〜キヴォトスに降臨した転生人・第一期〜   作:アルティ2 SS投稿速報から転生

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ミレニアム編第2話「最高のゲームの為に!新たな出会いと隠された陰謀」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ミレニアム郊外廃墟・中央ビル内〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイ、モモイ、ミドリの3人はさらに奥へと脚を進め、G.Bibleが眠る地下への道を探していた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モモイ「うーんおっかしいなぁ…確かこのあたりに下への階段があるんだけど…」

 

ミドリ「やっぱり…廃墟なだけあって中は結構暗くて見えにくい…懐中電灯でも持ってくればよかったかも…」

 

リセイ「まぁミドリと同じような考えがあったから俺も念の為持って来ていたが、役に立つようでよかったよ。ほら。」すっ

 

 

 

 

リセイはそう言うと、モモイとミドリにバッジ型のライトを手渡した

 

 

 

 

モモイ「さっすが先生!なんでも準備が良いんだね!それに銃を使うからあんまり大きいライトだと戦う時に辛いし…」

 

ミドリ「うん…バッジ型って結構高かったりするんですけど…良いんですか?」

 

リセイ「気にするな。物はいつか壊れるものだし、そうなることを想定してわざとその形のライトを持って来たんだ。いつライトが銃撃や爆発でイかれるかわからないからな。仮に壊れても責任を感じる必要はないよ。また新しいのをあげるから。」

 

モモイ「…ありがとう先生!じゃあ私はこの辺につけとこ!って言っても一番邪魔にならないようなところって胸の上あたりしか無いしね…」

 

ミドリ「まぁ…たしかに…腕や頭につけても良いけどそれこそ壊れやすいかも…先生!ありがとうございます!」

 

 

 

二人は意見を合わせて胸の上部分の服にバッジを引っ掛けた

 

 

 

 

リセイ「うん。それじゃ引き続き進むとするか…っと…なんだこれ…」

 

モモイ「あれ?地面に切り線?なんでこんなところに…」

 

ミドリ(……どうしよう…すごく嫌な予感…)

 

リセイ(…落とし穴のつもりか…しかし地下へ続く道は他に見当たらないようだし…おそらく目の前にある機械を操作する物と関係があるんだろう…)

 

モモイ「ん?これなんか操作できそう…起動してみよ!」

 

ミドリ「あ!ちょっと!不要に触っちゃ…」

 

 

ブーン!

 

 

アナウンス「生命反応あり。接近を確認。」

 

 

 

リセイ「!モモイが触れる前に何かに反応したな。なんだこれは…」

 

ミドリ「!?部屋全体に響いてますね…」

 

アナウンス「才羽モモイ…資格がありません。才羽ミドリ…資格がありません。」

 

モモイ「え!?私たちのことを知ってる?なんで!?」

 

リセイ「…………」

 

アナウンス「リセイ先生………」

 

ミドリ「……?あれ?」

 

アナウンス「………資格を確認。承認しました。」

 

リセイ「……!」

 

モモイ「えぇ!?先生ってここの建物と仲良しなの!?」

 

リセイ「初めて来たところだから俺も何が何だかわからんよ。資格ってなんだ…?」

 

ミドリ「そ、それにしては随分冷静に見えるんですけど…」

 

アナウンス「対象の二人を先生の生徒とみなし、承認を許可。地下へのロックを解除します。」カチッ

 

リセイ(!この地面の扉が開く!二人が危険だな…)「二人とも!ちょっと悪いが抱えさせてもらうぞ!」ガシッガシッ!!

 

モモイ「うわぁ!?きゅ、急にどうしたの先生!?///」

 

ミドリ「あっ!?先生…!?///」

 

 

 

 

 

ガタンッ!

 

 

モモイ・ミドリ「!?」

 

モモイ「ぎゃぁぁぁあ!!??お、お、お落ちるぅう!!!」

 

ミドリ「せ、先生ぃい!!お姉ちゃん!!うわぁぁあ!!!」

 

リセイ「大丈夫!!俺に捕まってろ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒュウウウウ…

 

 

 

 

 

 

 

リセイが二人の脇腹を抑えて両腕で抱えた瞬間、リセイたちの立っていた場所が突然開き、地下へと真っ逆さまに落ちてしまった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ミレニアム廃墟・中央ビル地下〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒュウウウ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        ドスンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

モモイ「うわっ!?」

 

ミドリ「っ!?」

 

リセイ「……よし…二人とも平気か?」ストン、ストン

 

 

 

 

 

 

 

リセイは豪快に地面に脚を叩きつけるように着地した後、二人をゆっくりと下ろした

 

 

 

 

 

 

 

モモイ「せ、先生……?あんなに高いところから落ちたのに平気なの?しかも私たちを抱えながらなのに…」

 

リセイ「言っただろ?俺は普通じゃないんだって。いろいろ聞きたいことはあるだろうが、今君たちが優先すべきことはなんだ?」

 

ミドリ「そ、そうですね…私たちは大丈夫です…先生が咄嗟に気づいて私たちを抱えてくれたから…ありがとうございます!」

 

リセイ「ああ。無事ならそれで良いよ…ん?あれは…」

 

 

 

 

リセイの目線の先には神々しい光に照らされて、巨大な椅子にもたれて寝ている、モモイやミドリと背丈の変わらない、裸の少女が居た…

 

 

 

 

モモイ「あれ?なんでこんなところに人が…」

 

リセイ「……」ふぁさ…

 

ミドリ「あ…先生?上着を…」

 

 

 

リセイは自分の上着を脱いで目の前の少女に被せた

 

 

 

リセイ「とりあえずはこうしておこう。目が覚めた時に裸だと可哀想だ…」

(イスにAL-1Sと書かれている…こいつが例の兵器として生み出された…通称『名もなき神々の王女AL-1S』………まーためんどくせぇ事になりそうだ…しかし結局は俺は教師…こいつも救ってやらなきゃこの世界の未来が根本的に変わっちまう…それに…こいつ本人からとてつもないエネルギーを感じる…超次元の技を簡単に覚えるぐらいの才能はあるようだな…ホシノやヒナとタメを張る…いやそれ以上かもしれない…だがまずは…)

 

ミドリ「……私、替えの服を持ってきてるからそれを着させましょう!」

 

モモイ「替えの服なんて持ってたんだ…ってそれ私のパンツじゃない!?」

 

ミドリ「違うよ。これは私の!柄が違うでしょ?」

 

リセイ「俺は後ろ向いてるから、終わったら声かけてくれ。」

 

ミドリ「はい!任せてください!」

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミドリ「これでよし…先生!もう良いですよ!あ、あと上着を…」

 

リセイ「ああ、ありがとう。手際良く着せれたみたいだな。」

 

 

 

ミドリは少女にミレニアムの制服を着せた後、リセイに上着を返した

 

 

 

モモイ「ねぇ、そういえばこの椅子になんか書かれてるんだけど…もしかしてこの子の名前じゃない?」

 

ミドリ「あ、ほんとだ…A… L…1…S?」

 

モモイ「先生…この子って私たちにそっくりな人形…?じゃないよね?」

 

リセイ「まぁ少なくとも人間と全く同じ生活はできそうな感じはするが…この子が何者なのかは俺にもわからないな………ん?」

 

 

 

 

 

「………状態の変化、および接続許可対象を感知。休眠状態を解除します。」

 

 

 

 

リセイ達が話していると…

 

 

 

 

 

???「………」

 

ミドリ「め…目を覚ました…?」

 

???「状況把握、難航…会話を試みます…説明をお願いできますか?」

 

モモイ「せ、説明?なんのこと!?」

 

ミドリ「ええ…?説明して欲しいのはこっちの方だよ!貴女は何者?それからここは一体…」

 

???「本機には自我、記憶、目的のデータが消失しております。復元はほぼ不可能…」

 

リセイ「……君は寝る前の記憶がないと言うのか…(つまり…今この時点ではkeyとは分断されているのか…なるべく流れに任せて物事を進めないと駄目だしな…俺が介入するのは本当に生徒達が危険に晒された時だけだ…)」

 

ミドリ「……先生…どうしましょう…」

 

リセイ「このまま放っておくわけにも行かないだろう。G.Bibleの捜索は一旦置いといて、この子をミレニアムで保護させた方がいいな。」

 

モモイ「こんな廃墟ビルの地下に、裸の少女がいる上に記憶喪失…むふふ…いいアイデアが浮かんじゃった!」

 

ミドリ「ちょっと…嫌な予感しかしないんだけど…」

 

リセイ「……モモイが何を考えてるかは別として、今はゲーム開発部の部室へ戻ろう。君も、着いてきてくれるか?」

 

???「同行を承認。案内をお願いします。」

 

モモイ「おお!聞き分けが良くて助かるよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ゲーム開発部部室〜

 

 

 

 

 

 

 

???「???」

 

ミドリ「…で、とりあえず戻ってきたは良いんだけど…本当に連れて帰って来て良かったのかな…」

 

モモイ「大丈夫!私にはちゃんと考えがあるからね!」

 

リセイ「この子をミレニアムの生徒に扮させるんだろ?って言うかあの状況で導き出される答えはこれしかないだろ?」

 

ミドリ「ええ!?お姉ちゃんそれ大丈夫なの!?偽装するってこと!?」

 

モモイ「私たちゲーム開発部は今は費用を使いすぎているのと、部員が足りていないこと。たとえ何かの方法で成果を出せても部員がいないと意味が無い!だから、この「アリス」ちゃんにこの部に入ってもらうってこと!」

 

???「本機の名称、「アリス」…確認をお願いします。」

 

ミドリ「アリスって…この子につけた名前?ってそれならAL-1Sちゃんでしょ?」

 

モモイ「それだと呼ぶのに長いしめんどくさいの!どう?アリス?気に入ってくれた?」

 

アリス「……肯定。本機、アリス。」ニコッ…

 

 

 

アリスと呼ばれた少女は、緩やかに微笑んで、その名を受け入れた

 

 

 

リセイ「アリスか…ふっ…悪雨に名前をつけた時を思い出したな…懐かしい…」

 

アリス「……?わる…さめ?」

 

モモイ「え?悪雨って誰のこと?」

 

リセイ「ああ〜…俺の友人の事だよ。ちょっとそう言うエピソードがあってな。時間がまた空いてる時に話させてくれ。それはそうとモモイ。今からヴェリタスに行ってアリスのミレニアムの生徒証を作ったり、ミレニアムのネットワーク内にアリスを練り込ませるように手配しに行くんだろ?後はアリスの銃だな。これはミレニアムのエンジニア部に頼るつもりだったのかな?」

 

モモイ「おお…全部が全部大当たりなんだけど…まるで心を読まれてるみたい…」

 

リセイ「まずはアリスの言語能力からだな。そうでないと何もかもが廃部に繋がる。せっかくアリスがその気になってここに来てくれたんだし、俺もやれることはやってみるよ。君たちはアリスに寄り添って、言葉の練習をしていてくれ。とりあえずはヴェリタスには俺が行って事情をうまく説明してこよう。」

(………ここはゲームがたくさんある場所…アリスにさまざまなゲームをプレイさせれば自ずと言葉を覚えるだろう。こいつはそう言うシステムを組み込まれてる。ほぼほぼ人間をベースにし、力や潜在能力などは一般から遠くかけ離れてる。そしてヘイローを持っているから…キヴォトスに居る生徒達と全く同じ認識で問題無さそうだ…)

 

モモイ「え…良いの?先生にそこまで負担かけちゃって…」

 

ミドリ「そうです…!アリスちゃんが言葉を覚えるのには先生の力も必要ですし…」

 

リセイ「あっはは…!頼りにしてくれて嬉しいよ。確かにアリスに言葉を教えることは重要だけど、君達はモモイがさっき言ってたように人員が足りていないんだ。ひとまずはその不安要素を消してから、ゲームに関することに取り掛かろう。学生登録、学生証、そして生徒一人一人に持たされる銃探し、まずこれらからだ。そして、アリスはどうやら一度見たことは大体は記憶して理解することが出来るみたいだ。」

 

アリス「肯定。アリスは言語能力および、身体能力等の不安定要素を補うための機能があります。ネットワーク接続と機器があれば、100%の確率で記憶整理と処理が可能です。」

 

モモイ「そ、そうなんだ?…でもなんで先生はそんなことがわかるの?」

 

リセイ「考えてみな。アリスと出会った時、この子は俺たちが服を着せる以外おかしなことはしてないのに、触れてもいないのに目覚めた。普通の人間でも眠りが深ければ簡単に目覚めることはない。察知能力が極めて鋭く、何かしらの感覚がこの子にはあるようだ。と、すれば…そんな力を持ってるのなら覚えて行くことはたくさん必要だと思う。だからこそ、アリスは把握する力が人の何倍もあるだろうと推測した。」

 

ミドリ「……た、確かに…じゃあ…えっと…試しにこのゲームやらせてみようかな…」ガチャ

 

アリス「正体不明の機器を発見、確認を行います。」

 

モモイ「あ、私も一緒に付き合うよ!…先生…とりあえず先生の言うとおりにしてみるよ。アリスの頭が凄くいいってことはわかったから!」

 

リセイ「ん。じゃ、俺は一旦離れるとするよ。多分1日はかかるだろうから、今日はアリスのそばに居てやってくれ。ヴェリタスに学生登録を頼んでくる。そのついでに学生証も作ってこよう。」(……さりげなくアリスに言語理解能力を上げる波動をつけておこう…そら…)

 

 

シュン…

 

 

 

ミドリ「わかりました…ってああ!?それは食べ物じゃないよアリスちゃーん!!」

 

モモイ「あらぁ〜…ゲームカセットを食べ物だと思ってる…ってああ!?それは私の秘蔵のプレミアムRPGー!!」

 

リセイ「………行くか…放っておいても大丈夫そうだし…」

(んで、ユズもロッカーの隙間からモモイたちのやりとりを見ている…任せても良いだろう…)ガチャ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイはゲーム開発部を後にし、ヴェリタスの部室へと向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ミレニアムサイエンススクール・ヴェリタス部室〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハレ「マキ、セミナーに取られた機器はどれくらい?」

 

マキ「数える気にもならないよ…って言うか急にユウカが押しかけてきたと思ったらなんで部長の『鏡』まで…」

 

コタマ「……ミレニアムに何か不穏な動きがあるような様子は無かったのですが…私の盗聴器まで持っていかれるとは…」

 

チヒロ「セミナーが何を考えてるかわからないけど、とりあえず私達はゲーム開発部の帰りを待つことだけでしょ。」

 

 

 

 

 

 

ヴェリタスのメンバー…チヒロ、コタマ、ハレ、マキは、セミナーの急な不用品差し押さえに頭を悩ませていた。そこへ…

 

 

 

 

ウィーン…

 

 

 

 

 

 

リセイ「ここか…ヴェリタスの部室は…」

 

チヒロ・コタマ・ハレ・マキ「!?」

 

リセイ「…こんにちは。急にお邪魔してすまない。俺の名は…」

 

チヒロ「リセイ先生…でしょ?その姿、見間違えるはずがない。ミレニアムの監視カメラでちゃんと確認してるし、それにシャーレに関する良い噂も絶えない…先生のことはヴェリタスのみんなが知ってる…いやここだけじゃなくて、キヴォトスで知らない人が居たらおかしいレベルに有名だよ?」

 

リセイ「そうか…なら話は早い…と言いたいが、一応は礼儀として自己紹介させてくれ。名はリセイ、シャーレに所属している…一応はまぁ教師の肩書を持ってるけど…俺自身そんなものに縋るつもりは無い。君たちの事も情報を得ている。各務チヒロ、音瀬コタマ、小鉤ハレ、小塗マキだな?」

 

マキ「おお!全部当たり!そこはやっぱり噂通りなんだね!」

 

コタマ「私たちの名前を全て把握しているなんて…盗聴でもしたのですか?」

 

ハレ「そんなこと言っちゃダメだよ…会うのは初めてだね先生。私たちのことを知ってるなら詳しい自己紹介は要らないね。今日はここに何をしに?」

 

チヒロ「あ、待って…その前に一つ聞きたいんだけど…」

 

リセイ「ん?」

 

チヒロ「さっき言ったと思うけど、ミレニアムの監視カメラで先生のことを確認してる。だから、セミナーの部室に飛び込んで色んな壁やガラスを破壊しながら突撃してるのも知ってる…身体は大丈夫?それに、いったいどうやったのかは知らないけど、何事もなかったかのように破壊されたはずの壁やガラスが元通りになってたんだけど…それについて詳しく教えてくれない?」

 

マキ「あぁ!そういえばそれ私も聞きたかった!先生教えて!?大砲で吹っ飛ばされても無傷っていう噂もあるくらいだし気になってしょうがないんだけど!」

 

リセイ「悪いがそうは行かない。俺の過去に関することだからそんな簡単に口走るわけには行かないんだよ。思い出したくないこともあるしな…けど、いずれ俺の方から明かさなきゃならない日が必ず来るから、その時まで待っててくれ。」

 

コタマ「…それは残念です…その時までお預けだなんて…でも、お優しい性格で嘘をつかないと言う評判も耳にしています。信じて待ってみます。」

 

リセイ「そうしてくれるとありがたい。」

 

チヒロ「クスッ…ごめん、意地悪な聞き方だったかもね。改めて、ようこそヴェリタスへ。今日はここに何しに来たの?私たちに手伝えることはある?」

 

リセイ「ああ…実は…」

 

 

 

 

 

リセイはゲーム開発部に関するこれまでのことを大まかに話して、チヒロたちに説明した

 

 

 

 

 

 

ハレ「なるほど…先生はゲーム開発部からの要請を受けて手伝いをしているんだね。」

 

チヒロ「そう言う事情なら任せて。学生登録ぐらいなら簡単にできるから…コタマ、マキ、取り掛かろう。」

 

コタマ「はい!」

 

マキ「了解っ!」

 

リセイ「仕事が早えな…これは頼りになる…しかし何故だ?こんなにあっさりと協力してくれるなんて…」

 

ハレ「実は私たちもセミナーにちょっと理不尽な押収を受けてね。しかも急な話だったから私たちの部の対応が少し遅れてるんだよ。それに、ヒマリ部長の作った大事な作品まで取り上げられちゃってね…」

 

リセイ「明星ヒマリ、元はこのヴェリタスの部長だった者、ミレニアムで3人に1人名乗ることを許される『全知』の称号の持ち主…そんな彼女の作った物まで押収されたと言うのか…何考えてんだユウカたちは…」

(ま、十中八九…ユウカたちにも知らされていない何かが動いてるんだろうが…セミナーだけでこんな嫌がらせはしないはず…ってかこうなると犯人は大体絞ら絞られるな…俺の予想はあの2人…)

 

ハレ「ヒマリ部長のことまで知ってるんだね…流石は先生…とまぁ、そう言うわけで、やり返すってわけじゃないけど、私たちも微力だとしても手伝えることは手伝いたいよ。ゲーム開発部って良い子しか居ないし…」

 

リセイ「……フッ…君も、チヒロ達も優しいな。協力してくれてありがとう。明日にはゲーム開発部を連れてまた挨拶に来るよ。」

 

ハレ「お互い様だよ先生。」ニコ

 

マキ「よーし!学生登録は完了!これでいいんだよね?」

 

コタマ「先生、これがアリスさんの学生証です。」スッ

 

リセイ「おお…こんなすぐに出来上がるもんなのな…1日はかかると思ってたのに…」

 

チヒロ「登録と印刷ぐらいならどうとでもできるよ。私達はそもそもネットワーク系に侵入するのが専門だから…ヒマリが居たらもっと上手いこと行くんだけどね…今はちょっと他の部に入ってて、不在だし…」

 

リセイ「ヒマリに挨拶できなかったのは残念だな…また会えたらきちんとさせてもらうさ。」

 

チヒロ「うん。きっと喜ぶよ。」

 

リセイ「学生証、ありがとな。…また明日会おう。」

 

コタマ「はい。お待ちしてますね先生!」

 

マキ「気をつけて帰るんだよー!」

 

 

 

 

 

ウィーン…

 

 

 

 

 

ハレ「ふぅ…初めて話したけど…もの凄い緊張感が漂ったね…先生もそんなつもりはないんだろうけど…話しているだけで心臓が震える感じだよ…」

 

チヒロ「……監視カメラでのあの映像…加工された形跡がないから、ぜんぶそのままの物……ほんとにどうやってあんな動きと力を出しているんだろうね…」

 

マキ「謎が多すぎるんだよねあの先生…でもそれで言うならセミナーのリオ会長よりは全然マシかも…ほんとに優しかったし。」

 

コタマ「そう言うことを堂々と言わない方が…どこで聞いているのかわかりませんから…」

 

マキ「ええ…先生の居る部室を堂々と盗聴しようとするコタマ先輩が言う?」

 

チヒロ「……まぁとにかく、明日になればその例の子が来るみたいだから、私たちもやることは終わらせておこう。ヒマリが帰ってきた時にいろいろ言われると面倒でしょ。」

 

マキ「はーい!」

 

ハレ「うん。えーっとまずは…」

 

コタマ「…盗聴の他にやることと言えば…」

 

チヒロ「………」

(……ヒマリ…これで良いんだよね。あの子の名前はアリスっていう名前になったみたいだけど…どう言うつもりでミレニアムの内争を起こそうとするのかは聞かないでおくとして…シャーレの先生まで巻き込んで何をしようとしてるんだか…まぁ…その先生もヒマリのしようとしてることに勘づくのも時間の問題だよ…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ゲーム開発部部室〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミドリ「アリスちゃん!そこそこ!そのアイテム取ると一時的に無敵になれるよ!」

 

アリス「はい!アリス、アイテムを取って突撃します!」ピコピコ

 

モモイ「まだ二、三時間しか経ってないのに…話す言葉がほぼ私たちと変わらなくなってきてる…本当に頭良いんだねアリス…」

 

ユズ「………」ロッカーから覗いてる

 

 

 

 

 

 

アリスの理解の速さと、リセイの波動の力でアリスはたった数時間でまともに話せるまでに成長していた

 

 

 

 

 

 

テレレレー!

 

 

 

 

アリス「やりました!アリス、ゲームクリアです!」

 

モモイ「いくら初心者向けのゲームと言えど…こんな簡単にクリアしちゃうなんて…さっきまでのアリスとは大違いだよ…」

 

ミドリ「先生の言った通りだよ…本当に覚えるのが早い…一体どうなってるんだろ…」

 

アリス「モモイ!ミドリ!次はどのようなゲームをしましょう?あ!この、RPGというものはさっきやってみて凄く…楽しくて夢中になってしまって…時間を忘れてしまうほどです!」

 

ユズ「………」(ガチャ)

 

アリス「…?」

 

モモイ「ユズ!」

 

ユズ「…あ、ありがとう…楽しいって言ってくれて…それだけで…それだけで嬉しいの…みんな私達の作るゲームを批判してばかりなのに…貴女はどのゲームも嫌がらずに…全部…向き合ってプレイしてくれた…だから…ありがとう…」

 

ミドリ「……うん。私もありがとうアリスちゃん!こんなに楽しそうにして遊んでくれるのってアリスちゃんが初めてだよ。ユズちゃんが出て来てくれるほどって凄いことだと思う…」

 

アリス「ユズ…貴女がユズと言うのですね!アリスはアリスです!モモイとミドリから、ゲームをプレイしている途中で話は聞きました!ゲーム開発部の部長なのですね!お会いできて嬉しいです!」

 

モモイ「ええ!?てっきり聞き流してるものだと思ってたけど…全部頭に入ってたんだね…」

 

ユズ「………」

 

 

 

 

ガチャ…

 

 

 

 

 

リセイ「今戻ったぞー…ってユズ…出て来ていたのか。ただいま。」

 

ユズ「あ…あ…先生!おかえりなさい…」

 

アリス「先生!お帰りなさい!アリス、こんなに喋れるようになりました!先生がアリスをモモイ達と一緒に居させてくれたおかげです!」

 

リセイ「おお…!ペラペラ喋ってるな…実は君はおしゃべりだったのかな。嬉しそうに話せてるようで何よりだよ。」

 

モモイ「ってあれ?先生帰ってくるの早いね?何かあったの?」

 

リセイ「学生登録と学生証くらいなら数分で終わるらしい。ほら…」すっ

 

 

 

リセイはアリスにアリスの学生証を手渡した

 

 

 

アリス「あ!これでアリスも正式にゲーム開発部の仲間ですね!パンパカパーン!アリスが仲間になりました!」

 

リセイ「良かったなアリス。で、君たちゲーム開発部に一つ重大なことを知らせておきたいんだ。」

 

ミドリ「え?重大なこと…?」

 

モモイ「ゲーム開発部に重大なことってそうそうない気がするけど…いったいどんなこと?」

 

アリス「新しいゲームに関することでしょうか?それならアリス楽しみです!」

 

ユズ「………?」

 

リセイ「ここに戻ってくる途中、セミナーの方から妙な話が聞こえてな。部長会議がなんたらって…」

 

ユズ「…!!あ、ああ…私それに出なきゃならなかったのに…」

 

ミドリ「うっかり忘れてた!!って…それってユズちゃんが出られないからお姉ちゃんが代わりに出るはずだったんだけど…」

 

モモイ「あ…ちょうどその時やってたRPGに夢中で…」

 

ミドリ「お姉ちゃーん?」

 

モモイ「うわああ!!許して!ごめん!」

 

リセイ「………何やってんだか…で、一応重要そうだからセミナーに所属している奴らをつけて、いろんなところからの部長が会議室に集まって会議していたな。俺は壁に耳を当てて聞いてみたんだが…その内容がな…」

 

アリス「一体どんな話だったんですか?」

 

リセイ「今学期までの一定評価を得られていない部活動は、人数が規定通りに適していても強制廃部…だそうだ。おそらく明日にはユウカがそのことを伝えに来るはずだろう。その会議に参加しなかったことを悪態をつきながらな…」

 

モモイ「嘘ぉ!?何なのあの詐欺師!そんなの聞いてないよ!」

 

リセイ「待て待て…これは言い訳できんぞ。規定通りだと言ったはずだ。確かにタイミング的に上手すぎて詐欺師と言いたい気持ちはわかるが、ちゃんとその会議に参加しなかった君たちの責任でもあるのさ。ってユウカも同じことを言うと思うぞ。」

 

ユズ「う…うう…」

 

ミドリ「それを言われるともう何も言い返せませんね…お姉ちゃんどうするの?」

 

モモイ「どうしよう…いやほんとにどうしよっかな〜…あはは…」

 

アリス「………」

 

リセイ「……まだ方法はあるよ。」

 

ユズ・モモイ・ミドリ・アリス「!」

 

リセイ「ユウカって言うより…ミレニアムの部長会議で全体的に決められたことで、急な決まり事だったからこそ、猶予があるんだ。だからこそ今学期まで伸びているんだと思う。だからそれまでにモモイの一大計画、つまり『ミレニアムプライス』で受賞できるように成果を収めること。簡単に聞こえて簡単ではないが、それしか見返す方法は無い。」

 

モモイ「あ…先生にミレニアムプライスのことを伝えるの忘れてた…でもちゃんとそれを知ってたんだね…やっぱりそれも事前に集めた情報なんだよね…ほんと凄い…ってそれを聞いたらこうしちゃいられない!一刻も早くG.Bibleを探しに戻らないと!」

 

ミドリ「またあの廃墟に行かなきゃならないの…?ロボットたちを撒いたりするだけで一苦労するよ…」

 

ユズ「…………私も…行く!」

 

リセイ「!」

 

モモイ・ミドリ・アリス「!?」

 

ミドリ「大丈夫なの!?最近外にすら出てないのに…」

 

ユズ「……わ…私にも責任はあるの…!私が部長会議に出ていれば…だから…私も一緒に行く!」

 

リセイ「……よく言ったよユズ…その勇気も賞賛に値する。言葉にする勇気も、外に出る勇気も、立ち向かう勇気も、全てにおいていっぺんに振り絞るには相当な覚悟が必要なのに…君は強い子だよ。」

 

モモイ「ほんとだよ!ただでさえ私たちと話す言葉は少ないのに…先生が来てからすごく変わったよ…」

 

ユズ「……先生が励ましてくれたの…先生がいれば…私ももっと勇気を出して…もっと強くなれる!強くなりたいんだよ!今のままの私はもう嫌なの…強くならなきゃ…ゲーム開発部は廃部になって…私たちの居場所が寮になっちゃって…」

 

ミドリ「……そうだね。そうしないと何より、ユズちゃんのこの居場所が無くなっちゃう…それだけはさせない!ミレニアムプライスで受賞するのも大事だけど、私達のゲーム開発部を廃部になんてさせない!」

 

アリス「アリスもお手伝いします!ゲーム開発部の助けになります!あ、と言うことは!パンパカパーン!ユズも仲間になりました!」

 

ユズ「うん…それで間違いじゃないと思う…アリスちゃん…これからよろしくね…///」

 

アリス「はい!よろしくお願いします!」

 

リセイ「話は纏まったようだな。早速廃墟に向かおう…と言いたいが、その前に、アリスの武器をエンジニア部に頼んで作ってもらうか…」

 

モモイ「あ!そうだったね!そうと決まれば早く行こう!こうしちゃいられない…明日にはユウカが来ちゃうから…それまでにアリスの身の回りを不自然じゃなくなるようにしなきゃ!」

 

アリス「アリスの武器…モモイ達が持っている銃のことですか?」

 

ミドリ「そうだよ!アリスちゃんに合う銃が作れれば良いんだけど…」

 

ユズ「…わ…私は部室で待ってる…廃墟に行くまで、もう少し気持ちを整えたい…」

 

モモイ「わかった!それじゃ、留守番よろしくねユズ!」

 

リセイ「アリス。色々目移りするものはいっぱいあるだろうが、一旦は俺たちから目を離さずに着いて来るんだぞ。後でいくらでも散歩しよう。」

 

アリス「はい!先生の後ろ姿から目離さずに、冒険に出発です!」グッ

 

 

 

 

アリスはリセイの背中のシャツの端っこを掴んだ

 

 

 

 

リセイ「……まぁ大体冒険で正解かな…実質武器調達に行くわけだし…じゃ、行ってくるよ。用が終わればすぐ戻る。」

 

ユズ「…はい!気をつけてくださいね!」

 

モモイ「さてと!良いのを作ってくれると良いんだけど…」

 

ミドリ「エンジニア部の人達なら心配いらないでしょ…」

 

 

 

 

 

 

ガチャ、バタン

 

 

 

 

ユズ「……私も…覚悟を決めなきゃ…もう…一人でやり過ごすのは…嫌…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイ達はエンジニア部へと向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜エンジニア部室〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウタハ「うん、事情はよくわかったよ。かなり理不尽な事になっているようだから、私たちも喜んで手伝うよ。それにしても驚きだな…まさかシャーレの先生までゲーム開発部に関わっているとはね…」

 

リセイ「素直な救援要請が来たら助けに行かないわけにはいかないからな。教師として普通のことだろう?」

 

ヒビキ「先生の噂はキヴォトス全土に広まってる…どんなところにも駆けつけて事件解決…写真とか映像とか、後は不法武器製造の工場を破壊するときに私たちに依頼で爆弾製作を頼んでたね…で、実際に会うのは初めてだよ…」

 

リセイ「俺の自己紹介はしとこうか。君たちの事ももちろん知ってる。白石ウタハ、猫塚ヒビキ、豊見コトリだな?俺はリセイ。シャーレの先生。ここに来た要件はさっき話した通り…アリスの為に何か良い武器は無いか?」

 

 

 

 

 

 

リセイとゲーム開発部の3人はエンジニア部に詳しい事情を説明して、武器を作ってもらう事になった

 

 

 

 

 

 

コトリ「そうですねぇ…あ!こちらの双銃HGはいかがですか!?この銃は銃という本来の重さが無く、弾丸の装填も素早くこなせてうんたらかんたら…」

 

リセイ(…この子は話しだすと止まらないおしゃべり好きだったな…)

 

モモイ「作ってもらう以前にいろんな銃があるねぇ…あのMGなんてどう?アリス!あれ?アリスは?」

 

ヒビキ「これは貴女に合うかな…」

 

アリス「……うーん?」

 

ミドリ「アリスちゃんにとってピンとこないみたいだね…」

 

モモイ「ちょ…私も一緒に考えさせてよー!」

 

ミドリ「お姉ちゃんの銃を選びに来たんじゃないんだから…」

 

ウタハ「はは!先生、この子達の見守り役も大変じゃないか?自由すぎるね…」

 

リセイ「元気で何よりじゃないか。モモイとミドリ、それからユズに新しい仲間ができたんだ。ゲーム開発部には元々ユズ一人だったのが、あの才羽姉妹がやってきて、アリスが新たに部員となって…そもそも部長のユズは人と話すことが苦手な子なのに、アリスが部員になった時は、とても嬉しそうだった。おそらくあの二人が来た時も同じように喜んでいただろう。」

 

ウタハ「私も滅多に見かけない子だけど…名前と噂は聞いているよ。花岡ユズ…極めて優れたゲームプレイヤーだと言うことはよく伝わっていたが…先生が来たことによって、ユズだけではなく、ゲーム開発部のみんなも変われたんじゃないのかい?」

 

リセイ「俺が手伝うことによってみんなが動けるなら、俺も喜んで助太刀に入るよ。君達にも感謝している。協力してくれてありがとう。」

 

コトリ「私の説明を聞いてくださいよー!!」

 

ウタハ「………しまった…つい先生との会話に夢中になりすぎたようだ…それはそうと先生、この部屋にあるものなら役に立つのであればなんでも持って行ってくれて構わないよ。もしもあの子に合う物がなければ作ってみよう。」

 

リセイ「恩に切るよ…作るときの材料費とかは俺に任せてくれ。」

 

ウタハ「なに、そこは気にしなくていい。私達はロマンあふれる物を作りたいだけだからね!」ドヤッ

 

リセイ「マジかよ…部長の君が目をキラキラさせるほど作ることに欲求が忠実とはな…やはりエンジニア部は心強い味方だな…」

 

アリス「…………?」

 

 

 

みんながそれぞれの考えでエンジニア部室内を歩いていると…

 

 

 

 

 

ヒビキ「あ…それは…」

 

 

 

アリスが目をつけたのはとある巨大なレールガンのようなものであった

 

 

 

アリス「これは…」

 

リセイ(……ほう…レールガンか…珍しいものを作っているじゃないか…)

 

コトリ「おや?このレールガンに興味があるんですか?ではでは説明しましょう!これは宇宙戦艦用のビーム砲なんです!大気圏外での戦闘を想定して作り上げたもの…ですが、この銃自体は完成してはいるんですけど…予算が足りなくて宇宙戦艦に取り付けることができないんですよ…」

 

モモイ「その予算ってまさか宇宙戦艦の…?ってそれだけのためにこんな大掛かりな銃を作ったの!?」

 

ウタハ「愚問だねモモイ…ビーム砲はロマンなのさ。」ドヤッ

 

ヒビキ「うん。」ドヤッ

 

コトリ「宇宙戦艦は作れなくても、銃を作ることはできます!このビーム砲のロマンがわからないモモイはまだまだですねぇ〜!」ドヤッ

 

モモイ「バカだ!頭良いのにバカの集団が居るよ!!」

 

ミドリ「それだけの目的でこんなに凄い大きさの銃を作るなんて…エンジニア部はやっぱりすごい執念と熱意だね…」

 

リセイ「……この武器に名前とかあるのか?」

 

コトリ「それはもちろん!その名は…」

 

ヒビキ「光の剣・スーパーノヴァ。」

 

アリス「!」

 

ミドリ「ちゃんとそれっぽい名前までつけてるんだ…ん?アリスちゃん?どうしたの?」

 

アリス「うわぁ…こ、これ!アリスこれが欲しいです!!」

 

ウタハ・ヒビキ・コトリ「!」

 

リセイ(………この銃の大きさと、宇宙戦艦用に作られたことを想定して、かなりの重量がものを言うと思うが…アリスはこれを持てる力があるのか…?兵器として作られてきてしまったが…単純にどれほどの能力があるかは興味があるな…見ものだ…)

 

モモイ「おお…!アリスがこんなに興奮してるのは初めてだね…そんなにこれが気に入ったのかな…」

 

ヒビキ「……」

 

ウタハ「…すまない…それはできないかもしれない…」

 

モモイ「なんで!?さっきこの部屋にあるものはなんでも持って行って良いって言ってたじゃん!もしかしてお金?」

 

アリス「そ、それともアリスのレベルが足りないのでしょうか…」

 

コトリ「あー…実はお金やレベルといった問題ではなくてですね…このレールガンだけで140キロはある重さなんですよ!そして、光学照準器とバッテリーを合わせて撃つと、反動は200キロ以上もかかるんです!

 

ウタハ「もちろんあげられるものならあげたいところなのだが…あまりに重い為に私たちもどうしようかと思っていたところなんだよ…」

 

アリス「……では、アリスがこれを持ち上げることができれば良いのですね?」ガシッ

 

ヒビキ「そ、それはそうだけど…無理はしないで…」

 

アリス「うううううん!!」

 

 

 

 

グォン!

 

 

 

リセイ「!」

 

モモイ・ミドリ「!?」

 

ウタハ・ヒビキ・コトリ「!?」

 

 

 

 

アリスは軽々と光の剣・スーパーノヴァを持ち上げた!

 

 

 

 

 

 

 

BGM:イナズマイレブン「究極奥義」

 

https://youtu.be/ib-SEru2dSk

 

 

 

 

 

コトリ「えええ!?す、凄い…!」

 

ウタハ「………尋常ではない腕力だ…」

 

ミドリ「持ち上げちゃった…アリスちゃん凄い…私たちと大きさは変わらないのにどこにそんな力が…」

 

アリス「えっと…撃つところはここですね!」

 

ヒビキ「あ、待って…」

 

モモイ「ちょ、わぁ!?ちょっと!!こっちに向けたまま撃とうとしないでぇ!!」

 

ウタハ「ま、まずい!設置する方向を上にしておくべきだった!」

 

コトリ「ぎゃああ!!避けないと!!」

 

ミドリ「も、もう遅いよぉ!!??」

 

 

アリス「光よ!!!」ギュイイイイイイン!!

 

リセイ(やべぇ!!照準がみんなの方に向いてる!!止めるしかない!!俺が出せる一番早い超次元のガード技は…!)

 

 

 

 

        チュドォン!!

 

 

 

 

アリスは興奮のあまり、皆が照準先にいることに気づかないまま、光の剣・スーパーノヴァを発射してしまった!!

 

 

 

 

全員「うわぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

ズビィ!

 

 

 

 

ミドリ「えっ…」

 

モモイ「先生!?」

 

リセイ「ふっ!」チュイン!!

 

 

 

ダンッ!!グォンッ!!

 

 

 

 

   「ゴッドハンドエーーックス!!」

 

 

 

 

 

       ゴッドハンドX

 

 

 

 

 

      バッゴォォォン!!!

 

 

 

 

 

ウタハ「なっ!?」

 

ヒビキ「きゃあっ!」

 

コトリ「んええっ!?」

 

モモイ・ミドリ「えええええええっ!?」

 

 

バジジジ…!!

 

 

リセイ「………」シュゥウウウウ…

(なるほど…確かに絶大な威力だ…そしてそれを持ち上げたアリスの力…やはり本物だな…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイは皆の前に瞬間移動で庇うように立ちはだかり、腕を構えた直後に光線へ突進しつつ、真紅の巨大な手を作り出して光線を弾き飛ばした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリス「ああっ!?皆さんごめんなさい!!アリスのせいで…お怪我はありませんか!?……先生…?」

 

リセイ「大丈夫だアリス。全員無事だよ。だが、照準の先に人が居ることを確認しなかったのは褒められることではないな。次撃つときはもっと周りをよく見るんだぞ?」

 

アリス「は…はい!本当にごめんなさい…!」

 

モモイ「何はともあれみんな平気そうで何よりうんうん!じゃなくて!?先生!!今のなに!?なんだったのあの手みたいなの!!」

 

ミドリ「そんなことってある…?私の目に見えたのはゲーム内の出来事じゃないんですか???」混乱

 

モモイ「ああ!?ミドリ!しっかりしてよ!ここは現実だよ!寝たらしぬ!しんじゃう!戻ってきてぇー!」

 

コトリ「あ…あんなのみたこと無いです…一体何をしたんですか…」

 

ヒビキ「そ…そんな…スーパーノヴァの光線を素手?なのかな…いやそれでも片手で掻き消しちゃうなんて…」

 

ウタハ(………先生…さらに深い噂は私も少しは耳にしていたが…あまりに信憑性が低くてヒビキとコトリに伝えるのを忘れていた…ミレニアムの天体観測の定期連絡でセミナーから聞いた話は…アビドスのグラウンドを拳一つで奈落の穴を作り出すほど半壊させ、さらにはマシンガンの銃弾を事も無げに全て受け止めているという…俄かに信じがたい話だったのに…今こうして先生の力を目にしてしまっては…信じざるを得ないようだね…噂は本当だったのか…)

 

アリス「……先生…アリスも気になります…今のは一体何だったんですか?」

 

リセイ「そう言えば君たちは目にするのは初めてだったかな?今のは超次元と呼ばれる技で…」

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイは簡潔に超次元に関することを話した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウタハ「なるほどね…そして、アビドスとゲヘナの生徒達はこれを習得したと言うわけか…」

 

ミドリ「ちょ…超次元…そんなに凄い力が私達にも使えるなんて…ちょっと気になります!私達にも教えてくれますか?先生!」

 

リセイ「それはもちろん。だがもう少し後にしよう。今はあの廃墟に向かわなきゃならない。」

 

モモイ「あ、それもそうだね…アリスと先生のおかげですっかり忘れてたよ…」

 

アリス「あう…ほんとにごめんなさい…!」

 

モモイ「いやいやいや!別にアリスを責めてるわけじゃないって!こうして無事なんだからもう気にしないで?」

 

ヒビキ「うん…先生もありがとう。私達を助けてくれて…」

 

コトリ「ウタハ先輩…どうして私達にも教えてくれなかったんですか!」

 

ウタハ「いやぁ…本当に申し訳ない…あまりに信じられなかったものだから伝えることが頭から抜けてしまっていたんだ…」

 

リセイ「……超次元とは攻撃も守備も両立できる力…いつか君たちにも使える時が来るよ。きっとな。」

 

ヒビキ「また今度ゆっくり教えてほしい…エンジニア部として興味が湧いて堪らない…」

 

ウタハ「うん、その通りだね。」

 

コトリ「超次元…私の説明を覆すような気がしてなりませんね…こうなったら私も絶対に覚えたいですね!」

 

ウタハ「あ、それはそうとそのレールガンはやはり君に託すよアリス。あんなに軽々と持ち上げて、何の反動もなしに発射できたんだからね。それは君にしか持てないようだ。ヒビキ、コトリ、スーパーノヴァの取手と背負うベルトをアリス用に付け替えてやってくれ。」

 

ヒビキ「…うん!」

 

コトリ「お任せください!」

 

ミドリ「良かったね…!アリスちゃん…冷静に考えてみるとものすごい子がゲーム開発部に来てくれたんだね…」

 

モモイ「ほんとだよ…一体どう言う力なんだろアリスも…」

 

アリス「何故でしょう?アリスにもわかりません…」

 

ウタハ「ぷっ…」

 

リセイ「良いのか?君たちのロマン溢れる、そして費用もかなりなものだろうに…」

 

ウタハ「っふふ…構わないさ。私たちの作った作品が役に立つなら…ね。それに、先生がいるなら何とかなる、先ほどのでよくわかったよ。だから、スーパーノヴァ…いや、ゲーム開発部の子達を頼んだよ。」

 

リセイ「…ああ。変なことをしないように監視兼引率役ってとこかな。任せておけ。シャーレの人間として責任を持つよ。」

 

ウタハ「…」コクッ

 

ヒビキ「これで良いよ。どう?」

 

アリス「おお!手に馴染む感じです!ありがとうございます!」キラキラ

 

ミドリ「めちゃくちゃに輝いてる…アリスちゃん嬉しそう…」

 

コトリ「もし故障か何かあればいつでもエンジニア部へお越しください!出来る範囲で修理しますよ!」

 

モモイ「うん!ありがとね!ってそろそろユズを迎えに行かないと…」

 

リセイ「そうだな。それじゃ、色々ありがとうな!ことが終われば色々君たちにも伝えに行くよ。」

 

ヒビキ「うん…!待ってるね。」

 

ウタハ「くれぐれも気をつけるんだぞ。アリスがスーパーノヴァを持ち上げたとは言え、無敵ではないのだから…」

 

リセイ「だからこそのゲーム開発部、そして俺がいるさ。ありがとうな。さ、行くぞみんな。」

 

アリス「はい!光の剣をありがとうございます!アリス大事にします!」

 

モモイ「じゃあまた来るよ!絶対ミレニアムプライスで受賞するんだから!」

 

 

 

ウィーン

 

 

 

 

リセイとゲーム開発部のメンバーたちはユズを迎えに行った

 

 

 

コトリ「ほんとに嵐のような出来事でしたね…」

 

ヒビキ「ゲーム開発部…上手くいくといいけど…」

 

ウタハ「………」

(スーパーノヴァを撃つ時の負担は1トン以上の握力…そしてそれを撃った時の反動による衝撃や外傷が一切見られなかった…先生は彼女を何かの目的で作られた存在だと言っていたが…おそらくその目的はきっと…「戦闘」だな…だがそれ以上に…先生…超次元の力を使って今までシャーレを一人で切り盛りしてきていたのか…?いや、それだけではないはずだ…きっと何か別の力があるに違いない…例えば光弾を弾き飛ばす前のあの素早さ…全く…ただでさえ他の人間とはオーラが違うのに…底知れないな…先生…アリス…君たちは一体何者なんだ…?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ゲーム開発部部室〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モモイ「って言うことがあってね…」

 

ユズ「………」唖然

 

リセイ「すぐに信じてくれる方が難しい話だ。とりあえずはG.Bibleを探し出して、テイルズ・サガ・クロニクル2を作ることに集中した方がいい。」

 

アリス「アリス、みんなと一緒にゲームを作って、ゲーム開発部を救います!これより、廃墟攻略クエスト開始です!」

 

ミドリ「覚えた言葉が時々おかしいところがあるけど…大体は合ってるから指摘しづらい…まぁ、そう言うわけだから、ユズちゃんも行けそうなら頑張ってみよう!」

 

ユズ「うん…!もう大丈夫…みんなと一緒なら…行けると思う…!」

 

モモイ「よく言ったユズ!それじゃ廃墟へ再びレッツゴー!!」

 

ミドリ・ユズ「お、おー!」

 

アリス「おー!です!」

 

リセイ「……ふっ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リセイとゲーム開発部のメンバーたちは再び廃墟へと向かった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ミレニアム郊外廃墟〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユズ「こ…ここがアリスちゃんを見つけた廃墟なんだよね…話で聞いた通りに、ロボット達が徘徊してる…」

 

モモイ「ふふん!今回はユズもアリスも居るんだから!それに何より、先生も居る!私たちに敗北はあり得ないね!」

 

リセイ「典型的にフラグ建てていくなモモイ…だが、俺がいる限り君達を危険な目に遭わせないよ。」

 

ミドリ「はい…!先生の指揮と強さ…心強いです!」

 

リセイ「さぁ、アリス。今回君は初めて敵と遭遇しているからな。実戦経験も必要だろう。準備は良いな?」

 

アリス「いつでも完了してます!アリス突撃します!」

 

モモイ「いや突撃したらだめだよ!ミドリ!アリスをサポートするよ!」

 

ミドリ「うん!アリスちゃん!やっちゃって!」

 

ユズ「私が一番前に立つから…みんなついてきて!」キッ

 

アリス・モモイ・ミドリ「了解!(です)」

 

リセイ(……ほんと…一万年以上生きてても思うのは…言葉の力って凄えもんだな…強くなったよユズ…)

「みんな行くぞ!」

 

 

 

 

ダダダダダ!!

 

 

 

 

 

戦闘BGM:ドラゴンクエストソード・「当たって砕けろ」

 

https://youtu.be/1My5ldvFgFc

 

 

 

 

 

ロボットs「!!▫️▫️▫️!!」

 

リセイ「アリス!早速敵陣の中心にぶっ放そうか!エネルギーは使いすぎるわけにはいかないから、威力は弱めにして撃とう!」

 

アリス「はい!目標捕捉!アリス攻撃開始します!光よ!!」スチャッ!

 

 

 

 

ギュオン!ドォオオオオン!!

 

 

 

リセイの指示でアリスはロボット達に向けてスーパーノヴァを発射した!

 

 

 

ドドドドォン!!!!

 

 

 

 

 

 

ロボットs「▫️▫️!!??」

 

ユズ「す…すごい…これがアリスちゃんのパワー…!私も負けてられない!敵の陣形が崩れた…なら…今!!」ドドドン!ドンドン!ドォン!

 

リセイ(お!ユズの奴…凄い集中力だな…的確にロボットの起動装置の部分を直撃させてやがる…ゲームだけではなく、銃の技術も並ではないな…)

 

 

 

 

アリスのスーパーノヴァで大勢いたロボット達を半数を蹴散らした直後、ユズが続いてGLを散らばったロボットたちに向けて乱射した!

 

 

 

モモイ「ナイスユズ!私たちも行くよ!」チャキッ

 

ミドリ「わかった!」チャキッ

 

 

 

モモイとミドリはそれぞれ銃を構えて、散開したロボット部隊を左右対称に迎撃した!

 

 

 

 

ドパパパパ!

 

ドキュン!ドキュン!ドォン!

 

 

 

ロボットs「!?ガギギギギ…ビビビ…」ドサッ

 

 

 

 

次々にロボット達を破壊していくゲーム開発部は、徐々に目的の中心ビルへと近づいていた

 

 

 

 

リセイ「良いぞみんな!

…?チッ…まだ奥に起動してきた奴が押し寄せてきやがるな…よし!ロボット達の動きが鈍い今がチャンスだ!このまま中心ビルへ突っ切れ!」

 

ユズ「は、はい!」

 

モモイ「よーし!走れ走れー!」

 

アリス「ミドリ!後ろからアリスが援護します!一緒に行きましょう!」

 

ミドリ「うん!任せるよアリスちゃん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダダダダダ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ミレニアム郊外廃墟・中央ビル内〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モモイ「はぁっ…はぁっ…何とか撒けたかな…?」

 

ユズ「そうみたい…先生のおかげで無傷で済みました…!」

 

アリス「全員のHPは満タンのままです!クエストクリアですね!」

 

ミドリ「うん…とりあえず事なきを得て良かった…先生!ありがとうございます!」

 

リセイ「いや…見事な連携だったよ。俺も指示を出していて気持ちいいくらいに息が合ってたな。お互いを信頼し合ってるからできた芸当だよ。」

 

アリス「えへへ…そう褒められると嬉しいです!」

 

ミドリ「…じゃあ早速G.Bibleを探そう!マキやハレ先輩の情報ではここで確かなんでしょ?お姉ちゃん。」

 

モモイ「うん、それは間違いないね。じゃないとわざわざこんな所にまで私もみんなを連れてこないし!」

 

アリス「G.Bibleは…テイルズ・サガ・クロニクルの続編を作るために必要なデータなのですよね?」

 

モモイ「そう!そのデータさえあれば私たちのゲーム開発部は廃部には絶対ならない!」

 

アリス「………アリス、ずっと気になっていたんですが…そのデータってどんな形をしているのでしょう?USBか何かが存在するのでしょうか…」

 

ミドリ「あ…」

 

ユズ「……そう言われてみたら…確かに…」

 

モモイ「…やばい…G.Bibleを探すのにどれがG.Bibleがわかんなかったらどうしよう…うわぁ!?終わったかも!?先生どうしよ!?」

 

リセイ「落ち着け。少なくともヴェリタスの情報は当てにして良いんだ。まず間違いなくこの廃墟のどこかに封印はされてるだろう…」

 

アリス「………?」

 

ユズ「…アリスちゃん?どうしたの?」

 

アリス「この身体が反応しています…こちらの方から呼ばれているような気がするんです…例えるならそう…まるでゲームの始まりのチュートリアルを何度も体験したかのような…そんな感じの…見覚え…と言うべきでしょうか…」

 

 

 

 

 

アリスが指差した方向に皆も視線を向けた

 

 

 

 

リセイ「………今は何も手掛かりが無さそうだ。アリスについて行ってみよう。案内してくれるか?」

 

アリス「はい!こっちです!」ダダッ

 

ミドリ「あっ!待ってアリスちゃん!」

 

モモイ「先生!追いかけよう!」

 

リセイ「ああ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリスは走って示した方向に向かって行き、リセイ達もそれを追うことにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

モモイ「おーいアリス?あ、居た!って…なんか電源ついてるよ?あの機械…」

 

ユズ「ここら辺にはあの機械一つしか無いのに…あれに電源がついてる…バッテリーが内蔵式なのかな…」

 

ミドリ「え、いやいやここは廃墟のはずなのに…どうしてあれだけ電源が生きてるの…」

 

リセイ「それを言ったらアリスと出会った時、どうしてあんな所で寝ていたのかも疑問になるから、あんまり気にしない方がいいぞ。」

 

ミドリ「あ…それもそうですね…」

 

アリス「……これは…」

 

 

 

リセイとモモイ達が見つけたのは周囲には何もない空間で、中央に一つだけ置かれた機械であった

 

 

 

 

リセイ(……多分この中のデータが『Key』だろう…正確にはG.Bibleらしいが…その中にkeyのデータも混ざっている…どちらにせよ目的のものは見つけたようだな。)

 

アリス「少し操作してみます。」カチッ

 

???「ようこそ。『ディビジョンシステム』へ。お探しの項目を入力してください。」

 

ユズ「…!」

 

ミドリ「アリスちゃんがキーボードを触っただけで動いた?」

 

モモイ「反応はちゃんとしてるみたいだね。そしてまさかの親切設計…!アリス!G.Bibleについて検索できる?」

 

アリス「…はい…検索してみます!」カタカタカタ

 

ミドリ(………ディビジョンシステムって…この廃墟ビルの名前?)

 

リセイ「……」

 

???「……あなたはAL-1Sですか?」

 

リセイ「!」

 

アリス「?」

 

ユズ・モモイ・ミドリ「!?」

 

アリス「いえ…アリスはアリスで…」

 

ミドリ「ちょっと待って…何かおかしい…アリスちゃん…今は入力しない方が…」

 

???「……音声を認識…資格が確認できました。おかえりなさいませ、AL-1S。」

 

モモイ「まさかの音声認識付き!?」

 

ユズ「…AL-1Sって…アリスちゃんの元の名前なの…?」

 

リセイ「アリスと出会った時はそう言う名前がとある椅子に書かれていたが…」

 

アリス「あなたは私を知っているのですか?AL-1Sについて何かを…」

 

???「………そうで@%#¥€☆→#!!」

 

ユズ「!?」

 

モモイ「あれ!?なにこれどう言う意味!?」

 

???「緊急事態発生…電力が不足しています…電力が切れると同時に消失します…電源オフまで51秒…」

 

モモイ「ちょっとまって!せめてG.Bibleについて聞かせて!」

 

???「あなたたちが探しているのはG.Bibleですか? YES/NO 」

 

ミドリ「選択肢が出たんだけど…YESに決まってるよ!アリスちゃん!」

 

アリス「はい!」カタカタ!

 

???「G.Bibleが欲しいのであればバックアップ用のデータベース機器が必要です。本機はまもなくデータが全て消去されます。」

 

リセイ「だったらこいつでどうだ?」すっ

 

 

 

リセイは新品のタブレットを取り出した

 

 

 

???「………データ移行可能な、正常な機器とみなします。データの移行準備をしてください。」

 

ミドリ「えぇ!?先生今どこからそんなものを取り出したんですか!?」

 

リセイ「そんなの後だ!とりあえずはこいつのデータが消される前に接続する!(カチッ!)よし!ユズ!バックアップを接続したから、目の前の機械と繋げてくれ!」

 

ユズ「はい!……バックアップ中…どうやら間に合ったようですね…」

 

リセイ「上出来だ。……お…バックアップが終わったかな?えらく速いな…」

 

 

ブツッ…

 

ブォン!

 

ピコン!

 

 

タブレット「移行完了…」

 

 

 

 

機械の電源が落ち、リセイの出したタブレットから先ほどの機械の声が流れた

 

 

 

アリス「!タブレットからさっきまでの声が…」

 

リセイ「……さて、話の続きをしようか…G.Bibleはどこにある?」

 

ユズ(……先生に言われるがままにしたけど…このタブレットすごい機能…どうして私は何も知らないのに操作できたのかな…)

(リセイがモモイ達に気づかれないように操作管理波動を飛ばしていた)

 

 

 

 

 

 

 

 

タブレット「…それは私です。」

 

リセイ「…!」

 

ユズ・アリス・モモイ・ミドリ「!?」

 

リセイ「どう言うことか説明できるか?」

 

タブレット「正確には私の中に『G.Bible.exe』が存在しています。操作するにはパスワードが必要です。」

 

モモイ「『G.Bible.exe』?って言うかパスワード?そんなの聞いてないし!どうすれば…」

 

ミドリ「いや、多分大丈夫…パスワードくらいならヴェリタスに頼めばなんとかしてくれるはず!」

 

ユズ(コクコク!)

 

リセイ「……そうとなりゃここにはもう用はないな。ヴェリタスの部室へ向かおうか。」シュン

 

 

 

リセイはタブレットの電源をオフにしながら言った

 

 

 

アリス「そうですね…では、ミレニアムサイエンススクールへ帰るクエストを開始します!」

 

ユズ「それ…クエストなのかな…帰るまでが遠足!みたいな感じに聞こえた…」

 

リセイ・モモイ・ミドリ「ぷっ…」

 

リセイ「散歩じゃねぇんだから…まぁ、用心するに越したことはないな。帰る時も安全に行こう!」

 

アリス「はい!それでは出発です!」

 

モモイ「あ!それはそうと先生!さっきはどうやってタブレットを…」

 

 

 

 

 

 

ジツハコレコレコウイウチカラガアッテダナ…

 

ウソォ…

 

センセイッテホントウニナニモノナンデスカ…?

 

ユメダ…キットユメダ…

 

ユメジャネェヨ!

 

 

 

 

アリスの言葉にユズが、疑問を含んだツッコミをし、リセイ達は吹いてしまった。先ほどまで切羽詰まっていた緊張感が途切れ、リセイの謎の力について聞きただし、ゲーム開発部のメンバーたちは自然と笑みが溢れていた…

 

しかし、彼女たちはまだ気づいていない…

これから起こる騒動の幕開けが近づいていることに…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミレニアム編第3話に続く…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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