リナの星間貿易異聞録 第二期   作:ayasaki

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PC版地球防衛軍6にて追加ミッションDLC販売。
オンライン先のサイトだと発売日に売ってたのに、スチームでずらす意味は何なんだろう?
まあ両方のDLCは買う予定ですが、……MOD入れると回収が楽だわー。
私は現時点ではオフラインのみですw


現場準備

 夏イベント開催前日。

 ガレリーナ社メンバーとバイト参加者によって、会場のセッティングの最終確認を行っている。

「スマブル大会用の予選に使うスウィッツは問題なく稼働できてます!」

「参加者の通り道に配線が無いようにね」

「本選用の巨大モニター設置完了です」

「設置後の固定もしっかり頼む」

 かなりの参加者が予想されるので、社員が指揮しながらバイトさん達に指示をしていく。

「無線でプロコンは用意しなくてよかったんですか?

 自分は普段そっちでやるんで」

「本当は用意したいんだが、不特定多数の参加者が一気に参加する。

 となると、高確率で違うスウィッツに繋がるんだ。

 数十台もスウィッツが並んで、どのスウィッツに反応したか確認できる時間もないし」

「あ~、そりゃ無理っすね」

 バイトさんからの疑問に応える社員の言葉に、バイトさんはそうなった時の事態を想像できてげんなりとした表情となってしまう。

 開催側の立場としては、滞りなく進んでほしいから、出来ればややこしい事態になるようなのは避けたいのだ。

 確かにプロコンで慣れちゃってる人には厳しいかもしれないんだけどなあ。

 あと、普通のボタン配置でなく個人が使いやすいように設定してたりとか。

 でも、そこまで細かく対応しようとしたら確実に予定時間に終わらないから、そっちのほうがお客さんに迷惑かかるだろうから、ある程度の線引きが必要となってしまう。

「こっちの機器設置完了しましたー」

「了解、次は限定販売用の商品展示手伝ってくれる?」

 他にもアーケードなどの設置をしてくれていたバイトさんも、商品数が増えてきた展示を手伝ってもらう。

「飲食コーナー・休憩場所もテーブルと椅子の設置はもう少しで終われます。

 その後は掃除用具どこに置いときますか?」

「当日は食べこぼしやゴミも出るでしょうから、コーナー担当の人が決めてもらって大丈夫です。

 ただ、お客さんの動線に入らないようにね」

 そうだねえ、スペースは多めにとることで動きやすくするようにしてるけど、やっぱり想定外のことが起きるだろうしなあと考えたりするよね。

「リナー。

 キャシーが来たから、飲食場所案内お願いー」

 っと、壇上で準備していたのだが、協力者であるキャシーさんも準備に来てくれてるのだ。

 既にガレナさんも毎回協力してくれているキャシーさんに挨拶は済ませているが、キャシーさんも会場が変わってるから、想定通りに会場で動けるか確認が必要だしね。

「リナさん、お疲れ様。

 やっぱり会場が広くなってるから、準備が大変そうね」

「キャシーさん。

 いつも協力ありがとうございます。

 お店の設置は既に終わってますので、確認お願いできますか?」

「ええ、その為に来たんだしね。

 あと、予定してた大きめの展示物も持ってきてるけど、もう設置してもいいかしら?」

 そう言いながら、キャシーさんが持参してきた縮小ボックスを軽く叩く。

「お任せします。

 事前に聞いていた配置にはしていますが、細かいところの調整はお願いします」

「大丈夫よ。

 持ってきたものは日持ちするものだし、埃もつかないように魔法でコーティングしてるもの」

 そうして挨拶後のキャシーさんも自分のコーナーで準備に取り掛かっていく。

 他にもモント食堂の店員さんも後で来る予定だ。

 う~ん、今回の結果次第では他の飲食店への協力もお願いしないといけないかなあ。

 お客さんが一斉に飲食はしないけど、もう2店舗だけでは対応できないかもしれない。

 とりあえず、キャシーさんがお店の最終確認をしていきながら、展示予定の品も設置していく。

「ニニアちゃん。

 アーケードのほうは問題なく稼働できてる?」

「はい。スティックもボタンも問題なさそうです。

 掃除もしてますが、もう少しで終わる予定です」

 っと、ニニアちゃんもてきぱきと動いてくれている。

 格ゲー二代目チャンピオンであるニニアちゃんだから、コントローラーの調子が悪いのは多分他のゲーマーより敏感だろうしね。

 なので、ニニアちゃんには設置したアーケード台やジョイコンの調子を見てもらいながら、掃除をお願いしていたりする。

 そして親戚であるロロアさんには、

「よし、この位置が一番見栄えがいいと思います」

「なるほど。少し光を当てることで、色鮮やかに感じますねー」

 販売コーナーで商品の展示場所を決める担当をしている。

 聞くところによると、ロロアさんはスウィッツやコントローラーにちょっとしたデコレーションをしていて、結構独特なセンスの持ち主だったりする。

 ただ、その分色々弄ったり、無ければ作るという考えがあるそうだ。

 そこを聞いたとき、私としては行動力がある人なんだなーと感心したけど、同時に結構お金遣いはだらしない。

 ……限定販売品を見た瞬間、全部購入しようとしてニニアちゃんに止められたからね。

 どうやら前科があるらしく、クレーンゲームで生活費全部溶かしたとか……。

 私もその行動で思い出した。

 この人はうちの格ゲー台で山積みのコインを消費してくれたお客さんだと。

 また、子供たち限定の販売で大人買いしようとしてたなあ。

 それを思い出すと、いいお客さんではあるけど、さすがに生活費までつぎ込むまではやってほしくないところだ。

 さて、そんなこんなでガレリーナ社皆で準備を進めていき、午前中で何とか会場として完成をさせていく。

 その後は昼休み後にリハーサルだ。

「お客さんどれくらい来るんでしょうね?

 末の日イベントよりは来ると思いますけど」

 皆で食事をしながら、フィオさんが不安そうに言う。

 ちなみに口元にソースが付いているのだが気づいてなさそうだ。

「二回目の末の日の時は、許容範囲としては少し超えていた。

 だが、二回目だったからお客さんが動き方を分かってくれている面もあったからな。

 私の予想では今回の来場客の半分は新規と見込んでいるよ」

「やっぱり、有名人さんの影響はでかいっすね。

 ただまあ、その為のバイトさん達と大きめの会場っすから。

 バイトの皆さんは対応で困ったら、社員を頼ってください」

「ああ、最悪の場合は私が対応する。

 まあ、無理難題を言ってくるようならご退場願うがな」

 おおう、強気な対応。

 しかし、ガレナさんの前回からの予想とメソラさんの想定。

 今後もイベントを開催するとなると、今回みたいにバイトを雇わないといけなくなるんだろう。

「イベント内容の刷新も必要になってくるかと。

 今回は展示コーナーがコスプレコーナーとかもありますけど、やっぱり回数を重ねると新鮮味が減ってきます。

 もう少しお客さんが目移りするようなコーナーも増やしたいところです」

 サニアさんは盛り上げ役として考えた発言をしていく。

「ああ、サニアの言う通りではあるんだが……これ以上だとコントロールできるか分からなくてなあ」

 あうち、ここでも人員が引っかかってきてるか。

「単純なマンパワーという訳ではなさそうですね?」

 そこにロロアさんが入ってくる。

 現役社会人だから話の内容についていけているのだろう。

 ニニアちゃんとかは理解できてないようだし。

「纏め役が必要という事さ」

「やはりですか。ホームページでもずっと掲載されていたのは知っていましたが」

「注目されているとはいえ、所詮三年目の新興企業だからな。

 今の社員達も育ってくれてはいるが、纏め役になるまでは時間がいるのさ。

 それにうちだと魔法の技量は関係ない。

 魔力量の大小も採用基準には入れていない。

 まあ、地球への偏見が無いことや商品への熟知は求めるがね」 

 んんん?

 あれえ? ガレナさんが思った以上に内情を語ってるような?

「自分は偏見無いですし、ゲームも全部買ってます!」

 今回雇ったバイトの中で最年少の男の子が手を上げる。

「君は学生生活をきっちり謳歌してきなさい。

 就活時にまだその情熱を持ってたら、改めて応募してきてくれ」

 こうして皆で食事をしながら会話をして、私達は午後からのリハーサルも無事終わらせるのであった。




MOD導入はきちんと説明見て理解しないと、システムがおかしくなるのでご注意。
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