ホロライブラバーズ −熱き決闘者−(休載中) 作:774043
今話のアイデアは、Othuyegさんの以下の作品のシーンからインスパイアを得ています。
https://syosetu.org/novel/311839/
集いし絆が力になるプレイ動画、はじまるよ~
>意気揚々と扉を開くと、暗くて短い廊下の先に、扉がもう1つ見える。
>その扉の先は、応接室になっていた。
かなた「うわ、ここ応接室のクローゼットじゃん!なんでこんなところにあるのかと思ってたら、隠し扉だったんだ!」
星街「いいね、こういうギミック好きだよ」
谷郷「気に入ってもらえたようで、うれしいです」
トワ「うわっ!学園長!いつからここに?」
谷郷「今、丁度ですよ。学園内はもはや乱戦状態で、生徒や教員の生き残りがどこにいるのかすら把握できていません」
遊人「ならば、まずは学園内の敵を掃討するところからか!」
>オレの言葉に学園長は少し苦い顔をして、諭すように話し始める。
谷郷「残念ですが、許可できません。あなた達……ストームバスターズは僕達の最後の切り札です。ここで消耗するわけには……」
星街「ダメって言われても行くけど?」
フブキ「当たり前ですよ!目の前で奪われそうな命があるのなら、全力で守るのが常識です!」
沙花叉「学園長の言うことは最もだけど、沙花叉達がそれで止まるわけないのも知ってるでしょ?」
谷郷「そうですね……では、出撃を許可しますが、2つだけ約束を守ってください。必ず全員で纏まって動くことと、連絡が入り次第ここに戻ってきてください。いいですね?」
遊人「ああ……任せておけ!」
谷郷「では、此方のトランシーバーをどうぞ。反撃の時が来たら、そちらに連絡します」
>学園長はオレ達の人数分だけ通信機を貸し出してくれる。
トワ「それじゃあ、許可も出たことだし急ごう!」
>オレ達は応接室を飛び出す。
遊人「それで、誰か生存者が固まってそうな場所に心当たりはあるか!?」
かなた「広さなら体育館とか?でも覇王軍もたくさん入ってきてそうだし、何より目立つかな?」
星街「普通の教室も窓が外に面しているし、籠城に適してはいないよね」
トワ「なら特別教室になるよね、実験室とか行ってみる?」
フブキ「いろんな器具がある場所なので、意外な抵抗手段があったりするかもしれませんね」
沙花叉「沙花叉は1か所心当たりがあるんだな~これが!」
トワ「どこ?時間ないんだし、もったいぶらずに教えてよ!」
沙花叉「ごめんて!図書館とかどう?窓もほとんどないし分厚い遮光カーテンと本棚で簡単に塞げるかな~って」
星街「内部の本棚を動かすことで陣地を作るのも簡単ってこと?確かに合理的なロケーションだね!」
フブキ「しかも、2階部分が吹き抜けになっているので、迎撃もかなりやりやすい場所ですし!結構本命では?」
遊人「人数もそれなりの数は中に入れそうだしな。行ってみるか!」
>オレ達は図書館に向かうことにした。道中で小隊規模の覇王軍と当たることもあったが、最早オレ達の敵にはなりえなかった。
かなた「やっぱすいちゃんと『重力の斧-グラール』の相性良くない?」
星街「重さとリーチが一番丁度いいんだよね、能力も強いし」
沙花叉「トワ様のデーモンの杖と合わせたら、大抵の相手はすでに虫の息だよねぇ」
トワ「トワ達、意外と戦闘面でも相性いいのかも?」
遊人「合宿でチームワークも磨いたしな……おい、図書館ってもしかしてあそこか?」
>オレが指差した先では、まるでデパートのバーゲンのように扉に群がる多数の魔物達が通路を埋め尽くしている。
星街「数が多いっていうか密度やばいじゃん。トワぴ、よろしく!」
>すいちゃんが重力による圧をかけるのと同時に、トワがドローする。
トワ「消し飛ばせ!『ライトニング・ボルテックス』!」
>トワの放った雷光が、魔物達を薙ぎ払う!
遊人「沙花叉!こいつをつかえ!」
>『閃光の双剣−トライス』を沙花叉に装備する。
沙花叉「オッケー!こっちのお掃除は得意だし!」
>双剣を受け取ると、沙花叉は不規則な動きで雷光を逃れた敵に飛び込んでいく。
遊人「よし、トワとフブキングは沙花叉を援護しつつ図書館の入り口を死守してくれ!」
フブキ「任されました!『真紅眼の黒竜剣』!」
トワ「蟻1匹通さないんだから!」
遊人「オレとすいちゃんは図書館の様子を見てくる!」
星街「あの様子だと中に生存者いそうな感じだけど……」
>開け放たれている扉の中を見ると、入り口すぐに本棚があって奥がよく見えない。
かなた「あれ、こんなレイアウトだっけ?」
遊人「とりあえず入ってみようか」
>図書館に足を踏み入れた瞬間、風を切る音と共に何かがオレに向かって飛んできたが、すいちゃんが斧で弾いてくれた。
星街「なにやってくれてんの???」
>すいちゃんの目線の先には両手にナイフを持ったポルカが立っていた。
>二階の吹き抜け部分をロープで繋ぎ、そのロープの上に乗っているようだ。どんな体幹しているんだ?
ポルカ「ごめん!まさかまだ人が入ってくるなんて思わなくてさ!」
遊人「なら仕方ないな、次は気をつけてくれ。当ててしまってからでは遅いからな」
星街「全く、弾けなかったらどうなってたことやら……それより、今の状況は?」
ポルカ「シオン先輩の力を借りて、本棚で陣地を作ってるんだ。飛んで抜けてこようとしても、見えない一方通行の壁があるから、下から上へは攻撃が通らないようになってるってわけ!」
遊人「本棚自体はバトルロワイヤルを考慮して魔法で強化されているから突破も難しいと言う事だな」
ポルカ「正解!だから入って来た魔物は本棚でできた遠回りする道を歩く羽目になって、その間にポルカが上から一方的に攻撃して撃退してたんだけど、今敵入って来てないのはみんなのおかげ?」
星街「トワぴと沙花叉、フブキングがこの近辺を掃除してくれてる。今ここに何人いるの?」
ポルカ「大体30人弱くらいかな?守りを薄く出来ないから、近くにいた運の良い生徒だけしか匿えなかった……」
かなた「どちらにしても、元凶を叩かないとジリ貧になっちゃうよ!」
ポルカ「多分魔物を送りつけて来ているワープホールみたいな移動手段を潰したり、指揮官の様なやつを倒さない限りどうにもならなさそうなんだよね……だからこっちとしては詰んでるんだけど」
遊人「なら、オレ達は時間の許す限り学園を回って、それらを探してみるか」
かなた「道中に見つけた生存者はここに案内していいよね?」
ポルカ「もちろん!まだ余裕あるし、人が増えればポルカも探索に出られるからさ」
星街「学園長にも報告しておいた方がいいね。ポルカ……無理だけはしないでよね」
ポルカ「わかってるって。それよりみこちやノエフレ達も心配だよ、強いのはわかってるけどさ、なんか決闘者じゃないと有効なダメージ出しにくい敵がいるみたいだし……」
遊人「今は信じる事しかできないのがもどかしいな。それじゃあ……」
>丁度そのタイミングで通信機から学園長の声が聞こえてくる。
谷郷「こちら谷郷です。相手が戦力を送りつけて来ている空間の座標が特定できたので、皆さんには転送装置を用いてそちらへ向かい、覇王を討伐してもらいます」
遊人「学園の方はどうなる!?」
谷郷「大丈夫です。指揮官を特定したので、これから僕が向かいます」
星街「学園長が……?」
谷郷「生徒や教員のみなさんが命をかけて戦ってくれているのに、学園長の僕が戦わない訳にはいきませんよ。では、応接室でお待ちしています」
>有無を言わせないとでも言うように、伝えたいことを話すだけ話して通信は切れた。
ポルカ「行くんだね……?」
遊人「ああ。覇王軍を倒し、かなたの身体を取り戻す!」
ポルカ「あーあ、ポルカも行きたかったなぁ」
星街「ポルカにはここにいるみんなを守るって役目があるでしょ?」
遊人「きっと、不知火達も自分の役割をこなしている筈だ。ポルカ、お前にも出来るだろう」
ポルカ「わかった……こっちはこれ以上誰1人として死なせないから、そっちはちゃんと全て終わらせてきてくれよな?」
星街「勿論、すぐに終わらせて帰ってくるからさ、そしたらしら研でも祝勝会開いてよ」
ポルカ「はは、いい店探しておく!」
>オレ達が図書館を出ると、既に沙花叉達は入り口前で待っていた。
フブキ「中の皆さんは無事でしたか?」
遊人「ああ、シオン先輩とポルカが此処を避難所として要塞化してくれていたよ」
トワ「へぇ〜、2人とも芸達者なタイプだもんね、凄いやん!」
沙花叉「それじゃあ、応接室に急ごっか!」
>先程の道を逆行し、応接室へ向かう。気持ち程度だが魔物が減っているように感じる。
>応接室に飛び込むと、学園長が隠し扉のクローゼットを指差している。
谷郷「色々話したかったこともありますが、今は君たちが無事に任務を達成できる様に祈っていますよ。こちらをどうぞ」
>そういってオレ達に学園長が投げてよこしたのは、5枚の白紙のカードだった。
トワ「これは?決闘盤のカードは現物が存在しないはずなんじゃ……」
谷郷「それらはブランクカード。みなさんがピンチの時に、もしかしたら力になるかも知れません」
遊人「よくわからないが、ありがたく受け取ろう。よし、行くぞ!」
かなた「その前に、今生徒の生き残りが図書館に籠城してます!支援をお願いします!」
谷郷「わかりました。こちらの処理が終わり次第、様子を見に行ってみましょう」
沙花叉「んじゃ、こっちはよろしく!」
>クローゼットを開け、先程の部屋まで移動すると、トランシーバーから再び学園長の声が聞こえてくる。
谷郷「みなさん準備はよろしいですか?此処から先は敵地です。何が起きても冷静に、自分の力を発揮できる様にお願いします」
かなた「遂にやり返す時が来たんだね……!」
遊人「ああ、不自由な思いをさせるのもあと少しだ!」
沙花叉「ここが沙花叉の……いや、ストームバスターズの大勝負!」
星街「こっちの打ち上げも焼肉でいいよね?」
トワ「たまには違う所……いや、いっか!」
フブキ「勝った後の楽しみが増えましたね!」
>視界がモザイクに染まっていく。覇王軍を倒し、絶対に全員で生きて帰るぞ!
>オレ達の決意がカードの形として現れる!
>『バスター・モード』のカードを手に入れた!
この目の前に広がる闇が、オレ達に照らされる為にあるのだとしたら。
今日という日の苦しみが、明日の平和の為にあるのだとしたら。
オレ達の戦いの全ては、この決戦の後に報われるはずだ!
次回、四天王の影
決闘スタンタンバイ!
だが、もし今日という日が、過去の為にあるのだとしたら。
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