盛り上がる会場。それも仕方ないだろう、なぜなら先程起こった意味不明な1位よりもきちんと盛り上がる勝負をした2位の方が盛り上がる。そんなこんなで緑谷以降も続々とゴールし、
『さてと、予選通過は上位43名!!』
全ての競技を終え、主審のミッドナイトにより予選通過のボーダーラインが告げられるとともに、その次の競技がアナウンスされようとしていた。
「そして次からいよいよ本戦!さーて第2種目は~~コレよ!!」
『騎馬戦!』
その競技の名目が会場にあるスクリーンに表示される。
『参加者はは2〜4人のチームを自由作ってもらうわ!基本は普通の騎馬戦と同じだけど、1つ違うのが…先程の結果に従って各自にポイントが振り当てられるわ。43位が5ポイント、42位が10ポイント…といった具合でね』
『そして〜第1位は〜』
ミッドナイトは溜めてこう言い放った。
『1000万ポイントよ!』
「「「「1000万ポイント!?」」」」
一斉に咲夜に視線が向けられる。
『さーて、ルールもわかってもらったしチームを組んでもらうわ。制限時間は15分。ぱぱっと組みなさい!』
そんな刺すような視線の中咲夜は、
(さて誰と組みましょうか……)
(なるべく知ってる人がいいわね。個性も把握してるしなかなかに有利になるはず……そうね、ひとまずは……)
そして咲夜は声をかけていくのだった。
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『さ〜て、そろそろ始めるわよ!』
そして続々と騎馬が並び始めた。
『会場に12組の騎馬が並んだ〜!』
『面白い組み合わせじゃないか』
それぞれの騎手達はチームメイトの持つ総合計ポイントが描かれた鉢巻を頭に付けており、フィールド上に馳せ参じていく。
「それじゃあよろしく、八百万さん、飯田さん」
「はい!よろしくお願いします」
「あぁこの勝負勝つぞ!」
『それでは!カウントいくわよ!3!』
「初めから」
「狙いはひとつ」
『2ー!』
「飯田さんも八百万さんも準備はいい?」
「勿論だとも!」
「例の準備は出来ております……」
『いーち!』
『スタート!!』
「「「初めから狙いはその1000万ポイント!」」」
全員が一気に咲夜のチームに向かってくる。
「予想どうりね。飯田さん、逃げて」
「分かってるっ!」
飯田はエンジンをふかし、そのスピードで包囲網をぬけていく。
「八百万さん!」
「はい!出来ましたわ!」
咲夜は八百万から陽光を反射するその銀色のナイフを受け取ると、
「っ!!」
各チームの足元目掛けて投げた。
「うおっ!?あぶねぇ!ナイフは反則だろ!」
『うーん……まぁ、ちょっとの怪我ぐらいなら治せるし急所以外はOK!』
「安心なさい。私ものを投げるのが得意なの。薄皮1枚で済ませるから」
そして咲夜は続ける。
「宣言するわ。私はこの競技において個性を使用しないわ。どうやら私を個性だけだと思ってるらしいし。個性が無くても全然強いことを証明して、完膚なきまでに勝ってあげるわ」
そんな咲夜の挑発に選手は、
「「「「舐めんじゃねー!!」」」」
とかかっていった。