リコリスinタルコフ   作:奥の手

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予告編です。
CMのような演出だと思ってください。登場人物のセリフのみ流れます。
千束とたきな以外の人物も多数登場しています。
もちろん読み飛ばしたって問題ありません!


【予告編】リコリスinタルコフ

「なんだか、ワクワクしない? 遠足みたいでさ」

 

「遠足なんて行事はなかったですよね」

 

「お前……なんなんだ……殺さねぇのか」

 

「それ持って帰るの?」

 

「そんなこと言っていられるのも生きている間だけですからね」

 

「たきな! 位置!」

 

『千束! 今向かっています!』

 

「やった……? 殺してない……?」

 

『俺だ。いま北側から回り込むように敵を追い詰めている。撃つなよ』

 

「銃を捨てて! 殺さないから!」

 

「強えな、お前ら」

 

『千束! 千束! 被害は!?』

 

「今日はもう疲れた。誰も殺す気はない」

 

「千束、あの人たちは――――」

 

「何をしている…………てめぇ……あ? 女か……?」

 

「殺すしかなかった」

 

「私が生き残りました。…………それが全てだと思います」

 

「ここでお別れだ」

 

「…………お手洗い借りていい?」

 

「まさかな、こんなところにいたとは」

 

「千束、前へ進みます」

 

「行けるよ、たきな」

 

「あれが社員寮かな?」

 

「私は泳げますよ?」

 

「位置についた。用意OK?」

 

「できています。いつでもどうぞ」

 

「お前にルールがあるのと同じように、俺にもルールがある」

 

「たきな、私…………私は、どうして…………」

 

「いや、そんな……うそだろ……?」

 

「ここには誰かがいたんだろうね」

 

「後ろがガラ空きですよ」

 

「――――日本語かな? お嬢ちゃん日本から来たの?」

 

「千束が良いと思ったことをしているだけです」

 

「たきなそれはぜーったい許さないからな!」

 

「当たらないものは使えないので」

 

「ふぅ……危なかったぜ。え、死んでないよね?」

 

「お願い助けて」

 

「逃げんじゃねぇ! 逃げんじゃねぇこのやろう!!」

 

「楽勝だよ。たきながいるから」

 

「信頼に値します」

 

「まかせんしゃい! この千束様がついておるから!」

 

「なんですかこれは」

 

「えーここ行くのー? 別の道ないのー?」

 

「アンタ達見てると生き残れそうだわ」

 

『たきな! 前ッ!』

 

『千束ダメです! 引くべきです!!』

 

「もうちょっとなのにッ!! あとちょっとだったのに!!!」

 

「ごめんなさい、千束」

 

「絶対助けるから。諦めない。見捨てない。殺さないし殺させない!」

 

「きっと来ます。世界一優しくて、勇敢で、最強で――――そして私の救世主が」

 

「誰かのためじゃない。たきなのためなんだ」

 

「隊長、これでいいんですか」

 

「あなた方はすぐそうおっしゃる。口を揃えて二言目には」

 

「覚悟はいいか?」

 

「やれるもんならやってみろクソ野郎」

 

「ははは! そうだな、バランスをとらねぇとなぁッ!」

 

「金にもならねぇプライドなんかクソと一緒に流しちまえ」

 

「俺たちゃこうやってずっと生きてきたんだ。今更変われるかよ」

 

「やっと、見つけた」

 

「久しぶりだな」

 

「帰ろう、みんなで」

 

「これでいける。いこう、たきな」

 

「はい、千束」

 

 

 

――――「どこ、ここ?」

 

 

 

 




というわけで『リコリスinタルコフ』本編スタートです!
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