異世界転移じゃなくて異世界化?!   作:RAINBOW12K

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案内と結論

「あ、最後に月読君の住む場所の案内しないとね」

 

「あ!確かにそれは頼む」

 

世界が異世界化したときは暖かな5月だったが今は10月、これから冷え込むのに下手な寝床で寝ようものなら凍死とはいかなくとも確実に体調を崩すことになるだろう

 

「そういえば、月読君ってここに来るまでどこで寝てたの?」

 

宿木がふとそう聞く

 

「え?あー、最初の四か月は元々異世界化したときにいた箱根の旅館で寝泊まりしてたな。箱根を出てからは道中の家に入って休んでたな」

 

零はどこか懐かしみながらそう言った

 

「、、、四か月箱根にいたの?」

 

宿木が一瞬ほんの少しだけ顔をしかめ、そう聞いてきた

 

「ん?ああ。箱根の町にとんでもない量のモンスターが居て、レベリングしなくちゃならなくてな。それに四か月かかったんだよ」

 

零はそう返す

 

「な、なるほどね。じゃー、行きましょ」

 

「よろしく」

 

そう言って二人は歩き出す

 

 

 

(箱根に四か月居て、そこでレベリングしてたねー、、、それならあの異次元の力も納得はできる、、、しかも箱根に行って確認することもできるから、嘘とも思えない)

 

先ほどの零との会話の内容から宿木はそう考えていた

 

(一先ず、渋谷君に家を教えたらみんなと話さないと)

 

「さて、見えてきたわね。あれが月読君の住んでもらう場所よ」

 

宿木はそう言いながら一軒の建物を指さした

 

「あー、カップラーメンの博物館じゃん。、、、ん?ここって人住めるのか?」

 

零がそう漏らすと

 

「改装工事したのよ。今はしっかりと住めるわよ。さ、入りましょ」

 

宿木は安心してといわんばかりにそう言った

 

「あ、よかった」

 

そう言って二人は建物の中に入っていく

 

 

 

 

「ここが月読君の部屋よ」

 

そう言って案内された部屋は建物の最上階の一室であった

 

「おー、広いな」

 

部屋は大きなリビングにベッド一個と収納が一個ある簡素な部屋だった。しかし冷暖房はしっかりとあるなど生活するのにはまったく困らないだろう

 

「お風呂は下の階に供用のがあるから、そこに入ってね。足りないものがあったら言ってちょうだい」

 

「ああ!ありがとう」

 

「じゃー、私は帰るから、今日はゆっくりしてね」

 

そう言って宿木は零と別れた

 

 

 

 

コンコンコン

 

「結論はもう出たの?」

 

零と別れた宿木は幹部会議室に戻って開口一番そう言った

 

「おかえり。結論としては蓮花さんの意見を聞こうってことになった」

 

「了解、、、あと、進展情報が一つあるわ」

 

「、何?」

 

渡部は一瞬面白そうといった顔をして宿木の話を聞く

 

「月読君、どうやら異世界化してから4か月ぐらいは箱根にいたみたいよ」

 

「なるほど」

 

宿木の発言を聞いてその場にいた全員が考え込む

 

「まー、嘘かどうかはわからないが、これで一先ず月読君のこれまでは分かったな」

 

まず林がそう言う しかし

 

「いや、箱根にいたっていうことを私たちが確認しに行ったときにボロが出るかもなので、嘘の可能性はほとんど無いかと」

 

月花がそれに反論する

 

「いや、それすらも組織ぐるみでごまかされるかもじゃん」

 

それに陽花が待ったをかける

 

「そこまでやる必要が、、、あのレベルだとそれもあり得るか」

 

「あの強さは普通にあり得ると思う」

 

渡部と早坂がそう言う

 

「「うーん」」

 

再び全員が頭を悩ます

 

「結局、蓮花姉さんに判断してもらう以外方法ないな」

 

「「だな(ね)」」

 

そうして全員は会議室から出ていった

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