リナの星間貿易異聞録 第二期   作:ayasaki

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プリンセス/ファランクス。
ウォリアー/ゾディアック。
この二人にアイギスとナホビノの容姿投入。

……3DSのX売るんじゃなかった。


勉強

 手を動かして、答えを書き込む。

 そうすると、書き込まれた時間と手が止まって考えていた時間から、自分がどれだけ身についてるかを計算したデバイスが、次の問題を表示する。

 分からなくなったら次の問題へ飛ばしてもいいし、ヒントを出させて頑張るのもいい。

 とにかく頭を回転させていって、問題を解くことに慣れていくように書き込んでいく。

「あと5分」

 ロロア姉さんが残り時間を告げてくれるが、私としては余り気にしてはいない。

 残り時間を告げるのも、ちょっとした圧をかけられても焦らないようにする為だ。

 それも慣れては来ていて、前回よりは答えを書けているのだから。

 そうして、私は問題を次々と解いていって、今日の勉強を終わらすのであった。

「お疲れ、ニニア。

 この調子なら志望先には行けるんじゃないか?」

「うん、学校の先生も大丈夫だろうって。

 ただ、やっぱり魔法技術も頑張ってほしいって言われてる」

「うちの家系は正直なところ、魔法の才能は乏しいからなあ。

 才能がモノをいう職業は、今のマルデアにおいては学園の実績として分かりやすい。

 今のニニアの学力に魔法がついてきたら、更に上のランクを推薦できるからだろうな」

 実際に働いているロロア姉さんとしては、先生の思惑は分かりやすいんだろうなあ。

 でも、私自身はもう魔法についてはある程度は折り合いつけちゃったし。

「それでもニニアは頑張っているさ。

 私と比べれば志望先も明確だから、張り合いもある。

 正直に言えば少し羨ましいくらいだ」

 その言葉には、実際に苦労してきたロロア姉さんの本心が見えてくる。

「まあ、それはともかく」

 ただ、まあこうやって私の勉強時間に付き合ってくれるのは、

「さあ対戦をしよう」

 その後に、格ゲーで対戦をするからなんだけどね。

 早速スウィッツの電源を立ち上げて、格ゲーコレクションを選ぶロロア姉さんである。

 ちなみに自宅用と私との対戦用で、専用コントローラーを追加で購入している。

 同時にコントローラーにブランコの絵を自前でデコっているので、独自の凝り性がいかんなく発揮されているロロア姉さんである。

 そして実際に対戦をするだけど、全部私の勝ち。

「いや、だからねロロア姉さん。

 大技狙いたくなるのは分かるけど、まずコンボをしっかり出来るようにならないと」

「しかし、小技ばかりではダメージの減りが少なくて、スカッとしないんだ」

「大攻撃だと、隙が大きいからガードが間に合っちゃうの。

 その点、小攻撃だと当てやすいから、相手のミスにつけこむことも出来るから大事なんだってば」

「ぐぬぬ、攻撃こそ最大の防御というのが」

「まず、ロロア姉さんはガードもきちんと出来てないの。

 硬直中でも入力は受け付けてるんだから、先行入力を確実に成功させること」

 ロロア姉さんってゲームだと細かい事考えたくないみたい。

 もしくは好きに遊べるから、自分が思いついたことはとにかく実行したいというところだ。

 ドラクア5でも、普通ならスルーするカジノの最強武器を無理やり手に入れて楽しんでたし。

 それに根本的にアクションゲーム関連も下手の横好き。

 なので、じっくり遊べる一人プレイのゲームのほうが楽しめる人なんだろう。

 でも、それは向き不向きと考えればであって、本人的にはアクションゲームも好きということだ。

 RPGコレクションも買って遊んでるけど、やっぱり格ゲーをやる時間のほうが多いみたい。

「そういえばニニアはRPGは何故買ってないんだ?」

 ……うん、ロロア姉さんに他意は無いだろう。

 でも考えてほしい。

「姉さん、私が受験生だって分かって言ってる?」

 私は学生なんだから、そこまでお小遣いに余裕があるわけじゃないんです!

「ニニアは私と違って、自制が効くだろう?」

 しかし、ロロア姉さんは金銭感覚がずれてるから、私の懐事情を理解してくれていない。

 それに私はヒーローVSスタ2にも消費しているのだ。

 あれから時々ナゴロさんが来るようになり、その時はやはり予定以上にコインを投入してしまう。

 ただ、学生の私としては結構痛い出費になってしまう。

 ……ナゴロさんが付き合わせてる部分もあるから、私の分も出してもいいよという雰囲気を見せてくれてるけど甘えてはいけないのだ。

 ちなみにナゴロさんも新作は両方買ってるけど、格ゲーばかり遊んでてRPGのほうは未開封でほったらかしてるとか。

 まあ末の日みたいなイベントが来たら、今度は奪い返すと煽られてるのだが。

 取り敢えずロロア姉さんに反論する。

「自制出来るようにしてるの!

 私だって何も考えずに思いっきり遊びたいし、RPGだってやりこみたい。

 でも、そうなると時間がいくらあっても足りないの」

「……貸そうか?」

「私の自制心を揺らがす誘惑が!?」

 まったく、本音だけ言えば貸してほしいの。

 ラナはRPGだけ買っていて、のんびりと楽しんでいるし、今までに登場していなかったモンスター達に一喜一憂している。

 ただ、ラナも受験生だから遊びすぎてたら、両親に怒られてしまったそうな。

 それ以降はゲームを取り上げられないためにも、必死に自制心を鍛えている。

 ……男子は何も考えずに遊んでる子もいるけどね。

「だけどニニアの目標はガレリーナ社への就職なんだ。

 ゲームをしてるっていうのも評価に追加されると思うんだが」

「……なるの?」

「他の会社なら関係ないが、自社への商品愛にも繋がるところではある」

「う~ん。でも募集内容の業務ではそんなの関係なさそうだよ?」

「バイトと正社員採用は全然違うさ。

 バイトはあくまでも期間限定。正社員は長期的な視点の戦力だ。

 愛社精神のある社員は会社にとっては、やる気があるから育てる気にはなる」

「バイトかあ。

 正直に言えばガレリーナ社のバイト募集を見た時は、応募したいとは思ったよ」

「私もガレリーナ社に転職を考えたことはある。

 ただ、今の安定した収入を捨てるには流石に踏ん切りをつけられないさ」

 そこはやっぱり難しいんだろうなあ。

 ゲームをするようになってからのロロア姉さんは、明るくなって行動的にもなっていった。

 無計画なところもあるけど、以前の鬱屈とした日々を過ごしていた時と比べれば、今のほうが安心できるとお母さんは言っていた。

 私もなんだかんだで親戚に共通の趣味の同士がいるのは嬉しいし。

「まあ、単発的な仕事なら応募してみたいところだな。

 それなら本来の業務に支障は出ないようにできる」

「可能性があるとしたらイベントの時とか?」

「そうだなあ。

 イベントでは人手が必要だから、その時だけのバイトはもしかしたらあるかもしれないな」

「夏休みとか?」

「事前にバイトする日が決まっていたらいけると思うぞ」

「末の日はさすがに無理だけど、夏休みで数日だけならいいかも」

 さすがに受験近くなった年末は、息抜きならともかくバイトは考えれない。

 でも夏休みにイベントがあればいいなあと思うけど、偶にはラナや他の友達とゲーム以外で遊ぶ計画も考えてもいいかもしれないと思う私だった。

 なお、ロロア姉さんは私の助言を聞いても、上手く操作できずに私の体力ゲージを1/3も削れることなく全敗する。

 ……ジャンプ中に必殺コマンドも全然成功できないので、しょ~る~けんであっさり迎撃できてしまうからである。

 他の格ゲーも遊んでみるけど、結局はきちんとガードやコンボを活用しきれないロロア姉さんであった。




ようやくロロアさん登場させれた。
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