リナの星間貿易異聞録 第二期   作:ayasaki

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お待たせしました。
空想の第三部事業拡大編開幕です。
取り敢えず三話まで完成したので投稿していきます。


空想の第三部 事業拡大編
Pursuing my true self


 スマブル発売騒動後、地球が増産してくれている間にも時は過ぎていく。

 そうして4月となり、マルデアのガレリーナ社では、新しく入社する人達が初出社することとなる。

「今日から働かせていただきます、セイル・エイレンスです。

 よろしくお願いします」

 そう言って挨拶するのは、あの時の学園祭で出会った青年であった。

「本当に入社を決意してくださったんですね」

「こうやって縁が紡がれていくって体感するものなのねえ」

 私とサニアさんはちょっと感慨深く話す。

 同時に他の新入社員達も紹介されるが、そちらは中途採用やバイトで雇用された人だったりする。

 とはいえどもガレリーナ社の場合、バイトの人達もきちんと働いてくれてたら正社員としての雇用予定があるので、最初から正社員採用したのはエイレンスさんだけだ。

「今日のところは会社の案内と業務説明が中心だ。

 それとうちの商品説明についてだが、社外への流出禁止の機密情報は必ず守ってもらうことは誓約書に記載してもらっている」

 ガレナさんが全社員に通達しながら、今日の行動を説明してくれる。

「翌日からは研修しながら、実際に働いてもらう予定だ。

 ただ、エイレンスは学院でプログラムの授業も受けていたので、そちらの知識を業務の一環として勉強もしてもらう。

 今後の増員も検討しているが、今は専門知識を持った人材を募集する求人を出している。

 ただ、まだまだうちの実績を考えたら、すぐに応募が来るかは分からんから、頭の片隅に入れておく程度にしてくれ」

 そう言って、ガレナさんは新入社員達をメソラさんに任せて、自分の仕事に取り掛かりだす。

 メソラさんも早速任された新入社員達に説明をしだすので、私もサニアさんも取り敢えず自分の業務に専念する事とする。

「これでちょっとは仕分けとか事務処理が楽になるわね」

「そうですねー。でも今後もこの調子で増員したら、社内が完全に手狭になっちゃうのが」

「まあねえ、だけど安易に人増やすのも難しいわねえ。

 忙しい時は忙しいけど、場合によってはやることが無い人が出てくることもあるから」

 サニアさんが思い出すかのように語る。

「例えばどういった時なんですか?」

「魔法省で研究してた時よ。

 研究してる時はいいんだけど、研究内容によっては実験中は半分の人数だけで解決する場合もあったの。

 そうなると、残りはすることないから、真面目な人でも一時的に仕事する気失せたりするのよ」

「なるほど」

「まあ、うちならローカライズ化するのはいくらでもあるから、仕事としてはあるけど正確にローカライズしないとやばいし」

「それもありますけど、実は新しいゲームアニメ考え中なんですよ」

「そっちで翻訳?

 毎週投稿だから、確かに増やすなら人員いるわね」

「まあそうなんですけど、実は地球側でマルデアに出したゲームの中でリマスターアニメ作ってくれてるらしいんです」

 私が受け取っている地球からの連絡で教えてもらった内容だ。

 だけど、さすがにまだ制作が始まったばかりだが、その情報で地球では盛り上がっている。

 同時にそこからマルデアで更なる話題作りに出来るんではないかということも書かれていた。

「地球側も動きが早いわね。

 行く気はやっぱり起きないけど、なんかもう野蛮というより抜け目ないって印象の方が大きいわ」

 私が訪問してから帰ってきた時の事を毎回話してるからなあ。

 言ってしまえば商売相手として、物凄く誠実に相手してくれながらも、こちらの想像以上に稼ぐ機会は見逃さない感覚なんだろう。

 地球での商売形態も、私が行く前と比べたら様変わりしていってるらしく、オタクが集まる商業地区は地価が上がってるらしい。

 他にもリマスター・リメイクアニメやゲームで、昔のオタク達が情熱を取り戻してるそうだ。

 そのせいで個人が所有してて放置していた昔のお宝アイテムとかも、ネットのフリーマーケットで熱いらしい。

 物によっては倍以上の値段で買われているそうな。

 ここらへんの情報はゲンから時々教えてもらっている。

 ちなみにゲンは、昔やりそこねて遊べず仕舞いだったゲームが、ダウンロード販売されるだけで歓喜している。

 ただ、さすがに昔ほど時間も余ってないし、長時間遊ぶ気力も無いが、小遣いはあるせいで積みゲーが順々に増えているとの事。

 私の積みゲーはこの仕事をしている限り、一生片付かないだろうなあ。

 ……地球行くたびに参考資料として渡される大量のゲームソフト。

 ゲームだけど、私に渡していいのかと思うソフトも入ってたりするんだよねー。

 コンシューマー向けでヒットした元エロゲや、PCサイトで販売されてる過激なやつとか。

 多分全部チェックしきれてないやつもあるんだろうなあと思いつつ、そういうのはノートパソコンで遊んでる私だ。

 モニターサイズは定番の15.6型で、CPU・グラボ・メモリ・サウンドカードとか物凄い性能のようだが、私が使うとゲーム機だからなあ。

 あらわれしもの・運命の佇む夜・リテルバスターが面白いよ。

 あと恋と魔法とダンジョン潜って、学園生活楽しんでます。

 そっちも一応18禁のやつじゃなく、携帯機のほうでやってるから察してほしい。

 ただ、あれなシーン回避するために結構不自然なカットする時も有るから、そこだけは微妙に気になってしまうのだが。

 登場人物達でメイン以外の男女双方のキャラ達も特徴的で面白いです。

 ゲンもその作品を遊んでたらしく、ゲームとしても面白いという評価はしていたりする。

 さて、現実に話を戻すと、

「ん~と一週間後にドラマCD制作現場の見学。

 その間に私へのインタビュー1件。

 今後のゲーム販売での販売計画会議。

 税金に関する勉強会」

 確認するだけで大変だなあと、他人事のように思ってしまう。

 だけど、改めて考えるとどれもこれも必要な仕事だ。

 ドラマCDはいい。

 こっちはずっと進めたかったフルボイス化への入口だ。

 でもインタビューがきついんだよー。

 スマブルの売り切れ騒動の切っ掛けの1つとも言える、有名人さんの発信。

 楽しんでくれてるようで、とても好意的に話してくれたらしい。

 それは有難い事だし、自発的に発信してくれるなんて、会社からすれば拝みたい程だ。

 ただ。そのおかげでガレリーナ社への注目は凄い事となり、取材依頼が殺到してきたのだ。

 しかも、私という飛び級でマルデアの権威でもある魔法省に在籍している人間が持ってきた。

 その上で誰もが野蛮認定していた地球の商品。

 ……ぶっちゃけこの状況をガレナさんとエヴァンスさんが本気で危険視している。

 安易に取材を受ければ、何を書かれるか分からない。

 かといって、取材を全て断れば今後の為にもならないことは直ぐに理解できる。

 なので、まずは比較的安心できる企業であり、前々から取材依頼を申し込んでくれていた企業の依頼だけ引き受ける事にしたという流れだ。

 別に私もガレナさんも魔法省に対して、悪い感情は正直言って無かったりする。

 だけど、客観的に見たら変な想像して、質問してくる取材者がいてもおかしくないということだ。

「……本当になに言えばいいんでしょうか?」

 前世を話すなど論外だし、素直に行ってみたかったと答えたとしても、どうして行きたいと思ったか聞かれるに決まってる。

 新年度早々に頭悩ます事がいっぱいな私である。




NexTone楽曲の仕様コード入力。

独自解釈した和訳もいいよねw
https://www.youtube.com/watch?v=hu6hyDOn7xc

FEエンゲージで、DLCヘクトルからルナクラ指輪縛りに女性縛り追加。
一応15章までクリアしましたが、かなりグダグダ。
指輪上限解放の外伝クリアは現時点では無理と判断するしかなかった。
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