リナの星間貿易異聞録 第二期   作:ayasaki

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キン肉マン最高ですね。
OP曲はループ再生して聞きまくり。
ネットフリックス契約しといてよかった。


閑話 爽快感

「敵将、討取ったり~」

 必殺技でとどめを刺して、モブ将を排除完了。

「こっちもあともうちょっとで城門解放できるから、合流しようか」

「了解」

 ゲンと協力プレイしているのは、あの三国志を題材にした人気アクション。

 初めてこのゲームを見た時は、三国志のイメージを完全にぶっ壊す内容だったことに驚いたものだ。

 しかも開発元が歴史ゲー会社だったのだから。

「しっかし、本当にどういう発想からこんなゲーム思いついたんだか」

「まあなあ。俺も当時はあんまりにもあんまりなキャラデザや独特過ぎる攻撃に呆れたわ。

 でも遊んでみると文句なしの爽快感で面白くてなあ」

 ゲンの意見には同意するしかない。

 一人で数百もの敵を倒す爽快感は凄まじく、戦場の全てを自分が覆していく快感はとてもいいものである。

「ある意味、ここまで発想がぶっ飛んでくれると、最早完全に別物と切り替えれる。

 日本の戦国時代バージョンもあるし、色んなバージョンが派生したしな。

 新しいジャンルを作ったともいえるで」

「なるほど~」

 っと、無事合流完了。

 ちなみに私は夏侯惇。ゲンは関羽である。

「さて……お互い使用キャラは育成中やから無理せん方がいいが聞こう。

 ……挑戦するか?」

「やらいでか」

「やろうなあ。言うとくけど十中八九やられるからな?」

「この時に挑戦するからこそ楽しいと思うのだよ」

 分かる人なら分かるだろう。

 虎牢関の戦いだ。

「このステージの呂布は半端ないから、下手したら一撃で死ぬからなー」

「ある意味それでこそ挑戦のし甲斐があるってもんさ」

 そして目的のイベントシーンが発生して、呂布が登場する。

 いいねえ、こういうイベントが挟まれると気分が盛り上がるよ。

「ちなみに呂布の親衛隊もモブ武将より硬いから、場合によっては削るのも手やけど」

「こういうゲームでやる事は決まってるでしょう♪」

「敵将突貫!」

「引かぬ媚びぬ顧みぬ!」

「男のロマンに後退という文字は存在せぬ!」

「退路は敵陣中央突破のみ!」

 こういうノリで突撃をするのが楽しいのである。

 そして他の有名武将も合わさって、呂布に対して数の暴力で倒そうとするのだが。

「でえ!?」

「まあそうなるわな」

 呂布の必殺が発動した瞬間、複数のNPC武将が撤退するのであった。

 ゲンは上手い事、同じように必殺を使うことで防御をする。

 そして鍔迫り合いからの連打をして、何とか呂布のバランスを崩してくれるが、ぶっちゃけ呂布のHPは殆ど減っていない。

 ちなみに私の夏侯惇は既にHPが真っ赤である。

「ゲージ満タンにしといたほうがいいぞー。

 最悪必殺使って回避できるから」

 ゲンが助言してくれるが、そんな余裕はない!

「ハメるんやったら浮かしてコンボ決めて反撃されんようにするけどな。

 後々のシリーズならカウンターもありやが、2はカウンター無いし」

 そう言いながら、ゲンは呂布の後方に回って、呂布の態勢を崩そうとしてくれる。

「チャージ技でなんとかするけど、それでも復帰されたら一時撤退必須やぞー」

 油断したら一瞬でやられる緊張感も楽しむべきなのだ。

 しかし、本当に中々呂布のHPは減らないのに、味方はあっという間に崩壊していく。

「3やったか4やったかの下邸城戦もえぐかったなー。

 この状態の呂布を倒すのが必須やったのに、殆どの武将がぶっ飛ばされたし」

 ゲンが思い出を語るが、こっちはそれどころではない。

「やばいやばいやばい。まだゲージ貯まってないのにー!」

 浮かしていた呂布が復帰する。

「よし戦略的撤退」

「合点承知」

 逃げた瞬間、呂布が必殺発動。

 何とか攻撃範囲から逃げられたが、本格的に味方NPCがいなくなっていく。

「弓のチャージ技当てて、棒立ちさせるからもっかい突っ込むぞー」

 宣言通りにゲンが呂布に攻撃を当てたタイミングで、私はもう一度突っ込む。

 しかし、

「あ」

 呂布の護衛の攻撃を食らってしまう。

 そして、そのままHPは0となって攻略失敗となるのであった。

「……やり直すか?」

「次は無視しよう」

 やり直した結果、無事に董卓をボコってクリアーする私とゲン。

 しかし、呂布を倒せなかった事が正直心残りとなってしまう。

「シリーズ全部でこの時点の呂布は、ガチで最強やから気にすることないで」

「弱い時に挑戦するからこその意義ってやつだよ」

 そこはキャラが強くなって倒すのと、自分の技量で倒すのとでは意味が違うからである。

「死にゲーもそういう達成感あるのと一緒に近いからなあ」

「ゲームを深く知り、自分なりの考え方が正解かってことだし」

「せやなあ。

 でも、このアクションゲームでそんな細かい事考えんでいいとは思うけど」

「それもそうだね。

 しかし……pratstathic1やSAGAサターンがレトロゲーム扱いは納得してたんだけどさあ」

「praystathic2もレトローゲー扱いと聞いたときは、俺も凹んだ。

 ……確かに客観的に考えたら20年以上前に発売したゲーム機やもんなあ。

 そらあ、レトロゲー扱いされても納得は行くんやが。納得は行くんやが!」

 感情的には納得いかないゲンだが、私としてはユウジとしての自分が死んだ数年後のゲーム機だから、当時だったら超ワクワクしながら購入しようとしていただろう。

「ゲームだけじゃなく、ビデオが見れたのもでかかったらしいしね」

「ああ、当時はDVD再生出来るってのも大きかった。ゲームだけじゃないから、DVDレンタルしてみたりした。

 VHSも懐かしいなー。

 当時はもう一度見たいアニメを借りにいったもんや」

「レンタル屋だとゲームソフトも売ってたから、必死に中古で面白そうなものも探したよね」

「ゲーム雑誌で新作情報は追っかけたよなー。

 でも、中には宣伝もせずにひっそり発売されたのもあるし」

「ゲーム業界は常に群雄割拠時代ともいえるからこそ、凄い発想が出てくるのが楽しい」

 現代では、大作を作ろうとすれば莫大な時間と費用と工数が必要。

 しかし、同時にゲームとしての面白さはそれだけじゃないとばかりに、インディーズで自由な発想を展開していく人たちもいる。

「まあ、このアクションゲームに似た形でカプケンが作った戦国バージョンやった時は、抱腹絶倒もんやった」

「そっちはまだやってないけど、そんなに凄かったの?」

「滅茶苦茶ぶっ飛んでたし、それ遊んだ女性プレイヤーの一部が話題になったほど。

 でも、ゲームとしてはちゃんと面白かったから一世風靡してたで」

「ほうほう、それは興味惹かれるねえ」

 そうして、私は地球から提供されたゲームソフトの山の中から探し出して、目当てのソフトと入れ替えて遊びだす。

 その後、ゲンが言っていた通りに画面一つ一つでぶっ飛んだ設定とキャラデザを確認しながら笑ってプレイするのであった。




このゲームやった時は、諸葛亮・司馬懿の攻撃で爆笑したなー。
戦国のほうは、伊達政宗が英語ではじけすぎてて、笑うしかなかったですよ。
忠勝もロボってなんですかいw?

来年発売予定の新作も気になるところです。
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