁっ!!!」ブォン!!

 

 

 

ドッ…

 

 

 

 

 

        バチィッ!!

 

 

 

 

 

      ブオオオオオッ!!!

 

 

 

 

 

アスナ・カリン・アカネ「!?」

 

ハスミ・マシロ・イチカ「!?」

 

 

 

 

ズザザザッ!

 

 

 

 

ネル「っく!?何だ今の!?」

 

 

 

 

 

 

キキイィイッ!

 

 

 

 

 

ツルギ「っ!!…!?」

 

 

 

 

 

 

 

互いの足がぶつかり合った瞬間、とてつもない衝撃を纏う風を作り出し、ネルとツルギはその反動で後方に吹き飛ばされたが、どちらも足に踏ん張りを効かせて耐え切った!

 

 

 

 

 

 

ハスミ「い、今のは一体…」

 

カリン「凄い衝撃波が生み出されたように見えたが…」

 

リセイ「……超次元が共鳴したな。」

 

全員「!?」

 

ツルギ「せ、先生!?何故ここへ…」

 

イチカ「ゲーム開発部の4人は!?」

 

リセイ「あいつらなら先に避難させた。作戦は成功、もうここに用はない。にしてもえらく暴れたもんだな…セミナーのみんなが卒倒するぞ…」

 

ネル「先生…あんた一体何を企んでんだ?なんでこいつら正義実現委員会をあたしらに仕向けた?いやそもそも…押収保管庫にどうして忍び込むような真似をしたんだ?」

 

リセイ「詳しいことは今度話す。どっちにしたって、ミレニアム全体に関わってくることだから、嫌でも今回の件の真実を知ることになるさ。それに君たちC&Cは何も伝えられていないんだろ?リオから…」

 

ネル・アスナ・カリン・アカネ「!」

 

カリン「先生…いったいどこまで知って…」

 

ユウカ「全員動かないで!あーもう…なんて事…廊下の修理代が高くつくわねこれ…」

 

ノア「あらあら…書類作業がまた増えそうですね?」

 

 

 

 

 

リセイ達が話していると、ユウカとノアがやってきた

 

 

 

 

リセイ「お、ユウカにノア。また会ったな。コユキはどうした?」

 

ノア「コユキちゃんなら今は反省部屋に居ます。ユウカちゃんのパソコンを勝手に弄ってパスワードを突破して、いろんな作業内容が入ったデータを消してしまった罰ですね。」

 

リセイ「またイタズラしたのかあの子は…ったく…自業自得だな。」

 

ユウカ「……確かにコユキのイタズラもとても腹立たしいですが…それよりも!ゲーム開発部を率いて…しかもトリニティの正義実現委員会までよんで、何でこんな騒動を引き起こしたんです!?何を目的にしているのかはわかりませんが、シャーレに抗議文を送りつけることは覚悟しておいてくださいね?」

 

リセイ「………」

 

ユウカ「先生!?聞いてますか!?」

 

リセイ「…」ギロッ

 

その場の全員「っ!?」ゾクッ

 

 

 

 

 

リセイはそこにいる全ての存在の背筋を凍らせるような目をし、ユウカを黙らせた…

 

 

 

 

 

リセイ「お互い様だユウカ…君たちセミナーこそ、不要な差し押さえをして、おまけにゲーム開発部に部長会議の件を伝えようとせずに物事を進めたことに関して…それはどう説明するんだ?それにさ…リオにも会えてない…君たちの生徒会長はどこに居るんだ?いやいいや…自分で探す。それから別に俺はゲーム開発部を陥れようとしたことについて怒ってなんてない。君たちセミナーでさえ伝えられてないことがあるんだからな…」

 

 

 

ノア「ど、どういうことですか…?」

 

リセイ「まて、その前に…」スッ…バッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キラキラキラキラ…ぱっ!

 

 

 

 

 

 

リセイは両腕を広げ念じた!

 

 

 

 

アスナ「ええ!?廊下や天井が全部元に戻っちゃった!?」

 

リセイ「はいはい、また今度また今度。いちいち驚かれてたら時間がいくつあっても足りない…さて、ツルギ達…帰ろうか。」

 

マシロ「は、はい!」

 

リセイ「…おっと忘れるところだった…ネル、ツルギ。」

 

ネル・ツルギ「?」

 

リセイ「君たちがさっき起こした現象は、超次元の連携技のヒントだろう。何か暇な時間を見つけて、今度君たちでその技を完成させよう。トリニティとミレニアム…面白い組み合わせだ。」

 

ネル「あたしがこいつと…?」

 

ツルギ「…………」

 

リセイ「んじゃ、話は終わり。ユウカ、ノア、またな。シャーレに抗議文を送るって言ってたけど、別にいいよ。今回は確かに俺が仕向けたことでもあるしな。責任は負う。それから…ほとぼりが冷めたらまた会いに行くよ。ミレニアムの生徒たち全員に伝えたいことがある。」

 

ユウカ「……は…はい…」

 

リセイ「ん。行くぞ、正義実現委員会。」

 

ツルギ・ハスミ・マシロ・イチカ「は、はい!」

 

 

 

 

 

 

 

スタスタスタ…

 

タッタッタ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイ達が去った後…ミレニアムの生徒たちは全員しばらく、立ちすくんで動くことが出来なかった…

 

ゲーム開発部を利用するという話…ユウカとノア、そしてC&Cのメンバーたちは、驚愕の事実を知ることになるのだが、それはまた次の話…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミレニアム編第4話に続く…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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