リナの星間貿易異聞録 第二期   作:ayasaki

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これにて切りのいいとこまで完成です。
今後の構想もまとめるのと、来週AC6やるから気長にお待ちください。


コレクション発売

 新作アーケード・試作ドラマCDなどで仕事したガレリーナ社は遂にコレクションの発売日を迎えた。

 今回はさすがにスマブル程の爆発力は感じないが、やはり新規のお客さんが増えたことで予約してくれている数字も大きくなってきていた。

 これなら、後々に考えている四コマ漫画も受け入れられやすい土台にもなるだろう。

 ドラクアのドラマCDもあるから、少しずつ商売の輪を広げている。

 そして新たな貿易商品も思いついたのだが、これはマルデアで商談をしないといけない。

 相手にも連絡は入れていて、上司との面談後に商談予定となっている。

 そんなこんなで、やる事が次々と押し寄せてくるけど、やっぱりゲームで楽しんでくれる人の声を聴くのが楽しくてやめられないね。

 ネットの反応を見ていたら、地球に対しても考えてくれてるから目に見える形で進んでいるんだなあって実感も出来るようになった。

 同時に今回のナンバリングでガレリーナ社は要望を受け入れてくれると分かったせいか、お客さんからの要望が増えたので、ガレリーナ社としても考えることができた。

 それは単純に言うと、DOOOOOOMのようなエグイゲームが欲しいという声。

 今までもそれなりにはあったが、音切草というホラーゲームを出したことで、そういう緊張感と恐怖感を演出するゲームもあると認識されたからだ。

 確かに私もあの配信で公表したから納得するけど、正直本当にえぐいやつはえぐいから大丈夫かなあと思うんだよね。

 なので、次のゲームは物語上の演出としてはえぐいところもあるけど、操作中は普通に楽しめるゲームだったりする。

 ただゲーム中もえぐいって言えば、最近のバイア・デッドリースペーシア・サイレンサーヒルト・デドバイデイライツ・ウィークリートゥダイなどなど。

 他にも鬱ゲー関連は……さすがにまだ考えられないね。

 いっそのこと、未発表ゲームで販売を考えてるけど躊躇ってるゲームの映像を配信してみるべきかなあ?

 でも下手に配信したら、閲覧注意と書いても苦情で済めば御の字と思えるような映像になりかねないんだよね。

 完全に見た目が異形や化け物とかならまだ現実感が無いかもしれないけど、人間タイプで生々しすぎる肉体損傷だと連想がしやすいから余計にグロさを感じてトラウマになるかもしれないからだ。

 一応配信じゃない形で、お客さんの反響を確認できる方法はあるけど、とりあえずは現状保留かな。

 そんな感じで今後の事を考えてたら、問い合わせ開始の時間になったので、気持ちは切り替えてお客さん達の対応だ。

 

『別に1から始めなくてもいいよね?』

「単体で完結していますので、どのナンバリングから始めても大丈夫です」

『偶にNPCに道塞がれるんだけど』

「ランダムで動くようになってますので、よけて対処お願いします」

『負けイベントって勝ったらどうなるの?』

「ゲーム次第でちょっとしたイベントはありますが、道筋は変わりませんよ」

『格ゲーキャラ達のフィギュア販売予定ありますか?』

「気に入っていただいてありがとうございます。要望のひとつとして受け止めさせていただきます」

『ドラクア6だと職業がありすぎて、選べないんです』

「まずは基本職業を楽しんで、そこから自分の好きな戦い方を理解していきましょう」

『Finalで熟練度あるみたいだけど、とにかく同じ武器使えばいいの?』

「同じカテゴリの武器なら装備交換しても大丈夫ですよ」

『格ゲーでコマンド通りに丁寧にスティック動かしてるのに必殺でないよ』

「スティックはスライドさせていますか? また入力時間がありますので、遅いとコマンド失敗になりますよ」

『初心者でも出来るコンボ一覧が欲しいです』

「弊社のサニアが行っている配信があります。そこで初心者向けのコンボを紹介しておりますのでご確認お願い致します」

 

 こんな感じで、今までのゲーマー達と新規の人達が混ざったような応対をしていく。

 中には説明書に書いてるぞと言いたくなるのもあるけど、説明書も何も読まずに遊ぶ人はそれなりにいたなあと思い出すよね。

 そういうゲーマーだと、中には知らず知らずのうちにに初見で縛りプレイやってるようなもんだし。

 縛りプレイといえば、ファイオーだなあ。

 成長率のいいキャラ・職・クラスチェンジ禁止は定番。

 不人気キャラ縛りとか武器縛りとかもあった。

 他ゲームでも有能キャラ不可は鉄板だし、道具・一部スキル・ドロップとか色々な縛りがある。

 事実、第一回末の日イベントで見せたゼルドのRTAは、今でも語り継がれている。

 実際に挑戦しているマルデア人もいるが、成果は芳しくないようだ。

 ある意味究極の自己満足でもあるし、次々と新作を出されたらそっちに殆どの人は気が向いちゃうからね。

 でも、そういう風に一つのゲームでずっと楽しんでくれる人もいてこそ、また新しいファンが増えていく要素もある。

 製作した人達でさえ知らなかったバグを発見して、そのバグを完璧に使いこなしたRTAを見た時は顎が落ちそうになったなあ。

 というより、メトル2であの炎さんに超低確率で成功する睡眠異常が効いた時に逃走したら、倒したことになるなんてどうやって見つけたんだろう?

 偶に販売後に製作陣営がこっそり広めることはあるそうだけど、それでもゲーマー達が自力で発見するのも多々だからなあ。

 バグを再現するために、無理やりリセットボタンとかカセット抜く発想なんて普通にゲーマには有り得ないというか、まずゲーム機とソフトが壊れないかで行動できません。

 また五郎右衛門では、バグが修正される前の製造ナンバーのをわざわざ探して買うような気合の入ったレトロゲーマーもいる。

 他にも子供時代は十数年先にプレミア価格になるなんて、一欠けらも想像していなかったし、ゲームさえできればよかったから、箱・プラスチック・説明書なんてボロボロにするか捨ててたよ。

 玩具だってボロボロになるまで遊ぶもんだから、発売当時500円程度の商品が現代だと未開封が10万円越えとか……誰が予想できたんだろうなあ。

 取り合えずそんなことを少し考えながらも、発売日の対応を終える私。

「は~、さすがに今回は違った意味で大変でしたねー」

「新規の人が増えましたから、また違った形で問い合わせもありましたね」

「会社のサイトによくある問い合わせは掲載してるけど、見ない人も結構います」

 同じく対応してくれた社員さん達も、スウィッツ販売初期の頃によくあった問い合わせを体験したようだ。

 そして、その後は発売初日対応後の定番になってきた食事会だ。

 恒例になってきたが社員さん達からは好評のようで、美味しいご飯が食べれるのもそうだけど新作販売だから問い合わせで色んな意見を貰うから、語りたくなる話題がどんどん出てくるので楽しいようだ。

 ガレナさんとしても、労いを具体的に表せれるし、社員同士が気軽に楽しく交流できるので会社としても歓迎できるとのこと。

 それとタクティクスオウグの応募も正式に発表して現物を当選者に届いたところ、当選者は物凄く喜んでくれている。

 特に開発者達からの寄せ書きはとても好評で、その内容に喜び、また拙いながらもマルデア語で書いてくれていることを褒めていた。

 あのガラスも写真を撮って発信してくれていて、これならまた機会があれば開催してもいいかなと考えれるほどだ。

 他にもガレリーナ社としては、正式に夏イベントを開催することを決めた。

 内容的には末の日イベントに近いが、今回は試験的なこともやってみようということにしたのだ。

 事実、地球側とメールでやり取りを重ねていて、イベントに必要な商品も準備してもらっている。

 そして販売からある程度経過したら、あの四コマ漫画を配信で発表予定だ。

 無事に受け入れられてもらえるだろうか?

 買ってもらえるだろうか?

 皆が遊んだドラクアの中で、こんな出来事があったかもしれないと脳内補完してもらえるだろうか?

 もしかしたら、これを切っ掛けにマルデアゲーマーの中に自分で発想したことを発信してくれる人が出てくるかなと少し期待している私でもある。

 与えられた物語だけで楽しむだけじゃなく、またそこから広がる世界観が見たくて、皆と楽しむ切っ掛けになってほしいと願うのであった。




販売まで20話。
次回もソフト販売まで何話かかるやら?
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