「あ、あの事件の娘!?」
「今日の情報だけで頭がパンクしそうだよ……」
「でもそんなこと言っていいのか?」
三者三様な反応を見せ咲夜は
「ふふまぁあまり気にしてないことだし、母さんが人を殺したことに変わりは無いし、そこでお嬢様に出会えたのだからむしろ感謝してるのよ」
(((そんな重いことを軽く言われても……)))
「あ、そういえば十六夜さんの個性ってなんなの?僕聴き逃しちゃったからさ〜」
(デクくんナイスアシスト!)
「あ〜、私の個性は……」
先程クラスメイトに話したことと同じことを言うと、
「そんな夢みたいな個性があるなんて……」
「隣の芝は青く見えるだけよ。あなたの個性だって……そういえば見てないわね、どんな個性なの?」
「あ、あ〜それは…「デクくんの個性はねすっごいパワーを出す個性だよ!」
「あの個性は本当に凄まじくてな、ドンでもない大きさのロボットも1発で粉々してしまうんだ」
(規模は違うけど美鈴の個性に似てるわね……)
ちなみに咲夜の想像してる彼女の個性は『気』。筋肉をエネルギーで強化する個性である。
「いや、だからそんなすごくないんだって。制御出来ないで腕壊しちゃうし……」
緑谷はいまだ制御出来ない現実に落ち込むが咲夜が、
「私の職場に似た個性を持った人がいるから今度聞いてきてあげようか?参考にはなると思うから」
「いいの!?ありがとう!」
「おしゃべりしすぎたけど、授業に間に合うの?」
「「「あ…」」」
3人は急いで目の前の昼食を掻っ込むのだった。
━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━
━━━
午後の授業を終えみな待ち望んでいた放課後、咲夜は門番中国娘 紅美鈴に個性のことを聞いていた。
「……つまりですね、その子は多分個性の出すエネルギーに肉体が耐えきれないから腕を壊してしまうのですよ。なので、1番の方法は体を鍛える。もしくはその多すぎるエネルギーを腕に集中させるのではなく、全身に行き渡らせればいいのではと思います」
「ふーん、なるほどね。ありがと美鈴明日伝えてみるわ」
「いえいえ、そのお友達の参考になればいいですけど。あ、そうだ今度の体育祭、お嬢様も見に行くようです」
「お嬢様が?」
「はい、『昼間だけど、咲夜の晴れ舞台を観に行くわよ』と行く気満々でした」
「そう、なら頑張らないとね」
咲夜は主人のためにも気合を入れた。
━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━
━━
そして体育祭当日、入場前の生徒たちは緊張からか会話出来を紛らわしていた。
「緑谷さん、大丈夫?麗日さんも」
ジャージ姿に身を包んだ咲夜が訊ねると、
「う、うん。十六夜さんの話はとても参考になったし……」
「私たち2人とも咲夜ちゃんから特訓をつけてもらったけど……」
そう、この2人昨日まで咲夜式回避術や近接格闘を学んでいたのだ。どれも付け焼き刃とはいえ2人の実力は特訓前と比べ飛躍的に上がっているだが、
「「実力が発揮できるかが心配なん(よ)(だよ)!」
それでも緊張感はぬぐえない、そんな2人に咲夜は、
「大丈夫よ。私式回避術で1番大事なことは?」
「「常にリラックスして……」」
「そうシンプルだけど大事なことそんな緊張しててはダメっよ!」
「「っ!!」」
2人は咲夜に背中を強く叩かれ目を白黒させる。
「2人なら大丈夫、私が保証する。まぁ私が優勝するんだけどね」
なんて煽ると、
(オールマイトに言われたんだ。『君が来たってことを証明するんだ』って
だから僕は……)
(私は遠くにいるお父さんお母さんに頑張ってるってことを伝えたいんだ。だから私は……)
「「絶対に負けないよ!」」
「そう、その意気よ」
そんな時遠くから、
『1年生入場!』
「じゃあ行くわよ」
そして咲夜達は会場に向かって歩き始めた。
キャラブレを起こしました。私の中の咲夜さんはここまで熱血では無いのに……