エゴイストがいく実力至上主義の教室   作:エビデンス海老天むす

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無人島試験

俺は今、豪華客船に乗っている。これから学校が保有している無人島のペンションへ向かうらしい。1日目はクラスの奴らと船の中を探索したりして終わったが、俺はその中でも一番気になっていた所にいた。

 

「充実しすぎじゃないか?」

 

俺は船のジムの設備、様々な機器にしかも専用のプールまでついている。学校内の設備にも負けずとも劣らない素晴らしい設備に驚かされるばかりだった。

 

「バカンスに来てまでトレーニングとは素晴らしい自己意識の賜物では無いか、潔ボーイ?」

 

「高円寺!そう言うお前ももう水着に着替えてんじゃねぇか。」

 

「フッ、私は私の肉体を見るためさ。無論、鍛えるつもりでもあるがな。」

 

高円寺六助。4月から校内で使われているジムで良く会う間柄で6月くらいから話すようになった。

高円寺は水着に着替えているのですでに飛び込んでいる。

 

「ハハハハハハ」バシャバシャ

 

笑いながらのくせにくっそはえぇ

 

俺もジム使うか。

 

 

 

数時間後。高円寺がプールから出てきた。着替えるのかと思ったらスタスタと外に歩いて行く。

 

体はもちろん拭いていない。

 

「おい!バカ!体拭けよ!床がビチャビチャになるだろ!」

 

「ハハハハハハッ私は生まれた時から体は拭かない主義でね!」

 

「何だそれ!いいから早く拭けよ!」

 

「よく言うだろう?水も滴るいい男。と!」キラッ

 

高円寺はそのまま屋外プールへと向かっていった。

 

「アイツ……ただのわがまま坊ちゃんじゃねぇか…」

 

俺は濡れた廊下を立ち尽くしていた。

 

「あ!潔くん!」

 

すると前から濡れた床を避けなごら櫛田がやってきた。

 

「櫛田、どうしたんだ?」

 

「ちょっときて。」

 

おれはトレーニングウェアを着ていたため着替えてから櫛田の元へ向かった。

 

「どうしたんだよ。こんな人通りの少ないところで……」

 

「グチ……」

 

櫛田の声のトーンが変わった。他称、怖い櫛田。

 

「へいへい…」

 

櫛田と協力関係になって以来、櫛田の愚痴を聞くことが多くなった。櫛田に協力してもらうために愚痴を聞いている

 

「なぁ、なんで俺が聞かないといけないんだよ……」

 

「バラすよ?退学しようとしてること。」

 

「……」

 

いつもこの脅し文句で黙らせられる。まぁ、休憩がてら聞くとするか……

 

 

 

 

櫛田の愚痴があらかた終わった。

 

「話し込んじゃった。ごめんね。」

 

怖い櫛田からいつもの櫛田に戻る。

 

「それにしても……潔くんって結構筋肉あるよね。さっきトレーニングウェアの上なのにムキムキだったよ?」

 

櫛田がペタペタと俺の腕も触ったり足を触ったりしてくる。

 

「まぁ、4月から毎日トレーニングしてるからな、やっと成果が出てる感じだよ。」

 

するとアナウンスが流れた。

 

『生徒の皆様にお知らせがあります。時間がありましたら是非デッキにお集まりください。まもなく島が見えてまいります。暫くの間、非常に意義のある景色をご覧頂けるでしょう。』

 

「有意義な景色?なんかあるかもしれない急いで行こうぜ」

 

「うん。」

 

俺たちは走って船のデッキへと向かった。

 

「あれ?潔くんと櫛田さんじゃーん。2人揃って遅いよ〜」

 

「潔くんとはたまたま部屋の近くで会って、どうせなら一緒に行こうって」

 

櫛田は平然と嘘をついているが私に合わせろと圧がかかってくる。

 

「ああ、俺もさっきまでトレーニングしててたまたま櫛田に会ったんだよ。」

 

「おい!見えてきたぞ!」

 

誰かがそう言うと無人島が見えてくる。だが船は進路を変え島の周りをぐるぐると回ろうとする。

どうしてだ?なんで上陸しないんだ?

有意義な景色?って事は優雅に島で休むんじゃなくてなんかしらイベントがあったりするのか?

 

サバイバルや、レース……後は無人島脱出か?……いや、全部ごちゃ混ぜにしてくる可能性もある。

 

もしかしたらこれがクラス対抗の最初の戦いになるのかもな…

 

俺は学校の指示に従い、体操服に着替えて無人島への準備をしなければならない。

 

俺はなるべく島の景色を目に焼き付けて準備へと向かった

 

 

 

 

無人島に到着するとAクラス担任の真嶋先生がたっていた。

 

「では本年度最初の特別試験を開始する」

 

特別試験………

 

「これより一週間、無人島でのサバイバル生活が試験内容となる。」

 

サバイバルか……俺たちDクラスはどうみても不利なんだよな

 

その後は試験内容が続く

 

・各クラスは1週間、無人島での集団生活を行う。

・テントや衛生用品は最低限配られるものの、飲料水や食料、トイレなどは試験専用の300ポイント(クラスごと)で購入する必要がある。

・専用ポイントは試験終了後、クラスポイントに変更される。

 

【追加ルール】

・島の随所に「スポット」と呼ばれる地点があり、占有したクラスのみ使用可能になる。

・スポットは専有する度に1ポイントのボーナスがある。

・スポットの占有は8時間のみ。切れた場合、更新作業が必要となる。

・スポットの占有には、リーダーとなった人物が持つ「キーカード」が必要となる。

・正当な理由なく、リーダーを変更することは不可能

・最終日、他クラスのリーダーを当てる権利が与えられる。当てれば1人につき+50ポイント、外せば-50ポイント。

・逆に、リーダーを当てられてしまった場合、-50ポイント

 

【禁止事項・ペナルティ】

・体調不良や大怪我によって続行できない者は-30ポイント+リタイア

・環境を汚染する行為は-20ポイント

・毎日午前・午後8時に行う点呼に不在の場合、1人につき-5ポイント

・他クラスへの暴力行為、略奪行為、器物破損などを行った場合、

 そのクラスを即失格+対象者のプライベートポイントを全没収

 

なるほど……何も物資を買わず、300ポイントを残し、3クラス全てのリーダーを当てることができれば150ポイント、試験の最大値は450クラスポイント+スポット優先分と言うわけか……

 

まぁ、ポイント消費0なんて出来るわけないけど…

 

「平田。クラスのことは任せる。俺は散策とある程度のスポットを決めてくる。」

 

「潔!俺も行くぞ。」

 

須藤は俺についてくる気のようだ。

 

「いや、お前はクラスの方の説明をよく聞いていてくれ。じゃ、平田頼むぞ」

 

「うん。潔くんも怪我をしないようにね」

 

俺は無人島の森の中へと入って行った。

 

 

残されたDクラスはポイントの使い道について一触即発だった。何とか平田や櫛田がクラスを抑えていた。

 

「みんな落ち着いて、今潔君がスポットの場所を探してくれるからそれまで探索しよう。潔君は僕たちのために動いてくれているんだ。それまでにクラスの方針を決めて、団結するんだ。」

 

「潔くん、4月の時もポイントについて警告してくれたり、中間テストの時も池君や山内君、須藤君と一緒に勉強をしながらクラスの勉強会にも参加してたの。今回のことも含めてクラスのために毎回動いてくれてる潔君を裏切っちゃいけないと思うな。」

 

すると割れていたクラスが静かになり、「確かに…」や「あの時は助かった」となど聞こえる。

 

ひとまずDクラスは落ち着きを取り戻した。

 

 

 

 

俺はひとまず森へと入り、川と川の近くにあるスポットは見つけた。

 

「とりあえずここにDクラスの拠点を構えるか。」

 

俺は手っ取り早く拠点を決め、俺は他クラスのある人を探す。

 

少し経ってそいつを発見した。都合よくクラスメイトとは離れて、おそらく作戦会議をしている。

 

俺は草をガサガサとかき分け、そいつに近づく。

 

「誰だ!?」

 

「おいおい、まだDクラスは揉めてたはずだろ?こんなとこにいていいのか?」

 

「よぉ、龍園。この試験、組もうぜ」

 

俺はCクラス、龍園翔との交渉に挑む

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