神木もようやくスカウト成功した速水も評価どうなるやら?
この作者の捕手に対する考え方がごっつ気になってますし、人間ドラマが凄い好きです。
新作アーケードの設置後、早速遊んでくれたゲーマー達の反響は好評だった。
新キャラでもあるヒーロー達も個性豊かだし、能力は超能力みたいなもんだし魔法みたいにも見えるおかげで、楽しく受け入れられてもらっている。
『ゴーグル扱いやすいわー』
『爪男のほうが面白くないか?』
『スタ2メンバーも派手になってていいぞ』
『ボスつええええ!』
『リウの超必殺を顔面にぶち込む快感』
『このヒーロー達だけのゲームもあるのかな?』
『スマブルみたいにコラボっぽいし』
『もしそうなら知りたいね』
『こういうでっかいボス好き』
『戦い方が全然変わるから、結構大変だけどな』
こんな感じでゲーマー達は新作アーケードに試行錯誤しながら、楽しんでくれているようだ。
そして、コレクションの準備をしている間にドラマCDの試作が完成した。
どんな風になってるかな?
イメージに近いかな?
ドキドキとワクワクが一緒になって、私の心を埋めていく。
時間に余裕のある社員が集まったところで、ガレナさんが試作を再生させる。
そこからの私は演じてくれる声優さん達の声を楽しみながらも、必死に吟味していく。
見学の時にはいなかった声優さんもいれば、そのままメインキャラを演じてくれている声優さんもいる。
BGMに関してはゲームのを使ってくれていて、雰囲気も大事にしてくれているのがよくわかる。
時々は微妙に違和感を感じてしまうシーンがあるけど、初めての試作ということを考えれば十分だと思えるほどだった。
その後、試作を聞き終わったメンバーは早速感想を言い出す。
「自分はいいなって思えました」
「声だけでも結構話してるキャラクター達の動きがわかるもんなんですね」
「寧ろ耳に集中するから声に悶えそうになったわ」
「やっぱりマルデア語になると更にキャラに愛着わきそうです」
ふむふむ、社員からの反応も悪くは無い。
「ただ、時々反応するタイミングがずれてるような気がしました」
「そうそう、自然に話してるはずなのに一瞬考えこんでるような?」
「悪くはないんだけど、2.3回そんな感じあったよね?」
おおう、私も気になってたところだが皆の細かい採点が凄い。
でも、販売になれば万単位のお客さんが聞いてくれる計算なんだから、これ以上に色んな意見が出てくるはずなんだから大事だろう。
だけど、これなら本格的な製作をお願いできると確信する。
今回は試作品だから正直に言えば、余程酷い出来栄えでも無い限り、まず完成出来るだけでも成功と思ってたからね。
あとは皆から出た意見を纏めていって、声優会社に正式依頼だ。
その後、改めて私はガレナさんと話し合う。
「試作と考えたら、私は十分合格点だと判断したがリナはどうだ?」
「同感です。思った以上によかったです」
「うん、私としてもこの会社に依頼してよかったと思えたほどだ。
これで正式な製作依頼に進めることにするよ」
満足そうに頷くガレナさん。
そうして幾つかのドラマCDをリストアップして、最終的に依頼をお願いする作品を決めていく。
同時に、本格的にゲームへの吹き替えも視野に入れることを考えれば、もっと協力してくれる会社が欲しいところだ。
ただ今回の試作依頼で声をかけたところは、この会社にファンがいたからこそだったからなあ。
そう考えると、まだ時間が必要かなと思ったのでガレナさんに言ってみると、
「そこなんだがな。
スマブル以降から少しだが各企業の態度が軟化していってるんだよ。
知名度が上がったことで商売相手として認めてくれた感じなんだ」
「でも有名人のおかげもありますよね?」
「否定は出来ん。
それでスウィッツに触れてくれる人が多くなったのは事実だしな。
だから、有名人には感謝も伝えてはおいたよ。
とはいっても、失礼の無い程度にしておいたがな」
影響力が大きいんだから、多分すり寄ってくる人も大勢いるんだろうなあ。
あういうのってすり寄っても、大して恩恵があるように思えないんだけどね。
「まあ、ガレリーナ社としては躍進していってるさ。
また新たに採用もしていってるから、次回の仕分けは更に楽になる予定だ。
というより、増員もそうだが事務所が手狭になりそうなんだ。
借りた当初はこんなに人を雇うなど考えもしなかったし、あの時の私に言っても信じないさ」
「今でも私は副社長って肩書に実感がわかないです」
「私は社長と呼ばれるから実感はあるが、リナは年下という面もあるのと親しみやすさがある。
だけど皆お前の行動力を見てるから、ちゃんと凄い人って思われているぞ」
そうなのかな?
私からすれば皆が力を貸してくれるからこそ、色んな事に挑戦が出来ているのだが。
だが、それを考えるとどうしても憂鬱になってしまうことがあるのだ。
それは魔法省の上司のこと。
「ガレナさん上司とどう話せばいいでしょうか?」
サニアさんとの会話で自分の未熟さを理解はしたが、それを理解するまでに年単位の時間を使ってしまっている。
確かに話す機会は少なかったし、殆ど放置されているのも分かってはいるけど、……改めて自分の行動を見返すと、忠告しても意味無いと思われてたんだろうなあと予想する。
言い方次第とはよく言うけど、フェルクルへ商売しにいくということを報告した時も、客観的に見れば売り言葉に買い言葉をやっていたとしか言いようがない。
「まずは謝罪だな。
社会経験を積んだことで、自分の行動を理解したからこその反省を伝えればいいだろう。
だが、これに関しては私も悪かったよ。
私はその上司と関係がなかったし、他の業務における魔法省関連では特に違和感がなかったから、リナと上司の関係性に注視していなかったからな」
眉間にしわを寄せて申し訳なさそうにするガレナさん。
魔法省関連の話題はあんまりしていなかったしね。
「ただ、その上司に関してだが、きっちり線引きはしているそうだぞ。
仕事はきちんとする人のようだから、リナが報告と相談をしたいから時間を下さいといえば、ちゃんと対応してくれるのは間違いないだろう」
「うう、気が重いです」
自分で蒔いた種だから、自分で解消するしかない。
情けないことを言えばガレナさんにも一緒に来てほしいところだが、今まで面識の無かったガレナさんに間に入ってもらうとかは論外である。
とにかく、私としては今まで通りに、地球親善大使とを続けさせてもらえるように願いながら上司と話す時間を申請する。
その後、販売が落ち着いた頃に面談が出来るようになるのであった。
星野信之・辻初彦とか一度は生で見たかったなあ。
そしてベイビーステップは未だにまだ続き見たかったなあって思ってます。