こういうお話を思いついて書けるのはゲンがいるからこそですね。
『ああっと、森本君とれない!』
「久しぶりに遊ぶと、本当によくできてるなあって感心するよね」
「原作の雰囲気をうまい事落とし込みながら、ゲームとしてよくできてるからなあ」
恒例になってきたゲンと遊ぶ日。
私とゲンは超人格闘サッカーゲームで対戦していた。
「ガキの頃でも漫画読んでた時は突っ込みの嵐やったが、なんだかんだで勢いが凄かったから物凄く楽しんで読んどったし」
「西ドイツのラスボス戦は大好きだね。
日本が最初にぼこぼこにされた相手だから、激闘を繰り広げるのはいいよね」
「実際、この漫画のおかげでサッカーは注目されるようになったし、プロも大好きと公言してる。
あとはツインシュートの真似したなあ」
タイミング合わないし、つま先で蹴るから結構痛かった。
「相手選手は吹っ飛ばすもの」
「シュート打つ時にブロックされるなら、どてっぱらを狙え」
「顔面ディフェンスは死にます」
「イエロー・レッドカードは作者の匙加減」
おかしい、凄くおかしいよね? この熱血スポーツ漫画。
でも、80年代の少年漫画らしかったし、皆かっこよく見えて好きなんだ。
まあ他にもギャグ野球漫画としか言いようがないのは、熱血碧山高校とかもあったなあ。
アニメを見ている最中は、視聴中はずっとおなか痛かったことを思い出す。
「実際、スウィッツで久しぶりにゲーム出したけど、俺的には原作を尊重してたと思ったわ」
「結構、酷評だったって聞いたけど」
「そら、あれはサッカーじゃないし」
「どう取り繕おうとしても否定できない」
ファミコム版・スーファム版を遊んでるときは、寧ろ必殺シュートやドリブルで敵選手をわざと吹っ飛ばして楽しんでたりもしたからなあ。
他にも思い出すのは、このゲームもドラクア同様に復活の呪文形式だったのだが……裏技なやつもあったことを思い出す。
同じ連載漫画のキャラ名のやつとか、全部同じ文字入力とかもあった。
ある意味、復活の呪文形式だと開発者達のお遊びが込められているから、あれはあれで楽しかったんだろうなあ。
でも、もう一度復活の呪文形式をやりたいかと言われたら、全力でお断りするけどね!
「1でこれやってると、ユース行くまでは主人公以外が必殺シュートを持ってないのは大変やったなあ」
「ユース編に突入すると、一気に必殺シュート打ちまくれるから気持ちいいよね。
……後のナンバリングだと日本をクラブ側で相手する時は、えぐかったなあ」
いくら自分が操作するとはいえ、モブキャラで日本相手にゴールできると少し悲しいものがある。
「まあ一番言いたくなるのは」
「ルール? なにそれ美味しいの?
ボールを相手のゴールに入れれば、なんでもいいのだよ」
「やな。
あの漫画は下手なバトル漫画より、バトル漫画らしかった」
……勢いって、設定とか辻褄とかより優先するものなのだ。
「あとは宇宙超人プロレスのタッグマッチも懐かしい。
必殺で遠距離ガス攻撃するのは反則」
「フロッピーディスクドライブの王子編は難しかったねえ。
でもドット絵でよくあそこまで完成度高いもの作ってたなあ」
「アーケードで格ゲーにしたやつは、ファンなら文句なしの完成度になってるのもあるで。
今の連載キャラを加えたので、また作ってほしいわあ。
しかも完成度上げてくれそうなアニメ絵で、製作中らしいから期待度爆上がりや」
「うわ、それは見たい。
ただ結構血まみれになるから、さすがにまだマルデアには難しいかな」
少しずつそういうゲームも受け入れてもらえるように土台づくりしてる最中だし。
「それ言うたら世紀末はもっとやばいけどな。
でも筋骨隆々のたくましい男が、己の肉体だけでぶつかり合うのはかっこええからなあ」
「その背景には、愛と希望と覇が詰まっている。
まさしくロマンがあった」
「……イケメンやなく男前。
いや漢というやつやった」
「そういや、なんで漢って読むんだったっけ?」
「さあ? ただあの時代の少年漫画でよくやってたし」
「戦国武将のやつとか、犬と熊のやつも燃えたなあ」
「うんうん、本当に戦死するからこその生きざまがかっこよかったし、だからこそもっとこのキャラ達の生き様を見たかったって思わせてくれた」
土佐犬と甲斐犬の戦死はまさしく納得いくものであったのだ。
続編は……うん、まあ、うん。
ただ、本当にあの時代の少年漫画は面白いのばかりだったので、色んな少年雑誌の発売日のたびに立ち読みする為に、本屋さんに週三回くらいは通ってたね。
単行本も全部買いたかったけど、お小遣いの兼ね合いで泣く泣く諦めた漫画もあったしなあ。
「他に思い出すのは、バトル漫画でなくギャグ漫画といえば」
「ロボットの女の子!
教師と生徒の怪盗!
五人組の学園!」
「そうそう!
全部腹痛くなってしょうがなかった!」
「いやもう、次のページどころか、同じページ内で何度ふいたか。
ギャグ漫画は想像力豊かすぎて、何やらかすか本当に想像つかない」
「あの安直なネーミングセンスが更に引き立たせてるような気がする。
でも、微妙にあってもよさそうな名前もあったしな」
「盆踊りでもロボットの子の音頭があって楽しかったねえ」
「その作者やとバトル漫画のほうが圧倒的すぎる知名度誇ってるから、今どきの子は知らんやろうなあ」
実際、私が物心ついたくらいに連載開始してる作品でもある。
あの時代は規制とか自主的にとかは緩かったから、結構なんでもありだったような気がする。
「お色気系統なら幻影少女とか気ままにメロンロードとかかな。
あとウイニングマン」
「こそこそと周囲を気にしながら購入して、部屋で隠れて読んどったわ」
「逆に堂々と読んでると豪語してたやつは、ある意味強者扱いでした」
男の子だからしょうがないんだ。
「そして、今も連載を続けているといえば」
「てめえは俺を怒らせた」
ゲンがわざと体の角度を変えて、私に向かって言う。
「いやもう、あの作者の名言は最高だよね」
「最早芸術としか言いようがないわ。
実際、一部のシーンやと絵画から発想を得たものもあったって、後で知ったわ」
「貴様、見ているな?」
「おらおらおらおら」
「貴様は今まで何枚のパンを食ってきた?」
「最高にハイッってやつさ」
「覚悟はいいか? 俺は出来ているぜ」
私もゲンもだんだんノリが出てくる。
よし、このノリならやれる。座って雑談していたけど私がおもむろに立ち上がれば、ゲンも理解して同じく立ち上がる。
そして、
『だが断る』
そう言いながら、私とゲンはあの有名なポーズをする。
うんうん、こういうノリじゃないとやれな、
「二人とも追加のお茶と饅頭やで~って、何やってんの?」
……コントみたいなタイミングでお母さんが入ってきたのである。
「……あ~、そのポーズはテレビでも見たことあったねえ。
懐かしいわあ。小さい頃は二人ともポーズ取って遊んどったもんなあ」
そうしてお母さんは微笑ましい表情になるが、すぐに退出していく。
残った私とゲンは少しの間固まっていたが、とりあえず座りなおす。
「……お約束やと思っておこう」
「そういうお約束はいりません!」
今、私は貝になってひきこもりたい。
星座も入れたかったが、うまくはさめなかった。
さて、皆様は元ネタ全て理解できましたかなw?
勿論本編あってこそですけど、こういうお話を入れるのは好きです。
・本編だと入れるの難しいゲームソフトのお話
・掲示板
・ゲンとだべり閑話
・漫画ネタ
タイミングとネタ次第ですけどねw