ホロライブラバーズ −熱き決闘者−(休載中) 作:774043
あと、活動報告にて完結記念のアンケートネタを募集していますので、良ければお願いします!
君と夢を叶えるプレイ動画、はじまるよ〜
>気がつくと、ラミィは見慣れない天井を見ていた。
>あれ、確かラミィたちは山頂でドラゴンと戦って……
>身体をゆっくりと起こし、周囲を確認してみる。
>お城の自室でもなく、野宿のテントの中でもない……宿屋だろうか?
>頭の中で状況を整理していると、ドアが開き、遊児君達が部屋に入ってきて、部屋にあった椅子に座り込む。
遊児「おはよう、ラミィ。疲れは取れたか?」
ラミィ「うん、おはよう……えっと、あれからどうなったの?」
ぼたん「あの後、山頂にも塔で見た装置があったから破壊して、帰りは遊児の呼び出した乗り物に乗って最寄りの村まで帰ったんだ」
ねね「ワミィったら、丸2日も眠ったまんまだったんだから!お寝坊さんだね」
ラミィ「ごめんね……」
遊児「いや、あの氷魔法に沢山の魔力を注ぎ込み過ぎたんだろう?回復に時間が掛かっても仕方ないさ」
ねね「うんうん。それで、最後に行くのは何処だったっけ?」
>荷物を確認し、お父様から受け取った紙を取り出す。
ラミィ「えっと……ユニーリアの国境近くにある祭壇だね」
遊児「そこはどんな場所なんだ?」
ラミィ「うーんと……本で読んだのは、大昔の人たちが神様を呼ぶために作った大掛かりな祭壇みたい」
ぼたん「ここ最近になって、その祭壇に魔物たちが集まってきてるんだよね。まあ、そこから出てくる様子は今の所無かったんだけど……」
ねね「うわー!なんか凄い面倒な場所な予感!」
ラミィ「近くに監視のためにお父様が配備した兵隊さんが100人くらいはいるから、そこで改めてお話を聞いてみない?」
遊児「成る程、それはいいな。情報は多い方が良いだろう」
ぼたん「そうだね、じゃあラミちゃんのプランで行こっか」
ねね「まあ、とりあえずワミィも起きたばかりだし、今日一日はお休みした方がいいよね?」
ラミィ「え?ラミィはもう動けるんだが?」
遊児「ねねの言う通りだな、出発は明日にして、今日は道具の手入れや買い出しをやっておこう」
ぼたん「そうだね。次が正念場なら余計に身体を休めておくべきじゃない?」
>確かに、まだ魔力は完全に回復しきってはいないし、これから野宿が続くなら現地に着いた頃に魔力が戻っている保証はないかも。
ラミィ「わかったよ、それじゃあ今日一杯休もっか」
ねね「やった!それじゃ、ねねは携帯食料を買い込んでくる!」
ぼたん「ここからだと1週間と少し掛かるね。10日分で宜しく〜」
>ししろんはねねを見送ると、自分の荷物を持って立ち上がる。
ぼたん「あたしも買えるだけ弾丸を補給してくるよ。数がいるなら使わないわけにはいかないし」
遊児「分かった。ラミィの様子は俺が見ていよう」
ラミィ「一応もう元気なんですけど!」
>ししろんはケラケラと笑いながら後ろ手に手を振りながら部屋から出ていった。
>遊児君と2人きりになり、ずっと思っていた事を口に出す。たとえ無粋だとしても、これだけは聞いておきたかったから。
ラミィ「ねぇ、遊児君」
遊児「どうした?声が硬いぞ」
ラミィ「あのさ、こんなこと聞くの、失礼かもしれないんだけどさ……遊児君、ラミィたちのお願いを聞いたこと、後悔してない?」
>遊児君はぽかん……とした顔をした後、ラミィの瞳をしっかりと見据えながら応えてくれる。
遊児「そんなことはないさ。俺はラミィたちと一緒に冒険が出来て、心の底から嬉しいよ」
ラミィ「でも、さっき死にかけちゃったよね……?怖くは、ないの?」
>少し思案するような仕草をした後、微かに頷く。
遊児「怖いさ、死ぬのは怖い。でもそれは、元の世界に居ても同じことさ」
遊児「どうせ死ぬなら、俺はこの世界でラミィのような娘に頼まれて戦う方が有意義だと思ってる」
ラミィ「遊児君……」
>何だか神妙な空気になってしまい、この日はこれ以上話すことは出来なかった。
>それから時間が経ち、ラミィたちは件の祭壇が見えるユニーリアの砦にやって来ていた。
>ここからでも見える祭壇には、300は下らないほどの魔物の群れが居座っている。
>様子を見に来ただけなのに、やけに砦の中が騒がしい。話を聞くには、なんだか祭壇の様子がおかしいらしい。
「今朝から祭壇を占拠している魔物たちが、何か儀式のようなものを始めているんです!将軍にお伺いを立てるにもあまりにも時間が足りず、どうしようか困っていたのです」
ラミィ「ラミィたちはお父様の命にて、あの砦を攻略しなければいけません!なので、これからみなさんのお力を借りたいと思っているのですが……」
ぼたん「敵の中心戦力はあたしたちで叩く。問題はどうやってそこまで辿り着くか、だけど」
遊児「乗り物を使うのはどうだ?山を降りる時に使った『ガトリングバギー』があるが」
ぼたん「あれね!確かにいいかも。機関銃はあたしが操作すればいいし」
ねね「それで行けるところまで行って、後は流れで!ってことだね!」
「では、我々が先に別方向から攻撃を仕掛け、その間に薄くなった所からラミィ様たちが乗り物で一気に突破する……というのは如何でしょうか?」
ラミィ「良いですね!あとは帰りの方法ですが……」
ぼたん「帰りもそうだけど、あたしたちが相手のボスと戦ってる時に後ろから囲まれるとまずいよね。その辺りのカバーも考えないと」
遊児「そこは俺に案がある。どちらにしても、残党の処理はみなさんにお願いすることになるが……」
>そういうと、遊児君は作戦を説明してくれた。
「成る程……そのようなことが出来るのであれば、我々も最小限のリスクで立ち回ることが出来ますね」
ねね「ねねは賛成!少しだけ魔物たちが羨ましいかも!」
ラミィ「もう!ねねったら、今はそういう時間じゃないでしょ!」
遊児「まあ、全てが終わったら何度でも遊ばせてやるさ。だから今は作戦に集中してくれよな?」
ねね「はーい!」
ぼたん「あたしも賛成なんで、さっさと取り掛かるとしますか!」
「そうですね、魔物共の動きが気になりますし。此方は30……いや20分で支度しますので、今のうちに目的のポイントまで移動して下さい!」
ラミィ「はい!みなさんが無事で帰られますように!」
「ラミィ様たちこそ、お怪我のなきよう!」
>そうして砦から出ると、急いで移動を始める。
ぼたん「今回の作戦の肝は、突入のタイミングと飛行できる魔物を可能な限り撃退することだね」
ラミィ「後者はししろんの銃捌きを信じてるし、前者もきっと大丈夫!」
ねね「あとは、ねねたちがスムーズに目的を達成するだけってわけね!」
遊児「よし、この辺りだな……タイミングを見計らってバギーを呼ぶから、みんな飛び乗ってくれ!俺が運転、ぼたんが銃座だ!」
ラミィ「登れるところまでバギーで登ってから、バギーをリリースしてダッシュで登るんだよね?」
遊児「ああ。そこからはスピード勝負だ!」
>段取りを確認しつつ、双眼鏡で様子を見る。
>しばらく待っていると、此方まで聞こえてくる鬨の声と共に、ユニーリアの兵隊さんたちが祭壇へと突撃していく!
>魔物たちは慌てて応戦し、彼らの方へと移動し始める。
>突入が早すぎたら防がれるし、遅すぎると兵隊さんたちの被害が大きくなってしまう。
>判断は間違えられない。落ち着いて、冷静に……
>交戦開始から5分が経過し、遂に後詰めと思われる部隊が動いた!落ち着いて、遊児君に合図を送る。
遊児「ここからはノンストップで行くぞ!『ガトリングバギー』!」
>遊児君が呼び出したバギーにみんなで乗り込み、一気に加速して祭壇に接近する!
ぼたん「よし、見たところ飛行系の魔物の姿はないね!機銃で威嚇しとくから、一気に駆け上れ!」
遊児「わかった、みんな掴まれ!大きく揺れるぞ!」
>バギーが斜面を登り始める。ラミィは作戦の為に背面を確認し、魔物がついて来ているかを監視する。
ラミィ「遊児君!そろそろ次の段階に入らないと間に合わないかも!」
遊児「ならばここからは自分の足で登るぞ!『ガトリングバギー』をリリースし、『迷宮壁−ラビリンス・ウォール−』を召喚!」
>ラミィたちが乗っていたバギーは姿を消し、代わりに魔物たちがいる辺りに迷宮が出現した!
ねね「うわ!あんなことになるんだ!」
ぼたん「予想より大きい!あれなら結構な時間が稼げそうだね」
遊児「ああ!どちらにせよ時間は貴重だ、駆け抜けるぞ!『E・HERO ブレイズマン』!」
>遊児君が変身するのと同時に、ししろんがライフルを取り出す。
>眼前には少量の敵と、祭壇の頂上でハルバードを担いだ黒い悪魔が例の装置を弄っている。
ねね「ワミィは魔力を温存してて!この辺りの敵はねねに任せてよ!」
ぼたん「意外と骨のありそうな魔物が多そうだし、あたしもねねを援護する!2人は先に上に行ってな!」
ラミィ「わかった!行こう、遊児君!」
>ねねの拳法とししろんの銃撃が行手を阻む魔物を蹴散らしてくれる。それに合わせて一気に駆け上がる!
>そして、黒い悪魔と対峙する。
>その悪魔はラミィたちに視線を向けると、気怠げに此方に向き直り、ハルバードを構える。
「なんだよ、儀式はもう終わるっていうのによぉ?邪魔すんなや」
遊児「邪魔しに来たんだ!倒させてもらうぞ!」
ラミィ「援護するよ!『アイシクル・ニードル』!」
>遊児君が悪魔に突撃するのに合わせて追尾型の魔法で援護する。
「ふん、たった2人で俺様とやり合おうってんなら、それなりに使えるんだよなぁ?」
>悪魔は遊児君の踏み込みに対して更に踏み込むことで体当たりをかまして吹き飛ばし、ラミィの魔法はハルバードを高速回転させて防いだ。
遊児「くっ、まだだ!オラオラオラ!」
>遊児君が連続してパンチを繰り出すが、その全ては避けられたり、受け流されてしまう。
「なんだ、思ったよりたいしたことねーな。雑魚は消えな!」
ラミィ「させない!バブル・バインド!」
>拘束魔法を放つが、悪魔はラミィに見向きもせずにそれを直前で回避し、遊児君に強烈な薙ぎ払いを決めた。
遊児「ぐぁぁぁ!!」
>かなり深い一撃を貰ってしまったようで、変身は解除され、一気に吐血してしまっている。
ラミィ「遊児君!!」
>遊児君に駆け寄ると、辛うじて意識はあるものの、もう戦えるような状態では無さそうだ。
>慌てて回復魔法を唱えようとしたんだけど……
ラミィ「ウォーター・ヒー……」
「馬鹿か!周りをよく見な!」
ラミィ「うぁっ!」
>お腹に回し蹴りを喰らってしまい、吹き飛ばされてしまった。
「雑魚がイキるからこうなるんだよ。さて……よく見たら、お前良い女じゃねぇか。俺様のものになるんなら、生かしてやってもいいぜ?」
ラミィ「ふざ……けんな!」
>こうなったらもうここで全てを出し切るしかない!ドラゴンをも討ち倒したラミィの必殺魔法を唱える!
ラミィ「これでも食らえ!アイシクル・アブソープション!」
「何!?この魔力は……うぉぉぉ!!!」
>ラミィの魔法が直撃し、悪魔は凍りついていく。今のうちに、遊児君に駆け寄り回復魔法をかける。
遊児「ありがとな、くそ、前衛としてラミィを守れなかった、済まない」
ラミィ「いいのいいの!仲間なんだもん、気にしない!」
>ちょうどねねとししろんも敵を倒し終わったようで、ここまで上がってきた。
ねね「2人とも無事!?」
ぼたん「おー、上手くやった感じ?」
遊児「ああ、俺は囮になれたくらいしか役に立てなかったが……」
ラミィ「そんなことないよ!遊児君がいたから必殺魔法が撃てた訳だし……さて、あとは装置を破壊しちゃえば終わりだね」
ねね「これで凄い魔物の復活は阻止できたってこと?」
ぼたん「とりあえず、王様の言いつけはこれでおしまいだね」
>まだ全部が終わったわけではないけど、あとは消化試合のようなものだ。
>魔物たちの士気もガタ落ちだろうし、あとは兵隊さんたちとラミィたちで残りを全部倒して解決だ!
>ラミィが装置に近づこうとした時、激しい雷が落ちてきて、悪魔に直撃する。
>それと同時に装置が紫色の光を放ち、悪魔を包み込んでいく。
遊児「こ、これは一体何が起きている!?」
ラミィ「もしかして、ギリギリ間に合わなかったの?」
ねね「ねぇ、ちょっとこれやばそうだって!逃げた方が良くない?」
ぼたん「逃げるって、何処に?それよりここで食い止めないと!」
>光が収まると、先ほど悪魔が4倍ほどの大きさになったような魔物が現れた!
「我は終焉の覇王デミス……この次元に滅びをもたらすものなり」
>圧倒的な殺意がラミィたちを襲う。
>身体が震える。山頂の時よりダメージは受けていないものの、明確な死のビジョンがラミィの頭に張り付いて離れない。
ぼたん「あ……ああ……」
>あのししろんでさえ、武器を構える事すら出来ていない。ねねは漠然と、デミスと名乗った魔物を見上げている。
>必殺魔法を行使したせいで、もう魔力も残り少ない。ラミィの中で、気力が折れる音がする。終わりを受け入れるしかない……
遊児「だめだ!みんな諦めるな!『E・HERO ボルテック』!」
>遊児君が再び変身して何か言ってる気がする。でも、もうどうしようもないじゃないか。
>誰も遊児君の声に応えられない。
遊児「なあ、ラミィ!俺は勇者なんだろ?1度だけでいい!俺を信じてくれ!」
ラミィ「信じる……?」
遊児「これから俺のとっておきを見せてやる!それには、ラミィの協力が必要なんだ!」
>気力も魔力も尽きたラミィに何が出来ると言うのだろう?なにもできやしないのに。
>遊児君がラミィの手を握る。
遊児「頼む!きっと2人の力なら勝てるから!」
>真っ直ぐにラミィのことを見つめてくる。その瞳には諦観や絶望は一切見当たらず、ただ希望だけがそこにあった。
ラミィ「いいよ!やってやろうじゃない!そんで、ラミィは何をすればいいの?」
遊児「ただ、俺を信じてくれればいい!行くぞ!」
デミス「茶番は終わりだ……まずはお前たちから滅ぼす」
>デミスがハルバードを振り上げた瞬間、遊児君が1枚のカードを発動する!
遊児「俺と!ラミィで!」
遊児「『融合』!」
皆さん!遂にお別れです!
ついに降臨してしまった終焉の王が襲いかかってくるではありませんか!
ユニーリアを守る為に立ち上がった勇者遊児君一向は大ピンチ!
果たして、人類の未来はいかに!?
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