ホロライブラバーズ −熱き決闘者−(休載中)   作:774043

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今回の作中で回想する過去話は番外編になります。




TURN16 狂気のルーツ

集いし絆が力になるプレイ動画、はじまるよ~

 

>決着はついた。決闘フィールドは消えていき、ラミィはその場に座り込む。

 

星街「すいちゃんの勝ち!ラミィには聞きたいことが沢山ある。先に進む前に、全部話してくれるよね?」

 

ラミィ「いいよ、もうラミィは敗者だから。何が聞きたいの?」

 

>今聞くべきことから順番に聞いていこう。過去の話も気になるけど、まずはそこから。

 

星街「ラミィはホロライブ学園に潜入して、具体的に何をやっていたの?」

 

ラミィ「覇王様に言われたのは、貴女たちの次元に大きな影響を与えるポイントであるホロライブ学園を制圧するための足掛かりを確保することと、覇王様がその次元で活動するための器を探すことだよ」

 

星街「なんでホロライブ学園が次元に大きな影響を与えるポイントなの?」

 

ラミィ「おおよそ全ての次元には、大体3か所くらい世界のエネルギーの流れが集中している場所があるんだ」

 

ラミィ「そこを押さえればその次元に様々な影響を与えられるんだけど……それが全部ホロライブ学園が所有する場所だった。学園長はそれを知ってて、悪用されないように学園を立てたんじゃないかな?」

 

星街「ふーん、そういう理屈はよくわからないからいいや。で、器ってのはもしかして……」

 

ラミィ「そう、天音かなたちゃんの事だよ。バトロワで交戦した相手が適合者なんて、まさか1日目で見つかっちゃうんだもん、ラミィ自身もびっくりしたよ」

 

星街「かなたに絡んだのはそれだけ?」

 

ラミィ「うん。作戦の時まではなるべく関わらないようにしてた。あとはかなたちゃんの友人関係を遠巻きに調べて、かなたちゃんの身体を手に入れるための作戦を考えたのもラミィなんだ」

 

星街「それは……ポルカの誘拐の話?」

 

ラミィ「うん。かなたちゃんの友達である貴女の、さらに友達である尾丸ポルカちゃんの様子が不安定だったからさ」

 

ラミィ「仲間の奇術師を使って心の闇に付け込んで、不安を煽りつつ覇王様が一時的に憑依できるように仕掛けてもらったってわけ。その先はもう知ってるよね?」

 

星街「うん……まんまと釣られたよ、本当に」

 

ラミィ「あとは、つい半日前くらいに学園で覇王軍を送り込むためのゲートを開放したくらいかな」

 

星街「それで何人の人が死ぬか、わかっててやったの?」

 

ラミィ「わかってた。それが覇王様の目指す平和のためだったから」

 

>決闘前の私ならここで憤ってた。でも今は違う。ラミィは淡々と答えているつもりだろうけど、先ほどに比べて声が震えているように感じる。

 

ラミィ「いや……違う。平和とかじゃなくて、ラミィはただ、覇王様の力になりたかった。それがどんな事でどんな結果をもたらすとしても、ラミィは覇王様と共に行けるならどうでもよかったんだ」

 

>平和のためだと謳っているものの、これほどの非道を行う覇王に対して、ここまで妄信しているのは何か理由があるのかな?

 

星街「こっちの立場からすると覇王って奴は真っ黒な悪なんだけど、ラミィはなんでそこまで覇王を信じてるの?」

 

ラミィ「だって、ラミィは覇王様に何度も助けられて……ある意味、彼がこうなったのはラミィのせいでもあるから。でも……一番は、やっぱりラミィは彼が好き。ずっと一緒に居たい、大切な人なの!」

 

>ラミィの過去は覇王のルーツと深くかかわっているのかも?それなら、詳しく聞く事で何か得られることがあるかもしれない。

 

星街「つまり、ラミィは覇王が覇王になる前から知ってるってことだよね。詳しく教えてもらえる?」

 

ラミィ「結構長くなるよ。いいの?」

 

星街「なるべく要点を押さえてわかりやすくお願い」

 

ラミィ「無茶言うなあ……なら、ちょっと待ってね」

 

>ラミィは決闘盤を起動し、4枚のカードをデッキから取り出す。何をするつもりなんだろう?

 

>そして、手をかざしながら魔法を発動した。

 

ラミィ「氷製模造(ミラーリング)

 

>氷がラミィの手元に集まっていき、やがて4枚のカードの形を成した。すっご、氷の魔法ってこんなこともできるんだ。

 

ラミィ「はい、これ。後で決闘盤で読み込んでみて。そうしたらラミィの記憶を一瞬で読めると思うから。それと、これが覇王城で先に進むための鍵ね」

 

>鍵とカードを手渡される。カードはひんやりしていて気持ちがいい。これ、決闘とかにも使えるのかな?

 

ラミィ「ちなみに1度使ったら溶けてなくなるから。ラミィのいないところで使ってね」

 

>ラミィはそういうと立ち上がり、祭壇の台を指さす。

 

>話に夢中で気づいていなかったが、そこから空に昇るように階段が生まれている。アレを登ればいいのかな?

 

星街「こういう言い方するのが正しいかわかんないけど、色々教えてくれてありがと」

 

>ラミィは驚き、何かを思慮する様な顔をしてから、しっかりと私の目を見据えてきた。当初の闇の深い瞳じゃなくて、強い意志を感じる。

 

ラミィ「ならさ、1つだけお願いを聞いて欲しいな」

 

星街「なに?」

 

ラミィ「覇王様……遊児君を楽にしてあげて。彼は今でも地獄のような悪夢の中で、むりやり見つけた答えの為に血を流し続けてるの」

 

星街「わかった。絶対に止めて見せるから」

 

>強く頷くと、ラミィは更に1枚のカードを取り出し、手渡してくる。

 

ラミィ「今の遊児君ははっきり言って無敵なの。圧倒的な魂の強度の前ではどんな攻撃も意味をなさない。でも、そのカードを使えば、もしかしたら突破口になるかも知れない」

 

星街「いいの?」

 

ラミィ「うん、ラミィには怖くて使えなかったカードだから」

 

>『●▲◆○』のカードを手に入れた!

 

ラミィ「それじゃ、バイバイ。お人好しなお星様」

 

>ラミィはそう言うと、私に背を向けて、祭壇を降りていく。

 

>姿が見えなくなるまで待ってから、氷のカードを確認する。

 

>『氷水のエジル』『聖殿の水遣い』『アラメシアの儀』『Z−ONE』の4枚のカード。

 

>こうして手に持つだけで、様々な気持ちが流れ込んでくるような錯覚を覚える。覚悟を決めて、それぞれのカードを決闘盤に差し込んだ。

 

 

 

 

 

 

>ラミィの歩んできた道のりを知ってしまった。これはダメだ、こんな事が許されていいはずがない!

 

>コンプレックスを克服して、苦難の末に勝ち取ったハッピーエンド。その先にあったのがこれか!

 

>これではあまりにも、あまりにも救いがない!

 

>そうか、もうラミィも覇王も、この時からとっくに壊れていたんだ。

 

>役割を終えて舞台から降りたはずの人形が、出来の悪いエピローグに引っ張り出されて尊厳を破壊される。これは、そんな誰だって見たくないような、誰も救われない悲劇でしかない。

 

>わかったよラミィ。元々そうするつもりだったけど、覇王は絶対に倒す。終わらない悲劇に幕を下ろしてあげる!

 

>決意を新たにして階段を登る。この先、どんなことが起きたって絶対にやり遂げるから!

 

 

 

 

 




時は満ちた。

しかし何故、どうして戦う?

どうして刃を向け合わなければならない?

喪失を乗り越えた先にあったのは、またしても約束された喪失だった。

次回、悲しい決闘
決闘スタンバイ!

超越者は他者を理解しない。

読みたい番外編は?

  • 遊児VSラミィ レクチャー決闘
  • かなたVSトワ 執念のリベンジマッチ
  • 白上黒上VS遊人星街 最強タッグ決定戦
  • ハコスVS遊人 迷いを晴らす決闘
  • 白上VSトワ キング継承戦
  • 星街ルートIF かなたBAD 逃避の先
  • 人物録 沙花叉クロヱ、その歩み
  • 天音かなたルート
  • 常闇トワルート
  • 沙花叉クロヱルート
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