真・恋姫†無双 ~外史のジョジョ~   作:劉輝

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グダグダになってしまった・・・畜生。

今回はまだ袁家に仕えている頃の桂花が出てきます。


第二話「討伐戦」

朝がやって来た。皆朝は早く、兵士は朝っぱらから大きな声を出して鍛錬に励む。また、ある者はすぐに出撃できるように武器や馬の準備をする。皆、生き生きとした顔をしている中、一人だけそうじゃない者がいた。如清だ。

 

どんよりとした顔で、目には隈も作っている。

 

「どうしたのだジョジョ?今朝は元気がないようじゃが・・・」

 

「・・・いや、ちょっと・・・」

 

如何にも聞かないでくれというオーラを出しながら、如清は鍛錬所を見ることにした。

 

「構えッ!突けッ!構えッ!払えッ!」

 

一人の教官らしき兵士が兵士たちに号令をかけている。その言葉通りに誰一人遅れずに行動している。

 

「いい兵士たちですね」

 

「わかるかね?だが、我が軍はそんな優秀な兵士たちを操る将は少ない。君のところが羨ましいよ」

 

「そんなことありません。袁成さんのとこにいるじゃありませんか。軍師が」

 

「軍師・・・あれのことか?」

 

と袁成がある方向に指を差す。そこにいるのは、猫耳のようなフードをかぶった少女だった。彼女は兵士たちにあれだこれだと言いながら罵倒を吐いていた。

 

「ほら!それはこっちでしょ!?これだから男ってやつは・・・!」

 

それを見て、如清は苦笑してしまう。

 

「性格に難ありですが・・・」

 

と苦笑しながら言葉を付け加えた。

 

如清は「触らぬ神に祟りなし・・・」と小声で言い、その場を後にした。

 

昼になる前には賊どもが巣食うアジト前まで進軍。陣を払い馬に跨って走らせ、ついにその賊どものアジトに近づいた。森で隠れていてわからなかったことから、発見が遅れたが、

 

「あれが敵の本拠」

 

「如清様、この春蘭めに命令を!私が突撃して敵を片付けて参りましょうぞ!!」

 

ブンブン!と大剣を振り回しながら言う春蘭。しかし、如清はそれをすぐに止める。

 

「待て春蘭。軽率な行動は控えるべきだ。俺はお前が傷つくのを見たくないからな・・・」

 

「じょ、如清様・・・」

 

顔を赤くして緩みきった顔で如清を見る春蘭。それを見て、少し羨ましい眼差しで見る華琳と秋蘭。しかし、こんなところで如清にカッコ悪い所を見せるのも嫌な二人はそっと我慢する。

 

「そこまで大規模な軍でなくても、我々の動きには気づいているハズだ・・・だが、奴らの本拠は目と鼻の先・・・なぜ打って出ないと思う?」

 

「差し詰め、罠を張っているといったところかしらね」

 

と横から話掛けてきた少女。その少女を見て如清は「げっ・・・」と本人に聞こえないくらいの小さな声を出してしまった。

しかし、言葉が聞こえていなくとも顔に出ていたらしく、

 

「何よ、その会いたくない人に会ったような顔は」

 

と突っ込まれた。

 

「そ、そんなことはない。君は確か、荀彧だったね。俺は如水。字を光子。真名は如清だ。気楽に如清かジョジョと呼んでくれ」

 

「・・・ジョジョ・・・?」

 

聞きなれないからか、荀彧は首をかしげる。

 

「名前の如と、真名の如でジョジョだ」

 

と説明すると、

 

「あ~・・・何かマヌケなあだ名ね」

 

と言う荀彧。それが聞こえたのか、春蘭が荀彧に突っかかる。

 

「き、貴様ッ!如清様を侮辱するか!!」

 

「わぁ~!!春蘭落ち着けェ!!」

 

大剣を片手に荀彧に近づく春蘭を止めに入る如清。しかし、春蘭はそれでも荀彧をそのまま斬る勢いで迫る。

 

「俺は気にしてないから!呼びやすくて親しみを持って欲しいから思いついただけなんだから!!」

 

しかし、春蘭にはその言葉は耳に入っていない。如清はズルズルと引きずられていく。

 

「た、頼むッ!華琳も秋蘭も止めてくれ!俺には手が負えんッ!!」

 

しかし、後ろの二人は顔はニコニコしているものの、目が笑っていなかった。

 

「何を止めるのです?春蘭は正しいことをしていると思います」

 

「私も、姉者と華琳様に同意します」

 

望みが絶たれてしまった。

 

「だ、誰でもいい!こいつを止めてくれェェ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんとか春蘭の怒りを静め、話を聞くために二人で話せる場所に移動した。

 

「改めて仕方なく自己紹介してあげるわ。私は荀文若よ。真名を教えたからって、私は教えないわよ」

 

「分かっている。ところで俺に話掛けてきたということは、何か用があるんじゃあないか?」

 

「話が早くて助かるわ。実は、今回の賊に変わった奴が居るのよ」

 

「変わった奴?」

 

「そう。詳しいことはわからないけど、妙な妖術を使うとか・・・アンタにはそいつを引き受けて欲しいのよ」

 

つまり、如清はその訳のわからない妖術を使う輩に戦いを挑めと言っているらしい。しかしその妙な妖術というのは、如清にもあることを彷彿とさせる。【スタンド】だ。如清以外にスタンドを使う相手がいるということは、こちらに甚大な被害が出るかもしれない。だとしたら、スタンドを使える如清が戦うのがいいかもしれない。しかし気がかりなのは、なぜこの荀彧はこんなことを話してきたのかということだ。

 

「なんで俺に言ってきたんだ?」

 

「別に対した理由はないわ。うちの軍はあんたらみたいに人材に恵まれてないし、あんたが強そうだったから言ったのよ。じゃなかったら、私はあんたみたいな汚らわしい奴に声なんかかけないわよ」

 

本当に対したことじゃない単純な理由だった。しかし、これは逆に幸運だったかもしれない。なぜなら、スタンドがわからない一般兵や華琳たちが戦っても到底敵う相手ではないことは目に見えている。スタンドはスタンドでしか倒せないのはスタンド使いとしての大原則であり、如清が一番よく知ってることだ。

 

「・・・わかった。このことは俺に任せてもらう」

 

「そう。じゃあ、お願いね」

 

それだけ伝えると、さっさと行ってしまう荀彧だった。外では攻撃を開始するらしく、兵士たちの声が聞こえる。どうやら敵がこちらに向かってきているらしい。如清もすぐに自分の隊に戻ることにした。

 

如清たちの隊は敵の前線に突っ込んでいくことになっている。如清が戻るとすぐに進軍をはじめる。

 

「全軍、敵を全て撃破せよ!行くぞォォォォ!!」

 

如清が馬を走らせると、続いて華琳、春蘭、秋蘭は後に続いて兵士たちも走る。

如清の隊は袁成軍の兵士を合わせて3000人。如清は馬を走らせながら右腕を上げると、それを見ていた春蘭と秋蘭が左右に分かれていく。続いてその二人に分かれていくように隊が二手に分かれる。

 

「突っ込めェェ!!」

 

正面の如清と華琳の隊が正面に突撃。それに続いて春蘭の隊と秋蘭の隊が左右から追撃をかける。

 

ガシャン!ズバッ!ドゴォ!

鎧同士が当たる音や、剣と剣がぶつかり合う金属音、悲鳴が辺りに響き渡る。

 

「せいやッ!」

 

如清は馬から降りて片手に刀、もう片手に脇差を逆手に持って敵を斬って斬って斬りまくる。華琳が視界に入ると後ろから賊の一人が華琳に向かって剣を振りおろそうとしている。それを見つけると如清は手に持っていた脇差を持ち替えて華琳を襲っている敵に投げる。

 

「グゥッ!?」

 

脇差は敵の首筋に刺さる。如清は脇差を拾うために近づいて脇差を引き抜いて横にいた敵の喉元を切り裂く。

 

「華琳ッ!周りを見ろっ!敵はそこらにいるんだ!油断しては行かんぞ!!」

 

「は、はいっ!」

 

華琳は返事を返すと手に持っている死神鎌【絶】を構え直す。如清も刀を構え直しながら辺りを見る。

それもそうだ。この中にスタンド使いがいるかもしれないのだから。不審な動きをしている者、はたまた摩訶不思議な姿をした何かを探す。しかし、乱戦になったここではその敵を見つけるのも一苦労だ。

 

「邪魔だぁ!」

 

斬りかかってくる敵を片っ端から切り倒していく。しかし、スタンドらしきもの、はたまたスタンドのようなものが見えなかった。

 

「(仕方ねえ・・・白銀星ッ!!)」

 

如清はこのままでは何がなんだかわからないので、白銀星を飛ばして周囲を見ることにした。スタンドを通して辺りを見渡すが、これといって怪しい奴は一人もいなかった。しかし、

 

白銀星の足に何かが絡みつく感覚があった。それを確認するために下を見ると、そこには植物があった。

 

「な、何っ!?」

 

グィィィィッ!!と植物はまるで意思を持ったかのように白銀星の体を地面に叩きつけた。そのダメージは如清自身に襲ってくる。

 

「グアッ!?」

 

口から血を流しながら膝を地面についてしまう。身体が倒れそうになるが、刀を地面に刺して身体を支える。

すると、その隙を狙うように敵が三人一斉に如清に向かってくるが、刀を素早くひと振りすると、その飛びかかってきた敵三人の首が飛んだ。

 

「クッソ!(何だ!?ツルのような植物が縄のように足を縛ってスタンドを引っ張ったぞ!?)」

 

再び白銀星で辺りを見るが、そこにはもう何もいなかった。

 

「いねえ!どこにもいねえ・・・だとしたら・・・!」

 

如清は目の前にある森を睨む。そう、スタンド使いは森の中にいる可能性が高かった。

だったら確かめに行く必要がある。スタンド使いの攻撃は既に始まっている。だったら被害が出る前に対処した方がいい。

 

「華琳!ここは頼んだぜ!!」

 

そう一言言い残し、如清は森の中に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タタタタタと森の中を走っていく。しかも結構奥まで走ってきたらしく、兵士たちの声があまり聞こえない。

 

ガシャン!

 

「うおっ!?」

 

今度は如清の足が植物により絡め取られる。だが、それを冷静に対処するために足元の植物を刀で切り、後ろに下がる。

 

「ククク・・・やはりそう簡単にはいかんかぁ・・・流石幽波紋使いというところかぁ・・・」

 

男は木の陰から出てきた。男は顔がローブでおおられており、よく顔が見えない。

 

「・・・貴様がスタンド使いか・・・」

 

「だとしたら何だ?」

 

刀の刃先をその男に殺意と共に向ける。

 

「貴様を斬る」

 

「お~怖い怖い・・・」

 

二人の周囲が静かになる。もう兵士たちの声も聞こえない。ここにいるのは如清とこのローブの男だけだ。

 

「白銀星ッ!オラァ!!」

 

先手必勝と言わんばかりに如清は白銀星を出して拳をローブの男に叩きつけようとしたが、バキッ!バリバリッ!!と、如清は違うものを殴っていた。それは、木だった。

 

「何っ!?」

 

しかも力が強すぎたのか、木は白銀星が殴ったところがまるで針のように鋭く尖ってしまい、白銀星の拳を貫いていた。

 

「クッ!!」

 

同じく如清の拳から血が吹き出し、拳を赤く染め、持っていた脇差を落としてしまう。

 

「ウケケケケケッ!どこ狙ってんだよォォォ!!」

 

如清の真上にジャンプしていた男が裾から小刀を出して攻撃してくる。だが、如清はもう片方に持っている刀を逆手に持ち替えてその小刀を受け止める。

 

「俺の幽波紋の正体も知らずによく攻撃してきたなテメー!!」

 

小馬鹿にした声で「ウケケケケケケ!!」と笑い出す。

男は地面に付くと小刀を如清に向けて突きを連続で繰り出す。

 

「幽波紋を出して攻撃するってことは能力を見せることになるんだぞォォォ~!?わかってんのかこの間抜けがァ!!」

 

如清はその小刀の突きを受け止めたりかわし、隙を見せたところで白銀星で攻撃をする。

 

「オラァ!!」

 

しかし、男はその拳を避けて後ろに下がる。

 

「おう!危ない危ない!!」

 

いや、下がったのではなかった。なんと、男の胴体に植物が絡みついており、植物が男を引っ張ったのだ。

白銀星の拳は地面に穴を開ける。

 

「まあ、お前の幽波紋はその力と素早い動きしかできないようだな・・・さっさと俺の幽波紋で死ねぇ!!」

 

男は手を地面につける。すると、辺りにゴゴゴと地響きのような揺れが起き、如清の右と左から大きな木が地面から生えたのだ。

 

「な、なんだ・・・!このスタンドはっ!!」

 

「ウキャアハハハハハ!!俺の幽波紋は北の星宿『玄武』!自然を操る幽波紋だァァァ!!」

 

男がそう言った次の瞬間、如清の右側と左側の木がまるで惹かれ合うように如清の体を挟んだのだ。

 

身体が木によりがっちりと捕まえられており、身動きが取れない。しかも、そのまますり潰そうとしているらしく、ギリギリギリと締め付けてくる。

 

「ぐっ・・・あっ・・・あ!!」

 

「イキャキャキャ!!そのまま麻婆豆腐のようにグチャグチャにしてやらあ!!」

 

ギギギギギギ!さらに力が入る。しかし、如清は諦めなかった。

 

「オラオラオラオラオラァ!!」

 

なんと、如清の身体に巻きついている木をダメージ覚悟で殴ったのだ。木を殴ったことによる衝撃は如清の身体にも流れるが、なんとかそれを我慢すると、木を粉々にすることに成功し、解放される。

 

「ほう驚いた。自分に衝撃が行くことを覚悟に木を粉々に殴るとは。だ~が~!俺のスタンドは自然を操る幽波紋。言うなら、ここは俺の独壇場さあ!!」

 

そう、ここは森の中、あいつのスタンドがホントに自然を操るスタンドなら如清は圧倒的に不利だ。そして、如清は次の行動を取った。

 

それは・・・

 

「・・・三十六計逃げるに如かず!!」

 

逃げることだった。

 

「逃がすかぁ!!」

 

当然男は追いかけてくる。

 

如清は必死に逃げる。途中地面から木が生えたりなんだり邪魔をされるが、如清はそれを避けて行く。

 

そして、男はついに如清を見失う。

 

「どこだ!!」

 

辺りを見て警戒する。男の周辺は静かになった。小刀を構える。

 

ガサッ・・・

 

「そこかぁ!!」

 

物音した方に小刀を振るうと、ザシュッ!!と人型の何かを切ったのだ。

男は「勝ったァ!!」と大声の言うが、その喜びはすぐに消える。なぜなら、それは如清に非常に似た木だった。

 

カランと木は地面に落ちる。普通、人型の木があるのか?いや、それはありえない。しかも、これを作ったのだ間違いなく如清だ。しかし、あの短時間でどうやって作れるのだ?男の思考回路はあれこれと考えて混乱していた。

 

「どうした?俺の姿を見つけたか?」

 

今度はまた後ろから如清の声がする。男は後ろにいるであろう如清を斬った。しかし、カランと音をたてて地面に落ちる人型をした木。

 

「な、何!?」

 

「お前は言ったな『ここは俺の独壇場だ』と。だったら・・・俺はぁぁ・・・!」

 

男の頭上に影が生まれる。男はすぐに上を見るが、もう遅かった。

なんと、如清は木の上にいたのだ。そして、飛び降り、男に向かっていった!

 

「それを破る突破口を『創り出す』!!オラオラオラオラオラオラオラオラオラァァ!!オラァ!!!!」

 

上から襲ってくる拳のラッシュ。男は不意のことだったので頭では逃げろと思っても、体が動かなかった。男はそのまま全ての拳を身体に全身に受けてしまう。最後に放たれた重い一撃は男の腹に入り、そのまま巨木に叩きつけられた。

 

「ウゲエエェェェ!!?」

 

地面に足をつけ、スタンドを引っ込め、刀を鞘に収める如清。

 

「俺のスタンドは、力と速さだけじゃあねえ・・・形を変え、創ることもできるんだよ・・・」

 

戦いを終えた如清は落とした小刀を拾い男の顔を隠しているローブを取る。そこにいたのは、如清も驚く人物だった。

 

「こ、こいつ・・・!」

 

その男は、如清は会う機会が時々あったので知っている。十常侍の一人、宗典だった。

 

宗典

スタンド名:玄武

 

再起不能




今回の敵スタンド玄武の能力は、単にパズドラで玄武メイメイが木だったからそうしただけです。突っ込みどころだと思います。それと、十常侍に関しては、私は全然わかんないまま書いてます。まあ、悪役ですしいいでしょう?

これから敵スタンドを考えようと思いますが、名前とか何か当て字にしそうです・・・。良いスタンド案がある方、是非私めに教えを・・・。できれば名前付きで・・・。あと、本郷一刀に関しては、出てきます。蜀ルートですが、

これから進めていく上で、スタンド開眼するキャラとかは正直考えていません。ですので、皆さんは、もし誰がスタンド開眼して欲しいですか?できればスタンド能力も考えてくれたら助かります。

8月1日敵のセリフに修正を入れました
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