こんな縄張り争い見たい…見たくない?   作:サクラン

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評価が二十人突破しました!ありがとうございます!今回の話で五十話まで残り五話だし、本当に早いなぁ…

これからも頑張っていきます。

それではお楽しみください。


災難

 “導きの地・氷雪地帯”

 

「はー…大変だなー…」

 

「し、仕方なくない…?最近はずっと荒れてるし…皆心身の余裕がないもの…」

 

「だからこそってとこでもあるんだけどなー…」

 

 しんしんと粉雪が降り注ぐ中、二人の男女が喋りながら雪の中を歩いていた。彼らは新大陸調査団に所属しているハンターと編纂者である。

 編纂者の方はクリーム色の艷やかな髪の毛に気弱な表情、モコモコの耐寒装備で身を守り、ハンターの方はボサボサの黒髪に気怠げな表情で、寒さなど気にしていないかのように銀火竜の装備を纏っている。

 このことからもハンターの装備からも分かるが、この二人は“推薦組”と呼ばれる優秀なハンターである。流石にその中でも別格とされた“青い星”に例えられる程のハンターには及ばないが、彼もまた、古龍に対抗し得る程の実力者である。

 そんな実力者のペアが何故導きの地の調査を任されたのかと言うと―

 

「幽境の谷で確認された冥灯龍の成体、赤龍…あれの討伐失敗から果てには煌黒龍との激突…それから引き起こされる導きの地の異常…ったく、都合の悪いことばかりで嫌になるぜ」

 

 ―そう、最近の異常事態からなる異変である。

 導きの地は発見された直後から調査が重ねられていたのだが、数ヶ月前に導きの地の奥地である“幽境の谷”と呼ばれる地、及び冥灯龍の成体である赤龍、ムフェト・ジーヴァの存在が確認され、その能力から大規模な討伐作戦を決行されたが、追い詰められたものの圧倒的な戦闘力から調査団側の人員が削られ過ぎて討伐は断念、その後の煌黒龍の襲来にも人員不足と消耗具合から対応できず、調査団の雰囲気は暗くなっていた。

 しかも二匹の激突の余波なのか、導きの地は荒れに荒れ、確認されただけでも冰龍と氷牙竜特殊個体の激突、溶岩地帯の主である爆鱗竜特殊個体と砕竜特殊個体、斬竜の二つ名と瘴気地帯の主である恐暴竜特殊個体の四つ巴の争い、それによる爆鱗竜と砕竜の死亡など、看過できない事態が多く発生している。

 

 度重なる異常事態と対応による疲弊、特に赤龍討伐失敗とそれによる犠牲は調査団の者達に大きな影響を与えた。死亡でなくとも引退まで追い込まれたハンターも多く、調査にすら割ける人員が限られていた。

 

「“青星”に至っては休憩してるとこ最近見ねえし…赤龍だけでも何とかしたいもんだがなぁ…」

 

「う、う〜ん…煌黒龍との激突以来谷で沈黙してるみたいだけど…」

 

「あんまり放っといたらまた地脈で回復をしようとするだろうからなぁ…」

 

 男性ハンターは面倒くさがりで調査団内だと煙たがられているが、実力は確かであり、任務となれば面倒くさがりながらもちゃんと結果は出して来る。

 当然それ程までの実力故に赤龍の討伐作戦にも参加したのだが、失敗したことにはそれなりに思う所があった。

 だが、いくら弱っているとは言え赤龍は一人のハンターでどうにかできる存在ではない。現大陸に応援要請を出している為、それで実力者を募ってまた赤龍の討伐作戦を行うつもりらしく、それまではどうすることもできない。

 

「ったく、人間の強さってのは脆いモンだとつくづく思い知らせれるねぇ」

 

「うん…ごめんね。私も戦えたら…」

 

「アンタ達編纂者がいなかったらそもそも普通の狩猟すらままならないんですから、適材適所ですよ」

 

 そう言って男性ハンターと編纂者は周囲を見渡す。ふと、編纂者が地面の一点を見詰める。

 

「この足跡…これって…」

 

「んー?どうしまし…!」

 

 編纂者が足跡を発見し、男性ハンターが歩み寄ると顔色を変える。

 基本的にハンターは見ただけでどのモンスターの足跡か即座に言い当てることはできない。よっぽど特徴的なものでない限りは種族ごとに別々のモンスターを言い当てる(例としては斬竜と砕竜の足跡を即座に見分ける等)ことは難しい。

 だが、特徴的なだけでなく、導きの地においては調査する上で絶対に覚えておくべき足跡が存在する。それは―

 

 

 

 

 

「…こりゃあヤバい案件ですね。()()()が動き出すとは…」

 

「どっ、どうしよう…!!」

 

「落ち着いて下さい。まずは戻って報告です。幸いにも争いの形跡は見られませんし、今度は複数人で慎重に調査を…」

 

 

 

 

 

 ドゴン…!ズズン…!

 

 

 

 

 

「…こりゃあ今日は厄日かもしれませんね」

 

「え…?」

 

「…あっちの裂け目まで走ってください。できるだけ急いで…!」

 

「…ッうん!」

 

 ハンターが壁の裂け目を指し示すと、編纂者は急いで裂け目の方へ走り出し、その背後を守るようにライトボウガンを構えたまま壁の裂け目へジリジリと後退する。

 ハンターが聞いた音を編纂者も聞いたようで、気弱な表情が更に強張った。そしてどんどん破壊音が近付き、ハンターが音の方向を察知して身を隠すと同時に―

 

 

 

 

 

「ヴォアアアアァァァァ!!!」

 

「ウオオオオォォォォン!!!」

 

 

 

 

 

 ―氷の壁を突き破って黄金に輝く獅子と龍光を纏った狼竜が取っ組み合いながら現れた。

 

「チッ…!やっぱりこの二匹か…」

 

「どうしよう…逃げる?」

 

「いや、今は事の顛末を見守りましょ。多分出て行っても気に掛けてる余裕なんかないですけど、余波が怖い」

 

 話しながらも目線はモンスターから離さないまま、ハンターは判断する。

 

(にしても、マジにこの二匹が…主の中じゃ穏健派だったってのに、一体何があった…?)

 

 そう、導きの地を調査する上で絶対に覚えておくべき足跡は、各地帯の主のものである。調査団に所属しているハンターはほとんどが古龍との戦闘経験のある者達だが、導きの地という特異な環境、しかもその中で歴戦まで至った古龍やそれに匹敵する生物と互角に戦えるハンターはそう多くない。単独で可能な者など、両手で数え切れる程度しかいないだろう。

 それに各地帯の主の中だと金獅子と獄狼竜は自身の縄張り内に留まっているどちらかと言えば穏健派だった。当然不用意に侵入すればただでは済まないが、侵入さえしなければ暴れることは無かった。

 今回は金獅子の足跡が見つかった為、金獅子側が獄狼竜の縄張りに踏み入ったのだろうが、普通に考えればそんなことをする利点がない。だからこそ今回の争いは不自然極まりないのだが…

 

「ヴォオオオオ!!」

 

「オオオオン!!」

 

 頭を回転させて考えてる間にも、金獅子と獄狼竜は激しくぶつかり合って行く。金獅子が殴り掛かったかと思えば獄狼竜が身を翻して躱し、お返しとして蝕龍蟲を使った龍雷を落とす。

 

「ヴォオオオオ!!」

 

 金獅子は壁を駆けて龍雷を躱すとそのまま気光ブレスを放つという暴挙に出る。圧倒的なエネルギーで龍雷を物ともせずに獄狼竜に向かって行く。

 

「ウオオオオン!!」

 

 獄狼竜は追尾して来る気光ブレスを蛇行して躱すと、龍雷を纏わせた前足を振り上げる。

 

「ヴォオオオオ!!」

 

 金獅子もそれに応じるように前足を一瞬で闘気硬化させて獄狼竜に向かって振り抜く。

 

 

 

 

 

「━━━━━━━━━━ッ!!」

 

 

 

 

 

 凄まじい轟音と共に二匹の前足が激突し、拮抗状態に陥る。

 

「ウオオオオ!!」

 

「!」

 

 獄狼竜が敢えて力を抜くことで弾き飛ばされると、その勢いを利用して尻尾で金獅子を薙ぎ払う。

 

「ヴォオオオオ!!」

 

 だが、金獅子もそれを後ろに跳んで躱すと、雷球を放って獄狼竜の隙を狙うが、攻撃の際にばらまいた蝕龍蟲によって全て防御された。

 

「…やっぱエグいな…とてもじゃないが俺もこんなのを相手するなんてゴメンだね」

 

 争いの様子を観察していたハンターは呆れたように呟く。彼から見ても主である金獅子と獄狼竜の争いは相応にレベルが高く、自分がタイマンしたとして確実に勝てると言える相手とは言えなかった。

 

「さて…逃げたいところだけどどのタイミングで逃げるかなー…って、どうしました?ジッと見詰めて」

 

 頭を掻きながらどうにか逃げる為の索を思案していると、編纂者が何か考えているような表情で争いを見詰めていた。

 

 

 

 

 

「…尻尾がない」

 

「え?」

 

「尻尾がないよ、あのラージャン」

 

 

 

 

 

 突然の発言にハンターが驚いていると、編纂者は暴れている金獅子を指差した。

 そこでハンターが改めて金獅子の下半身、特に尻尾の辺りを注視すると、そこには決して長いとは言えずとも、確かに存在していた筈の尻尾が無かったのだ。

 

「…成る程、これならあのラージャン(ゴリラ)が縄張りの外に出た理由にもなりますね。けど、特殊個体化ってそう簡単になるもん何ですかね?少し前の報告だと特に異常は無さそうって見ましたけど」

 

「…イビルジョーやバゼルギウスはともかく、ラージャンが激昂する理由は今でも分かってない。尻尾が関係してるとは言われてるけど…」

 

 編纂者は少し困ったような顔で言い淀む。

 

「? どしたんです?」

 

「いや、ひょっとしたらあのラージャン、意図せず特殊個体に成ったんじゃなくて、自分で成りたいから成ったんじゃないかなって」

 

「え、特殊個体って成ろうとして成れるようなもんなんです?」

 

 ハンターは編纂者の言ったことに驚いた。実際、同じ古龍級生物として語られる事の多い恐暴竜、爆鱗竜は要因や代償の差はあれど特殊個体には自然と変化していくものであり、自分でコントロールできるものではない。

 

「けど、ブラキディオスの特殊個体は自分で成りたいから成るものじゃない?命の危険は伴うけど、それでも成る成らないは自分で決められる」

 

「あー…確かに」

 

 だが、編纂者は知る限りで唯一の例外、砕竜の特殊個体を例に挙げる。

 砕竜の特殊個体化の条件として、簡単に言うと特殊な粘菌との共生が必要になる。その粘菌は何も洗脳作用がある訳ではなく、単純に爆発力が凄まじく高過ぎるだけである。

 強さに貪欲な砕竜は基本的に共生を試みるが、爆発力に耐えられないと判断すれば共生を断念する等、他の特殊個体化よりも融通が利くのである。

 

「でも結局、どうやって成るって言うんです?分かってませんけど…」

 

 ハンターは納得したが、結局分かっていないことがある為編纂者に問い掛ける。とは言っても金獅子が激昂する条件は分かっていないので編纂者からの答えは期待していなかった。

 だが―

 

「これは突飛もない私の予想でしかないんだけど…」

 

 

 

 

 

「あのラージャン、自分で尻尾で引き千切ったんじゃないかな」

 

「…は?」

 

 

 

 

 

 ―想像以上の答えに、ハンターは耳を疑った。

 

「…そんなことあり得るんです?」

 

「根拠…というか理由は一応あるよ」

 

 そして編纂者は未だに争っている金獅子を指さす。

 

「一応聞くけど、まだ互いに大きなダメージは負ってないよね?」

 

「そうですね。精々互いに攻撃が掠る程度です」

 

「じゃあ、尻尾の付け根をよく見て」

 

「んー…?」

 

 ハンターは目を凝らして尻尾の付け根を注視する。すると尻尾の付け根から下半身にかけて血痕が付いており、付け根には痛々しい傷痕が見えた。

 最近金獅子が争ったことはないし、獄狼竜との戦いでも実力が拮抗しているのか大きなダメージはない。にも関わらず痛々しい傷痕があるのはおかしい。

 

「ああ、確かに。にしたって何でそこまで…」

 

「多分、赤龍と煌黒龍の激突の影響じゃないかな。流石にあの二匹の存在の前にはラージャンも恐れをなすしかないでしょ」

 

「古龍級生物と言われる程の力を持っていたとしても、根底は本能を持つ生物、自身を脅かしかねない存在に恐怖を感じて、それから逃れる為に更に強い力を求めたんじゃないかな。自身の力を抑制してるのが、尻尾だって無意識に理解していたから」

 

 どこか憐れむような表情で、編纂者は暴れる金獅子を見詰める。超攻撃的生物と謳われ、腕利きの調査団員にさえ警戒対象とされる金獅子。

 そんな強大な生物でさえ死に怯え、生にしがみつく。ハンターとして実力を付け、当たり前の感覚というものが薄れかけている彼にとっても、少し思う所があった。

 

「…こりゃあ尚更赤龍は野放しにできないですね」

 

「…うん」

 

 

 

 

 

「ヴォアアアアァァァァ!!!」

 

「ウオオオオォォォォン!!!」

 

 

 

 

 

「…とは言っても、まずはどうやって逃げるかなー」

 

 更に激化した争いを眺め、ハンターは困ったような声を上げる。

 

「こ、こやし玉はどうかな…?」

 

「いやーこの状況じゃ効果薄いと思いますよ。下手したらこっちへ気を引くだけの無駄な結果に終わります」

 

(二匹同時に相手するのは無理。でもどっちかが死ぬまで争われるのはそれはそれで困る。まだまともそうなジンオウガ亜種に加勢するか…?)

 

「ウオオオオン!?」

 

「あ!」

 

「お」

 

 長く渡り合っていた二匹だが、遂に金獅子の拳が獄狼竜を捉えた。吹き飛んだ獄狼竜を凄まじい勢いで金獅子が追撃を仕掛ける。

 

「ヴォアアアア!!」

 

「━━━━━ッ!!」

 

 獄狼竜は空中で蝕龍蟲を操作し、即席のトラップを仕掛けた。金獅子相手には数秒も稼げないが、今は僅かな時間も惜しい。

 

「ヴォオオオオ!!」

 

 金獅子が蝕龍蟲を打ち消すと、獄狼竜の後ろにはもう壁が迫っていた。追い詰めた。そう金獅子は確信した。

 

 

 

 

 

「ウオオオオォォォォン!!」

 

「ヴォオオオオ!?」

 

 

 

 

 

 だが獄狼竜は壁に着地すると、一瞬で姿勢を低くして龍雷を纏って金獅子に向かって突貫した。金獅子は反応しきれず、諸に食らって吹き飛ばされた。

 

「…凄い」

 

「元が唯一古龍級じゃないだけ経験値がダンチですからね。劣勢からの立て直し方もよく知ってる」

 

(もうそろそろどっちか引き下がってくれないかなー、ジンオウガ亜種の様子を見るにラージャン(ゴリラ)がしつこいから仕方なく相手してるって感じだし…ん?)

 

 ハンターはそこであることに気が付いた。

 

「何か気にしてる…?」

 

「え…?」

 

「いや、ほら見てくださいよ。様子がおかしい」

 

 

 

 

 

「ガルルルル…」

 

「ヴォルルルル…」

 

 

 

 

 

 争い合っていた二匹は互いを最低限警戒しつつ周囲を見渡している。

 

「イビルジョーがいるのかな…?」

 

「いや、あの二匹なら警戒はしても戦闘を中断する程じゃない筈です。何よりもう理性が怪しいラージャン(ゴリラ)が警戒してる時点で何かあるでしょ」

 

 瘴気地帯の主である恐暴竜は、見境なく乱入することで有名であるが、各地帯の主なら拮抗した戦いをすることができる。だからこそ戦闘中であっても警戒は最低限で済ませるし、来るようなら追い返すまでである。

 だが、争っている主が戦闘を中断して警戒する程の存在は現状導きの地には存在しない。

 

(まさか赤龍が動き出したか…?)

 

 ハンターは最悪の想定が頭に浮かぶ。今のタイミングで赤龍に行動されたら調査団は―否、新大陸は終わりである。

 

 

 

 

 

「「………!」」

 

「うわわ…!」

 

「何だ…?」

 

 

 

 

 

 その時、急に空が荒れ始め、吹雪が襲って来た。獄狼竜と金獅子は、天候を物ともせずにある一点を見詰めている。

 

「キュオオオオ…!」

 

「「!」」

 

 吹雪の中、特別大きい訳でもないにも関わらず、その声はハッキリと聞こえた。

 

「あれは…」

 

 

 

 

 

「オオオオ…!」

 

 

 

 

 

 獄狼竜と金獅子の前にいたのは、翼をはためかせている冰龍だった。最近導きの地に棲み着き、早々に獄狼竜と戦い敗北し、その後は氷牙竜特殊個体と戦って勝利した、氷雪地帯における二番手の立ち位置だった…筈なのだが。

 

(この威圧感…ジンオウガ亜種すら凌駕しかねない。一体何があった?)

 

 古龍であることを差し引いても明らかに強いその威圧感に、ハンターは冷や汗を流す。

 

「ヴォルルルル…!」

 

「……………」

 

 そしてそれは金獅子も同じ。冰龍を睨み付けて恨めしそうに威嚇するも、冰龍は冷たい視線で真正面から睨み返す。しばらくそうしていたが―

 

 

 

 

 

「…ヴォルルルル…」

 

「!」

 

 

 

 

 

 ―金獅子が観念したのか、冰龍に踵を返して氷雪地帯の外に向かって行った。

 

「…まじかよ」

 

「…激昂したラージャンを追い返した…」

 

 その圧倒的な力の片鱗に思わず二人は戦慄する。主としての金獅子の力を知っている者ならば誰でも驚くだろう。それ程までに、その光景は衝撃的だった。

 

「……………」

 

「……………」

 

 そしてその場に残ったのは、獄狼竜と冰龍の二匹のみ。二匹は戦う訳でもなく、互いを見詰め合っていた。獄狼竜は感慨深そうに、冰龍は何処か勝ち誇ったかのように見詰めていた。

 

「…キュオオオオ」

 

「! ウオオオオン!」

 

 冰龍が誘うかのように首を振ると、獄狼竜はそれに応えるかのように吼え、二匹は崖の向こうに飛び立って行った。

 

 

 

 

 

「…凄かったね」

 

「…そうですね」

 

 呆気にとられていた二人は、裂け目から出て周囲を見渡す。そしてハンターは一旦大きく息を吐いた後、気を取り直して言った。

 

「ま、色々言いたいですけど、まずは帰って報告しましょ。そっから整理して行けば良いでしょ」

 

「あっ、うっうん、そうだよね。大変なことに変わりはないし、まずは報告しようか」

 

 そして二人はその場所を後にする。静かな風の音を、その場に残して。




長くなったなー。もっとハプニング形式にすれば良かったかなと反省。

評価、感想もよろしければお願い致します。

それでは次回をお楽しみに。

メインモンスター+αでコイツが好き

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