ホロライブラバーズ −熱き決闘者−(休載中) 作:774043
いつか加筆修正します
集いし絆が力になるプレイ動画、はじまるよ〜
>この効果が通れば沙花叉は終わりだ!何か策があるんだよな!?
沙花叉「それで勝ったつもりでいるんなら、あまちゃんだって!罠カード『ダブル・フッキング』!手札を1枚墓地に送り、沙花叉の墓地から『アンデット・スカル・デーモン』『死の王 ヘル』を特殊召喚する!」
ロプトル「モンスターを増やして先に私を殺すということか!」
沙花叉「冗談!あんたは沙花叉の手で殺してあげるってば。『アンデット・スカル・デーモン』の効果により、こっちのアンデット族モンスターは効果で破壊されない!よって、『業炎のバリア−ファイヤー・フォース』の効果で発生するダメージも0!」
ロプトル「馬鹿な!?」
沙花叉「攻撃は無効になってないよねぇ?『死霊王 ドーハスーラ』の攻撃は通るよ!」
ロプトル「くっ、まさかこのような事が起こるなど……!」
沙花叉「続いて、『氷の王 ニードヘッグ』で『剣の王 フローディ』を攻撃!」
ロプトル「私は四天王だぞ!?こんな塵に負けるはずなんてないというのに!」
沙花叉「往生際が悪いって!『デスカイザー・ドラゴン』でダイレクトアタック!」
ロプトル「グアァァァ!?認めん……認めんぞ!」
3700→1300
沙花叉「安心しなよ、これで楽にしてあげるからさ!『アンデット・スカル・デーモン』でダイレクト」
ロプトル「待て!自分が何をしようとしているかわかっているのか!?私を倒せば王達は依代を失う!つまり……」
沙花叉「うるさい!この決闘を始める時からこちとら覚悟は決まってんだよ!命懸けらんないなら闇のゲームなんてすんな!攻撃しろ!!」
ロプトル「嫌だぁぁぁぁ!!!」
1300→0
かなた「やった!沙花叉の勝ちだ!」
遊人「よくやった、流石沙花叉だな!」
>決闘フィールドが収縮していき、闇のゲームが終わる。
>そして、空から輝く階段が順に展開して行き、最下段がオレの目の前に現れる。この先が次に向かうべき場所なのか?
ロプトル「よくも……よくもやってくれたな塵共めが……」
沙花叉「煩い。あんたが先に死ね」
>沙花叉がナイフを構えるが、もはやロプトルに戦う力はないようだ。
ロプトル「ああ……私が消えていく……だが、お前らも等しく終わりだ!塵がぁ!」
>ロプトルは最後まで醜い叫び声を上げながら、粒子となって消えていく。
>それと同時に、ロプトルだったものの後ろに幾つもの影が現れる。
遊人「こいつらは……!」
>その姿は、この決闘でロプトルが呼び出していた『王』達の姿だった。
>その内、唯一姿を見せていなかった黒衣の魔法使いが一歩前に出て、オレ達を威圧してくる。
沙花叉「覇王軍ってのは、闇のゲームの約束事すら守れないってわけ?」
>沙花叉がオレとそいつの間に立ち、鋭い殺意を向ける。
「誠に遺憾ではあるが、闇のゲームの結果は遵守せねばならない。受け取るがいい、ヘルの従者よ」
>そう言うと、一本の鍵を此方に投げ渡してくる。
>沙花叉はそれを受け取ると、そのままその鍵をオレの手に握らせる。
沙花叉「残念だけど、沙花叉とはここでお別れでーす!この先は、すいちゃん達と頑張って!」
遊人「は?沙花叉、こんな時に何を言ってるんだ?」
沙花叉「見てわかんない?あいつら、絶対沙花叉達をこの先に進ませるつもりないよ?」
>確かに、今にも此方に仕掛けてきそうな雰囲気をひしひしと感じる。
かなた「だからって!1人で戦うことなんてないよ!」
沙花叉「大丈夫。沙花叉は絶対敵を通さないし!それより、遊人君は覇王を倒すのを頑張って!もし1人で頑張れなくても、ストームバスターズのみんなが居るでしょ?」
遊人「だめだ!沙花叉を置いていけるか!それに決闘が終わったらその口からオレに本当の事を……!」
>そう言い切る前に、沙花叉がオレの髪にキスをしてくる。
>オレが呆気に取られていると、オレの制服の胸ポケットに、パスケースが押し込まれる。
沙花叉「ごめんね。沙花叉は嘘つきだから」
>沙花叉はそれだけ言い残すと、オレを階段の方へ押し、王達へと向き直る。
ヘル「もう……良いのか?」
沙花叉「うん……今までありがとう、ヘル。お陰で沙花叉は、一生分の幸せをみんなに貰えたからさ」
「健気なものよ。だが、その小僧を先に進ませるわけにはいかんのだ!」
>魔法使いがオレに向けて雷撃を放つが、ヘルの放つ魔力波がそれを打ち消す。
ヘル「早く行け!妾達王は、あの王の影が消えた時点でもうこの世に長く留まれぬ!それは、妾の力で生きながらえている小娘……クロヱも同じなのだ!」
>一体どう言うことだ!?初めて聞く話ばかりで頭が追いつかない!
かなた「なら……なら!さっきの決闘は勝っても負けても沙花叉達は死んでたってこと!?」
沙花叉「正解!かなたちゃんに最後の花丸をあげちゃいま〜す!そういうことだから、早く行ってよ!馬鹿みたいな数の差があるんだから!」
>沙花叉がそう叫ぶのと同時に、魔法使いを含めた影達が一斉に動き出した!
かなた「遊人君!!」
>かなたが涙でぐちゃぐちゃにした顔を見せながら、オレを階段の先へと導く。
遊人「沙花叉!これでお別れなんて認めないからな!絶対にあがってこいよ!」
>オレはそう叫び、階段を駆け上がる。
>涙で視界が歪み、足元がおぼつかなくなりかけるがそれでも足を止められない!
>沙花叉が、最後の時間までオレ達の為に使ってくれている。それを無駄になんてだけは、絶対にしたくなかったから。
>かなたは、最後まで沙花叉達の方を見ていた。その勇姿を、瞳に焼き付けるように。
沙花叉が脱落……?嘘でしょう、きっと追いついてきてくれますよね!?
ほら、視点切り替えがきましたよ!これで勝てる!
>遊人君が駆け出す音を背中で聞きながら、飛んでくる氷の槍を後ろに行かないように弾いて軌道を変える。
ヘル「30秒も持たんぞ!」
沙花叉「駄目!遊人君達がゲートに入るまでは絶対に通さないで!」
>ヘルは炎の拳をバリアで受け止めながら、飛来する剣の雨を魔力波で相殺している。
>それを確認して、私は鉄の王の電磁砲を地面スレスレの低姿勢で避けながら、足元を絡め取ろうとしてくる蔦に焼夷手榴弾を投げ込んで燃やし尽くす。
>避けられない速度の雷霆が私の身体を裂くが、もう既にとっくに死んでいる身体だ。痛みなんて感じるわけがない。
>驚く魔法使いの首を、魔力を込めたナイフで一薙ぎすると、驚きの声と共に首の落ちる感触がある。もはやカウンターヒールを掛ける魔力すら残ってないらしい。
>魔法使いの身体を蹴り飛ばし、反動で剣の王に肉薄する。
「そんなちっぽけな刃で俺とやろうってんのか?」
>長剣が素早く、そして正確な軌道で私を真っ二つに切り裂こうとするが、太刀筋が余りにも正直過ぎる!
>斬撃が当たる刹那のみ、『ミスト・ボディ』により身体を透けさせて攻撃を回避し、ナイフの刃を持って懐に潜り込み、兜の上から鍔で殴りつける。
「鬱陶しいやつめ!それくらいでなに……ガ……」
沙花叉「『モルトシュラーク』だよ、じゃあね」
>ヘルがバリアで階段を塞いでいてくれるうちに、出来るだけ数を減らす!
>城の幻影がバリスタを放ってくるが、あんな起動が読める攻撃などあたってやるものか!
>幻影の発生元に『ニトロユニット』を設置しつつ、鉄の王の槌による攻撃をジャンプで回避し、肩に飛び乗ると投げナイフで設置したユニットを起爆する。
>凄まじい爆風が氷の王を溶かし、光の王を焼き尽くしていく。此方への爆風は鉄の王を盾にしてやり過ごす。余波で私の身体から粒子が漏れ出し始めるが、まだ止まれない!
>『流星の弓−シール』を取り出し、鉄の王のコアを見定めて射抜く。やはりどいつも依代を失ったせいで防御が脆くなっているようだ。
>そして、最後の1人になった炎の王に向き合う。
「おめぇ、消えかけといえ、これだけの王と相対してよくここまでやれたな?」
沙花叉「消えかけなのはこっちもおんなじ。違うのは命令か、愛かの違いだけだってば」
「愛、ねぇ……人間の考えなんてさっぱりわかんねぇが、それがおめぇをここまで強くしたんなら悪ぃもんじゃねぇんだろうなぁ」
沙花叉「愛は人間だけのものじゃない。きっとそっちにも愛を得られる機会ってやつがあったんじゃない?」
「へっ、どうだろうな。それじゃ、行くぜぇ?」
>飛びかかってくる炎の王に、『デーモンの斧』を呼び出して投擲する。
>それを弾いたことで一瞬露わになった懐に潜り込み、胸部にナイフを深々と突き刺す。炎のオーラが身を焼くが、もはやこれで私の役割は終わりなので関係ない。
ヘル「良い拾い物だったろう?」
「違いねぇ……」
>炎の王が消え、全ての敵がこの場から姿を消した。それを確認してマスクを外す。
沙花叉「お疲れ様、ヘル」
ヘル「先程から勝手に名前呼びしおって。不敬であるぞ」
沙花叉「ぽえぽえぽえ?」
ヘル「はぁ……満足できたか?クロヱ」
>ヘルの姿はもうほぼ消えており、これが最後にかわせる言葉だと理解できた。
沙花叉「もちろん。今まで付き合ってくれてありがとちゃんでした!」
>ヘルが消えたのを確認して、仰向けになって倒れる。
>紫に渦巻く暗闇が、空一面に広がっている。まるで昔の私自身のようだ。
>目線を階段へずらすと、もう遊人君達は先へと進んだらしい。ああ、こんな姿を見られなくて本当に良かった。
>震える手で、最後の力を振り絞ってスマホの写真フォルダをタップする。
>お気に入りの写真……大会の打ち上げの時にみんなで撮った写真を開いて顔の横に置く。
>せめて、最期の時くらいは暗い景色じゃなくて、楽しかった光景を思い描いて……
欠けていた記憶のピースがピタリと嵌る。
真実は、悲しみに暮れるオレをさらに奈落の底に突き落とす。
何故にと問うても、答えられるものは誰もいない。
次回、ミッシングピース
決闘スタンバイ!
遊人は時を遡行する。
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