リナの星間貿易異聞録 第二期   作:ayasaki

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ようやく4話分書き溜めれたので予約投稿します。
それと最近知った漫画が楽しくて、速攻で電子書籍購入しちゃいましたw

デベロッパーズ~ゲーム創作沼へようこそ~


夏イベントに向けての準備段階

 さて、修練を行った翌日。

 私はいつも通り会社で仕事をするのだが、今日はいつもと違う。

「リナ。後ろ結んであげるわ」

「お願いします。サニアさん」

 現在、私はコスプレをしようとしているのである。

 衣装としてはテイルズオフのOPアニメで箒に跨って登場しているあの子。

 他にもサクラ大国のヒロインも考えたけど、お客さんも知ってるキャラのほうが馴染みやすいと考えたのだ。

 普段なら着ることを考えさえしないような衣装なのだが、実は今度の夏イベントでお客さん達にゲームキャラの衣装を楽しんでもらおうと思ったのだ。

 前回、末の日の時もネタ台詞衣装も用意して楽しんでくれていたから、同じゲーム仲間が集まる会場なら雰囲気づくりになって楽しんでもらえるんじゃないかなと思ってね。

 この場合、似合う似合わないは確かにあるだろうけど、いつもと違う体験が出来るっていうのはいいかなって考えた次第だ。

「リナの髪は手触りいいわねー。

 それにいつもは下ろしてるから、こういう風に髪型変えたリナは新鮮だし可愛いわ」

「見た目変更だけですが、お客さんに分かってもらえるか心配です」

 キャラは好きだけど自分の体形と違いすぎたら、もう別人扱いだと思うけど。

「そこまで気にしたら仮装も楽しめなくなるわ。

 こういう時は似合う似合わないより、自分が楽しめてるかのほうが重要じゃない?」

「でしたら配信でサニアさんもコスプレしましょう」

 巻き込まねば。

「……ア、アクセサリ程度で勘弁してくれない?」

 逃がさん。

「じゃあ仕事着みたいなのとして、モム鉄バージョンのお姫様衣装にしましょう」

 意図的に笑顔を作って、私の圧に負けたサニアさんが肩を落としながらも確保完了。

 私一人だけがコスプレさせられてなるものか。

 コスプレも文化ということで私が宣伝役になって着るのは承知した。

 しかし羞恥心はまだ捨てきれないんですよー!

「だったらサクラ大国の副隊長のほうにさせて!? そっちならまだなんとか」

「販売予定はありますけど、まだ時期は決まってないのを何着も着たら、お客さん達が勘違いしちゃうでしょう!」

 他衣装としてはドラクア衣装とかもあるけど、結構際どいのだ。

 やっぱり魅せるためにも露出面積が多いから、さすがに選択肢には入れられない。

 それと今回は別の従業員がマルオの中身に入って、接客予定となる。

 いつもはメソラさんだけど、マルオをやりたいという意欲的な従業員が何人も出てきたからだ。

 この積極性をガレナさんは肯定していて、メソラさんにはバイトを纏めてもらう予定である。

 実際、ガレナさんはメソラさんをかなり重宝している。

 数字に強く好奇心旺盛・性格的にも明るくてあっけらかん・コミュニケーション能力も高いし柔軟な思考の持ち主。

 言葉遣いは少し特徴的だが、それもちょっとした個性となる。

 ゲームで例えるなら、人員配置が必要な時はどこに配置しても一定以上の成果を発揮しながらも不和を齎すことがない。

 あれだね。

 戦国武将で例えるなら織田信長の武将配下にいた丹羽長秀に近い。

 信長から米のように欠かせない存在と言われて、米五郎というあだ名を付けられるほどの人材ってやつかな?

 ちなみにガレナさんとメソラさんはバイトに応募してきた人たちと面談をしている。

 想定以上に応募は来ているのだが、やはり対人対応に問題が無いかが一番重要なところだ。

 卸先以外だと、基本的にお客さんへの顔出ししてるのは私とサニアさんという配信係のみ。

 他の従業員だと問い合わせ対応部署のフィオさん達くらい。

 つまり、こういうイベントでしかお客さんはガレリーナ社の従業員と触れ合うことがないから、接客態度は特に重要となるのだ。

 ただ、応募してきた人員の中で既に採用決定している人もいる。

 それはニニア・クロムケルさんだ。

 末の日の格ゲー大会二代目チャンピオンであり、ガレリーナ社へ将来的には入社希望という現時点で凄く有難いお客さん。

 卒業時点で雇ってもいいんじゃない? と私は思ってしまったが本人的にはもっと勉強してからのほうが役に立てるということで進学らしい。

 ガレナさんも採用については同意してくれるが、一番若い時に勉強するほうが将来の為になるとのこと。

 そしてもう一人は同じくロロア・クロムケルさん。

 ニニアちゃんの親戚だが、この人も熱狂的なファンだった。

 末の日は日程的に都合が悪いため参加できなかったようだが、今回の夏イベントでは有休を使ってまでバイトしてくれるという。

 ガレリーナ社側としても、現役社会人が参加してくれるのは有難い。

 やはり社会人だと柔軟な対応は身についているだろうから、臨機応変な動き方が出来る人材というのは、管理する側からすれば助かるからね。

 ちなみに私がブラームスゲームセンターで見たケダックは、この人が関わっていたと知った時は驚いたよ。

 趣味で自分の好きなキャラを製作する人はいるだろうけど、大の大人が一抱えするような大きさのを製作するなんて想像もしていなかったし。

 そうそう、そういった点から一部コーナーにお客さんが製作したものの展示もする。

 ニニアちゃんも描いてくれてたらしく、展示の許諾してくれた人達の作品に限定されるが、展示スペースを用意している。

 実際、ファンが製作してくれた作品は見たいよね。

 とはいえども今回の目玉の一つはスマブル大会だ。

 勿論格ゲー側もあるのだが、正直なところ主催者側としては、新チャンピオンが毎回出てくれる方が盛り上がって有難いという面もある。

 そういった点からすると、ニニアちゃんはバイトで主催者側となったため、純粋な参加者ではなくなってしまう。

 でも、こうやって参加者から主催者側になってくれるっていうのは、それだけ好ましく思ってくれているのだから有難い事である。

 他はいつもの限定販売・飲食・休憩も用意しているけど、スペースは多めにした。

 イベント参加してくれるお客さんも多くなってるし、会場も末の日より大きいからね。

 いつか、地球では当たり前みたいになった声優さんによるイベントとかも、盛り込めるようになるのかなあと考えたりもする。

 ……もしくはマルデアの歌手の人に、歌ってもらえたりするのかも。

 有名人さんもディアボロスは当然のように購入しているそうだが、マルチプレイしたいけど有名人だからこそ反対にマルチプレイが気軽に出来ないそうな。

 ……依頼したらゲスト参加してもらえそうだけど、依頼料高いんだろうなあ。

 相場も分からないし、ある意味馴れ馴れしい形でお願いするわけにもいかないから、企画としては考えたりするけど、遠慮するべきとは思ってしまったりもするよね。

 ちなみにディアボロスは口コミにより、少しずつ販売数が上昇していっている。

 発売当初は映像から忌避感の方が勝っていても、興味がなかったわけじゃないお客さんも多かったようだ。

 その為、先に遊んでいたプレイヤーの評価は確認していて、軒並み高評価の感想が多いことで購入を決意したお客さんも一定数となっていた。

 ……これならイベントで試験的に導入するものの評価次第で、前から考えていたやつをお客さんに提供できるかもしれないね。

 その為、参加予定のお客さんにはスウィッツ持参を自主的にお願いしていたりする。

 勘のいい人なら、この情報だけでガレリーナ社が何をしようとしてるか分かるだろうなあ。

 そんなこんなで私達ガレリーナ社は夏イベントに向けての準備をするのであった。




同人だと月姫思い出しますねー。
あと、LEAFキャラを格ゲーにした製作所とか。
いつの間にやらゲーセンに設置されていた時はびっくりしました。
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