【悲報】オグリキャップ死す【追悼】
1:芦毛スキー ID:BQnoUaNAd
本日7月3日の午後2時過ぎ、オグリキャップ(25)が優駿ファーム内の専用放牧地で事故のため右後肢を骨折し、安楽死の措置が取られた。
同馬は岐阜県の笠松競馬でデビュー、通算12戦10勝。中央競馬移籍後は20戦12勝。
G1勝ち鞍は有馬記念(1988、1990) マイルチャンピオンシップ 安田記念
JRA賞年度代表馬(1990年) 顕彰馬選出(1991年)
今日は酒が不味くてかなわん
2:芦毛スキー ID:udNHlsY+6
さようならオグリキャップ
3:芦毛スキー ID:+tQ+TKJdx
この馬の死が逆にこの馬の成した偉業を証明してしまった
4:芦毛スキー ID:lecnT+5g9
ありがとうオグリキャップ
天国で競馬と娘を見守ってね
5:芦毛スキー ID:klj3HzF5M
悲しい最期になってしまいました
6:芦毛スキー ID:8r17gftTo
ありがとうオグリ
うぅ
7:芦毛スキー ID:VWCpGMs4R
骨折からの安楽死
手は尽くしたうえでダメだったということか
8:芦毛スキー ID:yd4u/l4YF
あなたのおかげで競馬と出会うことが出来た。本当にありがとう、オグリキャップ
9:芦毛スキー ID:5+hii4CUL
オグリキャップが亡くなるなんて信じられない
ありがとうお前のおかげで日本競馬は変わった
いや、お前が競馬を賭博から愛される娯楽に変えたんだ
10:芦毛スキー ID:dqkRadSUL
巨星堕つ…合掌
11:芦毛スキー ID:GorJxmUrg
はじめて見た競馬がオグリのラストランでした
永遠に忘れられないスーパーホースよ、どうか安らかに
12:芦毛スキー ID:pZG2xTjSs
史上最強馬はディープインパクトでも史上最高の馬はオグリキャップ
これは絶対に譲らない
13:芦毛スキー ID:ELjPals6L
この馬の存在で初めて競馬に興味を持った
おかげで大分お金が飛んだけど、ありがとう
14:芦毛スキー ID:D8O2/Y+KT
最近デパートに娘のアパオシャとセットでオグリのぬいぐるみが売ってたよ
結構買っていく人が多かった
15:芦毛スキー ID:Je0Di+Rbg
また一家に一つ、娘とセットでオグリ人形が置かれるようになるのかな
16:芦毛スキー ID:UHEJ+Edyf
競馬人気の火付け役
オグリ以前の競馬は男の鉄火場で女はあんまりいなかったけど
多くの女子供のファンを呼び込んで競馬にはスポーツとしての側面があることを教えてくれた
きっとまだ忘れ去られないと思う
17:芦毛スキー ID:g30I6+RC9
ひとつの時代が幕を閉じた
せめてもの救いは最後に生まれた娘がこれからも活躍してくれる事か
18:芦毛スキー ID:I9zqozj3z
むしろもう少し長く生きていたら菊花賞を勝って
子が無敗の三冠馬になれた話を聞けたんだぞ
19:芦毛スキー ID:8mIG3RlUh
神様はサディスト過ぎる
20:芦毛スキー ID:j5UU1eIlL
アパオシャは菊花賞に勝って親父の墓前に菊の花を添えてやってくれ
21:芦毛スキー ID:5rSqegECy
なんでこうオグリ周りは何でもかんでもドラマティックなんだよ
22:芦毛スキー ID:64RhVbUPd
そういう星の下に生まれたスターだからだよ
23:芦毛スキー ID:X9bFmvsSV
地方で名を上げて中央に殴り込み数多くの名レースを勝ち続けて
後年は怪我で調子を落としつつも最後の引退レースで有終の美を飾り
種牡馬としては全く成果を残せなかったと思えば最後の最後で歴史的最高傑作が生まれ
娘の活躍を最後まで見る事無く星になる
24:芦毛スキー ID:LXqlVzH+h
創作でさえ無理な完璧な英雄の人生じゃないか
こんな最高の馬は千年経っても出てこねえよ
25:芦毛スキー ID:YJb0rA65N
ふと思ったんだが今年の菊花賞成立するのか
アパオシャが出るのは既定だけど勝って当然みたいな空気あるし
それで他の馬が勝ったら歴史上初のクラシック三冠牝馬の誕生阻止どころか
親父の墓前に置く菊の花を横取りしたクソ空気読めない馬扱いになるぞ
26:芦毛スキー ID:H/bkp8pFK
うわっそれはきつい
27:芦毛スキー ID:+vzJfbaCH
ただでさ牝馬に負ける不名誉ついてる世代で
しかもダービーの時にやらかしてる馬ばかり
そこまでKYになったら引退後の種牡馬は絶望的だぞ
28:芦毛スキー ID:T1qyt082r
馬主もミホノブルボンの三冠を阻止したライスシャワー扱いは困るよな
29:芦毛スキー ID:xcSOu3gTe
あの時はライスシャワーも人気はそこそこあったからまだ良かった
30:芦毛スキー ID:6HZsK4fis
もっとダメだったのが菊花賞を荒らすだけ荒らしてボロ負けしたキョウエイボーガンだったぞ
ブルボンが負けた原因にされて散々に叩かれまくって引退しても種牡馬どころか乗馬用すら話が無かった
31:芦毛スキー ID:UNv8XJKhb
あれはファンの主婦の人が身銭切って引き取ったから助かったけど
そうでなかったら速攻で肉扱いだったな
32:芦毛スキー ID:DVjFWaLCb
馬が集まらずに競争自体中止はJRAだって避けたいと思うがどうなるか
33:芦毛スキー ID:sQ48bh/T8
競走自体が成立する程度の数は出てくる思う
最悪入着賞金目当てで走らせる馬主は多少は居るはず
34:芦毛スキー ID:vQCMIxjTS
クラシックG1出られるだけ馬主にもチャンスだから
格下連中がこぞって集まる可能性はあるか
35:芦毛スキー ID:yqLqGI2T3
じゃあディープの菊花賞以来のG1単勝倍率1倍の元返しがまた見られるのか
36:芦毛スキー ID:MEX6TpfzK
馬券的には全然美味しくないんだけど
37:芦毛スキー ID:bwZsRBI/G
もう換金せずに記念馬券で取っておいた方がいいわ
38:芦毛スキー ID:i8F3Alo+C
今日はオグリの追悼に飲むか
39:芦毛スキー ID:g6309fslz
明日は日曜で仕事は無いけどたぶん二日酔いで死んでるな
40:芦毛スキー ID:STBHTTLUD
一つの時代が終わっちゃったよ
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オグリキャップ逝去の報が日本中を駆け巡った翌日の夜。
福島県福島市某所の居酒屋の個室で、三人の男が一つのテーブルを囲って酒を飲み交わしていた。
「アロマカフェの初重賞勝利を祝って」
「「乾杯!」」
男達はそれぞれビールのジョッキに口を付けて喉を潤す。
「ふう良い仕事の後の酒は美味い。G3とはいえ、やはり厩舎から重賞馬が出るのは良いもんだな親父」
「まあな。大地も今日は最高二着で惜しかったが経験を積んで励め」
「分かってるって。これからも頑張るよ」
彼等は今日、福島競馬場で仕事をした中島厩舎所縁の男達。調教師の大とその息子、調教助手の遼太に、同じく息子で騎手をしている大地だ。
競馬に関わる仕事をしていると、その家族もまた馬に関わる仕事に就くのは競馬界隈ではよく見かける。
仕事の最中はたとえ親子だろうと上司と部下、騎手と調教師の関係は崩さない。しかしひとたび仕事が片付けば、酒を酌み交わして互いを労う事は許される。
酒を飲み、つまみを食う。明日の英気を養うのも大事な仕事だ。
「今年はうちの厩舎も随分調子が良いよ。アパオシャは無敗でクラシック二冠。アプリコットフィズはG3デイリー杯クイーンCを勝って、今日はアロマカフェがG3のラジオNIKKEI賞を勝った。ここ数年勝てなかったのが嘘みたいだ」
「出来過ぎているぐらいだ。こういう時に気を抜くと碌な事にならん」
息子二人は自分達が生まれる前から、博打と馬に関わって来た父の言葉を笑い飛ばす気にはなれなかった。
「浮かれたりはしないけど、今日ぐらいはゆっくり酒を飲んでもバチは当たらないよ。オグリキャップを悼む盃と思ってさ」
「……オグリキャップか。そうだな、大地。あの馬があんなに呆気なく死ぬとは思わなかった」
大はビールのジョッキを一気に飲み干して、店員を呼んでお代わりの冷酒を頼む。息子の言ったように、時代を築いた英雄の死を惜しむような飲み方だった。
元騎手だった大にとって、オグリキャップは数こそ少ないが同レースに他の馬に乗って走った時は難敵だった。
さらにサクラチヨノオーに騎乗していた年のダービーは、オグリキャップがクラシック規定でレースに出られず、世間やマスコミから『本命不在の横並びのダービー』などと言われて憤慨した。
当時は強くて嫌な馬と思っていても、この年になっていざ死んだと聞かされれば、まるで旧友を失ったような喪失感を抱える。
「そのオグリキャップも、最後にうちの厩舎に最高の置き土産をしてくれたよ」
酒が入ったからか、遼太は上機嫌に口を滑らせる。父と弟は何の事か言われずとも分かった。
娘のアパオシャの活躍ぶりは日本中が注目している。
レースに勝てば、その分の賞金が厩舎にも幾らか入ってくる。勝てば勝つほど儲かるし、名声もくっ付いてくるから笑いが止まらない。
「そのことだが今日のレースが終わってから、JRAから少し話があった。いや、話というより要請に近かった。アパオシャは菊花賞には必ず出てほしいとな」
「JRAがわざわざ?無敗のクラシック三冠がかかってるんだから、言われるまでもないだろ。南丸オーナーがアパオシャの菊花賞出走を宣言しているのはJRAも知っている」
そこで大は一旦、息子の言を制して酒のお代わりと追加のつまみを持って来た店員が立ち去るのを確認してから、話を再開する。
「釘を刺したのは調教師の俺にだ。あちらさんは注目が集まっている内に、また競馬を盛り上げたいのさ。それにはスター不在の菊花賞じゃ困るんだよ」
「ああ、それがアパオシャか。アイドルホース『オグリキャップ』の最後の娘で、牝馬ながら牡馬ばかりのクラシック三冠を無敗で勝ち続ける稀代の名馬。おまけに昨日親父を亡くして傷心の身。それでもレースを走り、ついには最後の三冠に挑む。漫画やゲームだってここまで荒唐無稽な展開は無いよ」
大地が合点と同時に、ちょっと皮肉めいた笑みを浮かべる。彼は漫画やアニメを好むのを公言している。そうした創作と比べても、オグリとアパオシャの親子の生い立ちと成果は、フィクションでさえ早々見つからない存在と常々思っていた。
数年前JRAは、低迷し始めていた競馬人気をもう一度盛り上げるためにスターを欲した。そこで目を付けたのが現代日本競馬の質を大幅に上げた、大種牡馬サンデーサイレンスの最高傑作と名高いディープインパクト。
JRAの思惑はかの馬の、圧倒的な強さと打ち立てた偉業によって一定の成功を収めた。メディアも盛んに情報を流して一般にもその名は知られる事となった。
ただし、名前が一般に認知される程度であり、大成功とは言い難かった。強い馬が一頭いるだけでは、かつて日本経済にも大きな影響を与えたオグリキャップのような社会現象には到底届かない。
よって多くの日本人から注目を集める、無敗でクラシック三冠を成し遂げたディープインパクト以上のスターをどうしても欲しがった。そこで目を付けたのが牝馬ながら同じ道を歩むアパオシャだった。
「出来過ぎているがそこにあれば使うだけだ。レースに絶対は無いと向こうも分かっているから、勝敗の是非は口にしなかったがな」
負ければレースに絶対は無いと、菊花賞で負けた二冠馬ミホノブルボンの先例を出す。あるいは記憶に新しいディープインパクトが有馬記念でハーツクライに負けた話を出せば済む。
JRAにとって一番困るのは、アパオシャ陣営が三冠が懸かった菊花賞に出走登録すらしない事。
無敗のクラシック三冠馬を前にして、骨折して菊花賞を断念したトウカイテイオーの二の舞は困る。そういうことだ。
だからこそ調教師の大に、わざわざ菊花賞への出走登録の念を押した。調教中に故障などしてくれるなと、ある種の圧力をかけたのだろう。
「で、JRAは菊花賞のトライアルについては?」
「そっちはこちらの都合に任せるそうだ」
大はこれ以上の事は、ここでは話すつもりは無いと目だけで息子達に伝えた。
厩舎で話すならともかく、こんな誰が聞いているか分からない場所で次のレースの話はしない。
実際はトライアルレースに出る予定はない。どうせ二冠のアパオシャの獲得賞金額に勝てる馬は居ない。出走優先権が無くとも、予定通り菊花賞に出られる。
それでも、他の陣営やマスコミに情報が洩れると面倒だ。厩務員達にも口を滑らさないように通達して、上司の自分が破っていたら示しがつかない。
菊花賞はオーナーが出すと明言しているから、大っぴらに話せるだけだ。
「普通ならレース勘が鈍る事を危惧するけど、アパオシャだからな。トライアルがあっても無くてもある程度自分で調整するから、ぶっつけ本番だろうとそこまで心配は無い」
普段から面倒を見ている大と遼太はアパオシャの事を微塵も疑わない。
今も放牧していても適度に休みつつ自主トレして、コンディション維持を欠かさない確信がある。
二人はアレを馬と思っていない。もはやベテランのプロアスリートと思って接している。
「もしかしたら、今年は牝馬三冠馬が二頭生まれる可能性もあるのか。3歳牡馬はいい所無いなあ」
大地がサクサクの天ぷらを頬張り、弱小世代扱いを受ける3歳の牡馬達に同情する。
今年のクラシック世代はアパオシャを筆頭に、同じ美浦トレセンの国松厩舎所属のアパパネが桜花賞とオークスの牝馬二冠を達成した。
しかもオークスでは、史上初のG1レース同着優勝をサンテミリオンと果たし、歴史に名を遺した。
皐月賞と日本ダービーを無敗で勝った二冠のアパオシャ(Apaošha)、牝馬二冠のアパパネ(Apapane)は共にイニシャルがAPで始まり、そこからAPコンビと呼ばれて、世間を賑わせていた。
このまま行けば三冠牝馬が同年に二頭生まれる可能性もある。世間ではそんな珍記録に備えて、今から祝いの準備をしているような者もいた。
おかげで同じ年の馬は割を食った形だ。
厩舎で預かっているアプリコットフィズも秋華賞に出る予定なのに、やり辛い事この上無い。
桜花賞とオークス、共に入着はして秋華賞もそれなりに期待出来るのに、変なプレッシャーを掛けられるのは堪った物ではない。
その前に来月の札幌で走るG3クイーンステークスで結果を出すのが先だろうが。
「だから無理に菊花賞を走らせず、ヴィクトワールピサはフランスの凱旋門賞を走る方針に切り替えたんだろう。決してアパオシャから逃げたわけじゃない、より困難な道を選んだって言い訳も立つ」
遼太の言に、二人も已む無しと頷く。
身体能力に劣る牝馬のアパオシャに、都合四度も負けたヴィクトワールピサの価値は著しく低い。
断っておくがそのうちダービー以外の、皐月賞を含む三度の重賞は、アパオシャに次いで二着だったから決して弱い馬ではない。
それでも一度付いてしまった痕を消すには、誰の目にも見える大きな手柄が必要だった。
だからヴィクトワールピサの陣営は皐月賞が終わった後、早い段階から凱旋門賞への出走登録をしていた。
世界一のレースと名高い凱旋門賞で、優勝とは言わずとも入賞まで行けば疵は払拭されると信じていた。
幸い凱旋門賞は3歳馬の斤量が軽く設定されていて、若い馬も勝ちやすいレースではある。
アパオシャが日本の競馬界に与えた影響は極めて大きい。良くも悪くもだ。
それと、日本ダービーの時に出走していた牡馬達が発情したのは事故だったと、JRAは公式見解を出している。
唯一、アパオシャが牡馬達を故意に発情させたのに気付いたのは和多だけだったが、彼はそれを黙して語らない。今更世間に公言した所で何も得られる物は無い。
沈黙は金なりという名言に従った。
「そのアパオシャだが、どうも親父の死を聞かされた後は目に見えて落ち込んでいると、預けた牧場から連絡があったぞ」
「会った事も無い父親の死を教えられて悲しむって……下手な人間より感情豊かだね。本当に馬?」
「馬だぞ。野菜の醤油炒めや味噌が好きで、頭が異様に良いのを除けば」
大地は心の中で、絶対にアパオシャの前世は人だったと確信した。
とはいえ今世は馬であることに違いないので、引き続きレースは走ってもらうつもりだった。
それに今まで築き上げた功績を見てしまうと、今更研究所送りして実験動物扱いになるのはあまりにも惜しい。
競走馬に関わる者にとって、強くて速い馬は何物にも勝る宝だ。頭の良さや奇行など、極論言ってしまえば些末な要素でしかない。
人の首を喰い千切るような態度を見せるドリームジャーニーでさえ、レースに出て走れるのだ。
アパオシャ程度の奇行など、笑って済むレベルの話としか思っていない。
そんな変な馬でも、中島厩舎にとっては久しぶりのG1馬。宝なのだから、大や遼太はアパオシャの事が大好きだ。
「時間を見つけて、アパオシャの様子を見に行くか。それにチヨノオー達もまだ生きているから、久しぶりに顔を見たくなった」
ちょうど来週に厩舎の馬が函館で走る。大はレースが終わったら、かつて苦楽を共にした戦友達の様子を見に行く予定を立て始めた。
感想の中に、競走馬のアパオシャが再度ウマ娘化したら、どうなるかという意見がありました。ちょっと興味を持ったので、本編終了後の外伝で書いてみるのも面白そうだと思いました。おそらく日本語→英語→日本語の再翻訳のように、オリジナルと違うウマ娘になると思いますが、読みたいですか?
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面白そうだから読みたい
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興味無いから要らない
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パクパクですわ(お好きにどうぞ)