〜キヴォトスに降臨した転生人・第一期〜   作:アルティ2 SS投稿速報から転生

2 / 10
プロローグ第1話

 

 

 

シュウウウウ…

 

 

 

次元の扉を通って来たリセイは、高層ビルのようなところへついた

 

そして、キヴォトスの世界に降臨した直後、様々な情報が脳裏に浮かんだ

 

 

リセイ「…‥何とも複雑な状況だな…えっとまずは…七神リンって奴に会うのか。ってかこの情報…俺が上書きした状態かよ…元々この世界に降臨する先生とやらはどうするつもりなんだリンネさん…」

 

 

リンネ(その先生は考えることが下劣で卑怯なお方なので、抹消しておきました…!)

 

リセイ「語りかけんな!失せろ!……服も教師っぽくしとくか…あんまりフォーマルなのは嫌いだから、エイジの教えを活かして編成するか…」ブン!

 

 

 

リセイは腕を振るって自分の服装を、よそ行きのような格好に変えた。

 

 

リセイ「…これで良い…このシャーレってとこにはいっとけば良いのか…」

 

ウィィン…

 

 

リン「お待ちしておりました先生。」

 

リセイ「……何でおれが先生ってわかったんだ?」

 

リン「あら?この時間、そしてこの連邦生徒会の建物に入って来る人間は貴方くらいだと思うのですが、もしや人違いでしたでしょうか…」

 

リセイ「…」

 

リン「…冗談はさておき、ようこそシャーレへ。先生」

 

リセイ(………俺がこの世界に降臨したことによって、色々と未来が変わってしまったようだな…まぁそっちの方が都合が良い。後々面倒なことになりかねんからな…)

 

リン「…?リセイ先生?どうされました?」

 

リセイ「何でもないさ。こう言うところは初めてきたから、鑑賞していただけだ。」

 

リン「そうでしたか…そこのところはまた後でお願い致します。先生に渡しておきたいものがありますので。」

 

リセイ「わかった。」

 

 

 

リンはリセイにそう言いつつ、シャーレの地下へ続くところへ案内した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜シャーレ地下室〜

 

 

 

 

 

 

リン「先生、これです。受け取ってください。」

 

リセイ「なんだこりゃ…タブレット…?」

 

リン「それはシッテムの箱。どのような素材で、どのような工程で作られていたかは不明なのですが、それを起動することができれば、サンクトゥムタワーの制御権がシャーレへ、即ち先生に渡ることになります。そのシッテムの箱自体は、連邦生徒会長が貴方に残した物なのです。」

 

リセイ「……?君がその会長じゃないのか?」

 

リン「……いいえ…私は連邦生徒会の行政官にすぎません。生徒会長は只今、行方不明になっておられるのです。」

 

リセイ「…何でまた行方不明になってんだ?このシャーレ?にとっても、連邦生徒会にとっても、その会長はとても重要な存在なんだろう?」

 

リン「ええ…その通り、ですが生徒会長は行き先も告げず、一人どこかへ行ってしまいました…私たちも心当たりのあるところを探しましたが、誰も見つけることができないまま…ですが、行方不明になる前に先生である貴方にそれをお渡しするようにと言われております。」

 

リセイ「つまり、生徒会長が居なくなったのはつい最近ってわけなのか?」

 

リン「はい。あのお方の存在無しでは、私達も迂闊な判断は出来ません。ですが、先生がサンクトゥムタワーの制御権を確保してくだされば、私達生徒は皆、シャーレと協力関係を結ぶことになります。つまり、リセイ先生、貴方の指揮下に入ると言うことです。」

 

リセイ「………詳しいことは俺も良くは知らないが…俺がシャーレの先生になって、サンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会に移行すれば、このキヴォトスは安定するんだな?今この都市は混乱に満ちてるんだろ?」

 

リン「そうです。貴方が来たら、全てを託してと、生徒会長はそうおっしゃっていました。」

 

リセイ「……まぁ、呼ばれたからには、やることはやるさ。とりあえず、シッテムの箱を起動してみるよ。」

 

リン「ありがとうございます先生。それでは、私は一度連邦生徒会へと戻ります。機能回復が見られましたら、またここへ来ますので、お待ちください。」

 

リセイ「ふっ…サンクトゥムタワーが機能回復するのが確定みたいな物言いだな。俺がもし制御を確保できなかったらどうするんだ?」

 

リン「その心配は必要ありません。貴方なら確実に成し遂げると確信しておりますので。なにせ、生徒会長が選んだお方なのですから。それでは、一旦これで。」

 

 

 

ウィィイン…

 

 

 

 

 

リセイ「……ふん…毎度のこと、俺が上書きしてしまった世界ってのは都合が良く出来すぎてるよな…んでもってこれが…シッテムの箱か…」フォン…

 

 

リセイはシッテムの箱を起動しようとしたが、パスワードを要求された

 

 

リセイ「……頭に浮かんできやがる…」

 

 

 

 

……我々は望む、七つの嘆きを。

 

……我々は覚えている、ジェリコの古則を。

 

 

 

 

キュオン!シュゥゥウ!

 

 

リセイ「!」

 

 

 

 

 

 

リセイは脳裏に浮かんだパスワードを入れた

直後、シッテムの箱に吸い込まれていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜シッテムの箱内部〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイ「……なんだここは。パスワードを解いたと思ったら海辺の教室に吸い込まれたぞ。」

 

???「すぅ…すぅ…」

 

リセイ「…こいつが…アロナか…全部キヴォトスにきた瞬間から情報が頭に入ってきたが、なるほど…こう言うことか…めんどくせぇからこれから会う奴らも初対面のふりをしとくか。」

 

アロナ「えへぇ…いちごミルクをもう一個…んにゃ…」

 

リセイ「寝惚けすぎだろ。おい、起きろ。」ゆさゆさ

 

アロナ「んっ…ふぇ?……あっ!す、すみません!寝てしまっていて…」

 

リセイ「…別に気にすることはないさ。で、君は?サンクトゥムタワーの制御権を確保するためにシッテムの箱のパスワードを解いたらここに連れられたわけだが。」

 

アロナ「はい!私はアロナ!このシッテムの箱のOSの管理者であり、先生の秘書になる者です!」

 

リセイ「へぇ…アロナって言うんだな。これからよろしくなアロナ。」

 

アロナ「はい!よろしくお願いします!先生!シッテムの箱の認証を行いますので、まずはこちらへ来てください!」

 

リセイ「…?何をするんだ?」

 

アロナ「先生の人差し指を、私の人差し指にタッチしてください!」スッ

 

リセイ「…これでいいか?」スッ

 

 

 

アロナに言われるがまま、指紋認証を済ませた

 

 

 

 

アロナ「…………はい!OKです!」

 

リセイ「アロナ。連邦生徒会長って誰か知ってるか?」

 

アロナ「すみません先生…私はキヴォトスの情報ならば様々なものを保有しておりますが…連邦生徒会長についてだけは何もわからないのです…お役に立てなくてすみません…」

 

リセイ「いいよ。その人のことを探す手掛かりを見つけたいだけだし、何より、重要すぎるからな。ただ、アロナでも知らないとなると、いったい何者なんだろうな。」(ま、俺はいやでも知ってしまってるがな…こう言うのも全部俺の中の秘密しとくとするか…)

 

アロナ「…はい…あ!先生!そういえばサンクトゥムタワーの制御権復活させるに当たって、連邦生徒会に権限を渡してよろしいんですか?」

 

リセイ「ああ。俺が管理するよりも綺麗に管理してくれるさ。あの連中ならな。」

 

アロナ「わかりました!それでは、制御権を復活させます!」

 

 

 

 

ウィィィィィン…

 

 

 

 

 

 

アロナ「これで大丈夫です!これからは、私が精一杯サポートしますね!」

 

リセイ「ああ。よろしく頼むよ。んじゃ、また後でな。リンにこの後俺はどうするか聞いておきたいからな。」

 

アロナ「はい!私はいつでもここから見守っていますので、お気をつけくださいね!」

 

リセイ「うん。ありがとうな。」

 

 

 

 

リセイはアロナにお礼を言った後、目を瞑ってキヴォトスへと戻った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜シャーレ地下室〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイ「……ふぅ…さて、戻ってきたは良いけど、リンが戻ってこないな…連邦生徒会に戻るって言ってたな。しょうがねぇ。俺が行くとするか…」スッ!

ビシュン!

 

 

 

 

リセイはそう言うと、シッテムの箱を空間を作って消し、連邦生徒会へと瞬間移動した…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜連邦生徒会ビル前〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜!!!!

 

 

〜〜!!?ーー

 

 

〜〜ーー!!!

 

 

 

ビシュン!

 

 

リセイが人気のないところへ瞬間移動すると、ビル前から何やら揉めているような声が聞こえてきた

 

 

リセイ「……?なんだ?着いたと思ったら喧嘩してる奴らが居るな…」

 

リン「ですから、サンクトゥムタワーの権限はたった今連邦生徒会へと渡りました。貴女たちならすぐに確認することも可能でしょう?」

 

ユウカ「その話をしてるんじゃないわよ!混乱に満ちてるこのキヴォトスに対して、連邦生徒会長はなんで何もしないの!?」

 

チナツ「さまざまな問題がゲヘナにも舞い込んで来てます。連邦生徒会長はどうお考えなのかを教えてください」

 

スズミ「先ほど、停学中の狐坂ワカモが脱走したと聞きましたが、私たちもそれについてどう対処するのかを検討しなければなりません。」

 

ハスミ「…リンさん、あなたは何か知っているのではないですか?生徒会長について…」

 

リン「…………現在、生徒会長は行方不明となっております。」

 

チナツ「…!それでは…」

 

ハスミ「やはり…あの噂は本当だったということですね…」

 

ユウカ「…ちょっと待って。生徒会長が行方不明なら、なんでサンクトゥムタワーの制御権が回復したの?一体誰が…」

 

リン「…先生です。生徒会長が行方不明になる前に要請していただいた人物、リセイ先生。」

 

スズミ「せ、先生!?って言うことは、シャーレの超法的機関の顧問の…」

 

リン「あら、詳しいですね。さすがはトリニティ自警団。情報が早いことです。」

 

リセイ「……俺を呼んだか?」

 

リン・ユウカ・チナツ・スズミ・ハスミ「!?」

 

リン「先生!?すみません…迎えに行くと言ったのに、お手間を…いえ、先生?どうやってこんな短時間でここまで…シャーレからここまでは30キロメートルはあるはずですが…」

 

リセイ「内緒。言ったってどうせ信じやしないからな。」

 

リン「…?は…はぁ…」

 

ユウカ「こ…この人がシャーレの先生…あの!私はミレニアムサイエンススクールのセミナー部、早瀬ユウカです!初めまして!」

 

チナツ「は、初めまして先生。私はゲヘナ風紀委員会、火宮チナツです。」

 

スズミ「私はトリニティ自警団の守月スズミです!よろしくお願いします。」

 

ハスミ「トリニティの正義実現委員会、羽川ハスミと申します。よろしくお願いしますね。」

 

リセイ「ああ。みんなよろしく。俺の名はリセイだ。何か揉めていたみたいだけど、大丈夫なのか?」

 

リン「いえ、お気になさらず、それはそうと、シッテムの箱からサンクトゥムタワーの制御権を確保するとは、やはり貴方は本物ですね。連邦生徒会へ権限を明け渡していただき、感謝いたします。」

 

リセイ「…まぁなるようになれ見たいな感じだったけどな。ところで、リン、俺はこれからどうすればいいかな?またシャーレに戻るか?」

 

リン「ええ。貴方にはこれからシャーレの顧問になっていただきます。」

 

ユウカ・チナツ・スズミ・ハスミ「!」

 

リセイ「似たようなことはさっきも聞いたな。具体的なことは何をするんだ?」

 

リン「特別何かをしなければならないと言うことはありません。強いて言うなら、様々な問題が蔓延るいまのキヴォトスでは、シャーレの存在が必要不可欠。つまり、先生のお力で各地の問題ごとを解決していくことくらいでしょう。」

 

リセイ「……良いのかよそんな楽な役目で。」

 

ユウカ「楽ではないと思いますよ。やることがないからってぼーっとしていて良いわけじゃないですからね!それに、書類作業だったりシャーレのセキュリティに関してだったり色々…」

 

ハスミ「ユウカさんの言うことも一理ありますね。ですが、私たちもこの都市の学園生徒、何か手伝えることがありましたら、いつでもおっしゃってくださいね先生。」

 

リセイ「ああ。ありがとう。その時はぜひ力を借りさせてもらうよ。」

 

チナツ「……はぁ…何だか力が抜けてしまいました…私たちは一度解散しましょう…」

 

スズミ「そうですね…いつまでもここで言い争っていても仕方ないし…先生!私はトリニティに戻りますがいつでもお気軽に声をかけてくださいね!」(…うーん何か忘れてるような…)タッタッタ!

 

ハスミ「それでは私も…正義実現委員会にも是非いらしてください先生」タッタッタ!

 

チナツ「では私もこれで。リセイ先生、次に会うときは私たちの委員長や他の委員の紹介もさせてくださいね。」タタタ…

 

ユウカ「ミレニアムサイエンススクールにも、暇ができたら顔を出してください!じゃあこれで!」スタスタスタ…

 

 

 

 

 

みんな早々に解散していった。

 

 

 

 

リン「先生、ありがとうございます。私だけでは対応に困っていたところでした。」

 

リセイ「行政官って大変なんだな。大丈夫かリン?」

 

リン「ふふ…そのご気遣い、感謝いたします。まずはシャーレに戻りましょう。」

 

リセイ「…ああ、わかった。」(あれが生徒たち…やかましいと言うよりも変に真面目な奴ばかりだな…気負いすぎて倒れるやつが多そうだ…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜シャーレ部室〜

 

 

 

 

リン「先生、こちらはシャーレの部室です。今日からここでお仕事など、さまざまなことをしていただく部屋です。長い間空室同然でしたが、今では先生が居ますので、お好きなようにお過ごしください。さて、私はここまでです。部室へ案内することが完了すれば、あとは先生の自由ですので。」

 

リセイ「ふーん…いろいろありがとなリン。またそっちに遊びに行ったりするから、その時はよろしくな…」

 

リン「生徒会は遊びに来るところではありませんが…先生なら少し話をする程度ならよろしいでしょう。それでは、またお会いしましょう。」

ぺこ

 

リセイ「うん。またな。」

 

 

 

ガララ…ピシャ!

 

 

 

 

 

リセイ「…………はぁ…やっと説明が終わったな…さて、これからどうするか…この世界に危機が迫ってるって…どう言う危機なんだ?まぁ、数日はここでゆっくりしてみるか…」

 

 

 

 

 

リセイは蹴伸びをしながらそう呟いた。

 

リセイが次に解決するであろう問題もまた、近くまで潜んでいるのであった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。