ホロライブラバーズ −熱き決闘者−(休載中) 作:774043
①:砂は上に落ちない
集いし絆が力になるブレイ動画、はじまるよ〜
前回はミオしゃとの決闘を制した所でしたね。それにしても、『冥王結界波』をドローした際の演出は誰との絆のドローだったのでしょうか?
>勝利の余韻に浸っていると、大神が近づいてきて、オレの手にスターチップを握らせる。
ミオ「完敗だよ、遊人君。君は確かに、うちの予想を超えた決闘者だったよ」
遊人「此方こそ、良い決闘だった。ありがとう」
ミオ「これからの君を……いや、野暮ってやつだね。負けたうちから言えるのはこれだけ。フブキに気をつけて」
遊人「ん?フブキングが何か?」
ミオ「フブキは一度気になったら自分で試してみないことには納得しないからさ、何か仕掛けてくるかも?」
かなた「次のマッチ相手がフブキングなら、選抜入りのラスボスになっちゃうね」
遊人「誰が相手であろうと、オレは勝つだけだ」
ミオ「ふふ、心強いね。それじゃ、おつみぉーん!」
>大神を見送ってから、オレ達も決闘会場を出る。すると、いつもの仲間達が出迎えてくれた。
星街「お疲れ様!遊人の新しい力、見せてもらったよ!」
トワ「ヒヤヒヤしたシーンもあったけど、最後には勝つのが遊人の決闘なんだよね」
沙花叉「まだまだ道の途中だもんねぇ?遊人は止まらないって事!」
遊人「勿論だ。皆もこの後の決闘、頑張れよ!可能な限り観戦して応援するぞ」
かなた「うんうん!皆で選抜入り、がんばろー!」
>結果だけ言うと、オレ達は全員二回戦も勝利し、強気にも追加賭けを行ったおかげでスターチップが3つになった。最速のペースなら三回戦の勝利時点で選抜入りが確定する。
かなた「皆勝ててよかった!今日もお疲れ様!」
遊人「ああ、オレ達は全員で勝ち進む!」
トワ「とりあえず相手の発表は明日だよね?誰と当たるんだろう?」
沙花叉「勝ち同士が当たってるならそろそろ沙花叉達同士のマッチングもあるかも?」
星街「身内で当たっても、手加減しないよ?」
遊人「それは当たり前だな、決闘するなら全力で。常識の話だ」
沙花叉「そうだね……」
かなた「あれ?沙花叉なんか元気ない?」
沙花叉「なんか疲れちゃってて。今日は真っ直ぐ帰ろうかな」
トワ「それが良いね、何をするにも身体が一番大事だし!」
遊人「そうだな。今日はゆっくり休んでくれ」
>何か嫌な予感というか、不吉なビジョンが頭をよぎる。勘違いであれば良いのだが……
何ですかね今の意味深なモノローグは……不安になりますが、先に進んで行きましょう。
>翌日、沙花叉は学校を休んだ。携帯で連絡を入れたが、明後日へ備えて体調がこれ以上悪くならないように休んでおく、との事らしい。医者でもない俺たちには、良くなるように祈ることしかできない。
トワ「皆、対戦表が発表されたよ!」
かなた「きたきた!僕らの対戦カードはどうなってるかな?」
星街「あぁ〜フブキングと決闘したいぃ〜!」
>張り出されていた対戦表を確認する。オレ達の決闘相手は……
●神引遊人vsディマク
●常闇トワvsマリア・アン
●星街すいせいvsレイン恵
●沙花叉クロヱvs尾丸ポルカ
かなた「ポルカ!ここまで頑張ってるんだ!」
遊人「ポルカと沙花叉の決闘以外相手が1勝以下ラインか……」
星街「これは沙花叉に一番乗り持ってかれたかな?」
トワ「明後日じゃ確定はしないけど、勝たないと始まらないのも事実だし、気を抜かずに頑張ろう!」
遊人「とりあえず沙花叉に対戦相手だけ伝えておくか」
トワ「それなら今トワがLINEしたから大丈夫。明日には学校来れるって!」
かなた「なんだかんだで、沙花叉がいないと寂しいよね」
遊人「喧しいが、一緒にいて愉快な奴でもあるからな」
トワ「放課後、折角だしお見舞い行く?」
星街「いいけど、部屋大丈夫かな……?」
かなた「また汚部屋になってたらとっちめてやるんだから!」
遊人「予定もないし、日用品買って行ってやるか」
>放課後、オレ達は沙花叉のマンションまでやって来て、インターホンを鳴らす。
沙花叉「はい……ってあれ、皆?どうしたんですかぁ?」
遊人「見舞いに来たぞ。食べ物や日用品も買って来た」
トワ「体調悪いんだし、外出してないでしょ?」
沙花叉「そうなんですけど〜……折角来てくれたんだし、開けますねぇ」
>何だか声に覇気がないような感じがする。確かに体調が悪いらしい。
かなた「お邪魔しまーす!」
>覚悟を決めて沙花叉の家に入ってみると、意外と汚くなってはおらず、オレ達の話をちゃんと聞いてくれていた事に少し嬉しくなる。
沙花叉「こっちこっち〜」
>沙花叉の声が聞こえて来た部屋に入ると、そこは寝室のようで、シングルベッドとクローゼット、それに小さな机があるだけのシンプルな部屋だ。
>沙花叉はベッドの上で上半身だけ起こし、オレ達を迎えてくれた。
沙花叉「わざわざお見舞いありがと〜」
星街「急に来ちゃっでごめんね?置くもの置いて、少ししたら帰るからさ」
遊人「ゼリーを買って来たぞ、食べられるか?」
沙花叉「うん、食べる」
>なんだか普段ひょうきんで喧しい奴に限ってこういう弱ってる所を見ると愛おしくなるのはギャップのせいだろうか?
トワ「とりあえずトワは飲み物とが冷蔵庫に入れておくから」
沙花叉「皆来てくれて、正直うれしぃ……ちょっと心細くなっちゃってさ」
かなた「そういうこともあるよね、人間だもの」
沙花叉「そう……だよね、みんなほんとにありがとね」
遊人「気にすんな、早く回復してくれよ?」
>そうして話しているうちに、沙花叉は眠ってしまった。オレ達は頷きあい、帰り支度をして部屋の電気を消すと、ほのかにクローゼットから光が漏れているのが目に入る。
かなた「何かつけっぱなしにしてるのかな?」
トワ「切って帰る?」
かなた「クローゼット開けた時に起こしちゃうかも。僕がすり抜けて中を確認してみるよ」
>そう言いながらかなたが閉まっているクローゼットに頭を突っ込む。絵面がシュールだが、オレ以外には見えていないのでヨシとする。
かなた「なんか、古い感じの決闘盤のスイッチが入ってたよ」
星街「そんな所に決闘盤が?しかも起動中だって?」
遊人「もしかしたら整備の一環なのかもな。下手に触らないほうがいいかもしれん」
トワ「そうだね、それじゃ帰ろっか?」
>オレ達はそのまま沙花叉の家から出て、ファミレスで夕食を食べた後、解散した。
>翌日、沙花叉は何事もなかったかの様に登校して来た。元気そうで、本当に良かった。
沙花叉「皆心配かけてごめんなさぁい」
遊人「いや、体調が回復したならそれで良いさ」
トワ「そうそう。明日の決闘も皆で頑張ろうね」
星街「絶対勝つよ、いつも通りね……あれ、ポルカ?この教室にくるの珍しいね?」
>教室の入り口に目をやるとポルカが此方にやって来ていた。
ポルカ「この間は本当にごめんなさい!おかげさまで、ポルカは今元気にやってます!」
かなた「よかった〜!気持ちの方も元気になれたんだね!」
ポルカ「モチのロン!今日は沙花叉に宣戦布告に来たんだ!昨日はお休みみたいだったし」
沙花叉「律儀ですねぇ。でも沙花叉は負けませんよ?」
ポルカ「みんなはポルカは悪くないって言ってくれてるけど、責任の一端は私にもあるんだ。だから、かなたの身体は私が取り返す!」
沙花叉「沙花叉にも負けられない理由があるんで!明日、楽しみにしてますねぇ」
>始業のチャイムがなり、すいちゃんとポルカが教室に戻っていく。負けられない決闘が続くが、かなたの身体を取り返すまで、折れるわけにはいかない!
>そうして迎えた三回戦当日、沙花叉とポルカの決闘は朝一のようだ。実質勝った方が選抜入りの天王山が、今始まる!
ついに幕を開いた沙花叉vsポルカ!
ポルカのテクニカルな戦術と、沙花叉の豪快な戦術がぶつかり合うが……?
次回、予兆
決闘スタンバイ!
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