ストライク・ザ・ブラッド~不死王の物語~   作:ノスフェラトゥ

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episode:7

「……なるほど、それが西欧教会の"神"に仕えた聖人の遺体か」

 

キーストーンの半透明な石の中には、ミイラのように乾涸びた誰かの"腕"が浮かんでいる。

 

「まあ、いい。この島の危機だ。俺も手を出すとしよう」

 

蓮夜は聖人の腕を一瞥し、降り立ってオイスタッハたちと対面した。

 

「……あなた程の吸血鬼が道を阻もうとも、我らの悲願の達成まで後少し。邪魔立てをするのならば排除するまで―――アスタルテ!」

 

命令受諾(アクセプト)執行せよ(エクスキュート)、"薔薇の指先(ロドダクテュロス)"―――」

 

アスタルテが悲しみをたたえた声で答えた。眷属が虹色に輝き出し、魔力が勢いを増す。蓮夜は一度目を閉じ、深呼吸する。

 

「……今はまだ万全じゃないが―――真祖と並んでいた、この俺を舐めるなよ」

 

蓮夜の双眸が蒼から真紅になり、犬歯も吸血鬼のように鋭くなる。

無防備となっている蓮夜に虹色の巨人に一撃が繰り出されるが、巨人の腕が触れた箇所から霧となり、一切のダメージを負っていない。

 

「無駄だ。俺には物理攻撃は効かないぞ!」

 

蓮夜の腕が霧となり、ストレートを放つように前に突き出す。霧は一直線にアスタルテの方に襲い掛かるが、その霧をギリギリで避ける。

避けた先にある壁に直撃し、呑み込まれる。が、霧に触れていた箇所の壁が綺麗に無くなっていた―――いや、()()した。

その事実に驚くオイスタッハだが、やっと謎が解けたという顔をしていた。

 

「……やはりそうですか。その魔力、そしてあらゆる攻撃が通用しない霧の身体。真祖に最も近い吸血鬼であり、真祖から恐れられた者。御身がまさかこのような地にいらっしゃるとは―――"不死王(ノーライフキング)"よ!」

 

「……あぁ、やっぱり知ってたか」

 

「あなたは私たち裏の者たちにとっては有名人ですよ。"不死王(ノーライフキング)"とも謳われている御身は、かの真祖と肩を並べるほどの吸血鬼ですから。まさか噂通りにこの地にいらっしゃるとは……」

 

どうやら蓮夜がこの地にいることは既に噂になっていたようだ。攻魔官の補佐をすれば当たり前。バレない方がおかしい。

そして、久しく聞いていなかった呼び名を聞いて、蓮夜は少し笑みを浮かべた。

 

「俺はただの気紛れでここにいるだけだ―――極力手加減をするからかかって来いよ」

 

そう言って、蓮夜の身体から霧が噴き出し、周囲に展開する。だが、ある気配に気付いた蓮夜は一度目を閉じ、戦闘態勢を解いた。

 

「本来ならここでお前らを倒してもいいが、それは俺の役目ではない」

 

「それはどういう―――」

 

聞き返そうとした矢先。要石によって固定されたアンカーの上に誰かがいることに気付く。蓮夜は笑みを浮かべ、そっちへと振り返る。

 

「そういうことだ、オッサン」

 

そこには銀色の槍を持った雪菜と気怠げな表情で笑っている古城がいた。

 

 

 

          ―○●―

 

 

 

オイスタッハが語るのはこの絃神島の創設時の事。

東洋で言う龍脈が通る海洋上に、人工島を建設しようとしていた。だが、海洋を流れる龍脈の力は人々の予想を遥かに超えていた。

都市の設計者、絃神千羅は東西南北―――四つに分けた人工島で四神見立て、龍脈を制御しようとした。そこで問題が発生する。

そう―――要石の強度だ。

当時の技術では、その力に耐えられる強度の要石が作れなかった。そして絃神千羅は忌々しい邪法に手を染めた。

 

――――供犠建材。

 

人柱。当時作ることが出来なかった強度の要石を作る為に生きた人間を贄として捧げる邪法。龍脈の力は強力え生半可な呪術じゃ耐えられない。

 

「だが、彼が都市を支える贄として選んだのは、我らが聖堂より簒奪した聖人の遺体。魔族どもが跳梁する島の土台として、我らの信仰を踏みにじる所業―――決して許せるものではありません」

 

静かに響く声で宣言し、オイスタッハは戦斧を構えた。その佇まいからは確かな意思を感じる。

 

「ゆえに私は、実力を持って聖遺物を奪還します。立ち去るがいい、第四真祖よ。これは我らと、この都市との聖戦なのです。貴方と云えども邪魔は許さぬ―――」

 

「気持ちは解るぜ。オッサン。絃神千羅って男がやったことは確かに最低だ」

 

それでも古城は要石を守って司教の前に立つ。そして蓮夜は静かに後ろに下がり、古城の行く末を見守ろうとする。

 

「だからって、なにも知らずにこの島に暮らす五十六万人がその復讐の為に殺されて良いのかよ?無関係な人間を巻き込むんじゃねーよ!」

 

「この街が購うべき罪の対価を思えば、その程度の犠牲、一顧だにする価値もなし」

 

古城の言葉にオイスタッハが冷酷に返答する。全く微動だにしない揺るがない信仰心と決断。止まることなどあり得ないと断言している。

 

「もはや言葉は無益のようです。これより我らは聖遺物を奪還する。邪魔立てをするというならば実力を以って排除するまで!」

 

「……俺はあんたに胴体をぶった斬られた借りがあるんだぜ。その決着をつけようか」

 

古城がそう言うと、全身が稲妻が包む。暴走ではなく、自身の意思で制御している。

 

「貴様……その能力は……」

 

「へぇ……ついに覚醒したか」

 

オイスタッハは表情を歪め、蓮夜は楽しそうに笑っている。同時に蓮夜の瞳には懐かしさが見て取れる。

 

「さあ、始めようか、オッサン……ここからは第四真祖(オレ)戦争(ケンカ)だ」

 

古城の隣で銀の槍を構えて、雪菜が悪戯っぽく微笑んだ。

 

「いいえ、先輩。わたしたちの聖戦(ケンカ)、です―――!」

 

 

 

 

 

最初に仕掛けたのは、雪菜だった。

閃光のような速度でアスタルテに向かった。アスタルテもそれの迎撃する。

雪菜はその攻撃を受け流し、雪霞狼に刻印された神格振動波駆動術式を纏い攻撃をするが、眷獣も同じ術式を纏い、相殺する。

 

「おおおおおッ―――!」

 

雪菜とアスタルテが硬直状態になっている時に古城はオイスタッハに殴りかかる。

 

古城の素人当然の動きに、オイスタッハは避け続けるが、古城はブランクはあるがバスケで鍛えられたフットワークで動きながら雷球を作り出し、投げつけている。

 

「ロタリンギアの技術によって造られし聖戦装備"要塞の衣(アルカサバ)"―――この光をもちて我が障害を排除する!」

 

コートを脱ぎ、その下には装甲強化服が黄金の光を放っている。装甲鎧の恩恵により、数倍に跳ね上がった筋力でオイスタッハは古城を攻める。

 

「オッサンがその気なら、こちらも遠慮なく使わせてもらうぜ。"焔光の夜伯(カレイドブラッド)"の血脈を継ぎし者、暁古城が、汝の枷を放つ―――!」

 

古城の右腕が鮮血を噴いて、その鮮血が輝く雷光へと変わる。

 

疾く在れ(きやがれ)、五番目の眷獣、"獅子の黄金(レグルスアウルム)"―――!」

 

雷光の獅子が出現した―――。

 

「……へぇ。最初に目覚めた眷獣はソイツか」

 

蓮夜はその眷獣を見て感嘆の声を上げた。だが、目覚めたばっかで上手く制御できないだろうと思い、蓮夜は魔力を張り巡らせて外壁を分厚い氷で覆う。

オイスタッハはアスタルテを呼び、神格振動波の防御結界で雷撃があちこちに弾かれていく。その時気付いたが、雪霞狼がひび割れていて、今にも壊れそうだった。恐らくアスタルテとの戦闘の所為だろう。

 

「うおおっ!?」

 

「きゃああああっ!」

 

「……こっちまで来たよ」

 

古城と雪菜は必死に避け、蓮夜は直撃しまくっているが、先ほどと同じように霧となり、後ろに攻撃が流れていく。蓮夜は目覚めたばっかの古城が本当に眷獣を上手く制御出来ていないのが分かり、少し手伝う事にした。

 

「蓮夜……!?」

 

古城は突然、自分の隣に降り立った蓮夜に驚いて声を上げてしまう。蓮夜は特に気にしていないようだ。

 

「古城、姫柊。俺は眷獣持ちの人工生命体(ホムンクルス)の方をやるからオイスタッハは頼んだ」

 

「ああ、分かった!」

 

「はい!縫月先輩も気を付けて!」

 

二人の声援をもらってから、蓮夜はアスタルテに向かって走る。

 

「全てを斬る為に―――顕現せよ"龍殺しの魔剣(グラム)"」

 

蓮夜は漆黒の大剣を出現させ、"龍殺しの魔剣(グラム)"に魔力を食わせた。

"龍殺しの魔剣(グラム)"は魔力を食わせると、その量に応じて強力な魔術や術式などを切り裂く事が出来る。

 

「切り裂け―――ッ!」

 

蓮夜は"薔薇の指先(ロドダクテュロス)"の攻撃を避けて、側まで来ると一閃させ、神格振動波の術式ごと眷獣を切り裂いた。

すると、眷獣を虚空へと消え去り藍色の長い髪の少女が落ちてきたから蓮夜は優しく受け止めた。

 

「アスタルテ……ッ!」

 

アスタルテが破れた事により、オイスタッハは動揺してしまった。その一瞬の隙を突いて、雪菜は懐に潜り込んだ。

 

(ゆらぎ)よ―――!」

 

雪菜の掌打により、ぐほ、という苦悶の呻きと共に体制を崩す。さらに、

 

「―――終わりだ、オッサン!」

 

追い討ちで古城の拳がオイスタッハの顔面に突き刺さり、ついに力尽きて倒れる。

 

 

 

 

 

キーストーンゲート最下層には、恐ろしいくらいの静寂が訪れていた。

まるで先ほどまでの戦いがなかったかのように静寂だった。

ゲート最下層は蓮夜のおかげで無事だ。戦闘が終わったと同時に壁に展開されていた氷が砕け散る。

蓮夜はアスタルテを見る。彼女は吸血鬼ではないから寿命を削り、眷獣を使役していた。このままだと彼女は一ヶ月と保たない。

 

「……ここで見捨てるのも後味が悪いな」

 

蓮夜はアスタルテを抱き、吸血衝動を起こす。蓮夜みたいなかなりの年月を過ごした吸血鬼は、別に性的興奮でなくとも自分の意思で出来るようになる。とある"旧き世代"は戦闘狂であるため、戦闘になると血が高ぶるものもいる。

アスタルテの剥き出しの首筋に牙を突き立てた。そして彼女の体液を吸い上げ、唇を離した。

 

「縫月先輩……いったい、なにをやっているんですか?」

 

一通り見ていた雪菜が冷たい口調で蓮夜に聞く。一際低い声色に疑問を持ったが、取り敢えず教える事にする。

 

「あー……簡単に言えば、この子の眷獣をオレの支配下に置いて、眷獣が俺の生命力を喰えばこの子の寿命も延びるだろうと思ってな。初めてやったが、上手くいったようだ」

 

「つまり彼女を救うために、血を吸った、ということですか」

 

雪菜の言葉には冷たい軽蔑がこもっている。なぜ雪菜がそのようになっているのか判らず古城を見るが、古城は蓮夜を哀れむように見ている。同情の眼差し?

 

「そうですか。気絶している年下の少女に興奮したというわけですね。そうですか……先輩はロリコンなんですね」

 

「はっ?―――いや、待て!それは違うぞ!?俺は自由に吸血衝動になることが可能だから別に興奮してない!古城と違って俺は吸血鬼の力をコントロールしてるんだからな!」

 

その後、約一時間で何とか説得を成功させることが出来た。

蓮夜の実年齢を考えると、実際殆どの奴らが年下だが。ということは決して言わない。

 

 

 

          ―○●―

 

 

 

「熱い……焼ける。焦げる。灰になる……つか、追々試ってなんだ。あのチビッ子担任、絶対俺のことをいたぶって遊んでやがるだろ」

 

「確かに遊んでいるのも入っていると思うが、俺的にはお前と姫柊が関わるなと言ったのにそれを無視して行動したからじゃないか?」

 

実際、蓮夜に古城の監視のような命令をしたのは那月だ。蓮夜の助言があっても、古城が勝手に行動するのは判っていた筈。恐らく腹いせなんだろう、と蓮夜は予測した。古城には決して言わないが。

今、蓮夜と古城は学生食堂の陽当たりがいいテラス席に座っている。古城は机に突っ伏し、蓮夜は席に座って那月の言われた通り古城がしっかりやっているか監視している。

古城は蓮夜の言い分にうっ、とうめき声を出し、机に置かれている問題集を見た。

 

「それに浅葱が教えてくれるんだからしっかりやれ。あいつは成績は優秀なんだから」

 

「浅葱は成績はいいが天才肌なのかどうか知らないが、教え方がな……。つーか姫柊の方が教え方は上手かったな」

 

「お前中等部の女子の教わるとか……高等部の威厳をどうしてくれる」

 

蓮夜は古城に冷ややかな視線を送る。

「ならお前が教えてくれよ」と古城に言われるが、既に那月に「暁に教えるなよ」と釘を刺されており、教える事は出来ない。

 

「はぁ……教わってもいいが追々試合格してくれよ」

 

そう言って蓮夜は那月と同じ仕草で優雅に紅茶を飲む。そもそも那月に紅茶の飲み方を教えたのは他でもない蓮夜自身だ。蓮夜はストレートで、那月はブランデーを入れるかの違いだ。かつて那月が蓮夜の飲み方が格好良いというので教えた、という過去を持つ。

 

「試験勉強ですか、暁先輩……?そこの公式間違っていますよ」

 

古城がその声に反応して顔を上げると、そこには雪菜が中等部の制服を着て立っていた。ついでにギターケースを背負っていた。どうやら先日の戦闘で折れ欠けた雪霞狼(せっかろう)が帰ってきたのだろう。

 

「姫柊、ギターケースを背負っているということは雪霞狼が修理されたのか?」

 

「その通りです。昨日、戻ってきました。てっきり、暁先輩からの護衛から外れると思っていたのですけど……」

 

雪菜の言葉を聞いて蓮夜は全てのピースが当て嵌まった。

 

「くくく、なるほどなるほど……そういうことか、獅子王機関」

 

古城の監視役に雪菜が選ばれた理由が、古城の監視だけではない。最も重要なのが雪菜を古城の側に置き、第四真祖を制御することだ。おそらく雪菜は古城の伴侶か贄となる為に送られた可能性が大。

そして当然、古城の真の監視役は別にいる。それが誰なのか分からないが、案外近くに居そうだ。

 

「どうしたんですか、縫月先輩?」

 

「ん?いや、気にするな。考え事だ」

 

そう言ってこっちを見てくる雪菜に返した。蓮夜は偶然、植え込みの方に目を向けると―――面白い人物が居た。

蓮夜はこの場が混沌と化すのを承知で雪菜にあることを訊く。

 

「そういや、姫柊。検査キットを使って体の方の異常はどうだった?」

 

「はい、検査キットで調べましたけど、陰性でした。月齢を計算して、比較的安全な日だって分かっていましたし」

 

蓮夜の問いに恥かしそうに言う。そんな雪菜を見て古城は安堵の息を吐く。

 

「そうか……悪いな。姫柊にも痛い思いをさせて」

 

「だ、大丈夫です。あの時は、私の方からしてほしいと誘ったわけですし……少し血が出ただけで、先輩に吸われた痕も、もう消えかけているし」

 

古城と姫柊が会話しているとき、蓮夜は笑っている。その表情はあくどい顔であり、なにか企んでいる表情だ。唐突に蓮夜は声を上げた。

 

「久しぶりだな、凪沙」

 

「え……」

 

蓮夜が挨拶したところからゾンビのように立ち上がり、こっちに歩いてくる。雪菜と同じ中等部の制服に長い黒髪を結い上げた、活発そうな雰囲気の少女。

―――暁 凪沙。

古城の妹である彼女がそこにいた。

 

「久しぶり、蓮夜くん。久しぶりに色々話したいけど……その前に―――」

 

そう言って古城の方を見る。

 

「……古城くんが、雪菜ちゃんのなにを吸ったって?」

 

低く怒りを圧し殺したような声で、凪沙がたずねる。

 

「さっき購買部で浅葱ちゃんに会って、古城君が試験勉強して、その付き添いに蓮夜くんがいるっていうから、励ましてあげようと思ってきたんだけど。そしたら二人が、聞き捨てならない話をしてるみたいだったし。その話、もう少し詳しく聞かせて欲しいなあ、なんて」

 

暁凪沙が、攻撃的な笑顔を兄である古城に向けている。唇の端が痙攣している。どうやら彼女は怒りが頂点に達しているようだ。

 

「ま、待て、凪沙。おまえは多分なにか誤解をしていると思う。なあ、姫柊」

 

古城が必死に妹を制止しようとする。その隣で雪菜も首を縦に振る。

 

「ふーん、誤解? どこが誤解なのかな? 古城君が雪菜ちゃんの初めてを奪って痛い思いをさせておまけに体調を気遣っちゃったりしてるはなしのどこにどう誤解する要因が……?」

 

「だから、そのおまえの想像がもうなにもかも全部誤解なんだが……」

 

古城が途方に暮れたような表情をしていたが、蓮夜がさらなる追撃を出す。

 

「事実だろ。古城は姫柊の初めて(の吸血行動)を後先考えないで奪ったんだろ?それで安全か調べたんだからな」

 

「ちょ、蓮夜!?」

 

「……そう、やっぱり!」

 

蓮夜の言っている事は事実だが一部抜けていて誤解を招く羽目になっている。そんな蓮夜を二人は睨むが蓮夜は笑みを浮かべている。まるで那月が古城を苛めているときと同じ表情だ。

 

「そ、それよりも、浅葱に会ったんだろ。あいつは、どこに行ったんだ?」

 

古城は慌てて話題を変えるが、今回はそれの悪手だった。

 

「浅葱ちゃんなら、さっきからずっとあたしと一緒に古城くんの話を聞いていたけど?」

 

「え?」

 

凪沙居た植え込みから浅葱が出てきた。ただ、雰囲気が復讐の女神を思わせるような冷たい怒りの炎が灯っていた。蓮夜はその場から気配を消しつつ離れていく。

さっき居た場所は、読み通り混沌と化していた。

 

「本当に……面白いな」

 

そう言ってカップを口元に運び、中の紅茶を飲み干す。

ああ、やっぱりこういう生活も悪くは無い。




これにて第一章・聖者の右腕終了です。
次は第二章・戦王の使者です。
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