メテオ結構好き。
個人的一番はファイズ系ライダーです。世代なので
「という訳で君には転生して仮面ライダーメテオになってエロ漫画的世界をディケイド(動詞)してもらう」
「うん、何がという訳なのか微塵も分からないねぇ!お前寝っ転がって、お菓子食べながらスマホ見て『爆乳ライダー・・・・AIすげぇな!』としか発言してないよなぁ!!!!何を見ているんだ何を!!!」
真っ白な世界で目覚めると同時に変態に話しかけられた。
「・・・・見る?」
「見る。・・・・うおすっげ、AIくんおま、完璧じゃん・・・・・」
訂正、変態は二人だった。
「で、何の話だっけ?猥談で何の話してたか忘れたわ」
「そうだった!!!!!!!」
「いや声うるっさ」
うおっほん、と咳込んで大げさに仕切りなおすと人っぽいソレは話し始めた。
「私は神だぁん」(CV.大塚)
「へー」
「嘘、ホントは人間より少しだけ上位の存在。君は私が輪廻の輪から引き揚げた記憶も持たぬ無垢な魂だぁん」
「滅茶苦茶グダグダだけど大丈夫か?」
「今!とある世界がヤバい!!滅亡よりヤバい危機に瀕している!」
強引にシリアスな元の話に戻される。さっきまでアホな会話を楽しんでいたのに・・・。
「ぶっちゃけて言うと自分がやらかしたので尻拭いして欲しい!」
「ぶっ殺されたいです?」
「ごめんなさいね!!!!!!!!」
大声で謝り倒す自称神。ホントにうるさい。
「てゆーかいい加減真面目に詳細を話して欲しい。あんたが愉快を演じて緊張をほどこうとしている悪意の無い存在なのは分かったから」
そう言うとようやく襟を正す様にきちっとした。
「ありがとう、思っていたより当たりの人種を呼べたようだ」
「と言うと?」
「知能指数三百以上運動神経花丸独自の信念があって正義感強めで適度に因果が強くて特オタでry」
「無理言ってる自覚ある?」
「心配しないでくれ、自覚はある。でも君が来てくれた。・・・・・あ、当然だが話を聞いた後で断ってもらっても構わないよ」
そう言うと神は語り始めた。
「まず、最近の転生物の知識は一通りあるね?」
「ある」
「よろしい、話が早くなる。・・・・現実改変系の能力を持った転生者が世界に酷い改変を加えてしまった。具体的に言うと一定の範囲・・・物語の舞台その物に『色欲に狂って暴力的になれ』と言う認識操作をしてしまった。そのせいで一部の人間が狂暴化&強化されて現地の人々の力じゃどうしようもないんだ」
「・・・・とんでもないインモラル野郎だな」
「事前に厳重注意してたにも拘らずの犯行だったのでその転生者は処分済みなんだけど、ここで問題が有って・・・」
「物語の舞台にかけられた認識操作が解けない・・・か?」
「正解。正直困っていてね・・・何らかの『楔』かなにかで能力が固定されているせいで私では手が出せなくて・・・」
「
「シャボン玉の中に在る剣山を素手で取り出す様な物だよ。ちなみにシャボン玉が世界ね」
なるほど無理だ。と呟きつつ最初の発言が気になったので聞くことにした。
「ディケイド(動詞)しろと言った意味は分かった。狂った世界の元凶を壊せばいいんだな?だけど仮面ライダーメテオなのはなんでだ?」
「よくぞ聞いてくれた。理由は三つ、一つ目は物語の舞台が現代学園ラブコメ物だから世界に大きな矛盾をもたらさないために仮面ライダーが最適だった、その中でもメテオは学生として潜入して戦うのに持ってこいなんだよ。原作という実績があるし、フォーゼより純粋な戦闘能力を持ってるしね」
「まった、矛盾って?」
「言った通り元の世界は現代学園ラブコメ物の世界で、それが転生者に改変されて暴力的で退廃的エロ漫画みたいな世界になった状態なんだ。秘密裏に事を運ばないと細かい要素が混じったせいで元の平和な世界に戻れなくなってしまう。分かりやすく言うと、世界観を守らないと
それを聞いて納得した。・・・・要するに二次創作を一次創作に戻すための原理だ。元々ジャンルがはっきりしていた一次創作の世界に、魔法だの超能力だのその世界に存在しない大きな力を持って行って、派手に動けば事態が解決してもジャンルが何でもありの二次創作のままだ。『楔』を壊しても完全に元の世界に戻らない。
ましてや一回世界が改変されている以上、より慎重にならないといけない。だから世界の裏で活躍するヒーローである仮面ライダーが必要なわけか。
「理由二つ目、メテオのスペックがホントにぴったりだったから。元凶の『楔』を壊すのが最優先だけど、前述したように現地の一部の人間が雑魚怪人くらいの強さになって狂暴化してるんだよね・・・メテオは狂暴化した人々を生かさず殺さずのいいスペックだったんだよ」
「ハイ質問!殺しはダメなんだな?」
「ダメ。あくまで彼らは改変の影響を受けてしまった被害者だ。気絶が精々だね。まぁ狂暴化する奴は元々ロクな人間じゃないけど・・・」
「おけ、俺としても人殺しは嫌だからな」
その言葉に満足そうに微笑む神。
「三つ目、エムバスを使えば私が中継できるから」
「ダディャーナザン!?」
「違う!タチバナだ!」
「わかってるわかってる・・・でどういう事?干渉できないんじゃないの?」
「エムバスを中継用基地として使えば干渉可能になる。シャボン玉の中には入れないけど、アドバイスや解析をやれるようになる」
「なるほど・・・・・ホントにメテオが最適だな」
全てにおいて納得した、計画はしっかりと練られている。文句は無い。
「付け加えると、君メテオが仮面ライダーの中で一番好きなんだろ?」
「うん。一番好き、正直ワクワクしてる」
「それは良かった。・・・さて、もしこの一件を解決してくれた暁にはある程度の願いを叶えよう。好きな世界に転生もよし、輪廻の輪に戻るもよし、無に帰るのもよし、天使として雇うのもよしだ」
「うーん、どの選択肢にもあまり魅力を感じないが乗った!この一件俺が解決して見せよう!」
そう言うと花が咲いた様に神は笑った。
「即断即決感謝するよ・・・・・・。じゃあ早速だけど修行だね」
「ゑ?」
修行?なにそれ聞いてない。努力とか事前準備とかヤなんだけど・・・・・。パパっと変身して敵を倒して終わらせればいいよね?
「このままだと変身してもあんまり強くないからね!安心してくれたまえ、最高の先生を付けるよ」
先生?聞き返す前に肩を誰かに優しく叩かれたので振り返る。
「仮面ライダー一号ッ!」
「仮面ライダー二号ッ!!」
「仮面ライダーV3ィヤ!!!」
「仮面ライダースーパー1ッ!」
「以上、再現体の彼らが君の先生だ。本物ではないけど限りなく本人に近いから安心して━━」
俺は全身全霊で逃げ出した。無駄なことは分かっている、ただの人間である俺が仮面ライダーから逃げられることが無いのは理解している。
だが逃げるしかなかった。昭和ライダーの中でもゴリゴリのスパルタ修行ライダーに師事したくなかったから・・・・・。
まぁホントにすぐに捕まって滅茶苦茶修行することになったんだけどね!
あんまり長く続かない……筈。
書き溜めはないです。