真・恋姫†無双 ~外史のジョジョ~   作:劉輝

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あけましておめでとうございます!!

すごく遅れてしまって申し訳ございません。
おそらく待っていなかったでしょうが、お待たせしました!




第六話「情報収集」

如清の仕事は三つある。

 

 一つは表向きの大将軍という肩書きを民や他の国が認識するように警邏や賊討伐遠征で先陣を切り、華琳の補佐役をすること。

 もう一つは裏で君主として全将に指示しながら政務をすることだ。

 そしてもう一つ・・・それは。

 

 

 

 

 

~曹軍領地のとある街~

 

 人が多い下町を歩いている一人の青年。その青年は白と赤を強調した服でフードで顔を隠している。青年はそこらへんにあった茶屋に入り、団子を頼む。

 すぐ団子を持ってきた店主が団子と一緒に一枚の布を青年に渡す。それを受け取り、青年はさっさと懐に布を入れ、団子をさっさと食べて金を店主に渡して足早に店を後にし、人気のない道に出てその布を出す。

 

 布には文字が書いており、色々な情報がその布に書かれていた。

 布には十常侍に関することが書いてあるものの、今回も収穫がなかったらしい。

 

青年はすぐにその布を懐に入れて街を徘徊する。

 

「ハァ・・・桂花に言われて休みを取ったのはいいが・・・やることを終えると暇だ」

 

 青年は独り言を言いながらフードを取って竹水筒に入れている水を口に運ぶ。

 その人物は、真の曹軍の総大将である如水光子(真名は如清)だった。彼は今日、非番であった。その間華琳たちは遠征に出て行ってしまったのだ。

 なぜその総大将であるジョジョが行かず、華琳たちが行ってしまったかと言うと、まんまと霊公にはめられたと言ったほうが良いだろう。

 

 珍しく霊公が如清の部屋に訪れて来て酒を持ってきた。そしてその酒を飲んだところまでは如清本人も覚えていた。しかし問題はここからだった。その酒を飲んだ後の記憶がなかったのだ。目を覚ました時には既に朝になっていた。そしていつものように部屋を出ようとしても出れなかった。如清の部屋の前には兵士が三人立っていた。

 

「お出しすることはできません」

 

「荀彧様のご命令なので」

 

「どうかお静まりください」

 

 こればかりだ。どうしても外に出してくれない。何を言おうがダメ。しかもご丁寧に机の上には桂花の置き手紙がひとつ。

 

『私達は遠征に行くわ。あんたは日頃働き過ぎだから今回は休んでなさい』

 

 つまり霊公と桂花は如清を休ませるためにわざわざ薬入りの酒を使って、その隙に遠征に出かけたということになる。

 だが、こんなことで諦める如清ではない。出口は兵士たちが見張って出れないのであれば、外までの入り口を創ってしまえばいい。如清は早速部屋の床に手を当てて床に外まで繋いだ出口を使って出て行った。

 

 そして今に至るということだ。今城では如清がいないので大騒ぎに違いない。

 

「くそっ・・・頭が痛い・・・」

 

 一杯だけだったが二日酔いに似た痛みが頭に走っていた。

 今如清は情報が一番集まりそうな市場を歩いている。そこの市場は旅商人などがよく来るところで情報が入りやすい。旅商人ならいろんな街を転々としている。だからどこでどんなことが起こっているのかわかりやすいのだ。そしてその旅商人から得た情報があった。

 

 『天の御使い』が劉備という者の下にいる。天の御使いとは何なのかそれはわからない。その旅商人によると、その天の御使いという者は天の国からこの大陸に降り立ち、その天の国の知識で劉備を助けているのだと。名前は『本郷一刀』。

 如清はこの天の御使いという者にある疑問が浮かんだ。『こいつはスタンド使いではないのか?』そもそも天の国から来たというあたりが一番胡散臭い。胡散臭いからこそそんな疑問を浮かばせる。だがもしこの男がスタンド使いだったとしても今はどうしようもない。何故なら今は各地で多発している賊を討伐するのに忙しい。それ以上に劉備なんて者は知らない。どこにいるか分からない。だから今はこの情報を頭の片隅に置くことしかなかった。

 

 それ以上に情報がなかったが、もう一つの情報である【喧嘩屋】の情報を手に入れなければならないが、せっかく市場に来たのでぶらぶらすることにした。如清は途中で肉まんを売っている店で肉まんを買い、それを食べているその時。

 

「待てェェ!!」

 

 という怒鳴り声が聞こえた。声のした方を向くとそこには黄色の鉢巻を巻いた男が憲兵に追いかけられていたのだ。その鉢巻は今各地にいる賊の一人だった。その賊が如清の後ろを通ったその時、如清の脚から右腕のようなものが賊の脚を掴んだ。

 

「ウギャ!」

 

 男は右足を上げたまま転んだ。すかさずそのまま憲兵たちはその賊の一員であるであろう男を取り押さえた。

 

「畜生!放せ、放しやがれ!!」

 

「おとなしくしろッ!」

 

 男を捕まえた憲兵たちはその男を連れて行ってしまう。それを見て如清はかぶっていたフードを深々とかぶり直して歩いて行く。だがそこに・・・。

 

「ちょっとそこの人」

 

 と憲兵に声をかけられた。如清は怪しまれないためにもすぐに立ち止まる。憲兵は如清に近づいて話しかけてくる。

 

「すみませんが少しお話を聞いてもらえませんか?」

 

 如清は内心焦っていた。いつもなら憲兵たちは民たちに敬語など使わない。なのになぜこの憲兵は話かけてきていきなり敬語で話しかけてきたのか。しかも一般人に軍の内部事情を話すわけない。

 「バレたか?」と思い始めた。如清は後ろを向いたまま憲兵の話を聞くことにした。

 

「ついさっき早馬が来ましてね・・・我が軍の大将軍如水様がどこかへ入ってしまわれたと・・・その如水様の馬はあるため遠出出来るわけない・・・」

 

 憲兵はポンと如清の肩に手を置かれ、その手に力が入る。まるで、逃げられないようにいつでも捕まえられるようにするかのように。

 この時、如清はこれはバレているなと思った。

          

「何か知りませんか?」

 

「さあ、存じませんなあ!」

 

 すぐに如清は憲兵の腕を掴み振り向きざまに一撃拳を振るうが、その憲兵は見事にその拳を受け止めた。そこに憲兵は如清を脚で蹴り上げようとするが、すぐに腕を放して憲兵から離れる。

 

「ほう、我が軍の兵だけあるな。俺の動きを読むとは」

 

「こっちはあの夏侯惇将軍にしごかれていますから!」

 

 再び憲兵が拳を振るってくるが、それを上半身を空して避ける。

 

「ご愁傷様といっておこう」

 

「私どもは曹仁様にあなた様が抜け出したりしたら実力行使して良いと言われているので・・・。全力で行きますよッ!」

 

 再び憲兵が大振りの拳を振るうがそれを避けて憲兵の腹目掛けて突っ込んで掴みかかる。

 

「うおおおらああ!!」

 

「ぐおおっ!?」

 

 そのまま地面に叩きつけて憲兵を押さえつけると立ち上がり走る。

 ここで捕まったらもうひとつの情報である【喧嘩屋の情報】が手に入らない。だからまだ捕まるわけにはいかない。如清は全力疾走で走りだす。

 

「ふっ!」

 

 ジャンプをして建物の屋根に手を伸ばすが普通の人間では飛距離は当然届かない。しかしそこにスタンドの腕を出して屋根を掴み、そのまま体を屋根の上まで引っ張り上げそのまま走りだす。

 

「逃すな!追え、追うのだ!ここで如水様を逃せば荀彧様や曹仁様がうるさいぞぉ~!」

 

「ですが如水様は屋根の上を走っていますぞ!」

 

「はしごを使えばいいじゃあないか!上と下で追え!追って捕らえるのだ!場合によっては交戦して構わない!」

 

 それを聞くと兵士達ははしごを持ってきて屋根を登り始め、走り出した。

 

「お待ち下さいぃーー~っ!」

 

「そう言って待つバカはいるかーっ!」

 

 長く走るが兵士たちは諦めず如清を追いかけてくる。上の兵士たちは如清が見えて追いかけてくるものの、下では如清を見失ったらしい。如清は人気のないところに降りて行って地面に足をつける。それに後に続くように兵士たちも下に降りていくが・・・如清の姿はなかった。

 

「いない!?」

 

「消えたのか!?」

 

「そんなわけあるかーっ!きっと近くにいる。探せ!」

 

「「「は、はっ!」」」

 

四方八方に散っていく兵士たち。それを確認していた如清は木の板を退かした。

 

「ふぅ・・・地面に穴を創って木の板で隠してごまかせたな・・・さてっと、これからどうするか・・・」

 

 などと考えていたら何やら人の足音が聞こえてきた。ふと前を見ると・・・

 

「・・・?」

 

 そこには犬を抱え、しゃがんだ状態でこちらを見ている大きなアホ毛が特徴の美少女がいた。

 

「「・・・誰?」」




今回最後に出てきた少女は恋です。元々呂布は丁原に仕えていましたが裏切り董卓の元に、でも恋は黄巾の乱には何進に仕えていたのでどうにかして登場させようと思い登場させました。
つまりこの恋は何進に仕える前です。音々音の場合どうなのか、作品によってゴチャゴチャしているので正直わかりません。音々音に関して何か情報はありませんか?それで登場させるか否か決定したいものです。

さて、次回の投稿日は未定です。私もそろそろ卒業試験があり、しかも車校い行かなくてはいけません。なのでいつ投稿できるかわかりません。申し訳ございません。
さらに、私は今外国ドラマのウォーキングデッドにハマっています。そこで私は恋姫×ゾンビという構図で作りたいなと思います。これは近いうちに投稿してみたいと思っています。
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