ホロライブラバーズ −熱き決闘者−(休載中) 作:774043
果たして、その輝きで全てを終わらせることができるのでしょうか?
集いし絆が力になるプレイ動画、はじまるよ~
>移動する距離が長いせいか、視界を覆うモザイクはなかなか晴れない。
>周りの皆も、そわそわしていたり、緊張した面持ちで転移が終わるのを待っている。
>そこに、聞き覚えのある声が響いてくる。
「おや?まさか逆探知のような手段で我々の根城にやってくるなんて。お行儀の悪いネズミたちだ」
かなた「僕の声……?じゃあ、お前は!」
「まあまあ、そう猛るな。せっかくの来客だ、これから歓待しようじゃないか」
その声と当時にオレ達の足元にひび割れが現れ、強制的に分断される。
遊人「くそ、いきなりバラバラにされるっていうのか!」
沙花叉「厄介なことしてくれちゃってさぁ」
フブキ「皆さん、転移後に視界に入った最も大きい建物を目指しましょう!」
トワ「おけ!少しでも合流できる可能性を高めないと!」
星街「無事にみんなで合流しよう!」
>そして、モザイクが晴れていく……!
>転移した先は、まるで真夜中の荒野のような場所で、空には赤い月が昇っている。
>何か建物がないか探すと、少し先に大きな塔が1つだけ目に入った。見た感じ、10階建のビルと同じくらいだろうか?
かなた「あの高い塔しか目印になるような建物がないね?」
遊人「そうだな。警戒しながら先に進んでいこう」
>決闘盤を戦闘モードに変形させ、手札をドローする。いつ何が起きてもいいように、準備はいくらしても損がない。
遊人「それにしても、良くすぐに自分の声だってわかったな?」
かなた「あー……それは、その……ちょっとパソコンで自分の音声を弄ったり……ね?」
遊人「よくわからないが、趣味だってことは理解できたぞ」
かなた「まあ、それでいっか……」
>集中を切らさないように塔へと進んでいく。ピリピリとした空気が身体を刺し、緊張感を高めてくれる。
>進んで行くたびに風が運んでくる死の匂いが濃くなっていく……その匂いが塔で待っている苦難を予感させる。
かなた「みんながあそこに集まってくれてるといいんだけど……」
遊人「ああ。今は信じて先を進もう」
>歩き始めて大凡30分位だろうか?ようやく塔の入り口に着いたのだが……
遊人「開いてるな……」
かなた「見て!真新しい足跡があるよ!」
>地面を確認すると、確かに1人分の足跡が中へと続いているようだ。
遊人「誰かが先行しているのかもしれない!急ぐぞ!」
>足跡を追って進んでいくが、何だか無性に嫌な予感がする。早く追いつかなければ!
かなた「うわっ!遊人君罠だよ!って、あれ?」
遊人「ワイヤーが切られているな、これなら起動することはないだろう」
>冷静に立ち回れている様子だし、フブキングか?
>そのまま塔を登っていくと、広い空間に出た。決闘や大型のモンスターとの交戦もできそうな場所だが……
かなた「あれ、もう死んでるよね?」
>空間の真ん中に、大きな魔物が倒れ伏している。近くに寄って様子を見ると、武器を持っていたであろう右腕部と、急所と思われる頸部、胸部に集中的な切り傷と銃創が見受けられる。
遊人「傷の大きさ的に……ナイフと銃器か?」
かなた「その組み合わせなら沙花叉?とりあえず調査はこれくらいにして、後を追わないと!」
遊人「違いない。急ぐぞ!」
>この様子だと、最上部までに沙花叉に追いつくのは難しいかも知れない。
>それでも、沙花叉は大事な仲間だ!彼女だけに負担を強いるわけにはいかない!
>必死に階段を登り、罠の残骸や魔物の死体を飛び越えて進む。
>もうすぐ最上階に辿り着くか、と言う所で先の広間から声が聞こえてくる。沙花叉と……誰だ?
「馬鹿な!決闘盤を展開せずにこの俺に此処までのダメージを……!」
沙花叉「そっちが雑魚なだけでしょ」
「ええい、舐めおってこの小娘風情が!死ね!」
>沙花叉が交戦しているようだ!オレも加勢しなければ!
遊人「沙花叉!」
>広間に飛び込むと、巨大な悪魔の首の後ろに立つ沙花叉の姿が見えた。
沙花叉「あ、遊人君とかなたちゃん!こっちは今終わった〜!」
>沙花叉が悪魔から飛び降りると同時に、悪魔の首が横滑りし、地面に落ちた。
かなた「うっわ、沙花叉ってこんなに強かったの?」
沙花叉「んー、相性が良かった所が大きいかなぁ。決闘盤を起動していないからといって、油断した相手が馬鹿だって事は確かじゃない?」
遊人「強かな奴だよ、本当に」
>沙花叉の笑顔を見て安心すると共に、未だ合流出来ていないすいちゃん達が気になってくる。
遊人「沙花叉、すいちゃん達を見たか?」
沙花叉「んーん、まだ。とりあえず高所から見れば此処がどんな場所かわかるかなーって」
かなた「なるほど!でも、1人で突っ走っちゃだめだぞ、おばか!」
沙花叉「えへへ、ごめんなさぁい!」
>可愛らしい仕草で謝罪する姿は、どこからどう見ても同級生の姿だ。本当に年上なのだろうか?
遊人「そろそろ最上階か。何か情報が手に入れはいいが……」
沙花叉「手に入るよ、絶対に」
かなた「凄い自信じゃん?まあ、折角登ったんだもんね、何かあって欲しいよ」
遊人「違いない。それに、命懸けの争いなんて早く終わるに越したことはないさ」
>オレ達が最上階と思われるドアを開けると、外からの風が吹き込んでくる。
>短い階段を登ると、そこはコロシアムの様な場所だった。
>四隅には悪趣味な柱が立っており、その先の青い炎が中央の空間を照らしている。
>周囲の観客席には誰の姿も見えないが、オレ達の真正面に金髪の男がオレ達を待ち構えている。
「待っていましたよ、裏切り者とその玩具よ」
遊人「お前は誰だ!?なぜ此処にいる?」
ロプトル「神引遊人君に用はないのですが、尋ねられたなら応えるのが礼儀ですね。私はロプトル。偉大なる覇王様の僕、四天王にて王の影なり」
沙花叉「王の影……まさか」
>沙花叉は絶望と諦観の混ざった表情をしている。
ロプトル「その通り、覇王様の御言葉に背き、使命を放棄した死の王と、その玩具である貴女……沙花叉クロヱさんを始末する為に此処で待っていたのですよ」
ヘル「所詮影如きが四天王とな?笑わせてくれるわ」
>ロプトルの言葉を受け、沙花叉の後ろからヘルが現れる。
ロプトル「確かに、私自身は四天王として相応しい力を持っているわけではありませんが……」
>ロプトルの腕に決闘盤が現れ、決闘フィールドが広がっていく。
>それと同時に、突風がオレを押し返し、フィールドの範囲から吹き飛ばす。
遊人「しまった!!」
かなた「沙花叉ぁ!」
沙花叉「大丈夫、心配しないで!結局決闘で沙花叉が勝てばいいだけだし」
>いつも通りに振る舞おうとしているが、僅かに震える身体が沙花叉の心情を物語っているようだ。
ロプトル「間違いではありませんね。では闇のゲームを始めましょう。私が賭けるのは私の魂と、覇王様が御座す場所への鍵の1つ!」
沙花叉「沙花叉達は何を賭ければ?」
ロプトル「裏切り者と貴女自身の魂で。これで2:2の等価交換になりますね」
遊人「くそ!オレは見ているだけしか出来ないのか!」
>オレの言葉に、沙花叉は笑顔で返す。
沙花叉「遊人君達が応援してくれるってだけで、沙花叉はなんだって頑張れるんだからさ、そこで見守っててよ!」
遊人「わかった!絶対に負けるなよ!」
かなた「そうそう!僕の身体が戻ったら、またみんなで行きたい所とか、やりたい事たくさんあるんだから!」
ロプトル「お別れはお済みですか?」
沙花叉「この世からお別れするのはそっちなんだけど!」
>沙花叉は覚悟を決めた眼でロプトルを見据える。
ロプトル「では、始めましょう!」
ヘル「決闘開始ィィィ!!」
>お前が言うのか!!
崩れ去る信頼、断ち切られた絆。
だがそれは、全てに愛があったからこそ。
実り無き愛のため、死臭にまみれた少女は命の灯を燃やす。
次回、剥がされる仮面
決闘スタンバイ!
運命のあの日から、彼女は全てをトレースする。
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