この空と大地には幾万の命があり、そして、幾千の人々が生きている。
人々は平和を願い日々暮らしている。
しかし、いつ、どこで、その平和を乱し、破滅を願う者もいるだろう。
だが、諦めてはいけない…
その平和を守る者達がいる、その平和を愛する者がいる。
人々の平和のため、人知れず戦う者達がいる。
この物語は光に導かれ力を得た男が様々な出会い、経験を通し、成長し、自らの運命に、立ち向かう、愛と青春のストーリーである!
魔導刑事リリカルなのはメタルRIZE
スタンバイ、レディ!
第1話 光受け継ぎし者
ピー!ピー!
朝、部屋にある目覚まし時計から目障りな音が響きわたる。時計の主の少年は時計を止めようと布団の中で蠢き、しばらくもぞもぞ動きながらなんとか時計を止める。
?「……ん、んー、ふぁ~、眠い……」
少年の名は木ノ本悠里、私立聖祥大付属中学校に通う中学一年生である。悠里はボケーっとしながら制服に着替え、自室からリビングに向かった。
悠「うう…眠い」
?「どうした?悠里?」
リビングに来た悠里に話しかける人がいた。
悠「おはよう…じいちゃん…、こないだ、翔一から借りたDVDを見てたんだ」
悠里と話をしている人は彼の祖父である木ノ本空我である。彼は50代であるのに警察でバリバリ活躍している。
空「全く、夜更かししとると体に悪いぞ?」
悠「うん、わかってる…」
空「飯できとるぞ、はよ食べろ」
悠「はーい、あれ?ねぇちゃん達は?」
悠里には上に姉が3人と妹2の姉妹達がいる。
「真理はもう会社、直美はバイト、明はまだ寝とる。恵はお前より先に出た」
長女真理は会社員で23歳、次女直美は大学生で20歳、バイトをこなしながらキャンパスライフを楽しく過ごしている。三女明は19歳、直美同様に大学生である。四女恵は小学三年生で悠里と同じ聖祥大付属の小学校に通っている。
五女栞は幼稚園児で4歳。
「やっば!早く行こっと!じゃ、じいちゃん、
栞の面倒、頼むね!」
「ん、気をつけてな」
悠里は空我に声かけ学校に向かう、バスに向かった。
悠里は家から学校が遠いのでバス通学をしている、悠里がバスに乗ると彼の親友が声をかけてきた。
?「よう!悠里!」
悠「オッス!おはよう、翔一!」
悠里に声をかけてきたのは木野翔一。彼と小さな頃からの親友で大の特撮好き。しかも、サッカーが得意で地元のクラブに入っている。
翔「悠里、この間貸したやつどうだった?」
悠「ああ、ブルースワットとジバンか?結構面白いと思うけどな。ジバンのゴテゴテした感じとか、ブルースワットはやっぱりガンアクションがかっこよかった」
翔「そうか!なるほど、そんなら、今度は別のやつを貸すぜ!」
翔一の顔がほころぶ。彼は時々、悠里に特撮のDVDを貸しており、今回は機動刑事ジバンと
ブルースワットを貸していた。
悠「おう、楽しみだな」
悠里と翔一が話していると金髪の女の子と紫色の髪の子がバスに乗ってきた。
因みにこのバスは中学生と小学生の両方が使うバスである。
?「あ!悠里と翔一だ!おはよう!」
?「二人とも、おはようございます」
悠「オッス!アリサ、すずか!」
翔「おう、おはよう」
金髪の女の子はアリサ・バニングス。紫の子は月村しずか。二人共、妹の恵の友達である。
ア「恵はどうしたの?」
悠「あいつは今日、日直らしいから先に行ったみたいだ」
翔「なぁ、それより、数学の宿題ってどこだった?」
悠「お前、また、やってないんだろ?」
翔「イヤー、面目ない!」
悠「ったく、学校行ったら見せてやる。そのかわり、お前の弁当のおかずを俺に譲れ」
翔「やった!サンキュー悠里!恩にきるぜ!」
ア「翔一はスポーツは出来るの勉強とか他のとこは抜けてるわね」
アリサは翔一を弄る。
翔「うるせぇ!アリサ!このデコ助!」
これに対しキレる翔一。
ア「言ったわね!この特撮バカ!」
翔「そいつぁ、誉め言葉じゃあ!」
す「まぁまぁ、翔一さん落ち着いてください」
なだめるすずかに。
悠「このバカタレ!バスで騒ぐ奴があるか!」
怒鳴る悠里。はっきり言ってカオスになりかけている。
?「みんなおはよー」
そこに茶髪でツインテールの女の子がバスに乗って来た。彼女の名は高町なのは。アリサとすずかの親友である。
す「あ!なのはちゃん、手を貸して!アリサちゃんと翔一が止まらなくて……」
なのはと呼ばれた女の子は驚く。
な「えぇー!何してるの二人とも!?」
悠「なのは!頼むこのバカ二人を止めてくれ!」
悠里もなのはに応援を頼む。
な「もう!二人落ち着いてぇぇぇぇ!」
翔 ア「「あ、はい!」」
な「全くもう!」
悠「はぁ……やれやれ」
こうして朝の出来事は過ぎていった。
~放課後~
授業が終わり、みんな帰り支度をしている。
悠「ふいー、終わったぜ」
翔「そうだな、さて俺は部活だから先行くぜ」
悠「じゃあな、翔一」
翔「ああ。また明日な!」
悠里は翔一と別れ学校を出た。
~帰り道~
悠「エーークシーードラァーーフトーー。やっぱり、大声で歌のは良いわ。さてと今日は何にしようかなぁ」
今日の夕飯の当番は悠里なので彼は献立考えていると声が聞こえた。
悠「ん?なんだ?」
家に向かう途中悠里は見覚えのある小学生らしい三人組が道端で固まって居る所を見つけた。
?「あ!悠さんだ!」
一人が俺に気づいた。
悠「お、なのは達か、こんな所でなにしてんだ」
そこにいたのはなのは達だった。
な「悠さん、動物病院知らないですか?」
すずかが悠里に言ってきた。
どうやら、ケガをした動物を見つけたらしい。
悠「おいおい、大丈夫か?そいつ。すぐ近くにあるからついて来い」
そういい、悠里は三人を動物病院まで案内した。
~その後~
悠里はなのは達と別れ家への帰り道を歩いているとき、突然、周りの景色が変わった。そしていきなり黒い影が現れた。
悠「なぁ!?なんだ!」
ゴァァァァァ!
悠里の前に現れた謎の物体は明らかに殺気を放っていた。
悠「ヤ、ヤバイ!」
悠里はなんとか走りだし逃げた。しかしそれはしつこく悠里を追ってくる。
そして逃げている最中いきなり彼の頭に声が聞こえた。
?『光を受け継ぐ者を…』
悠「っ!一体なんだ…誰かが呼んでるのか?」
?『ティガの力を…』
悠「声が直接頭に…?」
?『私の元に来い…』
悠「いったい、なんなんだよ!!」
悠里は声のする方向へ必死に走った。それもしっかり追ってくる。
悠「ハァハァ、こ、ここか?」
たどり着いた場所は神社の境内だった。
?『私はすぐそこだ急げ!』
悠里は声に従いお社に入るとリモコンほどのサイズの何かが浮いていた。
?『私を使え!』
悠「つ、使えって、どうやって!?」
?『私を持ってイメージしろ!自分を守る鎧を想像すればいい!そして、何か変わる言葉を言うんだ!』
悠「ええと、こうだな!」
俺は浮いている物を掴み意識を集中させた。
悠「イメージ…イメージ…これでどうだ!」
その瞬間、俺の体が輝き始めた。
悠「へ、変身!」
そういうと、悠里のさらに輝きを増し、光が収まると悠里のイメージした通りになった。 服は水色を基調とした警備員のような物に上半身は濃い青色のアーマーになっている。そして、頭には真っ白いハチマキが巻かれている。
悠「お、おい!咄嗟の判断で決めちゃったけどこれって、本物か!?」
ゴァァァァァ!
変身した悠里の前にそれが現れた。
悠「だああ!やるしかねぇか!」
謎の生物相手に悠里は構えをとった。
感想よろしくお願いいたします。