ホロライブラバーズ −熱き決闘者−(休載中) 作:774043
少し時間が戻ります。
小悪魔と運命に反逆するプレイ動画、はじまるよ〜
>3人でラミィのカードを読み込んだ後、かざまとルイねぇはラプ殿が落ち着くまでずっとその手を握っていたのだけど、この姿が本当のラプ殿の姿だったのだろうか?
>あれだけ小さくてかわいかった身体は今ではルイねぇよりひとまわり以上大きくなっていて、170を超えているように感じるし、顔立ちや身体つきも相応に大人びている。
風真「何だろう……不思議な気分でござるな?」
ルイ「そうだね、でも、これでラプの野望に一気に近づけるはず……私も嬉しくなってくるよ」
風真「みんなを笑顔にして世界征服、最初は本気で言っているとは思ってなかったでござるが……」
ルイ「未来視、枷が外れたらどれだけ先まで見えるんだろうね?」
>未来を視ることができる能力か……改めて考えてみると、すこし恐ろしく感じる。
>もしかざまがそれを持っていたとして、果たしてまともな心のままで生きていけるのだろうか?多分耐えられないと思う……
ルイ「おや、ラプがお目覚めみたいだよ」
>ラプ殿に目線を移すと、上半身をゆっくりと起こし、かざまとルイねぇを交互に見た後、ゆっくりと口を開く。
ラプラス「2人とも、吾輩が起きるまでそばにいてくれたんだな、ありがとう」
>どうやら精神をやられてしまったわけではないらしい……それだけでうれしくなったけど、なんだか違和感を感じる。
ルイ「ラプの世話をするのはいつものことだからね。気にしないで」
風真「かざまたちの事より、ラプ殿の身体は大丈夫でござるか?」
ラプラス「ああ……問題ない。それより、吾輩は2人に話さなきゃいけないことがある」
>来た。おそらく、意識を失っていた間に予知夢のような形で未来視を発動していた可能性が高い。
ルイ「いいよ、話してみて」
風真「そうだと思っていたでござる」
ラプラス「吾輩な……実はこの次元を監視し、滅ぼすために生まれたらしい」
>ラプ殿は衝撃的な話を、感情の感じられない声で告げた。
>ようやく違和感に気づいた!ラプ殿はあれだけ表情がコロコロ変わってかわいらしいのがチャームポイントだったのに、ラプ殿は起きてからずっと真顔のままだった。
ルイ「それは……どういうこと?」
ラプラス「そのままだ。この世界が取り返しのつかないような惨劇に見舞われる前に世界を破壊するか、1から作り直すのが吾輩の役目だ」
風真「もしかして、未来視ができたのって……」
ラプラス「その通り。世界の行く末を読み取るために必要な能力だからな」
>経緯はわかった。それより、ラプ殿はこれからどうするのだろうか……?
ルイ「そっか……それで、ラプはこれからどうするつもり?」
>ラプ殿は少し目を閉じて、深くため息をつく。この時初めて、少しだけラプ殿の言葉に悲哀の感情が込められているように感じた。
ラプラス「残念だが、もうこの次元は手遅れだ……だから、吾輩が巻き戻す!」
風真「巻き戻す……どこからやり直すのでござるか?」
ラプラス「吾輩の巻き戻す力は、そう都合のいいものじゃない。時間を詳細に操る力でもない限り、吾輩が巻き戻せるのは人類が文明を作り出す前だ」
ルイ「そっか……それで、ただ巻き戻すだけじゃないんだよね?」
風真「そのままじゃ同じ歴史を繰り返すだけでござるしな……」
ラプラス「吾輩は考えたんだ。どうして人類は面白くて優しい奴ばっかりなのに、お互い争い殺し合うのか……でも、その答えは出なかった」
ラプラス「だからな、吾輩は……人類から暴力を取り上げる!」
>人類から暴力を……?そんなことが可能なのだろうか?
ルイ「どうやってそれを成し遂げるつもりなの?」
>ルイねぇは真剣な顔でラプ殿の話を聞いているみたい。
ラプラス「簡単だ。すべての人類を吾輩たちの管理下に置いて、徹底的に教育するだけだ。生きるための狩猟以外の殺生や、問題を暴力によって解決しようとする動きを厳しく取り締まっていけば、人類から暴力というものが消えていくはずだ」
>ラプ殿は何を言っているんだ?そんなことができるわけがない!仮にできたとして、それはもう人類という生き物からかけ離れてしまってる!
ルイ「ラプ……それは本気なの?」
ラプラス「そうだ。吾輩は人類を愛している。どれだけ無茶なことであろうと、吾輩は絶対にやり通す」
>ルイねぇは顎に手を当てながら考え込んでいる。
>お願いだから、どうかラプ殿を諫めて欲しい……一緒に居た時間が1番長いルイねぇの言葉なら、受け入れてもらえるかもしれない!
ルイ「わかった……これからやらなきゃいけないことがいっぱいあるね」
風真「ルイねぇ!?本気でござるか!?」
>思わず聞き返してしまった……!でも、これは紛れもないかざまの本音だ!
ルイ「勿論。ラプがやるっていうなら、最後まで付き合うのが私の役割だしね」
ラプラス「いろは、おまえは賛成してくれないのか……?」
>表情はいまだに真顔のままだけど、また言葉の節々から哀しみの気持ちが漏れ出している……
>ごめんよラプ殿、でもかざまは……かざまは、ラプ殿の事を大切に思っているからこそ反対する!
風真「どうしても、考え直す気はないでござるか?」
ラプラス「幹部……これからはかせの所に行って、トワ様たちの足止めをしてきてもらえるか?」
ルイ「ラプ……いろはのことはどうするの?」
ラプラス「吾輩から何かするつもりは今の所ないよ。ただ、わかってもらうだけだ。それと……神引遊人には気をつけろ」
>ルイねぇはその言葉にうなづくと、翼を広げて暗黒街の方向へと飛び去って行ってしまった。
>ラプ殿はかざまに向き合うと、ゆっくりと右に歩き始めた。
>かざまもそれに合わせて移動しながら、刀を抜いて刃をひっくり返す。
風真「ラプ殿……1つ聞いてもいいでござるか?」
ラプラス「ああ。言ってみろ」
風真「あんなことを言って、かざまがこうやって反対することを未来視で視なかったの?」
ラプラス「視たに決まってるだろ」
>ラプ殿は立ち止まると、じっとかざまの眼を見る。
ラプラス「吾輩はな……いろはたちに嘘はつきたくないんだ。本音でぶつかって、わかって欲しいんだよ」
風真「っ……!」
>急に優し気な声を出されて一瞬たじろいでしまったけど、気持ちを持ち直す。
風真「それでも……それでも!かざまは!大切な友達が道を踏み外そうとしている時にそれをわざわざ見過ごす事なんてできないでござる!」
ラプラス「そうか、わかった。いろはは優しいもんな。なら……」
>ラプ殿は両手を大の字に広げながら、こちらに歩み寄ってきた。
ラプラス「吾輩に一撃でも入れられたのなら、別の方法をさがそうじゃないか」
風真「わかったでござる……なら、かざまの剣でラプ殿を止める!」
>いかにラプ殿が全力を出せるようになったのだとしても、至近距離ならかざまの業でとらえられるはず……!
>袈裟切りから右薙ぎ、素早く切り返して右切り上げを仕掛ける!
>これも最小限の動きで回避される。ラプ殿には武術の心得などなかったはずなのに、かざまの剣術が通用しない!
風真「はぁ……はぁ……」
ラプラス「これで53回目だ。まだ満足できないか?」
>純粋な速度に任せた居合も、騙しを混ぜた連撃も、風真流の難易度の高い技ですら直前に回避される。
風真「まだでござる……!まだかざまには奥の手が残ってる!」
>未完成故にいまだに誰にも見せたことのない、かざまの必殺剣。
>チャキ丸に霊力を込め、刀身を風のように揺らめかせる!
風真「秘剣・時津風!」
>正眼の構えから、かざまにしてはかなり緩い速度で唐竹に振り下ろす。
>刀身の質量を全て風に変換し、相手がこの一太刀を防御しようとすると、風となった刀身は防御をすり抜け相手の身体に命中し、打ち合ったり回避しようとすると、吸い込むように小規模の風の流れを生み出すことで、体勢を崩されて命中する!
>なお、莫大な集中力を必要をする上に、相手が攻めに転じてきた時には威力を発揮できない故に未完成だったけど、抵抗してこない相手ならその威力を十分に発揮できる!
>この秘剣ならラプ殿を……!
ラプラス「あのな……それも『視て』るんだよ」
>かざまの一太刀は、ラプ殿の身体を正面から捉え、そのまま通り抜けるように刀身は空を切ってしまう。
風真「う、嘘……」
>『秘剣・時津風』は回避・防御対策共に相手の動きに反応する魔法剣によって成り立っている。よって、『まったく微動だにしない』相手だけは刀身が具現化せずに通り抜けていってしまうのだ……
ラプラス「もういいだろ?吾輩、これ以上いろはのそんな姿を見たくないんだ。だから……」
>ラプ殿がゆっくり右手を前に出す。
ラプラス「巻き戻しが終わるまでは、ゆっくり眠ってろ……文句は後で聞くからな」
>その言葉が終わると同時に、かざまの視界は一瞬で真っ暗になった……
三幻魔、莫大な魔力、そして究極の融合魔法。
その3つが揃った場に、終末装置がやってきてしまえば運命の歯車は取り返しのつかない動きを見せるだろう。
全てが始まりに収束する前に、オレたちは未来を取り戻さなければならない!
次回、Willpower
決闘スタンバイ!
運命に反逆する物語の今後について※17日夜まで
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手の届く所までは全部助けるぜ!
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(結果的に)全部助けるぜ!
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助けなどない。現実は非情である!