こんな縄張り争い見たい…見たくない?   作:サクラン

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あけましておめでとうございますー。もうすぐ一周年ですね。これからも頑張って行きます。

最近モンハンのフィギュア買いました。今まで興味無かったけど想像以上にイイ…なんとかコンプリートしたいですね。

それではお楽しみください。


奈落の虚城

 “竜ノ墓場”

 

 古代林の更に奥地、海に繋がる巨大な川の側には底が見えない程の大穴が存在する。そしてその大穴から飛び降りると、薄暗い洞窟に辿り着く。

 しかしただの洞窟ではない。周りには夥しい数の骨の山。川がすぐ近くにあるからなのか、周囲は水場に囲まれている。その向こうには何の生物のものか分からない巨大な骨や踏み締める足場に至っても細かい骨の山なので非常に気味が悪い。

 

 こんな異常なフィールドであるが、自然に形成されたわけではない。新大陸の“瘴気の谷”など自然に形成されたものもあるにはあるが、あれも蛇王龍の古代種という古龍すら惹き付ける程の莫大なエネルギーがあって初めて成り立つものだ。そんな古龍がポンポン産まれては世界が保たない。

 だが、この地を形成した古龍も蛇王龍には劣るものの並の古龍であれば返り討ちにする程の強さだ。

 

「グオオオオオ…!」

 

 骨の大地から唸るような咆哮と共に飛び出して来たのは巨大な胴体に全身骨を纏った双頭の龍。骸龍、オストガロアだった。

 その傍らには無惨にも殺られてしまった白海竜の死体を携えている。どうやら狩りから戻ったようだ。骸龍の身体にもいくらか焼け焦げた痕が見られる事から白海竜も相応に抵抗したようだが、自らの弱点属性を操り、ホームグラウンドである水中戦にも対応できる超大型古龍が相手となると流石に分が悪かったらしい。

 

「グオオオオオ…」

 

 骸龍はまた唸り、大きく旋回して胴体を―体勢としては後ろを向いたような状態になる。すると―

 

 

 

 

 

「ギィィィィィ!」

 

 

 

 

 

 ―胴体の中でも一際大きな頭骨のような骨の下から一気に本当の頭部が飛び出した。

 

「ギィィィィィ…」

 

 そして骸龍は触手―今まで双頭の龍に見えていた部位を器用に使って白海竜の死体を引き寄せると頑丈な甲殻を物ともせずにムシャムシャと喰らい始めた。

 最初に見つけた超級の大物は凄まじい抵抗によって撤退を選ばざるを得なかったが、その後に白海竜が見つけられたのが良かった。同じ超大型古龍と比べてしまうとどうしても質は落ちてしまうが、それでも上等な獲物に変わりはない。使()()()事も相まって骸龍は内心上機嫌だった。

 

 

 

 

 

 ゴゴゴゴゴゴ…!!

 

「!」

 

 

 

 

 

 そうして食事を進めていると、竜ノ墓場全体が大きく揺れ始める。段々と大きくなる揺れに周囲の骨が崩れ始めるが、骸龍は気に留めず警戒を強める。

 古龍種特有の威圧感は感じられない為古龍が接近しているわけではない事は確かだが、それはそれで疑問が残る。フィールド全体に影響の齎す程の力、あるいは体躯があるにも関わらず古龍ではないのは異常だ。

 古龍種ではないという事は超常的な現象を操らない為、この揺れを起こしている元凶は単純な体躯、あるいは力のみで発生させているという事になる。

 

「ギィィィィィ…!」

 

 その事により一層警戒心を強めながら、揺れが近付くにつれて出てくる場所を予想した骸龍はその地点から離れ、触手を携えて待ち構える。すると―

 

 

 

 

 

 ドゴォン!!

 

 

 

 

 

 ―地面を突き破って現れたのは巨大な槍。若干のぎこちなさを感じながらも回転しながら現れた槍の下から、巨体が這い出て来る。

 

「ギィィアアア!!」

 

 骸龍は相手の身体を確認するや否や触手を振り回し、身体に噛み付いた。相手からすればようやく地上に出たかと思えばいきなり絡み付かれるというびっくり仰天な状態だが、骸龍としてはこれ程の影響を齎す時点で手加減や遠慮をする理由は消え去った。

 

「ゴオオオオオン…!」

 

「!?」

 

 だが、相手は骸龍に絡み付かれたままにも関わらず、その影響を物ともせずに地面から身体を出して這い出て来た。骸龍は相手の巨体と噛み付いた際に返ってきた歯応えに二重で驚く。

 その歯応えは―()()()()()()()()

 “鋼鉄のような歯応え”ではなく、“鋼鉄そのもの”だったのだ。骸龍はこれまで数多くのものを捕食して来た。鉄のような甲殻を持つモンスターも、体毛の生えたモンスターも、滑らかな皮を持ったモンスターも。あるいはモンスターだけでなく、鉱石を身体に纏うモンスターならば鉱石ごと食べた事もある。

 今噛み付いた時の歯応えはその時と同じ―生物とは思えない歯応えだったのだ。

 

「ゴオオオオオン…!!」

 

「ギィィィィィ!?」

 

 骸龍が少しずつでも身体を噛み砕いていると、突然横っ面を殴り飛ばされて地面に落ちた。相手の方を見ると自身を殴り飛ばしたのは地面から這い出た巨大な腕だった。

 

「ゴオオオオオ…!」

 

 そしてそのモンスターは唸りながら這い出て来る。地面の中に埋まっていたであろうもう片方の腕は殴り飛ばした方と同じで非常に太く巨大だ。下半身も巨大だが後ろ足が存在せず、鉄の尻尾のみが太く伸びている。関節部や身体の所々からは金色の糸が垣間見え、全身鉄の異形の巨竜と言った見た目だった。

 そのモンスターの名はアトラル・ネセト。これは中の操縦者であるアトラル・カが自身の能力をフル活用して巨竜を形どった姿である。しかしその見た目はハンターズギルドで確認された姿とは少し違う。

 

 そもそもアトラル・カが作る巨竜の要塞はゼロから考えて作ったわけではなく、“今まで自分が見てきた中で最も強そうに見えたモンスター”をモデルに作っているのではないかと言われている。アトラル・カは知能も相応に高い為、ベースとなるモデルさえ知っていれば移動法に合わせてオリジナルの改造を加える事ぐらいはできる。

 実はこのアトラル・ネセトと瓜二つの古龍もいるのだが、アトラル・カが直に見たことがあるのか、それとも最適化して行った果てに偶々一致したのかは定かではない。

 

「ゴオオオオオ…!」

 

 なにはともあれ、今のネセトは油断ならない強敵だ。基本的に人工物に惹かれることが多いネセトが骨を扱う骸龍の住処に現れた理由は定かではないが、戦う気がある事から何か目的があるのは間違いない。

 

「ギィィィィィ!!」

 

 しかし唯一の住処を追いやられるとなると骸龍も黙っていられない。ここ以上に住みやすい場所を知らない、というのもあるが、この場所なら他のモンスターに()()()()()()()()のである。

 

「ギィィィィィ!!」

 

 骸龍はその自信のままに攻めるべく触手から不気味な青色の粘液をネセトに向かって放つ。機動力では劣ってしまうネセトは諸に粘液を食らってしまうが、その巨体故に大したダメージにはならず、ただネセトの身体を青黒く染めるだけに終わる。

 

「グオオオオオ…!!」

 

 ネセトは粘液を意に介さず前足を振り上げる。その巨腕の威力は超大型古龍に勝るとも劣らない一撃。骸龍と言えども何発も食らうのは避けたい。

 

「キィィィィィ…!」

 

 しかし巨体な分動きは鈍く、骸龍にとっては見えている攻撃だ。骸龍は地面を滑るように移動してネセトの攻撃を躱す。そしていつの間にか地面に突っ込んでいた触手を引き抜くと―

 

 

 

 

 

「ギィィィィィ!!」

 

 

 

 

 

 ―その触手には今までのようなただの骨ではなく、明らかに他のモンスターのものとしか思えない物が付着していた。

 片方は黒曜石のような甲殻に光る粘菌が纏わり付き、もう片方は巨大な鉄塊のような甲殻を纏っていた。

 

「ギュィィアアア!!」

 

 ボゴォン!!ガゴォン!!

 

「グオオオオオ…!」

 

 そして触手をネセトの身体に叩き付けると、粘菌を纏った触手の攻撃は直撃すると同時に爆発を引き起こし、鉄塊のような触手の攻撃はネセトの鉄の身体を物ともせずに歪に歪ませる。

 見る者がハンターであれば、攻撃の特徴と合わせて骸龍の纏ったものが何なのか分かるだろう。

 

 そう、骸龍が纏ったのは砕竜の黒曜石のような甲殻に纏わり付いた粘菌と、爆鎚竜の鋼鉄以上の強度を持った顎の部分だった。

 骸龍は獲物を喰らうだけでなく、有用だと判断すればその部位だけを敢えて残し、いざという時の武装として保存しておく習性がある。単にモンスターを残すのではなく、最大限活用できる部位のみを残しておくのを見ると骸龍の知能の高さが伺える。

 弱点としては竜ノ墓場から掘り起こして着用する以上、外での戦闘では使えない事だが、逆を言えば竜ノ墓場での戦闘においては骸龍はこれ以上ない実力を発揮できる。

 

「ゴオオ…ガギ…ギググ…」

 

 触手による猛攻を喰らい続けるネセトは衝撃に耐え切れず、少しずつ身を守る要塞を破壊されていく。骸龍は単にモンスターの甲殻を纏うだけでなく、ネセトを破壊する上で有利な物を選んだらしい。

 そして判断は間違っていない。このままでは遅かれ早かれネセトを全て破壊され、丸裸にされてしまうだろう。本体である閣螳螂も戦えなくはないが、戦闘力ではネセトより落ちてしまう上に戦場が相手のホームグラウンドなのだ。活かせる武器もネセトを構築しているもののみである以上、物量にも限界がある。

 

 つまりネセトの崩壊=閣螳螂の敗北である。だがこのままではタコ殴りにされて負けてしまうのも事実。そんな中でネセトの取った行動は―

 

 

 

 

 

「ゴオオオオオ…!」

 

 ドガ!!ガシャン!!グゴゴン!!ガゴゴゴ!!ドガシャアアア!!

 

「!?」

 

 

 

 

 

 ―ネセトの崩壊だった。大量の鉄塊が落下して来た事で骸龍も驚きながら少し後ろに下がる。骸龍はネセトが虚城だという事を知らなかった為、身体が崩れるという異常事態に仰天していた。

 しかし何か考えがある筈だと、触手をもたげつつ睨み付けていると―

 

 

 

 

 

「グオオオオオ…!」

 

 

 

 

 

 ―ネセトが再び姿を現した。しかしその身体の形は今までとは少し変わっていた。

 先程までは前足が非常に発達し、後ろ足が無いも同然の状態だったが、今は前足のボリュームが少し落ち着き、後ろ足も前足程発達はしていないがちゃんとある。骨格やしては轟竜や迅竜などに近い状態だった。

 そして何より、()()()()()()()()()()。100メートル近くあった体躯は骸龍と同程度まで小さくなっていた。

 

 そう、これが閣螳螂の骸龍に対しての対抗策。体躯のアドバンテージと防御力をある程度犠牲にする代わりに、機動力を底上げして骸龍の攻撃を躱しやすくした。

 だが、これだけでは他のモンスターの骨を使って多彩な攻撃が可能な骸龍に対して少しメリットが少ないようにも思える。

 

「グオオオオオ!!」

 

 ズドドンッ!!

 

「ギィィィィィ!?」

 

 ネセトが唸ると、前足の付け根―人間で言う所の肩の場所から凄まじい勢いで瓦礫が射出された。それはネセトを崩した際に出て来た瓦礫の残骸。

 

「グオオオオオ…!」

 

 そしてネセトがまた唸ると足から黄金の糸が伸びて周囲に落ちた瓦礫を回収する。

 そう、これがネセトの規模を縮小したもう一つのメリット。ネセトの巨体は閣螳螂が全て自身の糸で操作している。糸の力を利用して自律化に成功している箇所もあるが、それでも中で操作する閣螳螂は中々激務だ。

 だが、ネセトの体積が減るという事はその分閣螳螂の操作負担が減るという事だ。糸を利用した絡繰に理解の深い閣螳螂は自前で兵器を作る事など容易い。

 

「ギィィアアアアア!!」

 

 閣螳螂の意表を突くやり方に骸龍は驚いたものの、臆せず咆哮を上げて触手を振りかざす。骨を使った擬態も行う骸龍はネセトが一体何なのかはほぼ完全に把握していた。

 やる事は変わらずネセトの破壊なのだが、今までとは手数が違う。破壊に特化した武装のままだと少し効率が悪いだろうと、骸龍は地面に触手を突っ込んで骨を付け替える。

 

「ギィィィィィ!」

 

 破壊力、攻撃範囲に優れた砕竜の骨はそのままに、爆鎚竜の骨から付け替えたのは雷を纏った骨だった。

 その触手は先端が鶏冠で細かく震えており、その下は白い甲殻で所々に突起があり、発電しているのか青白く光っている。

 何処となくツギハギ感のある骨だが、それは当然。この骨は電竜の鶏冠と白海竜の背電殻を組み合わせたもの。白海竜の背電殻で発電した電力を、電竜の鶏冠に集中させて雷の刃を作り出す。骸龍が独自の発想で作り出したものである。

 

「グオオオオオ…!!」

 

 するとネセトは身体から撃龍槍を抜き取り、前足を骸龍に向かって振るうと同時に撃龍槍を射出する。対応の難しい同時攻撃。本体は攻撃手段に乏しい為触手のみで対応しなければならない骸龍はかなり厳しい―

 

 

 

 

 

「ギィアアアアア!!」

 

「!」

 

 

 

 

 

 ―かと思われたが、骸龍は触手を器用に操って砕竜の骨でネセトの足を殴り飛ばし、電竜と白海竜の骨で雷の刃を作って撃龍槍を弾き飛ばした。

 

「ギィィィィィ!!」

 

「グオオオオオ…!」

 

 更に触手の先から粘液を放つ。ネセトは鬱陶しそうにしながらも後ろに下がるのをグッと堪え、骸龍を押し返すべく糸で武装を射出しながら突進する。

 

「ギィィアアア…!」

 

 骸龍も触手を使って受け止めるが、ネセトの凄まじい重量に身体から軋む音を上げながら後退する。

 

「ギィィィィィ…!」

 

 だが骸龍もただでは終わらず、触手を足に巻き付けて破壊しようと締め付ける。鋼鉄の塊である以上相応の硬さを誇るが、砕竜の粘菌による爆発や閣螳螂の弱点である雷の放電によって少しずつダメージを蓄積させていく。

 

「ゴオオオオオ…!!」

 

「!」

 

 それを見兼ねたネセトは瓦礫の隙間から糸を放って骸龍の触手に巻き付ける。

 

「ゴオオオオオ…!」

 

「ギ、ギィィィィィ…!?」

 

 そしてネセトが唸ると糸が凄まじい力で引っ張られ、骸龍の触手が強制的に地面に抑え付けられる。骸龍も抵抗するが、ネセトの内部で駆動している巻き取る力には抗い難く、自由が利かなくなってしまう。

 そしてメイン武器である触手を抑え付けられてしまった事で、芋づる式で身体の自由も利き辛くなった。少し時間があれば解けるだろうが、ネセトがそれを見過ごす筈もない。ネセトは撃龍槍や瓦礫の射出準備を完了させている。

 

「ギィィィィィッ!」

 

「!」

 

 そこで突然骸龍が頭殻をスコップのように振り上げ、大量の骨をネセトにぶちまける。予測していなかった行動にネセトはまともに食らってしまうが、触手の拘束を弱める愚は犯さなかった為、骸龍は抑え付けられたままだ。

 

「ゴオオオオオン…!!」

 

 気を取り直してネセトは前足を振り上げ、武装の照準を骸龍に定める。超大型古龍の骸龍と言えどもこれから襲い掛かって来るであろう質量攻撃を食らえば間違いなく不利を強いられる。

 そして遂にネセトから攻撃が放たれる―

 

 

 

 

 

「グ、ゴゴゴ…ガ、ギギ、ガグググ…!?」

 

 

 

 

 

 ―事はなく、ネセトの身体からは不穏な音が鳴り響き、ネセトは自らの身体が上手く動かない事に困惑しているようだった。

 その身体をよく見ると、骸龍からかけられた粘液に先程ぶちまけられた骨が付着しており、それが身体を構成している瓦礫の隙間や糸の中に潜り込み、閣螳螂の操作の邪魔をしていた。

 

 骸龍の放つ粘液は粘着性が高く、粘液がかかった状態で地面を転がれば骨が付着する。ハンターであれば骨に埋もれてまともに武器を振るう事すらできないが、モンスターであれば大して問題にはならない。超大型古龍クラスの体躯を持つモンスターであればなおさらである。

 しかしネセトの場合は話が変わる。身体を構成している瓦礫や鉄屑は全て閣螳螂の手によって寄せ集められたものであり、それらを動かしているのは閣螳螂の糸である。

 そこで想像してみよう。回転している歯車や精密な作業を行っている機械の中に異物を放り込んだらどうかるのかを。

 

 

 

 

 

 当然、駆動に支障を齎すに決まっている。

 

 

 

 

 

 幸いかは分からないが、ネセトの身体が突然爆発したりする事はない。だが一箇所ならばともかく何箇所も上手く駆動しない箇所があればまともに動く事はできなくなる。

 

「ギィィィィィ!!」

 

「!」

 

 当然、そんな状態では骸龍の拘束が維持できる筈もない。糸を引き千切って自由の身となった骸龍は、そのままの勢いでネセトに襲い掛かった。最初の体躯であれば後退する程度で済んだだろうが、機動力を確保する為に体躯を犠牲にしたのがここに来て響いた。

 

「ギィィィィィ…!」

 

 観念しろと言わんばかりに骸龍が口を開き、触手がネセトを少しずつ破壊して行く。ネセトに抵抗する余地は残されておらず、万事休すか―

 

 

 

 

 

「━━━━━━━━━━」

 

「!?」

 

 

 

 

 

 ―と思われたその時、骸龍の目の前の瓦礫が崩れ、撃龍槍が顔を覗かせた。骸龍がギョッとして慌てて距離を取ろうとするが―

 

 

 

 

 

 ズドォン!!

 

「ギィィィィィ!?」

 

 

 

 

 

 ―その前に撃龍槍が射出された。幸いにも咄嗟に触手で防御した為致命傷には至っていないが、代償として纏っていた骨は砕け散り、撃龍槍を食らった箇所はズタズタになっていた。

 しかもネセトの本体は撃龍槍を射出すると同時に脱出したらしく、操縦者を失ったネセトはただの瓦礫の山と化していた。即座に追うことができたなら追い付けたかもしれないが、今からではもう間に合わないだろう。

 

「ギィィィィィ…!」

 

 骸龍は忌々しげに唸り、ネセトの残骸に近付く。食べる事もできない以上どうするべきか悩む。適当な場所に捨てるのが一番良いだろうが―

 

 

 

 

 

「!」

 

 

 

 

 

 ―と考えていると、ふとした発想が思い浮かんだ。できるかは分からないが、やるだけなら無料(タダ)だと骸龍は瓦礫の山に触手を伸ばした。

 

 

 

 

 

―NowLoading―

 

 

 

 

 

 後日竜ノ墓場の監視を任されている調査員が確認したのは、何故か()()()()()()()()()()()()()姿()()()()




はい、今回はここまで。また長くなったな…

カマキリはちゃんと砦跡まで逃げ切りました。え?イカちゃん?さーたまたま砦の方向に向かっただけかもしれないしなー(棒)

評価、感想もよろしければお願い致します。

それでは次回をお楽しみに。

メインモンスター+αでコイツが好き

  • リオレウス
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