ホロライブラバーズ −熱き決闘者−(休載中)   作:774043

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エピローグの3つ目、リアルエンドです。

恐らく、ラミィちゃんの判断を除き、最も現実味がある形になっています。

日常に帰ることができるのは……


TURN FINAL IF② 先送り

集いし絆が力になるプレイ動画、はじまるよ〜

 

>ラミィは立ち上がると、深く息を吸い込み、叫ぶ。

 

ラミィ「アイシクル・ウォール!」

 

遊人「何!?」

 

星街「遊人君!!」

 

>オレたちはラミィの発動した魔法により、分断され、孤立してしまった!

 

>オレの目の前には、決闘盤にカードをセットし、今まさに変身していくラミィの姿があった。

 

ラミィ「遊児君の最後の願い……それは、神引遊人!あなたを殺す事!だから、ラミィは遊児君との絆のカードでやり遂げる!」

 

>しまった、これが狙いだったのか!

 

>オレが狼狽えている間に、ラミィは『E・HERO アブソルートZERO』のアーマーを装備していた。

 

ラミィ「それっ!」

 

>ラミィは一気にオレとの距離を詰め、振りかぶった右腕で殴りかかってくる。

 

遊人「くそっ!『マッシブ・ウォリアー』!」

 

>オレは攻撃を受けるほんの1秒前に『マッシブ・ウォリアー』になる事でダメージを防ぐ。

 

>だが、続けて繰り出される左右のラッシュで一気に追い詰められていく。このままだとまずい!

 

星街「みんな無事!?」

 

トワ「くっ!なんか氷のモンスターが湧いてるんだけど!」

 

フブキ「皆さんどうにか合流しましょう!」

 

かなた「僕なら空に……って、氷の龍が沢山いるよ!」

 

>どうやら他のみんなも各々襲われているらしい。助太刀が期待出来ないなら、自分で突破するしかない!

 

>オレはラミィの攻撃をあえて受け、『マッシブ・ウォリアー』を破壊させる。

 

>破壊時に発生する粒子を目眩しにして、再びラミィと距離を取る。カードの力で近接戦闘力がパワーアップしているとはいえ、やはり格闘戦は得意ではないようだ。

 

遊人「もうやりあうしかないんだな、ラミィ!」

 

ラミィ「しつこいよ!もう戻れないことくらい、わかるでしょ!?」

 

遊人「くっ、なら仕方ないか!『ジャンク・シンクロン』!」

 

>効果により『マッシブ・ウォリアー』を蘇生し、シンクロ召喚した『ジャンク・ウォリアー』を身に纏う。

 

ラミィ「なにを纏おうが、ラミィが勝つ!」

 

遊人「オレだって負けられない!行くぞ、『アサルト・アーマー』!」

 

ラミィ「無駄だっての、『H−ヒートハート』!」

 

>オレとラミィの拳がぶつかり合い、激しい音と衝撃がオレの腕を襲う。

 

遊人「ぐあっ!力負けしたか!」

 

ラミィ「まだまだこんなものじゃないよ!」

 

>オレの方の攻撃力が劣っていたのか、吹き飛ばされるが、幸い変身は解除されていない。

 

>追撃を入れようと飛び込んでくるラミィを深い前傾姿勢になり回避しつつ、腹部に渾身の一撃を与える!

 

ラミィ「痛っ!簡単にやらせてはくれないってことね」

 

遊人「当たり前だ!オレは生きて、すいちゃんと共に輝く為の道を進む!」

 

ラミィ「『突進』!」

 

遊人「ぐあっ!くそっ、『稲妻の剣』!」

 

ラミィ「きゃああああ!!『サイクロン』!」

 

遊人「しまっ……!うおお!!」

 

>殴り合いは続く。オレとラミィの覚悟を反映しているのか、もう既に破壊されていてもおかしくないはずのモンスターへの変身が解けていない。

 

>だが、明確にオレの方が押されていた。このままでは……オレの負けだ。

 

ラミィ「はぁ……はぁ……これで、終わりだよ!」

 

>ラミィがボロボロの身体に鞭を打ち、開いていた距離を詰めてくる。

 

星街「遊人君!」

 

>その時、氷の壁をぶち破ってすいちゃんが現れ、オレに何かを投げ渡してくれた!

 

>手に取ったそれは、すいちゃんの得意武器、『重力の斧−グラール』だった。

 

>オレはそれを装備し、飛び込んできていたラミィに対して振りかぶる。

 

ラミィ「やああああ!!」

 

遊人「うおおおお!!」

 

>オレとラミィが交差する!その瞬間、オレの振り下ろした斧がラミィの繰り出した拳とぶつかり合う!

 

>そして、斧がラミィの拳を砕き、その身体に亀裂を入れていく。

 

ラミィ「あ……ああ……」

 

遊人「オレの……いや、オレたちの勝ちだ……」

 

ラミィ「がふっ!そう……だね……でも!」

 

>ラミィの身体から圧倒的な冷気が発生する!そうか、『E・HERO アブソルートZERO』の破壊時効果か!

 

遊人「くっ!これではみんなも……!逃げろ!!」

 

>オレが諦めかけたその瞬間、再び声が響く。

 

「やらせないっての!ソニック・バース!」

 

>瞬間的にオレたちひとりひとりをバリアが覆い、ラミィの最後の一撃を防ぐ!

 

>猛烈な冷気の放出が終わり、景色が元に戻ると、周囲の氷の壁や氷の龍、そして『聖珖神竜 スターダスト・シフル』の姿が消えていた。

 

遊人「最後までありがとうな……」

 

かなた「遊人君、無事だった!?」

 

遊人「ああ、何とかな……」

 

>既に満身創痍だが、生きてはいる。

 

トワ「いやー、正直ビビったわ」

 

フブキ「このままやられてしまうかと思いましたよ……」

 

星街「遊人君!ラミィは!?」

 

>すいちゃんに促され、ラミィがいた所を確認すると、その場に倒れ伏したままだった。

 

星街「ラミィ!」

 

>みんなで駆け寄ると、ラミィはか細い声で呟く。

 

ラミィ「ありがとう……これで、ラミィも遊児君の元に……」

 

遊人「何を言っている!?そうじゃないだろ!」

 

かなた「生きるっていったじゃん、なんでさ……」

 

星街「わかってくれたんじゃなかったの!?」

 

ラミィ「ごめ……んね……」

 

>ラミィは最期にそう言ったあと、ゆっくりと目を閉じた。

 

>勝った……正真正銘の勝利だ。

 

フブキ「これで、覇王と幹部は全滅しましたけど……」

 

かなた「なんで、なんでこうなるんだよ!生きてれば幾らでも償いや、死ぬ以外の方法があったかもしれないのに!」

 

トワ「こんな終わりに何の意味があるのさ、ねぇ……」

 

>トワはラミィの首に指を当て、ゆっくりと首を横に振る。

 

遊人「どうして、どうしてこうなってしまったんだ……」

 

星街「学園へ戻ろう。せめて遺体だけでもちゃんと送ってあげようよ」

 

遊人「そう……だな、もうここにいても意味はないだろう」

 

>こうして、短くも熾烈な戦いの日々は終わりを告げたのだった。

 

 

 

 

 

 

>あれから季節は流れ、いつの間にか春の足音が聞こえる時期になった。

 

>ホロライブ学園防衛戦を含めた覇王事件は幕を閉じ、オレたちは日常に帰った。そう、帰った筈なのだ。

 

>白上フブキ……ストームバスターズ唯一の3年生。あの後も華麗な決闘と可愛らしいパフォーマンスで傷ついた生徒たちを癒してくれた。

 

>そんなフブキングも、明日学園を卒業する。キングの称号はトワに譲り、今後は世界規模で活動し、世界中の人たちを笑顔にする為に飛び回るらしい。

 

>常闇トワ……なんだかんだで世話焼きで、まるで天使のような悪魔。

 

>キングの名を継いでから、彼女はひたすら強く、輝かしくあった。多くの命を失い、そしてフブキングの喪失が約束されているホロライブ学園において、自らみんなの憧れを背負う旗となろうとしている。

 

>天音かなた……学園最初の友達にして、オレの運命を変えた2人目。

 

>あの時、かなたに声をかけられていなかったら、どうなっていただろうか?考えるだけでも恐ろしい。

 

>そんな彼女は、悲観に暮れていた生徒たちをまとめる為、新しく生徒会を発足させ、会長としてキングのトワと共に2人で学園を引っ張っている。

 

>星街すいせい……オレの恋人で、オレの最も大切な人。

 

>彼女はあれから歌う事に専念し、時にはソロで、時にはフブキングやトワたちと一緒にコンサートを行い、学園の空気を少しでも楽しいものにしようと頑張ってくれている。

 

>今開催されているすいちゃんのコンサートには、ほぼ全校生徒が参加し、必死に声援を送っている。オレも観客席で声を張り上げてコールしている。

 

>そうでもして頭を空にしないと、あの考えがオレの頭を支配してしまうからだ……

 

>ライブが終わり、すいちゃんを労う。ライブを行った日は流石のすいちゃんも疲労困憊になるため、すいちゃんと2人で同棲している家に帰り、風呂を沸かし簡単な食事を作る。

 

>すいちゃんはオレの作った食事を美味しそうに食べてくれるから、作り甲斐があるというものだ。

 

>そしていつも通り、疲れですぐに眠りについたすいちゃんを横で眺める。

 

>愛しい横顔。彼女が居ないと、とっくにオレは……この世から消え去っていただろう。

 

 

 

 

>その事に気づいたのは、全てが終わって少しして、沙花叉のお墓に花を添えた帰りの事だった。

 

>なぜ、覇王……遊児は最後にオレを殺そうとした?あれ程の執念で。今際の際に、失敗した事をラミィに詫びていたが……どうして残された僅かな時間をそんな話をしたんだ?

 

>遊児の言葉を思い出す。かなたの問いかけに、オレが遊児の先祖だからこそ殺すと言い放った。

 

>そもそも、先祖であるオレが死んでしまったらその子孫である遊児は生まれなくなる……

 

>そうか。そういう事だったのか。

 

>オレが死ぬことで、遊児の存在は歴史から消える。そうなるとどうなる?

 

>ラミィの次元に遊児が呼ばれる事はなくなる……つまり、覇王という存在がそもそも生まれなくなる!

 

>遊児は、自分を全て投げうってでも、ラミィに国や仲間を返そうとしたのか。

 

>ここで、考えるのを終えていれば……オレはまだ幸せに暮らせていたかもしれない。

 

>だが、この考えに行き着くのは突然の流れだった。

 

>"オレが死ねば覇王が殺し、滅ぼした全てが元に戻る可能性が高い"という事に。

 

 

 

>そして今日も、オレは自問自答する。オレ1人の命と、無数の犠牲者の天秤は、明らかに後者の方が重い。

 

>だからこそ、オレは何度も消えてなくなろうとした。その度に、すいちゃんの顔が浮かぶ。

 

>オレが消えたらすいちゃんはどんな顔をするだろうか?あの綺麗な顔が歪むところなんて見たくもないし、オレのせいでそんな顔にさせることも許し難い……

 

>だから、だからこそ。オレは今日を生きている。こんな話、誰にも相談できない。これからずっと、この考えと共に生きなければならない。

 

>そしていつか、すいちゃんとの子供を作る時までに、オレは答えを出さなければならないのだ。

 

>ただ、その日までまだ時間がある。オレはそれまでは……精一杯、悩み続けるのだろう。

 

>この、正解のない問題を。

 

 

 

 

 

 

 




恐らくビターエンドかと思われます。

これにて想定していたエピローグは全てになります。

本日から番外編アンケートを開始しますので、読みたいものを選んで下さい!

読みたい番外編は?

  • 遊児VSラミィ レクチャー決闘
  • かなたVSトワ 執念のリベンジマッチ
  • 白上黒上VS遊人星街 最強タッグ決定戦
  • ハコスVS遊人 迷いを晴らす決闘
  • 白上VSトワ キング継承戦
  • 星街ルートIF かなたBAD 逃避の先
  • 人物録 沙花叉クロヱ、その歩み
  • 天音かなたルート
  • 常闇トワルート
  • 沙花叉クロヱルート
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