エゴイストがいく実力至上主義の教室   作:エビデンス海老天むす

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お久しぶりですどうも。

ちょっとリアルのほうが忙しく、あまり時間を取れずにいたのでようやくまとまりました。

みなさんお待ちのレスバ回です。


勉強会

「早速勉強を始めましょうか。」

 

よし、メンバーは俺、堀北さん、綾小路、須藤、池、山内、沖谷、そして櫛田さんの8人。

 

早速数学から始めるぞ〜

 

 

 

 

「こんな問題も解けなくて将来どうしていくのか、私は想像するだけでゾッとするわね」

 

「っせぇな。お前には関係ないだろ。」

 

何でこうなってしまったんだ。

 

「確かに私には関係ないことよ。あなた達がどれだけ苦しもうと、影響はないから。ただ憐れみを覚えるだけ。今までの人生、辛いことからもずっと逃げてきたんでしょうね。」

 

「言いたいこと言いやがって。勉強なんざ、将来の何の役にも立たないんだよ。」

 

「落ち着けよお前ら2人。須藤、あんまり熱くなるな、確かに勉強は将来必要ないかもしれない。けど今この状況では必要だろ?逃げずに頑張ろうぜ?堀北さんも、その言い方は酷いだろ?須藤も、他の2人も頑張ってるんだから、もっと成果を認めてあげないと。厳しくする事と教える事は違はずだろ?」

 

「勉強が将来に必要ない?その根拠を教えて欲しいわ。」

 

「潔のいう通りだ堀北。厳しくし過ぎるのと教えるのはちげーぞ!」

 

言い合いは激化する一方だ。助けを求め綾小路の方を見るも首を張っている。だめだこりゃ……

 

「私はあなたに全く興味はないけれど、見ていればどんな人間かは大体わかるわ。バスケットでプロを目指す?そんな幼稚な夢が簡単に叶う世界だとでも思っているの?あなたのようにすぐ投げ出すような中途半端な人間は、絶対プロになんてなれない。もっとも仮にプロになれたとしても、納得のいく年収がもらえるとは思えない。そんな現実味のない職業を目指す時点であなたは愚か者よ。」

 

「テメェ!」

 

「あなたもよ、潔くん。世界一のストライカーなんて、現実味のない事…あなた、プロの世界も知らないクセによくそんな事言えるわね。」

 

「は?」

 

「ちょっと堀北さん!」

 

「堀北、今のは言い過ぎだ。」

 

「いいえ、私の言った事は間違ってないわ」

 

なるほどな堀北、お前はそういうやつなのか…

 

「もういい堀北。お前とはもう少しマシな関係になれると思ってたんだが違ったみたいだ。人の夢をバカにする奴はそいつの夢が小さいことの証明だ。その小さい夢追いかけて、この3年間をドブに捨てるんだな。永遠に不良品だらけのDクラスで一生不良品として過ごしていろ。もう俺はお前に教えてもらおうなんて思わない。」

 

そういうと、俺は勉強を続けた。ここで帰らずに居座るのは勉強から逃げないと言う意思表示でもある。

 

俺は図書館に居座り続ける。わからないところは綾小路に聞いて何とか問題を解いていった。堀北は誰にも勉強を教える事なく置き物となっている。堀北は下唇を噛み、誰にも教えることなく自分自身の勉強に没頭していた。

 

「ふぅ、結構勉強したな……みんなお疲れ、明日も頑張ろうな。」

 

約2時間ほど勉強しただろうか。あたりはすっかり夕方になっている。

 

「はぁ〜勉強ってこんな疲れんだな。」

 

山内が言う。今まで勉強してこなかったのかよ。どうやってここに入ったんだ?

 

「後二週間みんなで頑張ろうぜ。寮の帰りにコンビニでも寄って行くか?」

 

「おいおい潔、勘弁してくれよ。俺たちポイントなんて無いぜ?」

 

池が言う。そっか、コイツら節約してない組か……

 

「じゃあしょうがねぇな、俺が奢ってやるよ。でも明日も一緒に勉強するよな?」

 

「マジで!?頑張る頑張る!超頑張るわ、早く行こうぜ潔。」

 

池……扱いやすすぎるだろ……

 

 

 

 

俺、須藤、池、山内、沖谷の5人はすっかり暗くなった街灯の下でコンビニの一番安いアイスを買って帰っていた。

そう言えば……綾小路と櫛田さんに謝っておくか。せっかく開いてくれた勉強会だったのに。結局台無しにしちゃったな。

 

「すまんみんな、俺忘れ物しちゃったから学校戻るわ。寮に帰っても勉強は最低限しとけよ。」

 

「おう!任しとけ!いい点とって堀北を見返してやろうぜ。」

 

須藤がそう言うと、みんなは寮へ向かって歩き出し、俺は学校へと戻っていった。

 

 

俺は学校に戻ると下駄箱に綾小路を見つけた。だが、綾小路は帰らずに外履きの靴を上履きに変えているところだった。

 

「あれ?綾小路?どうしたんだ?校舎に戻って。忘れ物か?」

 

「ああ、少し櫛田を探していてな。今日の勉強会、せっかく誘ってくれたのに当の堀北があれだとな。少し罪悪感があるんだ、それでちょうど櫛田が校舎に入って行くのが見えて追いかけてきたってわけだ。」

 

「そうか。ちょうどよかった、俺もそんな感じで学校に戻ってきたんだ。」

 

カツンカツン、階段を登る音がする。

 

「上か……」

 

「潔、もしかして今の音が聞こえたのか?」

 

「ん?ああ、昔から耳がいいんだよ。」

 

「そうだったのか。櫛田が誰かと待ち合わせていたりすると返って気まずいだろうから静かに行かないか?」

 

それは気まずいのか?あんまり分からん。

 

「分かった。」

 

2人で足音を殺しながら櫛田さんについていった。というか綾小路、足音殺すのうますぎるだろ。暗殺者かよ。

 

櫛田さんは屋上付近まで行くとカバンを下ろした。屋上は今は開放してないはずだろ。

 

「あーーーーーウザい」

 

え?

俺は綾小路の顔を見る。だが、綾小路は首を振った。まさか今のは櫛田さんの声!?

 

「マジでウザい、ムカつく。死ねばいいのに……自分が可愛いと思ってお高く止まりやがって。どうせアバズレに決まってんのよ。あんたみたいな性格の女が、勉強なんて教えられるわけないっつーのに」

 

まさかみんなに優しい、クラスの人気者の櫛田さんが……

俺は前にいる綾小路の顔を見る。あの陰口を表情ひとつ変えず聞いている。

 

「はぁーーー。でも今日はちょっとスッキリしたな。潔世一。あいつの言葉を聞いた堀北の顔は傑作だったわね。でもムカつくわ……はぁ〜〜」

 

綾小路は俺にアイコンタクトでここを離れようと言っているように見えた。俺はそれに従い、ゆっくりと階段を降りる。

 

ガンッ!

 

おそらく櫛田さんが扉を蹴った音だろう。思いの外音は大きく、動こうとした俺を綾小路の腕が押さえつけた。

 

「………ここで……何してるの?」

 

やっば、見つかったか?

 

すると綾小路が櫛田の死角から飛び出す。一瞬だけこちらを見た。

 

オッケー、逃げろってことね。

 

「ちょっと道に迷ってさ。いや、悪い悪い。俺はすぐ立ち去るよ。」

 

すまん綾小路……後で話を聞かせてもらうぞ。

 

 




※堀北の表情についての描写がなかったので修正いたしました。3月25日
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