ホロライブラバーズ −熱き決闘者−(休載中) 作:774043
今回の経験を活かして、次回以降は計画性を最優先にして書いていきたいを思っています!
小悪魔と運命に反逆するプレイ動画、はじまるよ〜
>オレたちがゲートをくぐると、そこは夕日に照らされた屋上のような場所だった。
>周囲を確認すると、激しい戦闘の形跡があったが、その規模の割にやられてしまった人たちの姿は少ない。
>まずは今のうちに決闘盤を起動し、戦闘モードに切り替えておく。
かなた「ここは……体育館の位置から見て学園の本校舎の屋上かな?」
遊人「そうらしいな……たしか悪魔が攻め込んできた、と言っていたよな?ここに居るのはやられてしまった生徒たちの姿しか見えないが……」
こより「悪魔は悪魔界以外でやられちゃうと、姿が消えちゃうからね……それにしても、この感じ……ここで誰かが決闘してたっぽいかも?」
>確かに良く観察してみると、不自然な円形の範囲の中だけ、血糊やひび割れが少ないように見える。
トワ「ここに腕に決闘盤を装着してる子が居ないってことは……勝ってくれたんだね」
遊人「ああ、そうだといいが……」
トワ「ちょっとみんな、あれ見てよ!」
>トワが指を刺した先には、大きな繭のようなものに取り込まれた特別教室棟だった。
かなた「何あれ……なんだか胸の奥が冷えていく感覚がする……」
ルイ「あの感じ、昆虫の繭に見えるけど……あまりにも大きいね。こよ、あんなのあり得るの?」
こより「いや、明らかに自然種としてはおかしいでしょ!これほどの大きな繭……いや、巣かもしれないけど、こんなものを短時間で作るのはどう考えても不自然だよ!」
遊人「様子を見に行くか?」
トワ「ラプラスとは関係なさそうだけど……見逃すわけにはいかないよね!」
かなた「トワならそういうよね。まあ……僕も同意見なんだけどさ!」
ルイ「なら、繭の方は私たちに任せてもらえる?」
遊人「2人が行くのか?」
こより「こよも同じこと考えてた。あれをやったのはラプちゃんじゃないだろうし、遊人君たちはもっと優先することがあるでしょ?」
トワ「信じていいんだよね?」
>トワの鋭い視線に、ルイたちはたじろぐことなくまっすぐに受け止める。
ルイ「ラプだって無駄な血が流れるのは避けたいだろうし……なにより、私自身の本能が、アレを早くどうにかした方がいいって言ってるんだ」
こより「こういう環境系の敵は、こよの得意な相手だからね。さっきの件もあるし、こよたちに頑張らせてよ!」
>トワは少しの間目をつぶってから口を開く。
トワ「わかった。トワは2人を信じようと思う」
遊人「そうか……トワがそういうなら、オレに異存はない」
かなた「まあ、それなら僕が言えることはひとつだけ。2人がいなくなったら、ラプラスが元に戻った時に悲しむんだからな!」
こより「うん!絶対上手くやるから、任せてよ!」
ルイ「それじゃあ、行ってくるよ!」
>ルイはこよりを抱えると、翼を広げて特別教室棟へと飛んでいく。
>その姿を見送った後、改めて状況を確認する。
遊人「さて……オレたちはラプラスを探す必要があるな」
かなた「まずは……ってそうだ!」
>かなたは懐から携帯を取り出し、スピーカーにしてから電話を掛ける。
かなた「こんかなた!沙花叉、電話に出られるってことは無事なんだね?」
>スピーカーからは沙花叉の元気そうな声が聞こえてくる。
沙花叉「そっちこそ、かなたちゃんが電話をかけてくるってことは、覇王から身体を取り戻したってことですよねぇ?」
かなた「みんなのおかげでね!それより、そっちは今どうなの?」
沙花叉「こっちはこっちで、四天王の相手したりしてしんどい思いしてるんだよなぁ……今は一旦校庭に出て状況を見てからフブキングが居る特別教室棟に行く予定です!」
かなた「わかった!こっちも今ホロライブ学園に居るんだけど……すいちゃんは今どこにいるかわかる?」
沙花叉「すいちゃんは……学園に戻って、屋上に行くって別れてから姿を見てないんだよね」
かなた「そうなの?今僕たちは屋上にいるんだけど……」
>オレたちは電話から聞こえてくる沙花叉の声に集中していた時、特別教室棟から大きな音と共に校庭へと吹き飛ばされてくるフブキングの姿と、その後を追うように数えるのも億劫になるほどの数の、人間サイズの大きさの虫たちが湧き出てくる。
羽蛾「ひょ~っひょっひょっひょっひょ!もはやこのインゼクター羽蛾に敵う者はいない!この学園は綺麗な女の人が多いからなぁ!覇王様からの連絡もないし、全部僕のものにしてやる!」
フブキ「くっ……いくら切っても切っても数が減らないどころか増えてますよ!」
>どうやらフブキングがピンチに陥っているようだ!これまであの数を捌いていたのか……
沙花叉「ちょ、今の音は!?」
かなた「今校庭がやばいことになってる!僕たちも行くから、沙花叉もよろしく!」
>かなたは通話を切ると、オレたちの顔を見る。
遊人「この状態ではラプラスを探すどころじゃないな……」
トワ「それ以前に、フブキングのピンチをスルーするわけにはいかないでしょ!」
かなた「よし、なら僕たちも急ごう!」
>トワを先頭にして屋上から階段で下っていく。その間にオレはLINEを起動し一言だけ送っておく。きっと彼女は無事だから、これを見たらきっと参戦してくれるはずだ!
>校庭に出ると、すでに合流していたフブキングと沙花叉がギリギリの所で耐えているようだった。
遊人「フブキング、沙花叉!加勢するぞ!」
かなた「2人とも、無事でよかった!」
フブキ「かなたちゃん!それに遊人君とトワちゃんも!悪魔界で何があったかはわからないけど、身体を取り戻せたんですね!」
沙花叉「なら、あとはこの虫野郎たちをどうにかすれば、ベターなエンディングにはなるかな?」
遊人「まったく、沙花叉も普段通りで安心したぞ!」
トワ「トワ、虫は大っ嫌いだってのに!『トゲトゲ神の殺虫剤』!」
>トワの発動したカードで一気に虫たちは数を減らすが、すぐに補充されていき埒が明かない。
羽蛾「まったく!そろそろ僕に抵抗することが無駄だということがわかったかい?投降して僕のものになるのなら、そこの男以外許してやるぜぇ?」
>羽蛾という小柄な男は安全圏からトワたちを舐めまわすように視線を回し、反吐が出るような言い分を恥ずかしげもなく口にする。
フブキ「こんなことをする人のいう事なんて聞くわけないじゃないですか!」
沙花叉「ちょっと鏡を見てからいってくれますかぁ?」
トワ「きっっっっっしょ!」
かなた「握りつぶしてもいいかな?」
遊人「だ、そうだ。ここからはオレたちのターンだ!」
羽蛾「そうか、あくまでも僕の提案を断るというんだな!後悔するなよ、行け!僕の最強の昆虫軍団よ!」
>羽蛾の合図と共に、昆虫軍団の苛烈な攻勢が始まろうとした瞬間、空から何か眩い光が見えたかと思うと、一気にこちらへと降りてくる!
かなた「あの光はなに!?」
トワ「こっちに来てるよ!」
羽蛾「ひょ?」
>その時、激しい光を放つ蒼い流星のようなものが羽蛾のいる場所に着弾する!
羽蛾「うわぁああああああああ!!」
>奴の情けない悲鳴と強烈な光が止むと、そこには大きく抉られクレーターと化した地面と、そこに不敵な顔で立っているすいちゃんの姿だった。
トワ「すいちゃん!」
かなた「無事だったんだね!」
>すいちゃんはこちらにVサインをしてみせると、ゆっくりとこちらへと歩いてくる。
>オレたちはそれを走って迎える。
沙花叉「あれから連絡ないんで、心配したし!」
星街「ごめんごめん、ちょっと空の上で気絶してて……遊人君からのLINEの通知音で気が付いたんだ」
フブキ「いや~、いいタイミングでした!助かりましたよ!」
トワ「屋上で決闘してたのってすいちゃんだったの?」
星街「ああ、結構厄介な相手だったよ。決闘の後にまで仕込みがあってさ……」
>すいちゃんの姿からは大きな疲労が見える。相当無茶をしたようだ……
遊人「これで後は特別教室棟の残党をやればいいのか?」
>そういいながら特別教室棟に視線を向けると、ルイとこよりが破られた壁から飛び出してきた!
こより「やばいやばい!」
ルイ「まさかこれほどの数だとは……!」
>2人が飛び出してきた穴からは、すでに無数の昆虫たちの姿が見える。
かなた「これは……予想以上に骨が折れるやつ?」
星街「うっわ、こういうのすいちゃんダメなんだってば!キツイキツイ無理!」
沙花叉「もしかして沙花叉たちだけじゃ火力足りてない感じ?」
トワ「最悪なんだけど!」
遊人「だが、やるしかないだろう!」
>覚悟を決めたところで、何か異常に気付く。ミシミシと何かが軋むような音が聞こえてくる。
かなた「ちょ……校舎が!」
フブキ「内側にねじ曲がっていきます!」
>特別教室棟が、まるで内側に吸い込まれていくように消えていく!
星街「何が起きてるの……?」
遊人「オレにもわからない……いや、この光景は悪魔界で天使を倒したあの時の……!」
>特別教室棟がその姿を完全に消した後、その場所に長身で紫色の角が生えている女が浮かんでいるのが見えた。
「ここで授業を受けていた生徒たちはどうあがいても助けられなかったが、これでもう被害は出ないな……」
>どこか悲哀を感じるその姿は、トワを敬愛するあの悪魔の姿に似ているように見える。
ルイ「ラプ!ようやく終わったの?」
こより「え?あれがラプちゃんなの!?」
>ルイの反応で、あの女がラプラスであるということが証明されたのはいいのだが……
トワ「トワどころか遊人より大きくなってるんだけど、本当にラプラスなの?」
ラプラス「そうだ。姿が変わっても吾輩は吾輩だ。それより……」
>ラプラスは少しオレたちに近づいてから、仕切り直すかのようにひとつ咳をしてから話し出す。
ラプラス「もう、ここ以外の学園は確保し終わった。このホロライブ学園を吾輩の手中に収めれば、巻き戻りがはじまって新しい世界が始まる」
星街「巻き戻り……?」
ラプラス「ああ。そう遠くない未来、この次元の人類は滅亡する」
沙花叉「前に言ってた滅びの夢の話?」
ラプラス「全ての力を取り戻した今の吾輩の未来視でも、同じ結末が訪れることがはっきりしている。だから……吾輩の力でやり直し、未来を変えるんだ!」
フブキ「さっきから巻き戻りって言ってますが、白上たちはどうなるんですか?」
ラプラス「文字通り、すべてが巻き戻って消えるだけだな」
遊人「そんなことは許されない!未来は1つなんかじゃない、オレたちの選択で、無数に枝分かれしていくはずだ!」
ラプラス「そうだな、些細な出来事なら簡単に変えることができる。だが……この滅びの夢はずっと前……ルイたちと出会う前から見始めていた未来なんだ」
ラプラス「だから、相当根の深いところに原因があるんだろうな。だからこそ、吾輩は巻き戻しを決断したんだ」
トワ「だからって、巻き戻しをしたら今この時代に生きてる人たちみんなが死ぬのと同じじゃん!」
ラプラス「そうかもな。でも安心してくれ!トワ様とその友達は吾輩の力で巻き戻しから保護するからな!吾輩と幹部たちで世界を上手く導いた後に起こすので、それまで眠ってくれればいいんだ!」
トワ「それでトワたちが納得すると思ってんの!?」
かなた「それより、皆でどうにかしてその未来を変えられるように頑張ろうよ!」
ラプラス「出来ると思うか?なら、吾輩に可能性を見せてくれ!」
>ラプラスは決闘盤を取り出し、装着する。
ラプラス「未来を知っている吾輩に決闘で勝ってみろ!それができるのならば、トワ様たちに吾輩以上に運命を捻じ曲げる力がある事の証明になる!」
遊人「ならばお前に勝つだけだ!トワ、力を貸してくれ!『ラース・フュージョン』!」
トワ「おけ!一緒にラプラスをわからせよう!」
>視界が白く染まり、再びオレとトワが混ざり合って1つになっていく。
>オレたちの胸にみなぎる決意が、大きな力になっていくのを感じる。
>光が収まっていくと、かなたとルイ、こより以外のみんなが驚きでオレたちを見る。
ラプラス「はぁ?ちょっと代われ神引遊人!」
星街「あ?融合した……?そこまで許してないんだけど?」
沙花叉「いや、ツッコミどころはそこじゃないでしょ!」
フブキ「まさか融合魔法で決闘者同士が融合するなんて……」
遊人「さぁ、始めるぞ!」
ラプラス「知っていたはずなのに取り乱してしまったが、気を取り直して……決闘開始だ!」
>この決闘に勝利することで、ラプラスに可能性を見せつけるんだ!
オレたちとラプラスの決闘が始まる!
未来は決められたものじゃなく、オレたちの手で決めていくものだということをラプラスに教えなければ!
だが、オレたちはラプラスの力と絶望を甘く見ていた……
次回、cYcle of the world②
決闘スタンバイ!
運命に反逆する物語の今後について※17日夜まで
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手の届く所までは全部助けるぜ!
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(結果的に)全部助けるぜ!
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助けなどない。現実は非情である!