恐縮だがビッグダディは装甲硬い上に強すぎw
無事に就職試験が終わりました!待たせたなッ!!
その為、今回も例の如くグダグダです。
武器の手配を終えた如清は街の人気のない裏道に足を運ぶ。そこには怪しげな店や、ガラの悪そうな男どもがそこらにいた。如清はそんなことを気にせず歩いていく。目的は最近聞く喧嘩屋の話を調べるために来たのだ。噂によると27人を一撃で蹴散らせる力の持ち主であり、主な喧嘩場所は人気のない裏道。だから実際にぶちのめされた人物に当たる方が早い。しかし、どれだけ如清が表向き大将軍の地位にあってもまだ若いからか、甘く見られるところがあるようで、数人ほどが如清を襲ってきた。しかし、そんなものでやられるほど如清も弱くはない。如清の後ろにはその勝負を挑んできた者たちのぶちのめされた跡が残っていた。もちろん死んでいない気絶しているだけだ。
「ふぅ・・・」
そして、如清は一人の人物と出会う。その人物は腕を大怪我をしている人物で、如清はその人物にお金の入った小袋を渡す。そして詳しい話を聞くことにした。
「ああ、あの喧嘩か・・・今思うとやるんじゃなかったと思うよ・・・一撃だ・・・大きなでっけえ剣をひと振りして、俺らを箒で払うように吹っ飛ばした・・・並の人間ができる技じゃあねえよ」
「それで、最後に見たのはいつなんだ?」
「知らねえよ。あんな奴に二度と関わりたくねえからな」
「そうか。ありがとうよ。これは前金とは別の酒だ」
ドン!と酒壷を置いてその場を去ることにした如清。詳しいことはわからなかったものの、相手の武器の情報は手に入れられた。
「大きな剣・・・」
街中でそんな大きな得物を持っていればすぐに見つかる。如清はしばらく裏道にも警戒をするように兵士たちに言うことを決めた。
城に戻る頃には既に夕方になっていた。如清は調理場に立ち、凄まじい速さで包丁さばきで野菜や肉を切っていく。元々家事は得意だったことから、料理人たちには及ばないものの、それなりに美味しい料理を作ることができた。しかし、どちらかというとお菓子作りが好きだったりする。よく作っているお菓子はゴマ団子らしい。
この日作った料理は乾焼蝦仁と小龍包だ。その作りは一流料理人の作った料理のように鮮やかだ。本人は「やはり料理人たちには及ばんな」と言っていたがそうでもない。誰もが認める一品だった。
「うん。いつもながらジョジョの作る料理はうまいな」
と小龍包を一口食べた霊公が言う。それに続いて華琳、春蘭、秋蘭、荀彧たちも如清の作った料理を食べる。
「兄上、また腕を上げたのでは?」
「そうですな。なんだか格段に美味しくなったような気がします」
「あんた・・・武芸や学問じゃ飽き足らず料理もこなせるのね。ホントに男なの?」
「じゃあ、お前の中での俺はどんな感じなんだ?」
「作戦を考えながら敵陣に突っ込んでいく感じかしら」
「失礼だぞ荀彧!我が主が敵に突っ込むだけの猪のようではないか!」
「「「・・・・・・」」」
春蘭の言葉を聞き、思わず箸の手を止めてしまい、春蘭を見てしまうみんな。
「な、なんなのだ?」
なぜ自分にこれほど注目されるのかわからない春蘭は周囲を見ながら自分が何かおかしいことを言ったのか?と考えてしまう。
「・・・まあ、なんだ・・・お前はそれでいいさ・・・」
と肩に手を置いて頷く如清。
「如清様?私は何か変なことを申したでしょうか・・・?」
「いや、別に・・・」
春蘭の肩から手を離し、再び箸に手を取り、料理に箸を伸ばす。
「(純粋過ぎるのも良いものではないな・・・)」
小龍包を口に運び、春蘭のその純粋さに涙を流しそうになる如清だった。
食事を済ませると如清はみんなに食後のお茶を入れていく。いつもなら秋蘭が入れるのだが、この日は全部如清がやることにしたのだ。全員にお茶を配り終えると自分の席に座り直し自分のお茶をズズズッと飲んでいく。そして、如清はお茶を片手に席を立つことにした。
「おいジョジョ。これから麻雀しねえのか?」
「いや、俺は今日分の仕事を終わらせてねえからな。明日はどうせ休みだ。今日は徹夜して明日ゆっくりするさ」
そう言い終えると食堂から出て行く如清。
霊公は用意仕掛けていた正方形の机や牌を収めることにした。
「最近、如清様は働きすぎてやしないか?」
「そうだな・・・。俺たちがもっと力になれてやればな・・・手伝ってやりたいんだが・・・そうも言ってられん」
そんな春蘭と霊公の二人の言葉を聞き、荀彧が二人に問いかける。
「どういうこと?あいつそこまで無茶してるの?」
「そういえば、あなたと兄上は合同遠征やらで知り合ってたわね。だったらここでの兄上のことは知らないのね・・・」
華琳の言葉を聞き、荀彧はなんのことを言っているのかわからなかった。確かに荀彧は如清と知り合って一年は経っているものの、深くは如清のことは知らない。それどころか、恐らく如清が荀彧のことが詳しいであろう。今まで荀彧は如清に自分のことを話すことがあっても如清の話を聞いたことはほとんどない。知っていることと言えばこの軍の本当の大将であることだけ。だから何を言っているのか荀彧にはわからなかった。
「どういうことよ」
「ジョジョはこの軍を任されてから警邏や政務を毎日やり、さらには軍部のことや民の為を思った考えを毎日遅い時間まで続けているんだ」
「君主として立派じゃないの」
「確かにな・・・だが、あいつにとっては君主という器はある意味重い。しかもお前が来る前まで軍師がいなかった事があり、如清は皆を守るために武術だけではなく、知を高めるために毎日夜遅くまで軍略の勉強続きだったんだ。君主としての精神的重圧、みんなを守らなければいけないという重圧・・・あいつは全てを背負い込んでいると考えているんだ・・・」
「私たちも色々言ってるんだがな・・・如清様は休むということをしない。恐らく明日も軍略の勉強をするだろう」
「兄上・・・身体の調子を崩さないといいのだけれど・・・」
食堂を後にした荀彧は一人で部屋に戻ろうとしていた。
「あら・・・?」
荀彧が一つの部屋にまだ明かりが付いていることに気づく。その部屋は間違いなく如清の部屋であった。もう深夜と言っていい時間。こんな時間までまだやっていたのかと荀彧は口には出さず、顔に出しながら「ハァ・・・」とため息を吐いた。部屋の扉が少し開いていたので、少し覗いてみようとその扉に近づき、覗いてみる。
「すぅ・・・すぅ・・・」
そこにあったのは、机に突っ伏したまま寝てしまっている如清の姿だった。机の上にはまとめられた竹簡と開きっぱなしの兵法書があった。
「こんな時間まで勉強・・・」
こんな姿を見てしまったら放っておくのもアレだと思った荀彧は毛布を如清にかけてあげる。机にあった兵法書をそのページに何かをはさみそっと閉じ、そこにあった椅子を持ってきて如清の隣に座り、眠っている如清の寝顔を見る。
「全く・・・少しは自分の身体のことも考えなさいよ・・・」
如清の寝顔を見るとこの男との今までの記憶が蘇る。あれから荀彧は変わった。あんなに嫌いだった男とこうやって仲良くし、友情を感じているのだから。そして、今荀彧はそれ以上の感情を抱こうとしていた。
自分にとっては薄汚い男。そんな相手と友情なんてものを感じている自分がおかしく思う。前の自分だったら虫唾が走っていただろう。
『お前の才はすごいよ。これは正直な気持ちだ』
その偽りのない言葉がどれほど嬉しかったか・・・。
昔、荀彧が幼い頃幼くして周りから天才と言われてきた。しかし、それを気に食わなかったものは少なくない。そんな彼女の才に嫉妬した男たちは彼女をいじめた。最初は小さなことだった。しかし、それは日に日にエスカレートしていった。いつしか彼女は男を嫌い、そして全ての男どもを憎んだ。袁成のところにいたのは、自分の実力がどれほどのものなのか知りたかったからだ。結局そこでも男どもは荀彧を毛嫌いしていた。
ある日、都合上如清と一日いることがあった。そこで事件が起きた。一人の文官が荀彧を殺そうとしてきたことがあった。その時に助けてくれたのが如清だった。如清は自分の身を挺して荀彧を守り、その文官をぶん殴り言った。
『こいつは努力をしてここまでのし上がった・・・貴様とは違う。誰しも天才と呼ばれるわけではない。才能を持っているものは誰でも努力をしている。努力をしない人間に上に立つ資格なんてないのだ!!』
その言葉を聞き、荀彧は思った。【全ての男が皆同じではない】ということを。この男は本当に自分のことを偽りなく評価してくれて、信用してくれているのだと。以来荀彧は如清とだけは対等な付き合いをしてきた。そして、一緒にいる中で一つの想いを胸に秘めた。
「(こいつは男・・・私の大嫌いな男よ・・・でもなんで?なぜかこいつと居ると落ち着く。不思議と不快にも思わない・・・むしろ楽しいと思ってしまうこともある・・・)」
だが、この胸に秘めている想いを荀彧は知らない。いや、むしろ知ろうとしていないのかもしれなかった。それは如清が男である事実があるからなのだろう。しかし、そこまで考えていたらハッと我に返った。
「・・・いけないいけない・・・考え事にふけっている場合じゃなかったわね・・・そろそろ部屋に戻らないと・・・」
席を立ち、椅子を元の所に戻して自分の部屋に戻るのだった。
~次の日~
朝日の光により目を覚ます如清。体を動かすとかかっていた毛布が落ちる。
「これは・・・」
如清はその毛布を手に取り、辺りを見渡す。そして気がつく。
「そうか・・・寝ちまってたのか・・・」
体を動かすとずっと座っていたこともあり、腰が痛む。椅子から立ち、首を回すとポキッパキッと骨が鳴る。
今日は休みの日。いつもなら街にでも行くが、今の如清にはそんなことをしている暇がない。自分はこの軍の総大将。みんなを守るのが自分の役目だ。今荀彧という軍師がいても、それは仮、いつか荀彧は帰る。それまでに自分も荀彧のような軍略を身につけなければならないのだ。その為に、本に手を伸ばそうとした時だった。
バァァン!!
「如光子!私と勝負しなさいっ!!」
と扉を蹴破ってやって来たのは、荀彧だった。
「・・・お前は春蘭かよ。もう少し静かに扉を開けれんのか」
「なっ・・・!私をあんな脳筋と一緒にしないでくれる!?」
「その脳筋と同じ行動をしたのはお前だ」
「と、とにかく、ジョジョ、私と勝負よ!!」
ダァァァァン!!
と荀彧が置いたのは将棋盤だった。だが、ジョジョにはわからなかった。なぜいきなりこのようなことをしなければならないのか、一体荀彧に何があったのかわからなかった。
「・・・今から?」
「当たり前でしょ!」
「なぜに?」
「ゴチャゴチャうるさいわね・・・いいから早くしなさいよ!」
これは話を聞いてくれないなと思った如清は仕方なくその勝負を受けることにした。
「で、この勝負をしたところで、何が望みなんだ?」
「そうね・・・それじゃあ負けたら勝った者の願いを一つ聞くってのはどう?先手はあげるわ」
「はいよ・・・別にいいが、お前からこんなことするなんて珍しいな」
パチッと手に取った駒を進める。
「そう?」
パチッと次は荀彧が駒を進める。
「ま、たまにはいいか・・・【友と打つ将棋】も」
「友・・・?」
「ああ、お前は男なんかと友人なんて嫌だと思うだろうが、俺はそれでもお前を友だと思ってる。それは今も、これからも変わらんよ」
「・・・フン」
パチッ・・・パチッ・・・
「(荀彧め・・・嫌なところを攻めてきやがったな・・・だったら俺はこのがら空きのところを攻めて・・・)」
パチッ・・・パチッ・・・
駒を進めていくと如清は荀彧側の陣の手薄になったところを攻める。しかし、石壁を壊すには時間がかかるのは当たり前。それに加え、荀彧は攻められるより先に攻め落とすことを考えている。既に如清の陣地には荀彧の駒が侵入していっているのだ。ここまで来てしまうと流石に打つ手もない。
「(・・・ダメか・・・)参った・・・俺の負けだ」
座ったまま膝に手を置いて頭を下げる。完全に負けてしまったのだ。
すぐに頭を上げて笑って口を開いた。
「(やはり荀彧はすごいな・・・ホント・・・俺なんか足元に及ばんよ。俺ももっと頑張らないとな・・・)さて、俺が負けたからな。約束通り一つ望みを聞こうか?」
「そうね・・・その前に、アンタに預けたい物があるわ」
「・・・?」
「私の真名、桂花よ」
その言葉を聞いた瞬間、如清は荀彧を見たまま固まっていた。ただごとではなかった。初めて会った時、荀彧は男になんか真名を教える気なんてないと自分で言っていたのだ。それが今、こうして男である如清に教えた。如清は考える。荀彧は何を考えているのか?もしかして自分を女だと思っているのではないのか?と
「ど、どうした?お前、男に真名は教えないって言ってたじゃねえか!」
「べ、別にいいじゃない・・・。友達なんでしょ?だったら私の真名を特別に教えてあげてるんじゃない。確かに、男なんかに真名を教えるのなんか汚らわしいわ。でも、アンタは特別よ・・・」
「は、はぁ・・・?」
顔を赤くしながら言っている荀彧を見て、無理矢理理解するのはよそうと思うのだった。
「そうか・・・じゃあ改めて、桂花の願いはなんだ?」
「そうね、じゃあ・・・」
~後日~
「というわけで、桂花は正式にうちの軍師になったから。みんなよろしく」
いきなり集められて衝撃的なことを口にした如清にみんなは驚きを隠せないでいた。
「「ハァァァァァァァ!!??」」
城中に響き渡る霊公と春蘭の声。華琳と秋蘭は驚きのあまり、口を開けた状態で固まっていた。
「ど、どういう意味だ!?」
「そのまんまの意味よ」
「そうじゃねえよ!なんでお前が正式にここの軍師になってんだよ!大体お前は袁成軍の軍師だろうが!!」
「それがな、袁成さんの書状に書いてあったんだよ。『もし荀彧が望むならそっちの軍に入れてやってくれ』ってな。それに、これは本人が望んだこと。俺は歓迎するよ」
「そういうことよ。わかった?この全身精液男」
「ぐっ・・・この数日思ってたが、お前は俺にはそんな風に罵声を浴びせるが、なんで如清には浴びせねえんだよ!!同じ男でも違いすぎだろ!?」
「それは、ジョジョがあんた何かとは違うからよ。いい?この世には男と女・・・そしてもう一つあるのよ。それがジョジョよ!!」
「・・・それは違う気がする」
小さくボソッと突っ込む霊公。
「だから私はあなたを支えてあげるわ。ジョジョ」
如清の前で跪き、桂花は言った。それに応えるように如清は桂花に手を差し出す。
「その覚悟しかと受け取った。今度はお前が【俺の覚悟】を受け取る番だ」
桂花はその手をとり、立ち上がった。そして、笑みを浮かべこういった。
「もちろんよ・・・我が最愛の、ジョジョ」
桂花の男嫌いに明白な理由がなかったので、オリジナルの設定にしました。この作品での桂花はジョジョを友と思い、胸の内にそれ以上の感情が芽生えだしているという設定ですかね。
おかしい設定だと思うが、恐縮だがこのまま行かせてくれ。
さて、最近が銀魂にまたハマってしまいました。そこで、銀魂の話をこの小説の登場人物で再現してみたいと思います。
設定としては、恋姫の世界が銀魂のような現代風の世界で一刀、さらにこの作品のオリキャラがいるという設定ですね。もちろんスタンドは出ません。
例えば、巨大生物ゴキブーリの話では銀さん=如清 神楽=鈴々 新八=白蓮
歌舞伎町のマダム編 銀さん=一刀 神楽=蒲公英 新八=翠 土方=如清
スキー旅行の話 銀さん=一刀 土方=如清 近藤=霊公 将軍=帝
できればバラガキ編も書きたいな~なんてw
もし、銀魂でやってもらいたい話があれば、感想などで書いてもらい、トライしてみようと思っています。
そのため、次回は番外編でこの話を作ってみたいと思いますw