ホロライブラバーズ −熱き決闘者−(休載中) 作:774043
今回のお話だけ練習として台本形式ではございません。わかりにくい所などあればご連絡くださいませ。
集いし絆が力になるプレイ動画、はじまるよ〜
おや?今回は頭から遊人君の視点ではありませんね?とりあえず進めていきましょう!
>携帯の着信音が吾輩を浅い眠りから引き戻す。夜遅くまでゲームをやっていたせいで、寝不足感が凄い。
>起きたくないが、今日も学園に行かないと……
>目を擦りながら携帯を手に取り画面を見ると、幹部と表示されている。時間は11時を指しており、明らかに遅刻だ。
>着信に出ようとしたが、タイミング悪く切れてしまう。まあ、安否確認の類だろう。
>そう思って冷蔵庫からコーラを取り出し、トースターにパンをセットしようとした所で、留守番電話から切羽詰まった幹部の声が聞こえてくる。
「ラプ!今どこにいるの!?家?そうなら今すぐ避難所に移動して!今、ホロライブ学園は覇王軍って連中からかなり苛烈な攻撃を受けてて危ないから、絶対に来るんじゃないよ!それじゃ、避難所で会いましょう!」
>は?なんだって?ホロライブ学園が攻撃されてる?
>カーテンを開けて、リビングの窓からベランダに出る。
>ホロライブ学園の方角を見ると、学園からは黒煙が幾つも上がっており、上空ではクラスメイトのドラゴンが激しい空中戦を行なっている。
>これガチなやつだ!こうしちゃいられない、飲みかけのコーラを放り投げ、決闘盤を鷲掴みにしてベランダから飛び出す。
>悠長に道なんて歩いてられるか!今の吾輩にできる最高速度で屋根の上を飛び跳ねながら最短距離で学園へと向かう。
>1分でも、1秒でも早く!どうしてこんな日に限って吾輩という奴は!
>出力を大きく制限する枷たちが疎ましい!こんな時に全力を出せないで、何の為の力だ!
>そして、健闘を続けていたドラゴンが遂に力尽きたのか、校庭に墜落していく。
>ふざけんな!これ以上吾輩の居場所を、仲間達を傷つけんな!
>怒りで頭がおかしくなりそうだ!吾輩の身体から漏れ出した魔力が推進剤となり、この身体を前へ、前へと押し進める。
>その勢いに乗って、吾輩は屋上に着地する。そこは、予想通り……いや、それ以上の惨状だった。
>ここで迎撃を行った先生や生徒達の抵抗の跡が生々しく残っており、辺りには血や肉が幼稚園児のキャンバスのようにめちゃくちゃに塗りつけられている。
>そして、この場に残った魔物たちがそれらを貪り、辱めている。
>吾輩は……吾輩は、こんな光景を世界から消し去る為に立ち上がったんだぞ!
>無意識のうちにセットしていた決闘盤からカードをドローする。クソが、全員吹き飛ばしてやる!
『拡散する波動』
>吾輩の放った波動が魑魅魍魎達を一瞬でこの世界から消し飛ばす。
>どうして、こんな目に遭う必要があったんだ!みんなただの学生と先生で、ここで学業に励んでいただけだろうに!
>最寄りの生徒の死体に目をやる。比較的無事……いや、綺麗なそれは、死の間際の恐怖に見開いたままの瞳を吾輩に向けている。
>近づいて、そっと手で瞼を閉じてやる。その瞬間、幹部や侍達の姿が脳裏に過ぎる。
>そうだ、まだ学園の中で必死に抵抗している奴らが居るはずだ!携帯を置いてきたのは大きなミスだったか、合流するのに使えたはずだったのに!
>屋上から階段室に飛び込み、まずは5階へと向かう。上からしらみ潰しに探していけば、必ず見つかるはず!
>5階もかなりの惨状で、血肉で汚れていない場所を探す方が難しい。だが、ここからはまだ戦闘の音がする。刃金と刃金がぶつかり合う、命の駆け引きの音だ!
>音の方向へと急ぐと、そこでは6本腕にそれぞれ剣を持った魔物と、いろはが斬り合っていた。
>6本の剣から繰り出される剣技を回避し、弾き、いなし、的確なタイミングで攻撃を決めるいろはだったが、相手はダメージを受けているようには見えない。
>そして、その隙を魔物に突かれ、傷を負っていく。血まみれで、立っているのが不思議なくらいだ。
「惜しいなぁ、嬢ちゃん。そんだけ良い技持ってんのに、ただ決闘者じゃないってだげで、届かねぇ……もう諦めて楽になったらどうだ?」
「この先には……こよちゃんが……」
>闘志はまだ失せてはいないものの、身体が限界を迎えたらしく、人形のように崩れ落ちようとするいろはを短距離テレポートした吾輩が支える。
「よく頑張ったな、いろは。少し休んでろ」
>吾輩はいろはを壁にもたれかかるようにさせてから、自然治癒魔法をかけてやる。鼓動は弱々しいが、まだ確かに脈打っている。
>そして、その間ずっと攻撃せずに様子を見ていた魔物に向き直り、問いかける。
「随分と優しいじゃないか、隙だらけだったろうに」
「意識を失った相手や背中を見せている相手を切って何になる?」
「へぇ……格下は惨たらしく殺すのに、お前歪んでんな?」
>周囲には無惨に切り裂かれた死体がいくつも転がっている。
「刃を向けるってことは殺されても良いって事だろう?」
>魔物は邪悪な笑みを浮かべ、挑発的な仕草をする。
「そう焦んなって、お前は吾輩が殺してやるからさ」
>吾輩は1枚のカードを発動する。
『リヴェンデット・ボーン』
>渦巻く復讐鬼の力が、吾輩を包み込む。
「吾輩は今から『リヴェンデット・スレイヤー』だ!」
遂に決闘者のホロメンが戦闘モードでモンスターを出しました!見てください、総帥が『リヴェンデット・スレイヤー』のコスプレをしていますよ!クッソかっこいいですね!
あれ、ちょっと待てよ?総帥の枷……どこ行った?
>吾輩の中で蓄積された怒りが、力へと昇華されていく。今ならいつも以上の力が出せそうだ!
「な、なんだその力は……これは隊長どころか四天王にも匹敵する圧……!」
「吾輩は悪魔だが、魔物と違って趣味は悪くないんでね、楽に殺してやろう……と思ったんだが」
「お前、いろはを切り刻んだよな?今から同じ目に合わせてやる!」
「ちっ、ガキが調子に乗るもんじゃねえぞ!」
>魔物が剣を構え直すが、遅すぎる。臨戦態勢になる前に、一番上の二本腕を手刀で根本から切り落とす。
「グハッ!バカな、何も見え……」
>切り落とした腕が握っていた剣を真ん中の2本腕の根本に突き刺し、それを蹴り込むことで両断する。
「ギギギッ!まて、降参だ!これ以上は!」
「わかった」
>攻撃の手を止める。4本の手を失った魔物は、完全に戦意を喪失しているようだ。
>だが殺す。お前の戦意なんて関係ないんだよ。
>魔物が許されたと思い背中を見せた瞬間、距離を詰め身体ごと真っ二つにする。今際の際の言葉すら許さん。いろはは少なくとも10ヶ所の切り傷を付けられたんだ。ならコイツもあと5分割しないと割に合わない。
>空中で細切れにした後、回し蹴りで残骸を吹き飛ばす。実にあっけない終わりだ、
>いろはに駆け寄ると、先程よりマシにはなっているようだ。よかった、本当によかった……後数秒遅れていたら、どうなっていたことか。
>そういえば、いろはがこの先にこよりが居るようなことを言っていたな。
>奥の教室に目をやると、実験室のプレートが目に入る。なるほど、こんな時だからこそ、こよりの力が必要なのかもしれない。
>そう思い、扉に手をかけた瞬間、全身をありえないような悪寒が襲う。
>咄嗟にその気配の方へ振り向くと、吾輩よりもチビなメガネの男が不気味な笑みを見せていた。
「ヒョ〜ッヒョッヒョッヒョ……」
「なんだお前?」
「ボクは君たちが覇王軍と呼ぶもの達の中でも最強クラス、所謂四天王ってやつさ」
「は?お前のようなチビが?」
「ケッ、失礼な奴だな!ならさっさと殺してやるよ!このインゼクター羽●がな!」
>見た目はカスだが、このオーラは本物だ!いろはを守りつつ、戦えるだろうか?
>奴が飛びかかろうとしたその瞬間、吾輩と奴の間に決闘フィールドが展開される。
「そこまでです。君の相手は僕がしましょう」
>そこに立っていたのは、決闘盤を手にした学園長だった……!
や、谷郷学園長が決闘を!?でも、残念ながらここで視点が変わるようですね。ということは、かなたんの決闘の時みたいになるのでしょうか?
降り注ぐ炎、舞い降りる魔物。
青春と希望の燈であるホロライブ学園が燃えていく。
圧倒的な数の悪意が、生き残りをかけた生徒達を襲う。
ささやかな幸せや願いも、その炎と悪意によって消される運命なのか。
次回、生存者の最前線
決闘スタンバイ!
切れぬ絆を信じて。
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