とある世界の天界にある二人の天使がおりました。
二人は上司である神の命で一匹の少女龍の元へと向かうのでした。

その命とは......






※作者は別に神話間に詳しくはありません。

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ほんの少しの思いつきです。

無理そうであれば直ぐに消えます┏○ペコッ


遣わされし2人の天使

sideナレーション

 

 

ここはとある世界の天界、その中の天使達が居を構える天使界......。

 

そこに、ある女の天使がおりました。

 

 

「むうぅっ...!! 何故こんなにもこやつらは学ばんのじゃぁっ!!」

 

その女天使は手に持ったスマホを見ながら叫んでいます。

 

 

「何故こうも人間共は問題を起こすのか!! ええい!! もう滅べ!! 我が父なる神に滅ぼされてしまえば良いのじゃぁぁ!!」

 

最早手榴弾の如く、勢いよく持っていたスマホを投げつけそうな勢いで叫ぶ女天使、そこにもう一人、男の天使がやって来ました

 

 

「そんなことを言ってはダメですよセリン、それは僕たちの役目に対する冒涜ですし、そんなことを我が父はお考えにならないはずです」

 

その声にセリンと呼ばれた天使が反応する。

 

 

「っ!? ディプシ兄上!? き、聞いていたのですか!?」

 

その様はまるで予想だにしなかったとでも言うように驚愕に満ちている

 

 

「えぇ、聞こえちゃいましたよ? あんまりそういうことを言うと堕天させられちゃいますから気をつけましょうね? 僕たちは下の天使たちの模倣にならないといけない、ARRKANGELなんですから」

 

 

「っ!! は、はい!! 申し訳ございません...!!」

 

素直に謝る天使セリンの言葉を聞いて満足そうに頷く兄天使ディプシ。

 

 

「素直でよろしい、そういう素直なセリンが僕は大好きですよ」

 

そう言ってセリンに近づくとディプシはその頭に手をやり優しく撫でる。

 

 

「えへ...兄上...やはり撫でるのお上手ですね」

 

 

「ありがとうございます。こうして喜んで貰えると、僕も撫でた甲斐があるというものです」

 

と、そこでふと何かを思い出したのかディプシが『あぁ、そういえば』と口を開く

 

 

「概念神様が僕たちをお呼びなんでした」

 

 

「? 我が父が...ですか?」

 

珍しい方からの呼び出しに、セリンは首を傾げる。

 

 

「えぇ、何でも特別な任務を頼みたいとの事でした。あまり待たせてもいけませんし、直ぐに行きますよ」

 

 

「それもそうですね、行きましょう兄上」

 

言うが早いか、セリンは背中から純白の十対の翼を出し、飛び上がる

 

その後を追うようにディプシも十一対の純白の翼を展開し飛んだ。

 

向かうは天上界、全てを創りし父なる神の御座す世界だ

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

天上界にたどり着いた二人はそこで待っていた人物を前に膝を着き、敬服の意を示しながら挨拶をする

 

 

「父よ、ARRKANGELセリン、参りました...」

 

 

「同じくARRKANGEL ディプシ、参りました」

 

父と呼ばれたその者は優しく微笑むと一つ頷き、口を開く

 

 

「やあ、よく来てくれたね、ディプシにセリン。急に呼び出してすまないね」

 

 

「滅相もございません、念概那岐(おおなぎ)様からの呼び出しとあらば。たとえ火の中水の中、滅びゆく世界の中でもすぐさま駆けつけます」

 

そのセリンの言葉にその人物...念概那岐と呼ばれたその者は少し困ったように笑って言う

 

 

「そういう時は私の呼びかけに応えなくてもいいから時分の命...ひいては子供たち人間の助けをしてくれると嬉しいな」

 

 

「はっ...!! もしそのような時があればそう致します」

 

敬服するセリンを他所に、ディプシが問いを投げる

 

 

「それで、念概那岐(おおなぎ)様、本日はどのような任務を...?」

 

 

「あぁ、そうだった...忘れるところだったよ、君達にある子供の救済をしてもらいたいんだ」

 

 

「ある子供...ですか?」

 

その内容を聞いたセリンが聞き返す。

 

 

「そう、彼女はこの先、非業の死を遂げてしまう。それは運命でも寿命でもない...。だからその子を助けて欲しいんだ」

 

非業の死...。それを聞いて二人とも少し考え込む。

 

 

念概那岐(おおなぎ)様、その非業の死というのは、死因は分かっているのですか?」

 

ディプシが疑問を口にする。

 

しかし、念概那岐(おおなぎ)は首を横に振り......

 

 

「いや、残念だけどそれは分からないんだ。いずれ来るその非業の死からその彼女を助ける...それが君達二人に頼みたい任務さ」

 

『やってくれるかい? 断ってもいいけれど』と、念概那岐(おおなぎ)は問う。

 

二人は少し悩む......

 

概念神『念概那岐神(おおなぎのかみ)』による任務なんて滅多に貰えるものではない......。

 

ましてや自分達二人を指名して頼んでくるのは二人に期待していると行っても過言ではないだろう。

 

そんな思想があってかあらずか、セリン達は口を開く。

 

 

「分かりました、やらせていただきます」

 

 

「僕も、誠心誠意取り組ませていただきます」

 

そう言うと、念概那岐(おおなぎ)は顔をパッと綻ばせて微笑んだ。

 

 

「うん、やっぱり君たちにお願いして正解だったよ、すまないけど、彼女のことをよろしくね」

 

 

「お任せ下さい!! 妾が、いえ、妾達がしっかりとその子供を救済してみせましょうぞ!!」

 

そうして、念概那岐(おおなぎ)から依頼を受けた二人の天使は件の人物の情報を教えてもらい、地上に向けて飛び立つのであった




補足

概念神
拙作の世界観の原初神、世界構造の大元を創ったとされる全ての父

ARRKANGEL(アークエンジェル)
天使の中でも最上位、幹部と呼ばれる天使の総称
聖書等の出典からの参考

少女?
次回出ます(多分)

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