リナの星間貿易異聞録 第二期   作:ayasaki

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スーパーファミコンで、仮面ライダー・ウルトラマン・ガンダム大集合の「バトルサッカー」というのがありました。
くにおくんのサッカーゲームみたいなやつで、試合に勝つごとに経験値振り分けてレベルアップするやつでした。
キャラごとに必殺シュートがありましたが、中には必殺シュートを打つとゴールバー上を通り過ぎるやつもいましたね。
子供心にすんごく楽しんで遊んでたなあ。


お昼休み

「それではこれにて午前の部は終了です」

 各コーナーでお客さんの対応を行い、その後は司会者としての仕事をしていた私。

 スマブルとVS側も無事予選は終了していて、午後は本選だ。

 もう用事は済んだ為に帰宅していくお客さんもいる。

 最初にやった末の日みたいにカレーを配れれば、残ってくれるお客さんもいたかもしれない。

 でも、もう余裕持って配れるお客さんの数じゃなくなってるんだよね。

 入退場は自由だから、一旦お外でお昼ご飯を食べてきて、また戻ってくることも出来る。

 ここら辺は次回からの課題としておくかな。

 単純に考えるなら屋台を増やしたりすることだけど、……協力してくれる企業や個人店舗を探さないといけないからすぐには難しいかも。

 まあ、帰らないお客さんの中にはやっぱり、

「閉会時はどんな新情報くるかなー?」

「ゲームかな? アニメかな? もしかしたら違う娯楽かもしれないな」

「アーケード関連は?」

「グッズもありじゃないか?」

 という感じで、リアルタイムで新情報を手に入れたいお客さんもいる。

 うん、まあ実際新情報は用意してるし。

 実際地球側も本当に色々準備してくれてるのだ。

 私からの要望だけでなく、地球独自で如何にマルデアで受ける作品がどういったものなのか?

 リメイク作品は勿論だが、きっちりとした新作も開発中。

 アニメもマルデア・地球双方で求められそうな作品はリマスターしてるのだ。

 ……自分でも思うけど、私が地球に行ってから数年経つのに、地球側は未だに星間貿易の盛り上がりが凄い。

 私がユウジだった時のこと考えると、ある程度の期間が経過したら熱も冷めてくるもんだと思ってたんだけどなあ。

 いつの間にか地球の日常の一つに捉えられるもんだと想定してたりしたんだが。

 うじゃうじゃと考えながら私もお昼休みだし、用意していたご飯を食べる。

「リナー、一緒に食べましょ」

 っと、VS側の予選で司会をやってくれていたサニアさんに誘われる。

「はーい」

 そして御飯を食べながらお互いの午前の状況を話し出す。

「いやあ、もうVS側も巧い人だらけよ。

 前回の超スタ2の顔ぶれ以外にも色んな人達が参戦してて、まさしく群雄割拠って感じね」

「参加者が増えてくれるのは本当にありがたい限りですね。

 そういえば初代チャンピオンのニャムルさんは?」

「いたわよ。

 ただ、ニニアちゃんが参戦してないからかしら。末の日の時よりテンション低かったかも」

「敗退してるわけではない?」

「本選には残ってるわよ。

 だけどさっきも言った通り参加者が増えたおかげで、一度苦戦してたわ」

「台頭してきてますねー」

 やっぱり参加者が増えれば、それだけ強い人も増えてくるんだろう。

「ニニアちゃんも言ってたわね。

 自分でも目を見張るほどうまい人がいたって」

 どれだけやり込んでるんだ、その人。

「あと、個人でアーケード台買いたい場合はって聞かれたんだけど」

「……あれ、家庭用じゃないんですけどねえ」

 地球でも気合入ったゲーマーさんは、ガチでアーケード台を買う人いたからなあ。

 確か、レースゲーム台を自宅に置いてるアーティストだったっけ?

 でも気持ちは分かる。

 ゲーセンでしか味わえない臨場感を自宅でいつでも可能っていうのは、心惹かれるものがある。

 う~ん、実際このイベントでアーケード版マルオカーツを持ってくることも考えたんだけど、結局やめることにしたんだよねえ。

 単純な理由だけど、今日のイベントの話題が全部持ってかれてしまいそうだからだ。

 言ってしまえば今日だけアーケードの新作が遊べて、尚且つすぐにゲームセンターなどで遊べそうにない。

 私もイベント後は北極のオゾン層調査や実験で、次回訪問は公式ではこれまでの最長の地球滞在予定となる。

 そうなるとお客さんが知ってから、数か月は不明瞭な情報だけが錯綜することとなってしまう。

 他にもマルオカーツは最初に発売した作品でもあるから、もう発売から二年以上経過していれば次の新作とて期待されている。

 そういった点から、現状で出したら迷走してしまうかもと思えたのだ。

 まあ、今回のイベントで来場特典とも言えるダウンロードが無事に出来れば、限定的ながらもDLCが出来るようになるんだけどね。

「ふ~、無事お客さんへの対応終わりました」

 っと、お客さんの対応をしていたニニアちゃんがこっちにやってくる。

「お疲れ様ニニアちゃん。

 やっぱり二代目チャンピオンだから、声をかけられることが多かったわね」

 少しお疲れ気味のニニアちゃんがサニアさんの横に座る。

 そのまま持ってきたお弁当箱を開く。

「出場してない理由には皆さん納得はしてくれるんですが、エキシビションとかもしないの?

 そういう質問もされました。

 ……やったほうがいいんでしょうか?」

 三代目チャンピオンが出たりしたら、やったほうが盛り上がるかな?

「ノリとしてはいいかもしれないけど、やる予定は無いわねえ。

 それに気合が入った人だと、既にニニアちゃんのホームで挑戦してきてるんでしょう?」

「あ、はい。時々私との対戦目当てで来てる人います」

 遠征か。

 格ゲーみたいな対戦ゲームは色んな人とやることで、違った発想を貰えるしね。

「偶に連絡先教えてほしいという人もいるんですけど、さすがにそこまでは教えてませんし」

「あら? ゲームにかこつけてとかじゃなくて?」

 色恋沙汰っぽいようなネタにサニアさんがからかいの言葉を出す。

「そういうのじゃないですよー。それに私より友達の子のほうが可愛いですから」

「共通の趣味があって理解してくれる異性っていうのも、魅力的に見えたりするわよ~?」

 ……関係ないけど、恋愛シミュレーションゲーム販売後どうなるだろうなー。

 ドラマCDが受け入れられれば、吹き替えが本格的に勧められるから、マルデア語で性癖ど真ん中な子が恋を囁いてくれたら、例え二次元キャラでも盛り上がってくれるよね。

 見学した時の女性声優さんは正式に演出キャラに採用したし、実際どんどん巧くなってるそうだ。

 でも恋愛経験は無いらしい。

 まあ恋愛経験が無い人が恋愛キャラを演じるのはよくある事のはずだ。

 声優なんて40代の女性が10代女性の声優になることもよくある事だからなあ。

 実写ドラマでそれやったら、世界観どころか作品そのものの冒涜だが。

 でも、実際に見た目女子高生で高校生の息子を持つ奥様を30代俳優が演じるドラマもあったが、ものの見事に非難殺到して、作者もブチギレてたそうだ。

 ……漫画の設定自体もかなりぶっ飛んでたが、当時は捧腹絶倒してたよ。

 2020年代だと商業誌で出せるネタじゃないだろうなあ。

 そんなこんなでサニアさんとニニアちゃんが話し込んでる間、私はちょっとした現実逃避しながら御飯を食べ終わるのであった。




ドラフトキングは期待してなかったけど、ちゃんと野球メインで製作してたので安心しました。

推しの子?
なんか締め方で物凄い批判食らってると聞きます。

今回はここまで。
イベント終了後に社員がゲームでだべる話は2話ほど出来てるけど、午後以降のお話がー。
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