ホロライブラバーズ −熱き決闘者−(休載中) 作:774043
儚い人の祈りの先で
不死鳥のように絶望の淵から蘇り
希望の力で道なき道を征け!
小悪魔と運命に反逆するプレイ動画、はじまるよ〜
>全身から力が抜けて、膝から崩れ落ちる。
ラプラス「こうなることはわかってたんだ。吾輩なりに、なるべく穏便に決めたつもりだったんだが……」
>決闘フィールドが消えていき、ラプラスが此方へと歩いてくる。
>完全に格付けが済んでしまった。オレたちでは、ラプラスにはかなわない。
かなた「2人とも、立って!そのままじゃだめだ!」
トワ「遊人……トワ、悔しい、悔しいよ!」
遊人「くそ……オレたちの力では未来を変えられないのか!?」
ラプラス「どれだけ希望を持ったって無駄なんだ。それなのに、希望は人間という生き物にまるでウィルスのように蔓延して、その結果絶望に落ちる。今のトワ様たちのように」
ラプラス「だからな、吾輩はなんと言われようがやり切るぞ。たとえ今、世界が哀しみに埋められたとしても……未来の笑顔の為に!」
>ラプラスがオレたちに向けて右腕をかざす。ここで終わりなのか……?
沙花叉「ラプラスっ!」
>沙花叉が懐から砂時計のようなものを取り出す。それを見たラプラスは、初めて狼狽えるような様子をみせる。
ラプラス「な……それは何だ!吾輩は知らない、知らないぞ!」
沙花叉「その様子、やっぱりそうだ!これを使えば……!」
ラプラス「やめろ!何をするつもりだ!」
沙花叉「こうするに……決まってるでしょうが!」
>沙花叉が砂時計をひっくり返す。その瞬間、世界が止まり、すべてが逆さまに流れていく。
ラプラス「未来を知っている吾輩に決闘で勝ってみろ!それができるのならば、トワ様たちに吾輩以上に運命を捻じ曲げる力がある事の証明になる!」
遊人「ならばお前に……!?」
>猛烈な違和感が身体を通り抜けていく。なんだ、これは……今、オレとトワは決闘でラプラスに負けて……いや、これから決闘する流れのはずだ!
>混乱する頭の中を整理していると、沙花叉が急にせき込み始める。
沙花叉「うっ……ゴホッ、思ったより……反動すごいな……」
かなた「沙花叉!?おい、口から血が出てる!」
トワ「ちょ、大丈夫!?」
フブキ「え!?急にどうしたんですか!?」
沙花叉「だ、大丈夫……さっきの戦闘で口の中を切っちゃってただけだから……それより!」
>沙花叉は口の端から血を流しながら、それでも大きな声を張る!
沙花叉「希望だよ!遊人君、沙花叉にはよくわからないけど、ラプラスに勝つなら希望の力が必要なんだ!」
遊人「希望の力……?」
>希望……ここ最近で何度か心当たりのある言葉だが……
かなた「僕と遊人君が融合した時、暗黒界の悪魔がそんなことを言ってたような……」
トワ「もしかして、暗黒界のルーツの話?」
>きっとそのことだろうと、本能がそう告げているが……本質はそこじゃない!
>よく考えろ……オレたちは何のためにラプラスと戦うんだ?
遊人「ラプラス、1つだけ聞かせてくれ……この巻き戻しはお前の意志で、心からやりたいことなのか?」
>その言葉にラプラスは少しだけたじろぐような様子を見せてから、静かに口を開く。
ラプラス「ほかに方法があるならそうしたいさ。でも……吾輩本来の機能はもう手遅れだといってるんだ。随分と昔からあの悪夢……未来の世界を見るようになっていたが、結局、吾輩が手に入れたのは、巻き戻しをせずにその運命を変えることはできないという事実だけだ」
遊人「違うぞ!未来を勝手に決めつけるんじゃない!」
トワ「仮にそのやり方で世界中を笑顔にしたって、きっと巻き戻しで生まれてこなくなった人たちの為に心を痛めるんじゃないの?後悔するんじゃないの!?答えろ、ラプラス・ダークネス!」
>トワの言葉からは怒りや戸惑いよりも、ただラプラスへの哀しみがにじみ出ている。
ラプラス「それは……でも、吾輩にしかできないんだ!吾輩がやらなくっちゃ、誰もこの世界を救えない!」
>そうだ、ラプラスだってこんな犠牲の出るやり方で世界を救いたいわけじゃないし、きっとそれはラプラス自身の心を殺してしまう行為に他ならないはずだ!
かなた「それでも、僕たち含めてこの世界の人たちは皆、未来が良い世界になるように頑張ってる!そんな人たちの努力や夢も、無駄だっていうの?」
ラプラス「それでも、人には変えられない運命ってやつがあるんだ。どれだけ人の夢が素晴らしくても、強さを持っていても、それは儚いものに過ぎない……」
星街「あのさ、さっきからずっと聞いてたんだけど……あんたの絶望に私たちを巻き込まないでもらえる?」
沙花叉「仮に沙花叉たちに暗い未来しかのこってないのが真実だとしても……その日まで精いっぱい生き切るのが人間の定めってやつなんだよ!」
ラプラス「うるさいうるさい!吾輩のエゴなのはわかってるんだよ!でも、それでいいだろ!?人の世界は常に、力を持つものがより大きい面で未来を選んできたんだろう!だから、吾輩もこの力で未来を選ぶために過去へ巻き戻す!」
>もういい、それ以上そんな悲しい顔で虚勢を張るな!今からオレたちがお前を使命から解放してやるからな!
遊人「ラプラス……よし!トワ、かなた!オレたちがやるべきことはたった1つだ!」
トワ「うん、なんとなく遊人の言いたいことがわかるよ!」
かなた「未来とか世界とか関係ない。目の前のラプラスを、未来の悪夢から救い出す!そうでしょ?」
遊人「ああ!行くぞ!」
>オレたちの決意と共に、デッキから手に取った『ラース・フュージョン』が再び虹色の光を発し始める!
ラプラス「うっ、何だこの光は……!」
こより「な、何も見えないよ!」
ルイ「だけど、激しい力の流れが遊人君たちへと向かっているのはわかる!」
>オレは書き換わったカードを高らかに掲げ、発動する!
遊人「『ライジング・フュージョン』を発動!オレと!」
トワ「トワと!」
かなた「僕で!」
遊人「融合する!」
>オレたちはそれぞれ緑、紫、蒼色の3本の光の柱となり、溶け合い、混ざり合うようにひとつになっていく!
>溶け合っていく中で、オレたちの心がお互いに開かれ、さらけ出されていく。
>真っ白で上下すらわからない空間の中で立ち尽くすオレとトワとかなた。状況への戸惑いや恐怖感、闘いへの決意……3人のさまざまな気持ちとお互いに触れあう。
遊人「やっぱり怖いよな。それでもオレたちは戦わなきゃいけない!」
トワ「うん……今はそのために気持ちを1つに……ってやっぱり!かなたも遊人の事が好きなんだ!めっちゃ伝わってくるんだけど!!」
かなた「うげっ、トワに通じてるってことは……」
遊人「こうも求められるのは悪い気はしないな……」
トワ「ちぇっ、遊人もまんざらじゃないみたいだし、まあいいよ!でも、かなただけだからね!もしこれ以上増やしたら針千本飲ませて殺すから」
遊人「わかってる!ガチでやる気なの伝わってきてるから!い、今はそれよりラプラスだろ!」
かなた「そうだよ!それじゃあ、答えはわかってるけど、どうするの?」
トワ「当然、ラプラスを悪夢から救い出して、ついでに未来も変える!」
遊人「よし!ならばあとは実践するだけだ!行くぞ、トワ、かなた!」
トワ「未来が見えてるとか関係ないし、勝つのはトワたちだ!」
かなた「希望で絶望を打ち砕き、ラプラスを開放するんだ!」
>ここからがオレたちの、希望の逆襲の始まりだ!
>オレたちの視界には夕暮れの空が映り、身体の感覚が少しずつ戻ってくる。
>今まで感じた事の無いようなすがすがしさと、心からあふれ出る温かな気持ちがオレたちに無限の力をくれる!
星街「え……?その姿はいったい誰?何がおきてんの!?」
フブキ「銀髪のトワちゃん……?いや、インナーカラーは緑ですし、遊人君?それともかなたちゃん?訳が分からないんですけど!」
こより「トワ様と遊人君、かなたちゃんと遊人君がそれぞれ融合したのを知ってるから、もしかしたら……なんて思ってたけど、人間を間に挟んだとはいえ……悪魔と天使の融合なんてありえない!」
沙花叉「やった……その指が届いたんだね……希望の力に!」
ラプラス「馬鹿な……!知らない、こんなこと吾輩は視てないぞ!」
遊人「当たり前だ!」
トワ「トワたちの力は希望の力!」
かなた「人々が未来を変えるための、原動力となる力なんだ!その力の前には、未来視なんて無意味だよ!」
ラプラス「そんなはずはない!希望は死んだ!だから未来を、運命を変える事なんてできるわけがないんだ!」
遊人「だったら見せてやる!決闘だ!」
ラプラス「良いだろう!本当に希望の力だというのなら、吾輩をねじ伏せてみろ!」
トワ「待っててね、ラプラス!今その使命から解放してあげるから!」
かなた「全力で行くよ!ついて来られる?」
ラプラス「ぐうう!少し吾輩の予知を乱したからって勝てると思うなよ!ライフは8000、すべての力をかけての決闘だ!」
遊人「お前の哀しみ、滅びの未来……全て壊してやる!」
ラプラス「決闘開始の宣言をしろ、こより!」
こより「え、こよ?け、決闘開始ィィィ!!」
>未来視がなんだ、滅びの未来がなんだ!オレたちは絶対にその暗雲を切り開いてやるからな!
ラプラスの力の源が、世界を憂う絶望の力だとするのなら。
今のオレたちの力はそれに真正面からぶつかり合うにふさわしい、始まりを告げる希望の力だ!
希望VS絶望、始まりVS終わり。
今、オレたちの全てをぶつける時が来た!
次回、Another Beginning
決闘スタンバイ!
運命に反逆する物語の今後について※17日夜まで
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手の届く所までは全部助けるぜ!
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(結果的に)全部助けるぜ!
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助けなどない。現実は非情である!