リナの星間貿易異聞録 第二期   作:ayasaki

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今回は書いてて特に楽しかった。
少し返信遅れてますが、すいませんがお待ちください。


はっちゃけたい

「商談が纏まってよかったですね。ガレナさん」

 エヴリウォーク社との商談を無事成功させた頃には、既にガレリーナ社は終業頃になっていた。

「そうだな。

 纏まるとは思っていたが、やはり時間は想定以上になったよ。

 この後に予定を入れておかなくて正解だった」

「でも社外秘になる荷物もありますから、帰社しないといけませんね」

「何もなければこのまま直帰か食事も考えていたかな」

 デバイスを立ち上げて、時間を確認する。

「ゲームする予定は無いんですか?」

「う~ん、それは考えるが少しのんびりしたいと思う」

 商談中は気を張り詰めていたから、休憩したいってところかな?

 そんな風に、ちょっと疲れたガレナさんと話しながら帰社する。

 そうしてガレリーナ社に戻るのだが、なんかいつもと違う。

「いつもよりビルの明かりの数が少なくないか?」

「ですね。もう終業時間は過ぎてますから、仕事終わってるならゲームしてるはずなんですが」

 あと、なんか静かなような?

「防音の魔法も使っていないか?

 あいつら、何をやってるんだ?」

 さすがに度を過ぎてるようなら怒らないとなと、ガレナさんが呟きながら一緒に部屋に入ると、

【胸いっぱい抱きしーめたー熱いトーキメキはー♪】

 ……社員の一人が熱唱していた。

 そして、周囲の社員たちはそれを聞きながら、デバイスをいじっていた。

 もしくは一緒に歌ったりして、楽しんでいるのがよくわかる。

「社内カラオケ?」

 ガレナさんはそれを見て、どう表現したらいいかわからない面持ちになっている。

「あ、二人ともお帰りさない」

 私たちに気づいたフィオさん。

「ああ、ただいま。

 それでこの状況は一体どうなってるんだ?

 いや、見ればわかるが」

 取り敢えず事情を確認するガレナさん。

「え~とですね。

 ちょっと社内で皆が好きな曲で盛り上がりすぎたというか」

「仕事中に口ずさんだり鼻歌してたら、歌いたくなったんっす」

 メソラさんも参戦してるようだが、なんとなく見えてきた。

「まあ実際今までにも時々歌ってはいたが、こんな形ではやっていなかっただろう?

 防音魔法もしてるから、迷惑が掛からないようにしてるようだが」

「はい。歌うだけならそういうお店行けばいいんですが。

 ゲームの曲だから社外秘になるので、そうなると社内しかなくて」

 皆きちんと社外秘だから守ってるけど、どうしてもやりたくなるとこういう行動になったというところかな?

「ふ~む。まあ理由に納得はしたが次回からは事前に教えること。

 配慮していたとはいえ、私が知ってるのと知らないとでは何か問題が起こった時に対処が変わるんだからな」

 注意はするようだけど、あんまりきつく言おうとしないガレナさん。

「ガス抜きは大事だからな」

 ため込まれる前に吐き出させるということかな?

「とはいえども、魔法を使わないといけないような事象は社内規定で基本禁止を加えておく。

 今回は社内レクリエーションということにするが、許可なく配慮が必要になるようなことはしないように」

 しかし、きちんと釘はさしておく。

【はい】

 皆が素直に返事するけど、いいのかな?

「ある程度は考えたうえでの行動だからな。

 雁字搦めにするより、行動の修正をさせたうえで今後に活かせばいいんだよ」

 無論、程度によるがなと付け加えるガレナさん。

 うーん私だったらとにかく迷惑になる可能性があるんだから、禁止させてたかもしれない。

「それでは次いってみようー!」

 テンションは変わらないけど音量は下げた社員達。

 そしてイントロが流れ出すのだが、最初の音で何の曲か理解できたよ!

【ひ~きさいた~闇が吠えー】

 サクラ大国。

 物語としては超王道ともいえる勧善懲悪。

 誰もがわかりやすいところに、恋愛要素も加えていた人気作だ。

 同時に思い出すのは当時大人気になっていた作者さん。

 ぶっちゃけ似たような物語を連発していて、馬鹿でスケベだけど性根は真っ直ぐな主人公を書くことが多かった。

 だから、当時では過激なお色気要素やギャグシーンなどでのはっちゃけ具合が凄くはまって、当時の少年たちの心を鷲掴みにしていた。

 特に人気だったのは爆熱ハンターだったかな?

 ノリ的にはもろに時代劇。

 私的には小説もいいけど、やっぱり漫画として見るのが一番面白かったね。

「わ、わたしたち正義のために戦います」

 あ、やっぱあの部分は恥ずかしがってる。

 うんうん、あれは一瞬でも正気に戻らないようにテンションのままに行かなければダメだろう。

 そういうところでも声優さん達が大真面目に演じてくれてるからこそ、楽しいからなあ。

 でも、その後は皆でサビの部分を熱唱して歌いきっていく。

 次は何かな?

 って!? 元エロゲのやつ----!?

【紫にけむ~る町を見下ろしながら】

 いや歌いたくなるのは凄い分かる。

 物語としてもゲームとしても、これは良くできていてコンシューマーでも問題なく売れた作品。

 他にもバルディアシリーズOP曲にも定評があって、シリーズ全体通して名曲が多いのだ。

 ただ、歌ってるところが当時はエロゲに入ってることが多かったので、知る人ぞ知るという感じだったらしい。

 しかし、元エロゲだったことを知ってる私とすれば、少しハラハラしてしまう。

 でも、普通に歌はいいんだよね。

 実際、動画のお勧めで出てきたから気に入ったら、実はエロゲOPでしたってのは偶にある。

 そして次の曲に行くと、

「夜空をか~ける流れ星を今」

 おお。テイルズオブ。

 本当にこれはあのシリーズ屈指の名曲だよね。

 もう一つのOP曲と相まって、主人公とヒロインの心情を歌っているのもいい。

 このゲームの販売も勿論考えているけど、アニメ配信もいいよね。

 ただ、今の調子で行けばマルデア語でやれそうだしなあと、ちょっと色気出してしまいそうなのだ。

 あ~はやくフルボイスにしたい。

 そんなこんなで皆がお気に入りのゲーム曲を歌っていくのだが、中にはゲームと関係のないアニメ曲やPOPも入っていく。

 それどころか演歌まで歌ってるし。

 本当にうちの社員は地球の娯楽関連に馴染みすぎである。

 そして、

「リナさん、いってみましょー!」

 私の番になった。

 っふ、ならば当時思いっきり笑いながらもはしゃいだ、あの曲をいってみますか!

【奇跡おこせ戦場にお~くれた~勇者た~ち~】

 漫画やアニメだからこその演出がふんだんに組み込まれて、後に様々な活躍をしてくれた若かりし頃の声優たちが介していた、あの野球アニメの名曲を。




今回はここまで。
あんだけゲームはまってたら絶対に歌いたくなってます。

さて、皆さん全部脳裏に曲が流れてましたかw?
コードはきちんと入力したから問題ないはず。

使用楽曲コード:01580027,04784472,07566131,08945292,10967419

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