ホロライブラバーズ −熱き決闘者−(休載中) 作:774043
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君と夢を叶えるプレイ動画、はじまるよ〜
>見たところ誠実そうな人でよかった。雰囲気もいいし、なによりその眼からは強い意志を感じる。
「ここは何処だ?俺は確か新作のゲームを買いに来たはずなんだが……明らかにGE○の店内じゃないよな?」
>やった!成功だ!男の子が何を話しているかわかるから、多分向こうもこっちの言葉がわかるはず!
>ししろんはいつでもラミィを守れるように武器に手を掛けてる。でも、この感じだと多分杞憂で済む……と思いたいな。
>彼は周囲を見回し、混乱しているみたい。まあ、気持ちはわかるよ……でも、このままじゃお話できないので、落ち着いた口調で話しかける。
ラミィ「急に呼び出してごめんね。混乱してるの思うけど、まずはラミィがなんて言ってるかわかるかな?」
「え、あ……ああ、言葉の意味はわかるよ」
ラミィ「よかった、言語フィルターはしっかり掛かってるみたい!」
「ごめん、聞きたいことが沢山あるんだが、多分俺がひとつひとつ聞くより、君が全部話してくれた後にわからない事を聞いた方がいいよな?」
ラミィ「そうだね、思ったより冷静に話せそうでよかった!それじゃ、改めて……こんらみです!私はラミィっていいます!貴方の名前も教えてもらっていい?」
遊児「ああ。俺は神引遊児、高校生だ」
>高校生……?よくわからないけど、言葉の響き的には学生かな?
ラミィ「ありがとう!遊児君って呼ぶね。ラミィの事はラミィでいいからね!」
遊児「ああ、宜しくな!ラミィ」
>呼び捨てで呼ばれるのってなんだか新鮮な気分かも。殆どみんな、距離がある呼び方するしなぁ……
>お父様とお母様は、どうやらラミィに交流を任せてくれるらしい。その期待に応えられるように、頑張らなきゃ!
ラミィ「よろしくね!それで、まずはなんで遊児君をここに呼んだのかって話なんだけど……」
>今のユニーリアを含むこの世界が置かれている状況をかいつまんで話した。遊児君はその間、真剣に話を聞いてくれていた。
ラミィ「と言うわけなの。それで、遊児君の力をラミィたちに貸してください!」
>遊児君は少し悩むような素振りを見せたあと、ラミィの目を見てはっきりと応えてくれた。
遊児「わかった。俺の出来る限りを尽くそう!」
ラミィ「いいの?やった、嬉しい!」
>もし断られてしまったらどうしよう、と不安な気持ちもあったけど、遊児君の笑顔に安心しちゃった。
遊児「俺はこの決闘盤で、武器を取り出したり、魔法を使ったり、変身したりすることが出来るんだ」
>そういうと、遊児君は左手に装着している装置に、何かカードのようなものを差し込むと、その場に何かすごそうな剣が現れた。
遊児「こんな感じだな」
ラミィ「つまり、魔法使いさんなのかな?」
遊児「決闘者……っていうんだが、この世界に俺しかコレをもってないなら、魔法使いって括りで問題ないな」
>そういうと遊児君は剣を手放す。するとそれは地面に落ちる前に元々なかったかのようにどこかに消えて行く。
ラミィ「ふーん……ラミィにはよく分からないけど、これから時間は沢山あるんだし、後でゆっくり教えてね」
遊児「ああ、勿論だ!」
>話のキリが良いところになった時、ようやく武器から手を離したししろんが此方に近づいてくる。
ぼたん「そんで、あたしがラミちゃんの護衛のぼたんだ。勿論旅に同行するから、よろしく」
遊児「ぼたんか、わかった。よろしくな!」
ぼたん「うーん、遊児が中衛だとすると、前衛できる奴が1人欲しいな……」
ラミィ「確かに、バランスわるいかも……?」
>ししろんが話し方を改め、お父様に確認する。
ぼたん「王様、人員の追加をお願いしてもよろしいでしょうか?」
>これまでお父様は黙っていたけど、ぼたんの問いかけに頷きながら
王「いいとも。ぼたん、お前に心当たりはいるか?」
ぼたん「はい。友人にあたしに劣らない武闘家がおります。彼女を誘いたいと思っております」
>ししろんの友達の武闘家……?もしかして、ねねかな?
王「わかった。お前の紹介なら信用出来る者だろう。その者の同行を許可しよう」
ぼたん「はっ、感謝します!」
王「では、早速顔合わせに行くが良い。私たちは大臣に事の顛末を話してこよう」
>そういうと、お父様はお母様を連れて先に部屋を出て行った。
ラミィ「ラミィたちも行こう!ししろん、ねねの事だよね?」
ぼたん「うん、ねねちなら適任でしょ。フィジカルも凄いし、あたしらと連携も取れるしね」
遊児「そのねねという人はどんな奴なんだ?」
ラミィ「うーん、そうだなぁ……」
>ねねは努力家で明るいムードメーカーだけど、何よりも……
ラミィ「自由な子かなぁ」
ぼたん「違いないね。でも良い奴だからさ、遊児もきっと気にいると思うよ」
遊児「そうか、それは楽しみだな……」
>そのままししろんの誘導で城下町に下り、行きつけのホールに向かう。
>遊児君はユニーリアの景色が珍しいみたいで、キョロキョロしながら興味深そうにしている。
ラミィ「冒険が終わったら、ゆっくり案内してあげるからね」
遊児「それはいいな、楽しみが増えた」
ぼたん「ユニーリアも結構広いから、沢山楽しめるよ」
>そんな話をしながら30分程歩くと、目的のホールに到着した。
>丁度ステージのクライマックスみたいで、獣人の男の人と、オレンジに近い金髪の女の子……ねねがステージ上でファイティングポーズをとっている。
遊児「あれは格闘技の試合か?随分体格差があるように見えるが……」
ラミィ「そうだよ、一本先取の無差別級!」
>確かに、身長160弱のねねに対して、相手の獣人は2メートルを超えているし、腕の太さも段違いだ。ラミィもねねの事を知らないのなら無謀なマッチに見えるだろう。
ぼたん「まあまあ見てなって!きっと驚くぞ〜?」
>ゴングの音と共に、両者ステップで近づいて行く。
>獣人の方が体格もリーチも圧倒的に上であるからこそ、先に自分の得意な間合いに持ち込むことが出来る。
>案の定、先に仕掛けたのは獣人で、いきなり素早い右ストレートをねねに繰り出した。
>ラミィには目で追うのがやっとのスピードのそれを、ねねは最小限のダッキングで回避し、さらに半歩距離を詰める。
>獣人は体格が大きいからこそ、内側に詰められると有効なダメージを与える手段が限られてくる。腕を十分に伸ばしきれない距離に入られたら、膝や掴み技を狙うか、距離を離すしかない。
>どうやら獣人は典型的なストライカーらしく、詰められた距離をバックステップで離しにかかった。
>だけどねねは更に距離を詰める。自身に有利な間合いのその先へ。
>確かに試合の中盤以降、あえて仕切り直しを狙う為に密着レベルまで距離を詰めることもある。でも、ねねのこれはそんな甘いものじゃない!
>そして遂にねねは獣人に密着直前まで詰め寄り、掌をそっと腹部に当てる。
>そう、ねねにとってはこれでいいって訳。当てられた獣人はキョトンとした直後、勢いよく吹き飛ばされてリングの外へと転がっていった。
>再び鳴らされるゴング。この間わずか10秒足らずの間だった。
遊児「今のは何が起きたんだ……?」
ぼたん「寸勁ってやつだよ、拳法の。最小限の距離で最大の威力を生み出す力の使い方」
遊児「成る程、興味深いな」
>ねねが笑顔で手を振りながらステージから降りてくる。
ぼたん「おーい、ねねち!こっちこっち!」
ねね「あっ、ししろんにワミィと……だれ?」
ラミィ「あっ、紹介するね!彼は遊児君!この世界を助けに来てくれた勇者なんだよ!」
遊児「まだ何もやり遂げてないから、勇者と言われても実感がないけどな」
ねね「ふーん、ワミィが言うなら勇者なんじゃない?ねねは信じるよ」
ラミィ「で、この子がねね!明るくて強くて、面白いお友達!」
遊児「よろしくな、良い試合をみせてもらった」
ぼたん「でさ、これからあたしとラミちゃんと、遊児で冒険に出るんだけど、ねねも」
ねね「行く行く!行くし!ねねも行く!」
ラミィ「判断が早い!」
ぼたん「よし!これでバランスの良いチームになれたね」
ラミィ「いやー、本当に冒険に出られるんだね!緊張してきた!」
ねね「あはは!ワミィらしいじゃん!」
ラミィ「それじゃ、今日中に準備して、明日のお昼、お城の前に集合ね!」
ぼたん「携帯食料とかも忘れんなよ〜?」
ねね「もちろん!それじゃ、また明日!」
>ねねはスキップしながら宿屋へと帰っていった。ラミィもスキップしたい気分だけど、流石に城下町でやるのは恥ずかしいな……
ラミィ「それじゃ、ラミィたちも準備しちゃおっか!遊児君の冒険用のセットも買わないといけないし!」
遊児「すまない、俺の持っているお金を使えないせいで、負担をかけてしまうな」
ラミィ「いいの!だってこれから遊児君にはこの世界のために、沢山働いてもらうんだからね!」
ぼたん「あたしも期待してるんで、実力見せてくださいよ〜?」
遊児「はは、勿論だ。力を尽くさせてもらおう!」
>3人で笑い合う。ラミィ達ならきっと大丈夫!魔物達なんか蹴散らして、世界を平和にしちゃおう!
>未知の冒険ヘの期待で高鳴る胸のせいで、この日は寝つきが悪かったのは秘密。だって子供っぽいって笑われそうだし!
役者は揃い、楽しい劇のはじまり、はじまり。
塔越え、山越え、その先へ。
次回、少年少女の英雄譚③
決闘スタンバイ!
少女が変わるとき、運命の舵が切られる。
読みたい番外編は?
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