ホロライブラバーズ −熱き決闘者−(休載中) 作:774043
私はこれをハッピーと考えていますが、業のふか……考え方のちがう方は、次のエピローグの方が2人が幸せになってると感じるかもしれません。
許して
集いし絆が力になるプレイ動画、はじまるよ〜
>ラミィはゆっくりと立ち上がり、腕に装着していた決闘盤を外す。
ラミィ「もう抵抗もしないよ、何処にでも連れてって」
遊人「ああ……よく決断してくれた。まずは学園に帰って、学園長に全てを伝える必要があるな」
フブキ「そうですね。学園長ならきっと悪いようにはしない……はずです」
>これまでオレたちを護り、その背に乗せて飛んでくれていた『聖珖神竜 スターダスト・シフル』が咆哮をあげる。
>どこか悲し気に聞こえてくるのは、これが本当の別れであるとオレ自身がわかっているからだろうか……?
>役目を終えたことを悟ったのか、その姿が粒子となって消えていく。
「ばいばい、みんなによろしくね」
>そんな声が聞こえた気がして、粒子が昇っていく空を眺めていた。
>そのままの姿勢で感傷に浸っていると、動く影が視界に入り、小さな氷の龍が舞い降りてくる。
ラミィ「あっ……」
>その龍はラミィの前で浮遊し、優しくラミィの頬をつつく。
ラミィ「もしかして……遊児君なの?」
>頷くように頭を上下させてから、ラミィの周囲をくるくると飛び回る氷の龍。
>ラミィは大声を上げて泣きじゃくり、氷の龍を胸に抱く。
>その姿に先程までの悲壮感はなく、喜びの涙である事は側からでもよくわかった。
星街「今は、好きにさせてあげよう」
トワ「そうだね、落ち着いたら出発ってことで」
>オレたちは暫くの間、朝日の中で泣き続けるラミィを見守っていた……
>オレたちは今、学園の応接室にいる。
>あれから1日と少しが経ち、学園は生き残りと業者が慌ただしく行き交う野戦病院のような状態だ。
>オレたちの話を真剣に聞いていた学園長は、深いため息をついた後、ゆっくりと口を開いた。
谷郷「成る程……経緯はよく理解できました。ラミィさん、君は確かに罪を犯しました。この場で命を奪われた生徒や教員たちは、間接的にではありますが、君のせいで死んだと言えます」
ラミィ「っ……!」
>ラミィがくちびるを震わせ、何かを口に出そうとした時、そのまま学園長が続ける。
谷郷「ですが、失ったものはもう戻りません。そして、それを贖う為には、同じものを差し出すしかない」
星街「学園長!」
>猛るすいちゃんを、オレは手で制する。
谷郷「だけど、ラミィさんを刑にかけ、命を奪ったとしても……足りないのです、余りにも」
谷郷「ですから、僕が君に用意できるのは2つの道です。1つは、ラミィさんを騎士団に委ね、法の裁きを受けてもらいます。恐らく良くて……いや、ここで話す事ではありませんね。恐らくご自身でよくわかっていると思いますので」
谷郷「もう1つは…」
>そこで意味深に言葉を止める学園長。少しだけオレの方を見てから、話を続ける。
谷郷「奪った命の数だけ、命を助けることで贖いとすることです。実は、私の所有する孤児院が、今年の春から、今まで管理人を務めていた方がいなくなってしまいまして」
遊人「孤児院……?」
谷郷「はい。かつて遊人君が暮らしていた場所です。そこで、両親を失い、事情で引き取り手のいなくなった子供たちを立派な大人として育て上げる手伝いをしていただけませんか?」
ラミィ「ラミィに先生を……?」
谷郷「はい。話を聞いた分には、ラミィさんは心根は優しい人だと僕は考えていますし、何より……」
谷郷「君も、ホロライブ学園の守るべき生徒なんですよ。例え罪を犯していたとしても……ね」
ラミィ「でも……」
谷郷「ラミィさんが今回の事件に関わっているという事は、この場にいる者達しか知り得ない事実です。だから、もし君が僕のお願いを聞いてくれるなら……四天王は全員斃された。そういうことにしましょう。良いですね?」
>オレたちは一様に頷く。
かなた「僕から見ても、ラミィには後者の道を選んで欲しいな。ラミィが死んだり、苦しむ事で誰かが助かるなんて事はないんだよ?」
トワ「そうだね、トワもおんなじ気持ち。償いは生きていてこそ、だと思う」
ラミィ「いいの……?」
フブキ「それに……そのユウちゃんと一緒に居られるのは、孤児院で働く方じゃないですか?」
>あれからずっとラミィの肩に止まっている小さな氷の龍をフブキングが指差す。
星街「そうだね!それに、ラミィならきっと良い先生になれると思うな」
谷郷「どうですか?ラミィさん……僕としては、孤児院で働いて欲しい。でも、強要はしません。君の選択を尊重します」
>応接室を沈黙が支配する。3分……いや、5分。30秒だったかもしれない。
>ラミィが静かに口を開く。
ラミィ「ラミィに出来るかな……?」
谷郷「ええ。勿論、僕たちもサポートします」
ラミィ「なら……お願いできますか?」
>ラミィはしっかりと学園長を見据え、強く頷く。
谷郷「よかった。僕もこの道を選んでくれて嬉しい」
>学園長は席を立ち、ラミィに手を差し出した。
ラミィ「よろしく、お願いします……!」
>ラミィも立ち上がり、その手を取る。
谷郷「では早速、そちらへ向かいましょうか。ストームバスターズの皆さんは、登校している生徒たちの手伝いをお願いしますね」
>こうして、ラミィは新しいはじまりを迎え、自分の道を歩き始めたのだった。
>そして、慌ただしい夏が過ぎ、秋を通り越して今、冬が終わろうとしていた。
>春風がオレたちの身体を通り抜けていき、清々しい気分にさせる。
>入学してからの数ヶ月は、オレたちの人生を大きく変えた。
>あれからラミィはオレがお世話になっていた孤児院でせっせと働いている。
>元気な子供たちの相手をするのはかなりきついらしく、差し入れを持って行った時は、いつもクタクタに疲れている。
>それにしても、オレが知っている先生方は全員残っていたのだが……?
>天音かなた……オレの学園最初の友達はあの後積極的に復興活動に参加した末、今は生徒会役員として慌ただしく学園運営に関わっている。
>それでも、忙しい時以外はオレたちと一緒に過ごしてくれている、気の良い奴だ。
>常闇トワ……見た目のイメージに反して、意外と気遣いの出来る小悪魔の娘。
>フブキングから直接の後継者……次期キングとして指名を受けてから、彼女は持ち前の才と努力で学園で頭角を表していった。
>圧倒的な力で相手を打ち倒す豪快な決闘スタイルは、学園内でも沢山のファンを得ている。
>今では学園最強の評価を2つに分けているようだ。
>白上フブキ……現キング。いや、明日から元キングになるか。
>明日は卒業式。フブキングが学園から世界に飛び立つ日だ。
>その日を前に、たった今、誰がキングの名を継ぐかを決めるため、生徒会主催の決闘大会が執り行われている。
>今日の大会の勝者が、新たなキングとして学園に君臨することになるだろう。
>白熱した大会は長く続き、もう空には月が浮かんでいる。
>そして……星街すいせい。オレの隣を歩く最愛の半身。
星街「遊人君は参加しなくてよかったの?」
遊人「それはオレの台詞だ。すいちゃんもキングと決闘したかったんじゃないのか?」
>すいちゃんは少しだけ思慮するように顎に手を当ててから、オレに向き合い、ニコリと笑う。
星街「そうだね、でも今は……喧騒から離れて、ここで遊人君と2人きりで居たいな」
遊人「すいちゃん……」
>すいちゃんはオレに腕を絡めながら、下から顔を覗き込むようにしてオレの顔を見上げる。
星街「それにね、やりたい事があったんだ!」
>たどり着いていたのは、丁度決闘大会をやっている場所の正反対に位置する、校舎裏だった。
星街「さてと……遊人君はそこで立っていてね」
>すいちゃんはオレにそう言うと、行き止まりの真ん中に立ち、アカペラで歌い始める。
星街「〜〜♪」
>懐かしい。満天の星空の下、すいちゃんの歌を聴いたあの日を思い出す。
>そうだ。あの日から、ずっとすいちゃんを待たせてしまっていたな……
>あれから色々あった、本当に色々と。
>それらを乗り越えた先、漸くあの日と同じ景色を取り戻す事が出来たのは……オレと出会ってくれた仲間たちのお陰だ。
>面と向かってそう告げるのは恥ずかしいが、オレの紛れもない本心だ。いつか伝えられる日が来れば良いのだが……
>いつの間にか、決闘大会は終わっていたようで、オレの周りには沢山の観客が居て、すいちゃんに声援を送っている。
>そうだな、今はすいちゃんの歌を楽しもう。オレたちには沢山の時間がある。
>だから、オレの精一杯の声ですいちゃんのコールに応える!
星街「彗星の如く現れたスターの原石!アイドル決闘者の星街すいせいです!すいちゃんは〜?」
遊人「今日も可愛い!!」
>これからも、こんな時間が続くと信じて。
ついにメインストーリー完結する事が出来ました!
2度の大きなルール・プレイミスや沢山の誤字など、皆さんに色々ご迷惑をおかけしましたが、なんとかやってこれたのも皆さんのお陰であります!
そのお礼として、3つのエピローグを全て書かせていただきます。また、番外編や見たい決闘のリクエスト等もまだ受け付けております!
質問等も受け付けておりますので、お気軽にどうぞ!
読みたい番外編は?
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遊児VSラミィ レクチャー決闘
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かなたVSトワ 執念のリベンジマッチ
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白上黒上VS遊人星街 最強タッグ決定戦
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ハコスVS遊人 迷いを晴らす決闘
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白上VSトワ キング継承戦
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星街ルートIF かなたBAD 逃避の先
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人物録 沙花叉クロヱ、その歩み
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天音かなたルート
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常闇トワルート
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沙花叉クロヱルート